「安田さん、伝言があります・・・」

▲畜産の診療から帰って着た同僚のT獣医師が言った。

「授精師のKさんからで、安田さんに食べてほしい焼きそばがあるそうです(笑)・・・」

「・・・え、焼きそば?・・・あー、ペヤングかな?」

「あんかけの焼きそば弁当が出たので、食べてくださいって・・・」

「・・・やき弁、の方ね(笑)」

その数日後

私が▲畜産の往診に行った時

ちょうどK授精師が仕事をしていた。

「安田さん、食べましたか!・・・」

「・・・あー、Tさんから聞いたけど、あんかけのやき弁ね、まだだけど。」

「すごい人気らしいですよ、早く食べないと無くなっちゃいますよ!・・・」

「・・・えーっ、そうなの?」

「北海道限定で、ドラッグストアでもお買い上げを1人3個に制限してるとか・・・」

「・・・えーっ、そうなの?」

「めちゃ美味しいですよ!、具もたっぷり入ってるし・・・」

「・・・それは食べて、また食レポを書かないと(笑)」

そこまで勧められたらもう買うしかない。

その日の往診の帰りに

スーパーフクハラに寄ってみた。

IMG_2774すると

噂の、やきそば弁当「旨コクあんかけ風」

普通の即席麺コーナーに

ごく普通に沢山並んで売られていた。

どれだけ人気があって

どけほど品薄になっているか

興味があったので

この現状にはいささか拍子抜けしたが

せっかくなので同僚のT獣医師たちの分までまとめて買うことにした。

さて

約1年ぶりの

インスタントやきそばの食レポである。

その経緯は

このシリーズで書いている通りである。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

(16)香り高き「黒ゴマMAX」バージョン

(17)「インスタント焼きそば戦国時代」に突入!!!

(18)これは前衛芸術だ!「アップルパイ味」!(◎_◎;)

(19)初心に帰った味勝負「BlaKSpicY SeaFood(ブラックスパイシーシーフード)」!


今回は久々のシリーズ(20)となった。

最近はコロナウイルスのせいなのか

ぺヤング側の北海道攻勢が鳴りを潜めて

約1年間ペヤングの新作を食べていなかった。

今回はペヤングではなく

受けて立つマルちゃん側の新製品のレポということになった。

IMG_2775事務所に帰って

さっそく封を切ろうとしたが

作り方がいつもと違っていて

一度お湯を切った後

IMG_2776また再びお湯を

パッケージの中段の線まで入れて

あんかけの素を入れて

さらに30秒以上

IMG_2777ぐるぐるとかき混ぜて

あんかけのトロミを出して

ようやく完成するという

かつてない画期的な作り方だった。

IMG_2778ペヤングと比べてやや保守的で

新製品へのパッションが弱いとみえたマルちゃんだが

この製品に賭ける意気込みは

未だかつてない程のものである。

IMG_2779その証拠に

お湯を足すライン入りの

新しいパッケージをあえて作っている。

そして、定番の

IMG_2781「北海道限定」の文字。

北海道でまず売れ行きをリサーチして

それから全国販売してゆこうという

強い意気込みを感じる。

さっそくかやくを入れて

お湯を切り

再び中間ラインまでお湯を入れて

次にあんかけの素を投入し

30秒以上箸でぐるぐるとかき混ぜると

なるほど麺にとろみが出てきた。

IMG_2783ツヤツヤトロトロの麺を

ひと口すすってみる

「・・・うーん・・・」

滑らかな口当たりである

「・・・なるほど・・・」

IMG_2784あんかけの味は

中華風の塩味で

創味シャンタン風だった。

今ちまたで人気抜群の

創味シャンタンの味を

やきそばに取り入れようという魂胆のようである。

「・・・うん、これはうまい!・・・」

IMG_2785これはさすがに

マルちゃんとしてはよく練りに練った作品だと思った。

想像を絶するような

超絶な新製品を世に送り出す

前衛芸術的なペヤングに比べて

マルちゃんは相変わらず

独創性が低く

あっと言わせるところもなく

「あんかけ」とか「創味シャンタン」など

消費者の趣向におもねった大人し目の戦略であり

その戦略の裏舞台が見え見えの感があり

いかにもマルちゃんの新製品開発だよな

と思わせるのだが

そんな感想を差し引いても

それ以上に「旨い」

という

立派な味と食感を持った

見事な新製品

マルちゃん・やきそば弁当「旨コクあんかけ風」

だった。

CG-StMbUAAA41Quいち北海道民として

私は

このやきそばを

「応援したい」

と思った。


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