「ポテトが足りない」という記事が出て、
馬鈴薯の大産地の十勝に住む私は、
それを疑問に思って、
2月10日の早朝にブログ記事を書き、
生乳廃棄5000トンの危機という事態が、
再び来ないための「他山の石」としたつもりだった。
その舌の根の乾かぬ日の朝の北海道新聞に
こんな記事が出ていた。
「チーズ4月から値上げ」
という見出しと
「雪印メグミルク・原料高騰 輸送費も増」
という小見出しで
「雪印メグミルクは9日、家庭用のプロセスチーズやナチュラルチーズなどを4月1日出荷分から値上げすると発表した。新型コロナウイルス禍からの経済復調で世界のチーズ需要が高まり、原料となる輸入チーズの価格が高騰しているため。家庭用チーズの値上げは約4年ぶり。・・・・」
という本文が
家庭用のスライスチーズの写真とともに
三段の小さな記事になっていた。
生乳が5000トンも余って
廃棄されそうな危機のなかで
家庭用チーズが値上がりするのだという。
その理由は
家庭用のチーズの原料となる輸入チーズの価格高騰
だという。
チーズの原料は生乳である。
その生乳が5000トンも余っている我が国で
チーズが値上がりするのだという。
北海道の酪農家は
搾った生乳を
加工原料乳という名目で
乳業会社に生乳を売っている。
それを乳業会社が買って
乳業会社には生乳(加工原料乳)が
5000トンも余ってしまい
廃棄の危機にある。
乳業会社は
余った生乳を
消費者に飲んでもらおうと
大々的にキャンペーンを張っている。
その最中に
生乳を原料とするチーズの
原料が不足して高騰しているという理由で
家庭用チーズの価格を値上げするのだという。
これは一体どいうことなのだろう。
普通に考えれば
それほどに生乳が余っているのであれば
その余っている5000トンの生乳を使って
チーズを作れば
チーズの値上げなどしなくても良いと思うだろう。
ところが
現状はそうではなく
生乳を5000トンも廃棄しそうな状況の中で
国産の生乳をチーズに加工することなく
高騰する輸入チーズを原料として
家庭用チーズを作り
その小売価格を値上げするのだという。
消費者から見ると
乳業会社は
一体何をやっているのだ
と思うだろう。
乳業会社は
あれほど消費者に
生乳が余るから
飲んでくれ飲んでくれと頼み
国産の生乳を消費者に買ってもらって換金し
その傍らで
余った国産の生乳を
チーズに加工することもせず
旧態依然として
高騰した輸入チーズを使って加工するという
古い加工技術のままに
相変わらずのチーズ工場で
家庭用チーズを作り
挙げ句の果てに
その家庭用チーズの値上げに踏み切り
そこでまた消費者に
高い価格でチーズを売り
換金しようとしている。
乳業会社はよほどに
自分に都合の良いことばかりしているように見える。
乳業会社はずいぶんと
国産の生乳をぞんざいに扱っているように見える。
乳業会社はどれほどに
酪農家と消費者を舐めているのだろうか。
私は
このような乳業会社の態度を見て
怒りがこみ上げてくるのだが
私以外の
消費者の方々は
どう感じているのだろう?
4月から値上がりするという
家庭用チーズを
素直に買う気になるのだろうか?
マスコミ各社にも
言いたいことがある。
生乳廃棄の危機の中での
チーズ値上げのニュースが
こんなに小さくていいのだろうか?
(この記事続く)
YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
馬鈴薯の大産地の十勝に住む私は、
それを疑問に思って、
2月10日の早朝にブログ記事を書き、
生乳廃棄5000トンの危機という事態が、
再び来ないための「他山の石」としたつもりだった。
その舌の根の乾かぬ日の朝の北海道新聞に
こんな記事が出ていた。
「チーズ4月から値上げ」
という見出しと
「雪印メグミルク・原料高騰 輸送費も増」
という小見出しで
「雪印メグミルクは9日、家庭用のプロセスチーズやナチュラルチーズなどを4月1日出荷分から値上げすると発表した。新型コロナウイルス禍からの経済復調で世界のチーズ需要が高まり、原料となる輸入チーズの価格が高騰しているため。家庭用チーズの値上げは約4年ぶり。・・・・」
という本文が
家庭用のスライスチーズの写真とともに
三段の小さな記事になっていた。
生乳が5000トンも余って
廃棄されそうな危機のなかで
家庭用チーズが値上がりするのだという。
その理由は
家庭用のチーズの原料となる輸入チーズの価格高騰
だという。
チーズの原料は生乳である。
その生乳が5000トンも余っている我が国で
チーズが値上がりするのだという。
北海道の酪農家は
搾った生乳を
加工原料乳という名目で
乳業会社に生乳を売っている。
それを乳業会社が買って
乳業会社には生乳(加工原料乳)が
5000トンも余ってしまい
廃棄の危機にある。
乳業会社は
余った生乳を
消費者に飲んでもらおうと
大々的にキャンペーンを張っている。
その最中に
生乳を原料とするチーズの
原料が不足して高騰しているという理由で
家庭用チーズの価格を値上げするのだという。
これは一体どいうことなのだろう。
普通に考えれば
それほどに生乳が余っているのであれば
その余っている5000トンの生乳を使って
チーズを作れば
チーズの値上げなどしなくても良いと思うだろう。
ところが
現状はそうではなく
生乳を5000トンも廃棄しそうな状況の中で
国産の生乳をチーズに加工することなく
高騰する輸入チーズを原料として
家庭用チーズを作り
その小売価格を値上げするのだという。
消費者から見ると
乳業会社は
一体何をやっているのだ
と思うだろう。
乳業会社は
あれほど消費者に
生乳が余るから
飲んでくれ飲んでくれと頼み
国産の生乳を消費者に買ってもらって換金し
その傍らで
余った国産の生乳を
チーズに加工することもせず
旧態依然として
高騰した輸入チーズを使って加工するという
古い加工技術のままに
相変わらずのチーズ工場で
家庭用チーズを作り
挙げ句の果てに
その家庭用チーズの値上げに踏み切り
そこでまた消費者に
高い価格でチーズを売り
換金しようとしている。
乳業会社はよほどに
自分に都合の良いことばかりしているように見える。
乳業会社はずいぶんと
国産の生乳をぞんざいに扱っているように見える。
乳業会社はどれほどに
酪農家と消費者を舐めているのだろうか。
私は
このような乳業会社の態度を見て
怒りがこみ上げてくるのだが
私以外の
消費者の方々は
どう感じているのだろう?
4月から値上がりするという
家庭用チーズを
素直に買う気になるのだろうか?
マスコミ各社にも
言いたいことがある。
生乳廃棄の危機の中での
チーズ値上げのニュースが
こんなに小さくていいのだろうか?
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