北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

牛の診療

シダーの「米国仕様」と「日本仕様」・追記

米国で売られている「米国仕様」のシダーが、

我が国で売られいている「日本仕様」のシダーよりも、

IMG_2209スタイリッシュで使い勝手が良いことに気づき、

悔し紛れに、

米国人の手先の不器用さがそうさせたのだ、

などと結論をした前回の記事(笑)。

IMG_2210それを読んでくれた

同窓生でZoetisの社員のI先生より

メッセージが送られて来た。

とても丁寧に

IMG_2212誠実な文章で書かれているので

勝手に変えてしまうのも申し訳なく

また自分の理解力以上の

大切な内容が書かれているようでもあり

IMG_2211いただいたメッセージを

できるだけそのまま

書いておくことにしたい。

ご本人からの了解も得ているので

以下どうぞお読みください。

安田さん、

大変ご無沙汰しております。後輩のIです。お元気ですか?

CIDRの件、拝読いたしました。米国で購入されたものはCIDR ではあるのですが、プロジェステロンが1.38g含有のものです。日本で流通しているものは1.9gです。米国等では7日間挿入を前提としておりますため、プロジェステロン量の少ない1.38gのものが承認されております。
日本では15日間挿入までの用法が承認されておりますため、1.9gのもののみを流通させております。

ご質問の挿入期間の違いですが、1つは、おっしゃられるようなエストロジェンなども含めての特に搾乳牛に使うホルモン剤類に対する安全認識の差と、もう1つは、現実的には承認時期の違いが背景にございます。

米国では安息香酸エストラジオールが乳牛に使用出来なくなって久しいですが、その後、エストラジオール製剤で唯一、米国で搾乳牛への使用が承認されていたエストラジオールシピオネートも承認を取り下げるように米国政府から依頼されたということが西暦2000年初頭にありました。EU からの影響です。

一方、日本で今のCIDR(1.9g)が承認されたのが1995年でした。イージーブリードの名称です。この時に搾乳牛も肉牛も一緒に承認を得ております。その頃はCIDR単独挿入(他のPGやE2などを用いない)にて7日間、12日間、15日間など、主に卵巣静止など、治療目的での様々な挿入期間での効果確認がなされていました。一方、米国において搾乳牛に承認を取得したのは2003年になります。

この背景には、有名なオブシンクが論文として発表されたのが1995年で、以後、盛んに繁殖プログラムが議論されていました。そして、CIDR 自体の使い方も繁殖プログラムとして、他の薬剤と併用する使い方がメジャーでございました。

このようなことから、米国では少し時間を待って、オブシンクの最初のGnRH投与とPG投与の間の7日間挿入をターゲットに、CIDR 本体における残留(一回使用した後の余剰のプロジェステロンの量)をもっと少なく出来ないか、ということで、より少量のプロジェステロンを含有させた新しいCIDR として1.38gのプロジエステロンのものを作り、承認を取ったということでございますが、日本とは効能効果が若干異なり、繁殖プログラムとしての使用方法での承認になります。

日本では単独挿入でのご使用も当然ございますので、そのまま1.9gを継続しております。

長くなり申し訳ございません。

という

大変丁寧なお答えを頂いた。

I先生

どうもありがとうございました!(^^)。

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帝王切開すべきだったのか・・・(2)

「◉さんの牛、どうでした・・・?」、

昨日の早朝、

臀位の難産で失位を整復中起立不能、

吊起しながら、

やっとの思いで介助娩出させた、

◉さんの初産の牛が気になっていたので、

この日往診に行ったK獣医師に聞いてみた。

「・・・あぁ、あの牛・・・立ってましたよ。」

「立てましたか・・・。」

「・・・はい、でもね・・・子宮頸管あたりに穴があいてますね。」

「え・・・。」

「・・・子宮の漿膜面に直接触れたんで。」

「そうですか・・・。」

「・・・どうしようもないですけどね。」

難産の介助で

膣壁や子宮頸管付近が穿孔してしまうことは

しばしば起こることだったが

穿孔の程度と

穿孔の場所によって

その後の母牛の運命は大きく変わる。

腹腔内出血や

腹膜炎によって

食欲が回復せず

予後不良になってしまう牛がいるかと思えば

傷が自然に塞がって

炎症もおさまり

食欲が戻って治癒する場合もある。

私はそのどちらも何回か経験をしていた。

「・・・あとは運を天に任せるしかないですね。」

「そうですか・・・。」

手は尽くした

とはいえ

失位整復によって

産道に激しいダメージを与え

穿孔させてしまった責任は私にある。

今後の治療としては

感染症の予防として抗生物質を投与し

その後の回復を祈るのみ

という

なんとも歯がゆい治療法しかない。

その数日後

往診に行ったN獣医師から

「・・・◉さんの牛、水飲んで、エサ食べるようになりましたよ。」

「それは良かった・・・」

「・・・◉さん、諦めてないです。」

「それは良かった・・・」

N獣医師は

◉さんに牛の状態を説明し

今後この牛がどのようになる可能性があるか

色々と話しをしてきてくれていた。

このまま治ってくれるのか

再び種付けして妊娠させることができるのか

1乳期だけ搾乳して肉にするのか

色々と選択肢はあるが

初産の牛なので

その価値を損なわずにいて欲しいと

願うのみであった。

その数日後の朝

◉さんから

またその牛を往診して欲しい

という依頼があった。

往診に行ったのはN獣医師だった。

私は別の地区に往診へゆき

昼に事務所へ戻ると

N獣医師も往診から戻っていた。

「・・・安田さん、◉さんの牛、死んじゃいました。」

「え・・・。」

「・・・昨日までエサ食べてたのに、今朝急に様子がおかしくなったらしくて。」

「・・・。」

残念な結果になってしまった。

IMG_2231今回は

初産の難産・・・

予定日より遅れ・・・

臀位の胎児失位・・・

整復途中で起立不能・・・

こういう場合

強引に経膣分娩をさせると

子宮頸管部がダメージを受け

穿孔して

腹膜炎を起こして

予後不良になる

ということが示された

残念な症例になってしまった。

後悔先に立たず・・・

帝王切開すべきだったのか・・・


(この記事おわり)


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帝王切開すべきだったのか・・・(1)

先日の夜間当番の朝、

「お産で、お尻しか触れない・・・」

という酪農家の◉さんからの電話。

臀位の難産である。

これはよくあることなので

まずは双子を想像。

または単体の臀位もありうる。

着いて診ると

本当にお尻だけで

後肢は全く触れない状態だった。

「初産で、予定日も過ぎているんだけど・・・」

という事なので

双子ではなく単体の可能性が高い。

(これはちょっと手ごわいかな)

とは思ったものの

臀位の胎児はほぼ100パーセント

整復できる自信があったので

胎児の失位を整復して

経膣分娩をさせることにした。

かろうじて触れる胎児の太ももに

IMG_2228産科チェーンをかけ

胎児の臀部を何度も押すと

チエーンをかけた後肢の膝蓋部に触れるようになった。

チエーンをできるだけその後肢の遠位に移動させて

再び胎児の臀部を何度も押すと

チェーンをかけた後肢の飛節に触れるようになった

飛節を掴めればしめたものである。

かけているチェーンを飛節からさらに遠位に移動させ

再び胎児の臀部を押すと

胎児の球節に触れるようになった。

球節を手で掴んで

繋ぎの部分へチェーンを移動させて

再び胎児の臀部を強めに押すと

「ズボッ」

と胎児の後肢が一本整復された。

「・・・よし、じゃあもう一本の後肢を直して・・・」

と、思ったところで

母牛がフラフラと腰を振り

ドサッと寝てしまった。

「・・・あー。寝ちゃった・・・これじゃあ整復できないから・・・起こせるかな?・・・」

「さっきも寝そうになったのをなんとか起こしてたんで、起きるかな。」

◉さんと私は

母牛に何度も気合を入れて

立たせようとするのだが

母牛は全く立とうとしなかった。

仕方がないので

失位の整復はひと休みして

母牛にリンゲルとブドウ糖を投与し

しばらく休ませてから

再び気合を入れて

母牛を立たせようとした。

しかし

母牛は一向に立とうとはしなかった。

仕方がないので

母牛の腰にハンガーを取り付けて

それをトラクターのフロントに掛けて

吊り上げることにした。

母牛の腰を私の胸の高さ程に吊り上げて

手を入れて

残りのもう一方の後肢の整復にかかった。

ところが

この後肢の整復が

なかなか思うようにならず

どうしても飛節に触れることができない。

IMG_2229仕方がないので

ここ10何年も使用したことのない

失位制服の道具

マジックハンドこと「ショットラー」を

久々に使うことにした。

かろうじて触れる下腿部に

ショットラーを噛ませて

臀部を押すと

やっとの事で飛節を掴むことができた。

と、その時

母牛が自力で立ち上がったので

腰につけたハンガーを外し

再び2本目の後肢の整復に取りかかった。

2本目の後肢を1本目と同じように整復し

やっとの事で

胎児の臀位を尾位へと整復し

2本の後肢を滑車で牽引し

IMG_2230ようやく

この牛の分娩介助が終了した。

途中のひと休みの時間を入れると

介助にかかった時間は

1時間を超えていた。

胎児は既に死亡しており

IMG_2231母牛は疲れ切って

分娩房の藁の上に

ぐったりと横たわった。

この日の治療は

これで終了した。

その翌日・・・

思わぬことが

起こっていた。


(この記事続く)


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CIDR(シダー)の「欧米仕様」と「日本仕様」

「このCIDR(シダー)、使ってもらえますか?」

繁殖検診に行った麕匸譴離繊璽佞痢君が持ってきたのは、

数年前に麕匸譴亮卍垢、

カナダで買ってきたというシダーだった。

シダーすなわち膣内留置型黄体ホルモン製剤である。

そんなシダーを使うことに

全く問題はないので

IMG_2209了解してパッケージを見ると

包装の袋には「Pfizer(ファイザー)」のロゴが。

世界最大王手製薬会社のファイザーの

動物部門であるファイザーアニマルヘルス製だった。

繁殖検診を始めて

シダープログラムをしようと

パッケージを開けて

アプリケータ(挿入器)に装着しようとした時

いつもと違う感覚がした。

このフアイザー製の欧米仕様のシダーの

羽の部分が薄っぺらくて折りやすかった。

IMG_2213その羽の部分をよく見ると

羽の先端部だけが太くなっていて

手でその羽を折り曲げる時に滑らないように

ストッパーの役割をするようになっていた。

「これ、ちよっと形が違ってるね。折りやすいようになってる。」

「そうなんですか。」

「俺たちがいつも使ってるやつは、こんな形になってないよ。」

「そうなんですか。」

ちよっと興味が湧いてきたので

繁殖検診が終わった後に

自分がいつも使っている日本仕様のシダーを出して

欧米仕様のシダーと比べて見た。

我々がいつも使っている日本仕様のシダーは

IMG_2212Pfizer(ファイザー)のロゴではなく

zoetis(ゾエティス)のロゴがついていた。

ゾエティスはファイザーから動物薬部門で独立した会社のはずだが

薬屋さんというのは数年経つと

名前も組織もくっ付いたり離れたり

しょっちゅう変化し続けるので

いちいち覚えていられない。

ともあれ

欧米仕様のシダーと

日本仕様のシダーに

形の上での違いのあることに気づいたのだ。

IMG_2211その形をよく比較すると

日本仕様の方がシンプルで原始的だ。

欧米仕様は日本仕様に改良を加えて

変化させたと見るのが自然で

IMG_2210形に色々手を加えてあるのだ。

おそらく使っている欧米人の意見や要望を聞き

それを参考にして形状を変えているに違いない。

日本仕様の方は

使っている我々日本人が

シダーの形に対してあまり文句を言わないので

その形状がシンプルな昔のままで済んでいるのだろう。

今私は

実際に欧米仕様と日本仕様を使い比べてみて

思ったのは

欧米仕様の方が確かに手にフイット感が高いが

日本仕様に慣れているせいもあり

この両者の形状の違いが

私の仕事の効率には全く影響は出ないだろう

ということであった。

おそらく

私以外の日本の獣医師たちも

きっと同じような感想を持つに違いない

と思った。

結論として

言えることは

「我々日本の獣医師は

手先が器用でかつ控えめなので

シダーの形くらいではいちいち文句を言わず

どんな形のものでも難なく使いこなせてしまう」

のであろう。

それに対して

「欧米の獣医師は

不器用でかつ自己主張が強いので

シダーの形にもいちいち注文をつけて

自分の使いやすいように形を変えさせないと仕事ができない」

のであろう。

という結論に

しておこう(笑)


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膿瘍かと思いきや

「横腹が急に腫れてきたんだけど・・・」

という稟告で往診した▽さんの

繁殖用の雌の和牛。

IMG_2021左の下腹部に長径約50僂

波動感のある腫れ物だった。

その表面の一箇所に

小さな外傷があった。

「・・・化膿して膿汁が溜まってきてるかもしれないね。」

私はそう言って

注射器に18ゲージの長針をつけて

穿刺検査をした。

クリーム色の膿汁が出てくるか

と思いきや・・・

IMG_2022薄黄色の透明感のある

漿(しょう)液だった。

化膿はしておらず

急性期の炎症の名残だった。

「切らないで、このまま様子見ようね。」

抗生物質を注射し

数日分を薬治して

そのまま帰ってきた。

その数日後

別の家から

同じような電話がかかってきた。

「下腹が急に腫れてきたんですけど・・・」

という稟告で往診した▶︎さんのホルスタイン

IMG_2082約6ヶ月齢の育成牛。

下腹部に長径約20僂

波動感のある腫れ物だった。

臍帯部だった。

「・・・化膿して膿汁が溜まってきてるかもしれないね。」

私はそう言って

注射器に18ゲージの長針をつけて

穿刺検査をした。

クリーム色の膿汁が出てくるか

と思いきや・・・

IMG_2083薄黄色の透明感のある

漿(しょう)液だった。

化膿はしておらず

急性期の炎症の名残だった。

「切らないで、このまま様子見ようね。」

抗生物質を注射し

数日分を薬治して

そのまま帰ってきた。

最近

このような腫れ物が立て続けにあった。

膿瘍切開の好きな私としては

なんとなく物足りない

症例ではある。


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「牛は泣き虫である」追記

「牛は泣き虫である」、

あるいは、

「牛は家畜の中で最も泣き虫である」、

という仮説を立てている。

仮説を立てるに至った根拠は、

牛が涙を流して泣いている場面に出くわすことが多い

IMG_4739からである。

そして

牛以外の動物が涙を流して泣いているところを

ほとんど見たことがない

からである。

このことについて

IMG_4708私以外の獣医師や

牛の飼主さんたちや

牛に接することの多い人たちの

反応を求めているのだが

今のところ反応がにぶい・・・(笑)

IMG_3843牛についての研究としては

あまりにも馬鹿げている

と思われているのだろうか・・・。

牛についての研究の多くは

「いかにして乳量を上げるか」

IMG_3766とか

「いかにして肉質をよくするか」

とか

畜産の収益に関するものが非常に多い。

また

「いかにして病気を減らすか」

という獣医学の研究でさえ

IMG_3765最終的には

畜産の収益上昇を目的としたものである。

中には

英国の先生の学術論文で

「牛には感情があるのか」

という質問に対してアンケートを取って

集計したものもあった。

これとて

牛にどのように接すれば

収益を上げられるかという論文だった。

IMG_3760牛に感情が無かったら

牛は生きてゆけないし

そのような調査研究は

牛をバカにしている

と私は思うのだが・・・(笑)

ともあれ

私の仮説は

IMG_3757牛に感情があることは当然として

その上で

「牛は泣き虫である」

「牛は家畜の中で最も泣き虫である」

という仮説を立てている。

IMG_3749その根拠は

牛が泣いている写真を

他の動物に比べて

いくらでも山ほど

撮ることができるからである。


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「牛は泣き虫である」という仮説

普段から、

ほとんど「牛」をメインに仕事をしている、

臨床獣医師の立場から申し上げたい。 

「牛は泣き虫である」 

という仮説を立てたいと思う。

IMG_2672日頃から、

体調を崩した牛と接していると、

その牛が

目から涙を流しているのを

IMG_2701何度も見る。

牛をメインに仕事をしている

私以外の

牛の臨床獣医師たちも

IMG_2716牛が目から

涙を流しているのを見ることは

ざらにあると思われる。

そして

私は牛以外の動物が

目から涙を流しているのを

見た記憶がない。

もちろん

IMG_1093目に疾患がある場合は別である。

目の疾患ではない時に

目から涙を流す動物は

牛以外には見た記憶がない

のである。

IMG_5102私の仕事は

牛の診療以外には

馬の診療があるが

馬ではそれを見たことがないのである。

IMG_5170馬をメインに仕事をしている

臨床獣医師からのご意見を

伺いたいものである。

また

犬や猫の場合はどうなのだろう。

IMG_2187犬や猫は

目に疾患がある場合を除いて

目の疾患以外の診療時において

涙を流すことがあるのだろうか。

IMG_5724私は

犬や猫の診療経験はあまりないので

そういう場面に出会ったことはない。

犬や猫をメインに仕事をしている

臨床獣医師の方々にも

ご意見を伺いたいものである。

それらの意見を参考にして

IMG_0476「牛は泣き虫である」

あるいは

「牛は家畜の中で最も泣き虫である」

という仮説を

実証してみたい

と思っている。

これをお読みの獣医師の皆さん

いかがだろうか。

反論や

ご意見があれば

どうかお寄せ下さい。

その時は

できれば「写真の証拠付き」

で、お願いしたいと思う。


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立てない牛を吊る・介護道具!

起立不能になった牛を、

吊起(ちょうき)すなわち、

吊り上げるという仕事。

牛を飼う農家では、

特に酪農家では、

この仕事は避けては通れぬ

面倒な仕事である。

体重が700kgほどもある乳牛が

病気や事故で立てなくなったら

それを起こすためには

道具と機械が必要である。

牛というものが大きいだけに

小動物や人間の介護などとは

全くスケールの違う

大掛かりな仕掛けが必要になる。

私も牛の臨床を始めてから35年以上

立てない牛との付き合いが続いている。

ここ数十年

病牛を吊り上げる介護道具といえば

「カウハンガー」

と相場が決まっている。

カウハンガーを牛の腰角に装着して

それをロープで吊り上げるのだ。

屋外では

ショベルやトラクターのフロントに繋いで

引き上げるという方法が主流である。

牛舎内では

梁などにロープとチェーンブロックを取り付けて

同じくカウハンガーを吊り上げる

という方法が定着している。

立てない牛を吊る方法は

ここ数十年

ずっと変わらず

ほぼ同じような道具と

同じような装置を使うことが

酪農家の間で浸透していた。

IMG_2042ところが先日

新聞紙上に

立てない牛を吊るための

新しい介護装置が開発された

という記事が出ていた。

内容は読んでいただければ分かるので

写真を貼り付けておく。

私はまだこの介護装置「モウアンシン」を

実際に見たことがないので

評価をすることはできないけれども

久しぶりに

病牛の介護のための

新しい技術が誕生したことに

嬉しさを感じている

と同時に

この装置を開発し作製した方に

敬意を表したいと思う。

今後は

この介護装置を

実際に使った方々からの

コメントを

ぜひ聞かせていただきたいと思う。


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あわや徹夜の夜当番

先日の夜当番は、

夕方は何も往診依頼がなかったので、

平穏無事だと思っていた。

ところが夜9時頃に難産が入った。

初産のホルスタインで

母牛自体が発育不良で産道が狭く

普通の大きさの胎児にもかかわらず

経膣分娩ができずに

結局帝王切開へ。

夜10時半過ぎに

同僚の2年目のT獣医師と新人のS獣医師を呼んで

なんとか無事に♂のF1胎児を摘出。

片付けが全て終わったのが

午前1時だった。

帰宅して布団に入ったのは午前2時。

ところが30分もしないうちに

枕元の電話が鳴った。

酪農家の〓さんからだった

「・・・親牛が具合が悪くて変なんだけど・・・」

こんな夜中に

お産でもなく・・・

仔牛のぐったりでもなく・・・

親牛の異変とは・・・

(よく見つけたな・・・)

と内心驚きつつ

IMG_1981〓牧場へ着いて診てみると

牛の顔は写真のように

眼球の陥没が著しく

立ち上がるのがやっと。

右の肋骨付近のPingTestをすると

広範囲の金属音が聴こえた。

「あーこれは四ペン。それも右(RDA)だから、捻れてるかな・・・」

「・・・手術かい。」

「それしかないけど、今すぐは無理だから、朝の7時過ぎに持って来てくれる?・・・」

「・・・わかった、朝一で農協に電話して車の手配するわ。」

IMG_1982高張食塩などの輸液をしながら

朝の手術の予定を立てて

帰宅して布団に入ったのが午前4時前。

ところが30分もしないうちに

また枕元の電話が鳴った。

酪農家の◎さんからだった

「・・・お産なんですけどなかなか出なくて。」

再び診療着に着替えて

◎さんの難産介助へ向かい

助産を終えたら

「・・・すみません、もう1頭、体が冷たくてふらついているのがいるんですけど。」

という追加の乳熱の診療を終えて

事務所に戻ったのは午前7時を過ぎていた。

そこに〓さんから連絡が来た。

今日は乳牛市場があって車の手配ができず

牛を運ぶのは9時頃になるという。

とりあえず

早朝のRDAの手術は

勤務時間内にずれ込み

獣医師スタッフの数を揃えて

IMG_1986手術をすることなった。

結局私は

夜間ほとんど

寝ることができなかったが

この日勤務する他の獣医師の配慮で

IMG_1985昼間を休日にしてもらい

RDAの手術は

別の獣医師に任せて

帰宅することができた。

還暦を過ぎてからの

徹夜の仕事はちょっとキツイので

この配慮はとてもありがたかった。


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角(つの)なし牛

乳牛の仔牛の角(つの)を取り除く、

いわゆる除角作業は、

獣医師にとって

あまり気持ちの良い仕事ではない。

IMG_1903飼主の酪農家にとっても

可愛がって育てて来た仔牛に

痛く辛い思いをさせるので

しばらくは飼主を警戒して

寄り付かなくなることもあるというから

きっと嫌な仕事であるに違いない。

IMG_1904我が町の一部の酪農家は

有志で除角チームを作って

年に何回か各家を巡回して

の仔牛の除角を

一気にやってしまうというシステムを作っている。

一件ごとでは負担の大きい嫌な仕事も

チームで済ませれば効率が良というわけだ。

そんな折

新聞にこんな記事が出ていた。

IMG_1930ジェネティクス北海道が

無角牛の精液の販売を開始した

という。

2頭の種牛の写真が載っていて

「エクセルシア GH カイザー ET」

の仔牛は必ず無角になり

「ディベロップ ミスターP ET」

の仔牛は50%の確率で無角になる

という。

牛の遺伝子の改良もここまで来たか

という感じである。

これは

酪農家にとって朗報だろうと思う。

獣医師にとっても

気持ちのよくない仕事が減るというのは

悪いことではないと思う。

牛の立場から考えても

痛い思いをする事がなくなるので

有り難いのかもしれない

だが

牛という生物の自己防衛の武器である

角が生えてこないのは

牛という動物種にとって

侘しく悲しいことかもしれない。

欧州の動物福祉の観点から考えれば

こういう精液の登場は

好ましいことなのだと思う。

しかし

南アジアのヒンズー教の観点から考えたら

こういう精液の登場は

神に手を加える行為として

好ましく思われないかもしれない。

日本に住む

私個人としては

「種なしスイカ」と同じように

「角なし牛」が出回るのかな

という感じである。


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和牛の中足骨遠位成長板骨折(5)

14ヶ月〜15カ月齢の育成♀和牛ともなれば、

もうそろそろ授精をしてもよい頃で、

血気盛んで且つ体重もかなりのものだ。

こういう牛の

足のX線撮影や

キャストの装着は

なかなかのひと仕事だった。

初診日からひと月半経った日に

キャストを外すことになり

再び

鎮静剤(セラクタール)を投与して

牛を横臥させなければならない。

しかし、だんだん

鎮静剤に慣れてしまったのか

牛がなかなか横臥してくれなくなっていた。

鎮静剤が効いて

1度は横臥になるものの

頭部の抑えを一瞬でも解いたりすると

また立ち上がってフラフラと歩き回る。

ただ

1ヶ月経った頃からの歩き方は

リズムよく

キャストを巻いた方の左後肢にも

しっかりと負重していて

跛行がほとんどなく

痛みは消えているように見えた。

IMG_1937今回の鎮静剤は

寝たり起きたりしないように

3割り増しの量を投与して

きちんと横臥させることを心掛けた。

頭部を保定し

しっかりと横臥しているところで

IMG_1938専用のカッターを使って

キャストを縦半分に

ぱかっと割れるように切り

1ヶ月半ぶりに

患部を露出。

腫脹はなかった。

IMG_1940蹄は少し伸び気味だった。

足のロープを解き

鎮静剤の拮抗薬(アンチセダン)を投与し

牛は朦朧としていたのが嘘のように

立ち上がった。

そして

歩き始めた。

IMG_1941最初の数歩は

患部の内反によって

千鳥足のようになり

心配したが

体重がかかった時は

球節がしっかりと曲がり

痛みもなく

重い体を支えることができていた。

IMG_1942キャストを外して軽くなった足を

はしばらくは

余計な力で引き上げて

鶏の歩みのようだったが

次第に普通の歩様で

すたすたと歩くようになった。

跛行はもう消えていた。

IMG_1943跛行が消えた

ということは

治癒した

ということなので

これでこの牛の診療を

終了することにした。


P.S.

ドクター先生のリクエストにお答えして

外内方向のX線画像を

makubetsu02-0600000おまけとしてUP。

中足骨骨端と遠位成長板との間に

前後にもズレがあるかどうか

ドクターH先生の診断を

待ちたいと思う。


(この記事おわり)


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和牛の中足骨遠位成長板骨折(4)

なかなか機会がない牛の骨折の、

正しい診断と、

正しい治療を、

身につけるためには、

牛の骨折に遭遇した時に

X線検査を怠らず

正しく診断することを心掛け

疑問点があれば

その道の専門家に教えを乞い

その時の理想的な治療を

常に心掛けるべきである。

なかなか訪れない「技術習得の機会」を

逃してはならないのである。

今回の症例も

牛の骨折治療の技術向上のための

又とないチャンスであったかもしれない。

獣医療の技術というのは

経験してみないとわからぬもので

高い技術を持つ指導者の先生に

教えを乞うにしても

遠隔地からのリモートの指導となると

細かいところまで理解するのは

なかなか難しいものがある。

今回の症例も

その例に漏れず

せっかく高度な技術を教わっているのに

教わる方の知識と経験が乏しいために

細かいところで色々と

ヘマをやらかしてしまった。

しかし

ヘマをやらかしながらも

なんとか治療は続き

中足骨遠位成長板骨折の

キャストによる外固定をして

約2週間経った時の姿が

今回の写真である。

IMG_1836患肢の外見は

硬いキャストを巻いていても

球節付近で

軸が内側へ変位しているのがわかる。

そのエックス線写真を見ると

makubetsu02-0610000中足骨骨端と

遠位成長板との間隙が

内反の原因として浮かび上がっている。

骨折していると思われる内側の成長板が

圧迫されて潰されているように見える。

キャストを巻くときに

エバウールシートを多く入れすぎたために

キャストと患部の隙間が大きく

歩く時の負重によって

変位が助長されてしまった可能性がある。

この写真を

ドクターH先生に送信した時の返事は

「Xrayを見ると、キャストが骨に沿っているところがまったくありません。全長にエバウールシートを巻いている?
 二重にストッキネットを履かせた上に、球節の種子骨部分、キャストのトップ、必要なら副蹄の下だけに、幅2〜3僂念貊鼎亡くだけで十分です。
 まあ、エバウールシートですから、綿包帯よりは圧迫力が維持されていたかもしれません。ただ通気性がないので蒸れます。
 うちでは、買ったエバウールシートは事務用の押切で短冊のように3冑で切ってしまいます。」

とのことだった。

さらに

1週間後に撮った

Attachment-1この写真を見ると

骨折した部分が

やや白く埋まって

亀裂が見えづらくなっている。

内反は相変わらずだが

骨折部が癒合して来ているように見える。

この写真を

ドクターH先生に送信した時の返事は

「けっこう内反してしまいましたね。
 成長板も内側骨端部も骨融合していると思います。
 キャストのゆるみ(骨とキャストの間のスペース)を見ても、外してみなければならないでしょう。」

とのことだったので

早速、飼主さんに連絡をして

いよいよキャストを外すことになった。


(この記事続く)


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和牛の中足骨遠位成長板骨折(2)

X線の画像を見慣れていないので、

正しい判断を下すことができないのは、

多くの「牛の臨床獣医師」、

とりわけ私のような

X線検査をしてこなかった世代の獣医師の、

弱点ではないかと思う。

こういう時は

X線画像を見慣れた人に

助言を求めるのが良い。

そこでいつものように

この画像を

軽種馬のスペシャリストのドクターH先生に送信し

コメントを待った。

しばらくして返事が来た。

「中足骨骨端が割れています。中足骨遠位成長板も離開しているかもしれません。」

ということだった。

「中足骨遠位成長板」

聞き慣れない言葉だった。

はじめ私はこの画像を見て

中足骨・基節骨・中節骨・末節骨(蹄骨)

IMG_1781
という骨の繋がりしか

理解してなかったので

亀裂らしきものは

中足骨とその遠位の基節骨

に渡っていると思っていた。

IMG_1780ところが

ドクターH先生のコメントを読んでから

再び画像の関節面をよく見ると

中足骨と基節骨の間に

「中足骨遠位成長板」

という立派な構造物があることに気づいた。

全く恥ずかしいことだが

私は牛の球節の骨の画像を見慣れていないので

「中足骨遠位成長板」

がこんなに立派にX線画像に映るものと

理解していなかったのだ。

(・・・今の若い獣医師は、そんなことはないと思います。)

私が今まで

基節骨だと思っていた部位は

「中足骨遠位成長板」

だったのだ。

そう理解し直して

再び画像をよく見ると

確かに

蹄の骨の繋がりは

中足骨・中足骨遠位成長板・基節骨・中節骨・末節骨(蹄骨)

の順に写っていて

外力による亀裂らしきものがあるのは

中足骨の骨端と中足骨遠位成長板の外側部位だった。

ドクターH先生のコメントはさらに続いて

「取り合えずハーフリムキャストでの治療で良いのではないでしょうか。」

ということだった。

私はさっそく

「ありがとうございます。ハーフリムキャストは蹄をすっぽり覆って飛節直下まで巻く固定ですね。明日やってみます。」

と返信して

明日の準備にとりかかった。

(この記事続く)


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和牛の中足骨遠位成長板骨折(1)

「2日前に突然後ろ足が痛くなって、今日も痛みがひどい・・・」

という連絡を受けて、

往診した14ヶ月齢の雌の和牛。

IMG_1784左の後肢を

非常に痛がって歩いていた。

飼主のUさんは、

先日仔牛の足の骨折を診たばかりの和牛繁殖農家である。

「今度も、また骨折でしょうか・・・」

外見では

左後肢の球節が腫れていて

一見しただけでは

IMG_1774感染によって腫れているのか

外力によって腫れているのか

判断がつかなかった。

そして

跛行がなかなか治らない

という情報だけでは

感染による関節の炎症なのか

外力による関節の異常なのか

判断がつかなかった。

「骨に異常がないかどうか、レントゲンを撮って欲しいのですが・・・」

IMG_1775飼主のUさんの

自らの希望で

X線の撮影をすることになった。

飼主さんからのリクエストで

X線撮影するというのは

以前の仔牛の時と同様だった。

その時は

私は骨折はきっとないだろう

とタカをくくっていて

撮影を先延ばしにしていて

いざ

撮影してみたら

見事に骨折をしていて

恥ずかしい思いをしていた。

「・・・わかりました、そうしましょう。昼からレントゲンを撮りましょう。」

私は当然のように

この14ヶ月齢の牛の患肢を

X選撮影することにした。

その日の午後

撮影したX線画像が以下の2枚である。

IMG_17801枚目の画像が

前方から撮影したもの。

2枚目の画像が

後方から撮影したもの。

X線画像を最初に見た時

IMG_1781私は

どこがどのように異常なのかが

よく解らなかった。

要するに私は

X線画像による診断に

まだ慣れていなかったのである。


(この記事続く)


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「イボとり」(おまけ)

「首にできたイボを取ってほしい・・・」

先日の朝、そんな往診依頼が、

和牛繁殖の◎さんから来た。

(またか・・・最近ずいぶん、イボとりの仕事が多いな)

IMG_1828昨年の暮れから

‰さんの超大規模な

全身にまとった

イボとり大作戦を終えたばかりの私は

イボとり星人になってしまったようだ。

(もうあんなイボはたくさんだ・・・)

と思いながら到着した◎さんの牛舎の

レンスタに繋がれていたのは

5ヶ月齢ほどの育成和牛だった。

IMG_1829「イボはどこかな?」

「この左の首のところなんですけど」

「あぁ、これね」

見ると

ピンポン球程度の

くびれのある腫瘤が

IMG_1831たったひとつだけあるのを確認した。

(これはカワイイもんだ・・・)

先日まで格闘していた

超絶なイボ軍団とは違って

たったひとつのイボが

ポツンと可愛らしく出ているだけだった。

IMG_1832「これならゴムリングをかければ取れるね。」

「そうですか。」

「昼から、道具持って来てやってみるね。」

「お願いします。」

ということで

昼から

イージーカットを持って

再び◎牧場に来て

イボにゴムリングを装着した。

IMG_1833イボの大きさは

ゴムリングを開いた中に

ちょうどスッポリと入る大きさだった。

ゴムリングにイボをくぐらせて

器具を外して

装着終了。

「後は自然に落ちるから、このまま放っておけばいい。」

「わかりました。」

今回のイボとり仕事は

実に楽だった。

これも

前回の

前代未聞のイボとり大作戦の

直ぐ後の仕事だったので

なおさら楽だった。


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「イボとり」(5)

12月の年末の市場に出荷する予定だった、

体中イボ(乳頭腫)で覆われた、

‰さんの去勢♂和牛。

11月から

約1ヶ月間

内科的治療と

外科的治療を

併せて行っていたが

イボの規模が予想外に大きく

除去治療に日数がかかり

12月の市場に出荷することは

時間切れで叶わなかった。

IMG_1629その後

‰さんは

腰を据えて

この牛の手当を続けていた。

大きなイボの外科的な除去は

ほぼ年内に終えた。

しかし

除去した後の出血は

直ぐには止まらず

除去後の傷や瘢痕は

直ぐには消えず

そこからの細菌感染などにも

気を配らねばならなかった。

もともと

丁寧で几帳面な‰さんは

この牛の手当を怠ることなく

年が明けてからも

細かい部分の外科的処置や

ヨクイニンを毎日飲ませる内科的処置を

欠かすことなく続けていたようだ。

それでも

年明け早々の市場には

まだ出荷できるほどの

外見にはならなかったらしく

1月の末になっても

たまたま診療所にやってきては

ヨクイニンとメナドンの追加購入をしていた。

そして

3月に入ったある日

別件で‰さん宅を訪れた私は

その牛のことを聞いてみた。

「・・・ところで、あのイボの牛、どうしたの?」

「あぁ、あれな・・・売ったぞ・・・」

「・・・売れたんだ、それは良かったね・・・値段はどう?」

「そこそこ良かったぞ・・・」

「・・・そうなんだ。」

「暮れの相場よりも上がってたみたいだし、返って良かったかもな・・・」

‰さんの顔は、まんざらでもなさそうだった。

「・・・それはそれは、イボとった後、一生懸命やった甲斐があった?」

「まぁな・・・」

噂では

もともと血統の良いこの牛は

その日の平均価格以上の高値で売れたそうだ。


(この記事終わり)


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「イボとり」(4)

市場の日の約1ヶ月前に、

内科的治療と外科的治療を、

ほぼ同時に始めたこの牛の、

イボの数と大きさ。

その規模はあまりにも大きく、

飼主の‰さんの思惑通りに、

綺麗に取って市場へ持って行くことは、

できそうにない状況になっていた。

先日、ハサミで

かなりの数のイボを

外科的に除去した後

数日経って

‰さんが事務所にやってきた。

「血止め・・・打ってもらったけど・・・」

「・・・出血ひどかったの?」

「あぁ、しばらく血が止まらなくて・・・また打ってもらおうかと思ったけど・・・」

翌日には

なんとか

血まみれ状態は治まってくれたらしかった。

「よく見ると・・・まだまだ、デカいやつがいっぱいなのよ・・・」

「・・・手術室に連れて来てくれるの、いつにします?」

「市場が近いから、すぐやってもらおうかと思ったけど・・・」

「・・・?」

「今月の市場は、もう、あきらめるわ・・・」

「・・・うん、そうでしょう。」

「来週の末に、牛持って来るから、腹の下のデカい親玉のイボとってもらうかな・・・」

「・・・うん、了解、そうしましょう。」

‰さんも

私も

先日ハサミでイボを外科的に切除した時

IMG_1603あまりにも多いイボと

牛の嫌がりようと

出血の多さに

直近の市場に出すのは

無理ではなかろうかという

考えが浮かんでいたのだった。

これだけ規模の大きいイボ(乳頭腫)の治療の場合

IMG_1604私の乏しい経験を振り返ると

外科的治療だけでは難しく

内科的治療すなわち

ヨクイニンの経口投与がメインになり

最低でも1ヶ月以上の投与が

絶対に必要だと思っていた。

IMG_1605今回

治療のスタートが

市場の1ヶ月前だったということで

私は最初から

直近の市場に出すのは難しく

時間切れになるだろうという気がしていた。

IMG_1607しかし

飼主の‰さんは

そう思っておらず

自分なりに市場に間に合わせるための

治療プランを考えていたようだった。

IMG_1608私と‰さんとの間に

治療プランに対する考え方に

齟齬があったまま治療がスタートしていた。

私の考えは

内科治療を中心にして

時間をかけてゆっくりとするべきだと思っていた。

IMG_1609‰さんの考えは

外科的治療をすることで

予定の市場に間に合わせようと思っていた。

そのせいで

‰さんは

IMG_1610最初はヨクイニンを

ちゃんと必要量を毎日飲ませていなかったようだった。

その後、2回の外科的治療をすることで

だんだんと、この牛のイボ(乳頭腫)の多さに気づき始め

ついに

直近の市場に出荷することをあきらめて

じっくりと治療に専念することへ

IMG_1611考え方を変えてくれたようだった。

私は私で

これだけの規模のイボ(乳頭腫)の

外科的治療は初めての事だったので

初診の時に

内科治療でゆっくりやるしかないとは感じつつも

IMG_1612その場でいきなり

「1ヶ月後の市場は諦めた方が良い。」

とは言えなかった。

‰さんとの考えに齟齬がありながら

そのまま共同作業をして

約2週間の時間が経過して

IMG_1614ようやく

‰さんと私の

この牛に対する治療方針が

同じ方向を向いて来たのだった。

かくして

今回の一連の写真は

IMG_1616この牛を

手術台に寝かせて

一つ一つ

除去して行った時のものである。

かなりの数のイボが

腹部に出来ていた。

いちばん大きな

IMG_1617臍帯部分のイボを取るときは

皮下に局所麻酔を打ち

疼痛と出血を抑えつつ

慎重にやらなければならないほどの

大きなイボだった。

IMG_1618頭部に残っていたイボも

立位では非常に嫌がって

取りづらかったものを

じっくりと取り除くことができた。

市場に出荷するのは

1ヶ月以上

先延ばし

という事になった。


(この記事つづく)


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「イボとり」(3)

飼主の‰さんは、

‰さんなりに、

あと3週間後に迫った市場の日までに、

なんとかこの牛の「イボとり」を完了し、

何事もなかったかのような外見に仕上げて、

この牛を市場に連れてゆきたいと考えているようだった。

最初の外科的処置は、

手でむしり取る用手法だけを行っていたので、

むしり取る事が難しい

根の深く大きいイボや

根がくびれていないイボが

よく見ると

まだまだかなりたくさん

残っているのだった。

「今日は、そいつらをちょっと・・・ハサミかなんかで、切ってくれないべか・・・」

「・・・うん、・・・やってみますか。」

‰さんは牛をきつく繋いで待っていた。

76269E3C-FCCB-4525-8C62-C42C45C8F963私は毛刈りバサミを手に持って

先週手だけでむしり取れなかった

手強そうなやつに

毛刈りバサミを当てて

切り取っていった。

A98E483E-532C-46A5-B95B-65BA1767B119切り取るたびに

牛は頭を振ったり

体を揺すったり

痛みがあることを訴えて来たが

飼主さんの要望でもあるし

776829A1-3B99-4E19-930F-5F9308031A5Aここは心を鬼にして

スパッスパッと

イボの根っこの皮下組織に

ハサミを入れていった。

切り口からの出血は

DC66ABD8-C96B-4E88-9DFA-C42B5C75B4E1当然のように

手でむしり取る時より多くなり

切るときに走る痛みも

当然手でむしり取る時より強いはずで

それは

写真を見るとわかるように

0A316284-641C-4A4C-943C-8601851CB9B8牛の目の表情が

全てを物語っている。

牛は息を荒げて

血まみれの顔をして

私が手に持っているハサミの行方を

目で追っていた。

IMG_1499「顔や頭の方はだいぶ取れたな・・・」

「・・・そうだね。」

「でも腹の下の方や内股に、まだ残ってるなぁ・・・、切れるかい・・・」

「・・・いやー、そこらへんにハサミ当てたら・・・足が飛んで来て危ないよ。」

「だよなぁ・・・」

「・・・体の下の方は、診療所に連れていって手術台に乗せてやらないと危ないよ。」
IMG_1500
「んだなぁ、そうしてもらうかな・・・」

ということで

今回のハサミによる外科的処置は

頭部と背側部にとどめ

腹部や鼠径部周辺の外科的処置は

来週に診療所の手術台を使って

ちゃんとした保定と鎮静の下で

牛を寝かせて行うことにした。

今回もまた

牛の顔や体は

血が滲んで血まみれなったので

トラネキサム酸を投与した。

「・・・ヨクイニンも、ちゃんと毎日飲ませてね!」

「あぁ、分かってる、ちゃんと飲ませてるよ・・・」

‰さん宅からの帰り際

私は

内科療法の継続を

だめ押しして

帰路についた。

この牛を出荷する予定の

市場の日まで

あと3週間を切っていた。


(この記事つづく)


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早朝往診の「空気」

先日の早朝、

仔牛の調子が悪いとのことで、

往診した〆ファームは、

高台にある牧場である。

その朝は気温が比較的高く、

氷点下でも一桁台の温かさだったが、

IMG_1791朝靄(あさもや)が激しく

視界が悪かった。

気象学用語では

「靄」よりも視界が悪く

水平方向の視界が100メートル以下になると

「霧」と呼ばれるようになる。

IMG_1789したがってこの日は

朝霧(あさぎり)の中の往診ということになる。

しかし

俳句の歳時記的には

「霧」は秋の季題であるから

いまの季節にふさわしい言葉ではない。

IMG_1788俳句的にいうならば

この日の状況は

朝霞(あさがすみ)

あるいは

朧(おぼろ)の中の往診

ということになる。

IMG_1787まぁ・・・

なんでも良いのだが・・・

春のこの時期の

朝の状況を表す言葉として

「靄」「霧」「霞」「朧」

という四種類の個性のある言葉が

日本語には存在しているということと

それぞれ少しづつ意味が違っていて

微妙なところを使い分けることができる

というのは

とても繊細で

奥ゆかしいことで

日本語の美しさであり

日本人の感性であり

このことは

世界に誇って良い

素晴らしいことではないかと思う。

気象学的に間違いだから

使ってはいけないのではなく

俳句的に間違いだから

使ってはいけないのではなく

IMG_1817どちらも理解して

使い分けることが大切なのだ。

ちなみに

今朝また

同じ〆ファームから

IMG_1818仔牛の調子が悪いとのことで

往診に行って来たが

今朝は

有明の月が空にかかり

天気は快晴で

IMG_1819靄も霞もかからずに

東の空は

次第に

茜色に染まりはじめていた。


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「イボとり」(2)

「あの牛のイボ、むしって取ってくれないべか・・・」

ヨクイニンとメナドンを渡してから、

1週間ほど経った頃‰さんが診療所にやってきた。

「・・・それは、できないことはないんだけど。」

「来月の市場に間に合わないよ・・・」

「・・・あと1ヶ月先か・・・もう少し我慢して・・・飲み薬ちゃんとやってるかい?」

「ああ、つけ薬もやってるよ、でも変わらない・・・」

「・・・まだ1週間じゃ変わってこないから、とにかく1ヶ月間、飲ませて。」

「来週、もう一度見に来てくれないべか、そこで取れるやつは取って欲しいんだ・・・」

「・・・わかりました、来週ね。」

‰さんは‰さんなりに

この牛を市場へ出すための

イボの治療計画を考えているようだった。

それは外科的に切って取り除く方法を

主に考えているようだった。

話を聞いていると

メナドンは毎日必ず塗布しているようだが

ヨクイニンを指示通りちゃんと飲ませいてるのかどうか疑問だった。

私が初めてこの牛の状態を診た時

あの乳頭腫の規模と数では

いきなりの外科的処置は到底無理だろうという直感があった。

私はヨクイニンによる内科療法をメインにしたかった。

しかし

‰さんは外科的な療法をメインに考えているようだった。

私の診断と説明と

‰さんの考え方との間に

溝があることが分かってきた。

市場の日も1ヶ月後に迫っていた。

こういう時は

飼い主さんとのコミュニケーションを

いつも以上に頻繁に行ってゆく必要がある。

1週間が経ち

‰さんの牛の状態を診た。

ほとんど変わっていなかった。

IMG_1427「デカいやつだけでも、むしり取ってくれないべか・・・」

「・・・うん、やってみましよう。」

牛を簡易枠場に繋ぎ

一番目立つものから

IMG_1430一つ一つ

むしり取っていった。

根元が直径数ミリ程度であれば

簡単にむしり取れるものだが

根元が数センチ以上あるものは

IMG_1429爪を立てて

強い力で取らねばならず

次第に手の握力がなくなってきた。

「・・・たくさんあって、とりきれないよ。」

「血も出てきたな・・・」

「・・・もう少し、薬を飲ませて、柔らかくしてからの方がいいよ。」

IMG_1434「頭や首だけでなくて、腹の下や内股にもたくさんついてるな・・・」

「・・・腹の下のやつをここで取るのは、足が飛んできて危ないね。」

「ああ、もう少し後にするか・・・」

「・・・うん、その方がいいと思うよ。」

IMG_1433‰さん宅で

‰さんの希望する外科的処置をしながら

私はこの牛の治療はかなり手強いと感じていた。

そして

1週間後にまた再診をすることにした。

IMG_1431「・・・飲ませ薬(ヨクイニン)は、毎日、いった通りに、ちゃんと飲ませてね!」

「ああ、分かってるよ、やってるよ・・・」

私は‰さんに

ちゃんと内科療法を続けるように

しつこく言って

その日の治療を終えた。

市場の日までは

あと1ヶ月を切っていた。


(この記事つづく)


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牛馬語の俳句

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