この1年と8ヶ月の間に、
ポニーの高脂血症に3頭遭遇した。
症例1
症例2
症例3
そのどれもが、
治療に反応がなく、
発症後1週間以内に死亡した。
共通した初期症状の稟告に、
「口がよく動かない」
「水を飲みたがるがうまく飲めない」
という特徴的な症状の訴えがあった。
この3症例の採血をした時
その肉眼的な所見は
全ての血清で
著しい乳黄色の混濁
が見られた。
3症例の血液検査の値で
特徴的だった所見は
中性脂肪(TG)
3104 mg/dl (症例1)
2293 mg/dl (症例2)
2254 mg/dl (症例3)
AST(GOT)
13711 U/L (症例1)
10078 U/L (症例2)
8859 U/L (症例3)
遊離脂肪酸(FFA)
1.32 mEq/L (症例1)
2.37 mEq/L (症例2)
2.45 mEq/L (症例3)
という
揃いもそろって
脂質代謝関係の
著しい異常値が見られた。
これだけの
特徴的な所見があるので
診断は容易である。
ところが
強肝剤
リンゲルや糖質の輸液
抗生剤の投与
副腎皮質ホルモンの投与
という
治療にほとんど反応がなく
全ての症例が1週間以内に死亡してしまい
治療が困難である。
診断のし甲斐はある症例だが
治療のし甲斐のない症例となっている。
3戦全敗であり
治療にほとんど良い所なく
完封負けである。
完膚なきままに打ちのめされている。
ポニーの高脂血症での
治癒例はないのだろうか?
良い治療法はないものだろうか?
的確に予防する方法はないものだろうか?
このブログをお読みたいいた獣医師の方で
心当たりのある方は
ぜひ教えていただきたい。
(この記事おわり)
YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
ポニーの高脂血症に3頭遭遇した。
症例1
症例2
症例3
そのどれもが、
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「口がよく動かない」
「水を飲みたがるがうまく飲めない」
という特徴的な症状の訴えがあった。
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その肉眼的な所見は
全ての血清で
著しい乳黄色の混濁
が見られた。
3症例の血液検査の値で
特徴的だった所見は
中性脂肪(TG)
3104 mg/dl (症例1)
2293 mg/dl (症例2)
2254 mg/dl (症例3)
AST(GOT)
13711 U/L (症例1)
10078 U/L (症例2)
8859 U/L (症例3)
遊離脂肪酸(FFA)
1.32 mEq/L (症例1)
2.37 mEq/L (症例2)
2.45 mEq/L (症例3)
という
揃いもそろって
脂質代謝関係の
著しい異常値が見られた。
これだけの
特徴的な所見があるので
診断は容易である。
ところが
強肝剤
リンゲルや糖質の輸液
抗生剤の投与
副腎皮質ホルモンの投与
という
治療にほとんど反応がなく
全ての症例が1週間以内に死亡してしまい
治療が困難である。
診断のし甲斐はある症例だが
治療のし甲斐のない症例となっている。
3戦全敗であり
治療にほとんど良い所なく
完封負けである。
完膚なきままに打ちのめされている。
ポニーの高脂血症での
治癒例はないのだろうか?
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