「このCIDR(シダー)、使ってもらえますか?」

繁殖検診に行った麕匸譴離繊璽佞痢君が持ってきたのは、

数年前に麕匸譴亮卍垢、

カナダで買ってきたというシダーだった。

シダーすなわち膣内留置型黄体ホルモン製剤である。

そんなシダーを使うことに

全く問題はないので

IMG_2209了解してパッケージを見ると

包装の袋には「Pfizer(ファイザー)」のロゴが。

世界最大王手製薬会社のファイザーの

動物部門であるファイザーアニマルヘルス製だった。

繁殖検診を始めて

シダープログラムをしようと

パッケージを開けて

アプリケータ(挿入器)に装着しようとした時

いつもと違う感覚がした。

このフアイザー製の欧米仕様のシダーの

羽の部分が薄っぺらくて折りやすかった。

IMG_2213その羽の部分をよく見ると

羽の先端部だけが太くなっていて

手でその羽を折り曲げる時に滑らないように

ストッパーの役割をするようになっていた。

「これ、ちよっと形が違ってるね。折りやすいようになってる。」

「そうなんですか。」

「俺たちがいつも使ってるやつは、こんな形になってないよ。」

「そうなんですか。」

ちよっと興味が湧いてきたので

繁殖検診が終わった後に

自分がいつも使っている日本仕様のシダーを出して

欧米仕様のシダーと比べて見た。

我々がいつも使っている日本仕様のシダーは

IMG_2212Pfizer(ファイザー)のロゴではなく

zoetis(ゾエティス)のロゴがついていた。

ゾエティスはファイザーから動物薬部門で独立した会社のはずだが

薬屋さんというのは数年経つと

名前も組織もくっ付いたり離れたり

しょっちゅう変化し続けるので

いちいち覚えていられない。

ともあれ

欧米仕様のシダーと

日本仕様のシダーに

形の上での違いのあることに気づいたのだ。

IMG_2211その形をよく比較すると

日本仕様の方がシンプルで原始的だ。

欧米仕様は日本仕様に改良を加えて

変化させたと見るのが自然で

IMG_2210形に色々手を加えてあるのだ。

おそらく使っている欧米人の意見や要望を聞き

それを参考にして形状を変えているに違いない。

日本仕様の方は

使っている我々日本人が

シダーの形に対してあまり文句を言わないので

その形状がシンプルな昔のままで済んでいるのだろう。

今私は

実際に欧米仕様と日本仕様を使い比べてみて

思ったのは

欧米仕様の方が確かに手にフイット感が高いが

日本仕様に慣れているせいもあり

この両者の形状の違いが

私の仕事の効率には全く影響は出ないだろう

ということであった。

おそらく

私以外の日本の獣医師たちも

きっと同じような感想を持つに違いない

と思った。

結論として

言えることは

「我々日本の獣医師は

手先が器用でかつ控えめなので

シダーの形くらいではいちいち文句を言わず

どんな形のものでも難なく使いこなせてしまう」

のであろう。

それに対して

「欧米の獣医師は

不器用でかつ自己主張が強いので

シダーの形にもいちいち注文をつけて

自分の使いやすいように形を変えさせないと仕事ができない」

のであろう。

という結論に

しておこう(笑)


人気ブログランキング

IMG_1061












YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信

ぜひご覧ください。

「ポコペンチャンネル」チャンネル登録

していただけると嬉しいです!

詳しくはFMウイングのHPへ。


IMG_2775
左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→
クリックして

見ることが出来ます。