米国で売られている「米国仕様」のシダーが、

我が国で売られいている「日本仕様」のシダーよりも、

IMG_2209スタイリッシュで使い勝手が良いことに気づき、

悔し紛れに、

米国人の手先の不器用さがそうさせたのだ、

などと結論をした前回の記事(笑)。

IMG_2210それを読んでくれた

同窓生でZoetisの社員のI先生より

メッセージが送られて来た。

とても丁寧に

IMG_2212誠実な文章で書かれているので

勝手に変えてしまうのも申し訳なく

また自分の理解力以上の

大切な内容が書かれているようでもあり

IMG_2211いただいたメッセージを

できるだけそのまま

書いておくことにしたい。

ご本人からの了解も得ているので

以下どうぞお読みください。

安田さん、

大変ご無沙汰しております。後輩のIです。お元気ですか?

CIDRの件、拝読いたしました。米国で購入されたものはCIDR ではあるのですが、プロジェステロンが1.38g含有のものです。日本で流通しているものは1.9gです。米国等では7日間挿入を前提としておりますため、プロジェステロン量の少ない1.38gのものが承認されております。
日本では15日間挿入までの用法が承認されておりますため、1.9gのもののみを流通させております。

ご質問の挿入期間の違いですが、1つは、おっしゃられるようなエストロジェンなども含めての特に搾乳牛に使うホルモン剤類に対する安全認識の差と、もう1つは、現実的には承認時期の違いが背景にございます。

米国では安息香酸エストラジオールが乳牛に使用出来なくなって久しいですが、その後、エストラジオール製剤で唯一、米国で搾乳牛への使用が承認されていたエストラジオールシピオネートも承認を取り下げるように米国政府から依頼されたということが西暦2000年初頭にありました。EU からの影響です。

一方、日本で今のCIDR(1.9g)が承認されたのが1995年でした。イージーブリードの名称です。この時に搾乳牛も肉牛も一緒に承認を得ております。その頃はCIDR単独挿入(他のPGやE2などを用いない)にて7日間、12日間、15日間など、主に卵巣静止など、治療目的での様々な挿入期間での効果確認がなされていました。一方、米国において搾乳牛に承認を取得したのは2003年になります。

この背景には、有名なオブシンクが論文として発表されたのが1995年で、以後、盛んに繁殖プログラムが議論されていました。そして、CIDR 自体の使い方も繁殖プログラムとして、他の薬剤と併用する使い方がメジャーでございました。

このようなことから、米国では少し時間を待って、オブシンクの最初のGnRH投与とPG投与の間の7日間挿入をターゲットに、CIDR 本体における残留(一回使用した後の余剰のプロジェステロンの量)をもっと少なく出来ないか、ということで、より少量のプロジェステロンを含有させた新しいCIDR として1.38gのプロジエステロンのものを作り、承認を取ったということでございますが、日本とは効能効果が若干異なり、繁殖プログラムとしての使用方法での承認になります。

日本では単独挿入でのご使用も当然ございますので、そのまま1.9gを継続しております。

長くなり申し訳ございません。

という

大変丁寧なお答えを頂いた。

I先生

どうもありがとうございました!(^^)。

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