先日の夜当番は、

夕方は何も往診依頼がなかったので、

平穏無事だと思っていた。

ところが夜9時頃に難産が入った。

初産のホルスタインで

母牛自体が発育不良で産道が狭く

普通の大きさの胎児にもかかわらず

経膣分娩ができずに

結局帝王切開へ。

夜10時半過ぎに

同僚の2年目のT獣医師と新人のS獣医師を呼んで

なんとか無事に♂のF1胎児を摘出。

片付けが全て終わったのが

午前1時だった。

帰宅して布団に入ったのは午前2時。

ところが30分もしないうちに

枕元の電話が鳴った。

酪農家の〓さんからだった

「・・・親牛が具合が悪くて変なんだけど・・・」

こんな夜中に

お産でもなく・・・

仔牛のぐったりでもなく・・・

親牛の異変とは・・・

(よく見つけたな・・・)

と内心驚きつつ

IMG_1981〓牧場へ着いて診てみると

牛の顔は写真のように

眼球の陥没が著しく

立ち上がるのがやっと。

右の肋骨付近のPingTestをすると

広範囲の金属音が聴こえた。

「あーこれは四ペン。それも右(RDA)だから、捻れてるかな・・・」

「・・・手術かい。」

「それしかないけど、今すぐは無理だから、朝の7時過ぎに持って来てくれる?・・・」

「・・・わかった、朝一で農協に電話して車の手配するわ。」

IMG_1982高張食塩などの輸液をしながら

朝の手術の予定を立てて

帰宅して布団に入ったのが午前4時前。

ところが30分もしないうちに

また枕元の電話が鳴った。

酪農家の◎さんからだった

「・・・お産なんですけどなかなか出なくて。」

再び診療着に着替えて

◎さんの難産介助へ向かい

助産を終えたら

「・・・すみません、もう1頭、体が冷たくてふらついているのがいるんですけど。」

という追加の乳熱の診療を終えて

事務所に戻ったのは午前7時を過ぎていた。

そこに〓さんから連絡が来た。

今日は乳牛市場があって車の手配ができず

牛を運ぶのは9時頃になるという。

とりあえず

早朝のRDAの手術は

勤務時間内にずれ込み

獣医師スタッフの数を揃えて

IMG_1986手術をすることなった。

結局私は

夜間ほとんど

寝ることができなかったが

この日勤務する他の獣医師の配慮で

IMG_1985昼間を休日にしてもらい

RDAの手術は

別の獣医師に任せて

帰宅することができた。

還暦を過ぎてからの

徹夜の仕事はちょっとキツイので

この配慮はとてもありがたかった。


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