乳牛の仔牛の角(つの)を取り除く、

いわゆる除角作業は、

獣医師にとって

あまり気持ちの良い仕事ではない。

IMG_1903飼主の酪農家にとっても

可愛がって育てて来た仔牛に

痛く辛い思いをさせるので

しばらくは飼主を警戒して

寄り付かなくなることもあるというから

きっと嫌な仕事であるに違いない。

IMG_1904我が町の一部の酪農家は

有志で除角チームを作って

年に何回か各家を巡回して

の仔牛の除角を

一気にやってしまうというシステムを作っている。

一件ごとでは負担の大きい嫌な仕事も

チームで済ませれば効率が良というわけだ。

そんな折

新聞にこんな記事が出ていた。

IMG_1930ジェネティクス北海道が

無角牛の精液の販売を開始した

という。

2頭の種牛の写真が載っていて

「エクセルシア GH カイザー ET」

の仔牛は必ず無角になり

「ディベロップ ミスターP ET」

の仔牛は50%の確率で無角になる

という。

牛の遺伝子の改良もここまで来たか

という感じである。

これは

酪農家にとって朗報だろうと思う。

獣医師にとっても

気持ちのよくない仕事が減るというのは

悪いことではないと思う。

牛の立場から考えても

痛い思いをする事がなくなるので

有り難いのかもしれない

だが

牛という生物の自己防衛の武器である

角が生えてこないのは

牛という動物種にとって

侘しく悲しいことかもしれない。

欧州の動物福祉の観点から考えれば

こういう精液の登場は

好ましいことなのだと思う。

しかし

南アジアのヒンズー教の観点から考えたら

こういう精液の登場は

神に手を加える行為として

好ましく思われないかもしれない。

日本に住む

私個人としては

「種なしスイカ」と同じように

「角なし牛」が出回るのかな

という感じである。


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