蛇足ながら、

このシリーズ記事の最後に、

約40年近く夜間当番をしてきたNOSAIの臨床獣医師として、

感じたことを書いておく。

忙しい夜と、

ヒマな夜と、

どこがどう違うのか?

について

感じたことを書いておきたい。

緊急の往診が多い夜というのは

天気の変わり目が多い

ということである。

よく雨が降りそうな時

往診が多くなると言われているが

それはその通りのような気がする。

雨が降る時というのは

前線が通過する時であり

天気が不安定で

天気の変わり目

なのである。

これはよく言われていることだ。

ただし

長年夜間当番をやっていて

前線が通過しなくても

雨が降る前ではなくても

やたらと忙しい夜

というのがある。

それはどのような時かというと

季節が大きく変化する時

である

晴れたり雨か降ったりする

小さな気候の変化ばかりではなく

冬から春へ

春から夏へ

夏から秋へ

秋から冬へ

といった大きな季節の変化

気候の変化

気団の入れ替わり

と言ったほうが良いかもしれないが

そんな大きな気候の変化が

地球上では常に起こっている。

そういう端境期を迎える時の夜の当番

IMG_5558というのは

ほぼ間違いなく

お産がらみの仕事や

子牛が怪我をしたり

馬が腹を痛めたり

普段はあまり起こらない

緊急を要する仕事が

夕方からひっきりなしに舞い込み

食事をする暇もなく

気がついたら深夜になっていた

ということが多い。

そしてその翌日は

気候が大きく変わっているのだ。

春から夏の気候へ

夏から秋の気候へ

秋から冬の気候へ

冬から春の気候へ

大きな気団が入れ替わっているのだ。

このことについて

私は科学的な

客観的なデーターを持っているわけではない。

しかし

IMG_555740年近く

夜間当番の仕事をしていて

どうやらこれは間違いなかろう

と経験的に

言えるのである。

だからなんだと言われても

それ以上何もいうことは無いが

緊急の往診の多い夜というのは

どうやら

そういうものらしいことを

私は経験的に感じているのである。


(このシリーズ記事終わり)


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