12月の年末の市場に出荷する予定だった、

体中イボ(乳頭腫)で覆われた、

‰さんの去勢♂和牛。

11月から

約1ヶ月間

内科的治療と

外科的治療を

併せて行っていたが

イボの規模が予想外に大きく

除去治療に日数がかかり

12月の市場に出荷することは

時間切れで叶わなかった。

IMG_1629その後

‰さんは

腰を据えて

この牛の手当を続けていた。

大きなイボの外科的な除去は

ほぼ年内に終えた。

しかし

除去した後の出血は

直ぐには止まらず

除去後の傷や瘢痕は

直ぐには消えず

そこからの細菌感染などにも

気を配らねばならなかった。

もともと

丁寧で几帳面な‰さんは

この牛の手当を怠ることなく

年が明けてからも

細かい部分の外科的処置や

ヨクイニンを毎日飲ませる内科的処置を

欠かすことなく続けていたようだ。

それでも

年明け早々の市場には

まだ出荷できるほどの

外見にはならなかったらしく

1月の末になっても

たまたま診療所にやってきては

ヨクイニンとメナドンの追加購入をしていた。

そして

3月に入ったある日

別件で‰さん宅を訪れた私は

その牛のことを聞いてみた。

「・・・ところで、あのイボの牛、どうしたの?」

「あぁ、あれな・・・売ったぞ・・・」

「・・・売れたんだ、それは良かったね・・・値段はどう?」

「そこそこ良かったぞ・・・」

「・・・そうなんだ。」

「暮れの相場よりも上がってたみたいだし、返って良かったかもな・・・」

‰さんの顔は、まんざらでもなさそうだった。

「・・・それはそれは、イボとった後、一生懸命やった甲斐があった?」

「まぁな・・・」

噂では

もともと血統の良いこの牛は

その日の平均価格以上の高値で売れたそうだ。


(この記事終わり)


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