北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

気候風土

生乳の廃棄は「もったいない」(1)

なんだかんだ言って、

酪農王国十勝の、

生乳の生産量は、

過去最高量を更新しているらしい。

IMG_0320それだけの生乳を生産したら

当たり前の話だが

十勝だけでは飲みきれない。

飲むばかりではなく

加工しても消費しきれない。

IMG_0180北海道全体で考えても

消費しきれないほどの生乳を生産し

それを本州へ送り届けている。 

本州へ輸送する生乳の量も
 
年々増加傾向にあるという。

IMG_0481そこへ

コロナウイルスの影響で

生乳の消費が一気に落ち込む

という事態がやって来た。

IMG_0315我々酪農関係団体は必死になって

牛乳を飲もう!と

生乳の消費を呼びかけて 

なんとか生乳の消費を支えて来た。

IMG_0154そのおかげもあってか

生乳の需給バランスは 

今のところ大きな破綻がなく

スーパーの店頭の乳製品コーナーでは

普通に乳製品が並んでいる。

生乳の流通の自由化

が叫ばれるようになって

JA系列以外の生乳の流通も

IMG_0155盛んに行われるようになった。

それは

業界を活性化させるというメリットがある反面

需給バランスを不安定にさせるというデメリットもある。

IMG_0184生乳が

不足している時は

買取価格の上昇などのメリットが出るが

だぶついている時は

買取価格を低下させないために

「生乳の廃棄」というデメリットが出る。

生乳をドブに捨てるようなまねは

誰もがしたくないだろうし

骨身を削って生乳を出荷している

酪農家や乳牛たちに申し訳がないだろう。

今回のコロナウイルス禍で

わが国の生乳は

今のところなんとか

廃棄という最悪の事態をまねくことなく

消費をされているようだ。

これは

関係者の努力もさることながら

日本はまだ世界的に見て

コロナウイルスの感染者が

数万人程度にとどまっていることと

無関係ではないだろう。

また

日本が世界に自慢できる

「もったいない」

という言葉が

わが国で生まれ

国民の間に浸透していることと

無関係ではないだろう。


(この記事続く)


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マルちゃんVSペヤング(15)

マルちゃんVSペヤングの対決シリーズ。

十勝地方ではここ半年近く、

激しい戦闘の火花が見られなくなり、

コロナウイルスの影響などもあったのかと、

勝手に想像を膨らませていた。

ところが先日、

千歳の姉の家に行き、

たまたま近くのコンビニを利用したところ、

IMG_0479なななんと!

ペヤングのソース焼きそばの

新しい上陸作戦を

目の当たりにしてしまったではないか!

流石に千歳市は

北海道の玄関口である。

まずはここで一度

両社のインスタントやきそばにおける熱い闘いの

過去を振り返ってみよう。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

といった激しい闘いの中で

またまた私は

北海道の玄関口の

千歳市のコンビニで

ペヤング側の果敢な上陸作戦を

目の当たりにしてしまった。

IMG_0488その焼きそばの名は

「ペヤングやきそば・豚脂MAX」!

但し書きには

「胸やけにご注意ください。」

の文字が!

パッケージからはすでに

ソースの文字が消えて

不穏な挑戦的な言葉が

金色模様の上に踊っている!

早速購入して

十勝に持ち帰り

IMG_0489数日後

たまらず実食した。

ソースは1つにまとまった大きめな袋に入り

かやくにはなぜかナルトやネギが。

やきそばなのにもかかわらず

なぜかラーメンをイメージしたかやくが入っており

既に危険な雰囲気を醸し出している。

麺のお湯を捨てて

ソースを入れると

ドロっとした半透明の脂っこいソースが

IMG_0491麺にまざりあって

あっという間に

ギトギト&テカテカの麺となった。

立ち上る香りがなぜか香ばしい。

ひと口含むと

「・・・う・うまい!(◎_◎;)」 

何とも言えない豚肉の香りが

口いっぱいに広がった。

これは

まるで

豚丼の豚肉の脂身を食べているようだ。

「・・・うまいぞ!・・・」

と、箸を進めていると

半分くらい食べたところで

「うっ・・・」

何となく

体に軽い拒否反応のようなものが現れた。

おそらく油がキツくて 

体が無意識に反応したものと思われる。

その直後

1つの欲求が頭に浮かんできた。

「・・・ご飯に乗せたい・・・」 

これはあまりにも唐突だったが

このやきそばが

あまりにも豚丼の豚肉のような味がしたので

IMG_0493それをご飯に乗せて

「・・・豚丼にしたい ・・・」

という欲求が

自然に湧いてきたのだった。

早速ジャーのご飯をお椀によそって

残りのやきそば「豚脂MAX」を乗せて

ご飯とともに口に運んだ。

「・・・んー・・・うまい!」

これはまるで豚丼だった。

見た目は

ご飯の上にやきそばが乗った

不思議な食べ物だったが

IMG_0495口に含むと

なぜか豚丼なのである。

豚肉の無い豚丼

しかも

炭水化物ばかり

でも

「・・・うまい・・・」

IMG_0496そして

そのまま

すんなりと完食してしまった。

何と言う不思議な世界。

「ペヤングやきそば・豚脂MAX」

私を数分間

未知なる新しい世界に

招き入れてくれた♪

IMG_0494ただ

ここで

注意することは

「胸やけにご注意ください。」

という言葉に加えて

「炭水化物の取り過ぎにもご注意ください。」

なのであった。 


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静かだった、桜の季節

北海道に桜前線が北上してくるのは、

IMG_03004月の下旬。

十勝地方にそれがやってくるのは、

北海道の中では早い方である。

まずは渡島・檜山地方

次に胆振・日高地方

IMG_0314そして石狩・十勝地方

その後に上川・留萌地方

そしてオホーツク・宗谷地方

最後は釧路・根室地方

順番は毎年少し前後するようだが

IMG_0330概ねそのような流れで

桜の開花の季節が通り過ぎてゆく。

北海道の桜は主に

エゾヤマザクラであり

花が開くことわずかに遅れて

IMG_0346すぐ葉も出てきて

緑の葉桜に変わるスピードが早い。

花が散り終わる前に

あっという間に

葉桜になってゆく。

IMG_0382私が40年前に十勝へ移り住んだ時

そんなエゾヤマザクラの姿に

ちょっと違和感があったが

今ではそのエゾヤマザクラの

野性味のある咲きっぷりに

心から酔いしれるようになった。

今年の桜のシーズンは

新型コロナウイルスの影響で

いつになく

静かだった。

お花見も自粛されていた。

しかし

それが返って

いつもよりも

心を落ち着けて

桜の花を眺めることができた

と言えるのかもしれない。


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立夏の桜・こどもの日

今年の5月5日は「立夏」で、

かつ端午の節句「こどもの日」だった。

IMG_0295暦の上では

この日からが夏である。

十勝地方の桜(エゾヤマザクラ)は、

5月2日頃に開花宣言が出て、

5月5日頃にはほぼ満開となった。

我が家の桜は

前回の記事に書いたように

早咲きなので

5月5日にはそろそろ

葉が出て来て

花びらも少しずつ散り始めていた。

IMG_0300この日の朝は

空が抜けるような快晴だった。

しかし

寒冷前線の通過後だったので

気温はぐっと下がり

最高気温も15℃前後で

数日前の気温の30℃がウソのような

冷たい北風が

朝から吹き荒れていた。

北海道のゴールデンウイークの頃の気候は

寒暖差が激しく

安定しない日々が続く。

これが

北海道の十勝の立夏であり

北海道の十勝のこどもの日であり

北海道の十勝の桜なのだ。

本州の京都が基準と言われる

俳句の歳時記に照らし合わせてみると

かなり違った季節感かもしれないが

これも立派な現実であり

本物の季節感なのであり

日本のまことの季節感の1つなのである。

IMG_0304北海道の十勝の地で

そんな季節感を

私は毎年堪能している。

北海道のゴールデンウイークの頃の

外出や

屋外でのバーベキューは

いつも天気に翻弄され

安らかに過ごした記憶が少ないのだが

今年は

新型コロナウイルスの影響で

不要不急の外出を避けているので

天気が悪くても

さほど気にはならなかった。

5月5日の日中は

必要緊急の往診の仕事を何件か回り

午後から牛の四変の手術を1頭こなして

自宅に帰った頃には

強い風は止んでいた。

家に帰ると

息子夫婦宅での晩御飯の誘いがあり

息子が車で迎えに来てくれた。

IMG_0305今年のこどもの日は

特に外出もせず

我々夫婦は

息子夫婦の家に招かれて

ささやかな端午の節句の夕食となった。

IMG_0301写真は嫁さんが作ってくれた

鯉のぼりのお稲荷さん♪

海苔で作った小さな目がついていて

とても可愛らしい。

IMG_0302息子夫婦と孫といっしよに

嫁さんの手作りのご馳走をいただける

そんなこどもの日なんて

私たち夫婦にとっては

この上もなく幸せなことだった。


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我が町の「一番桜」

「桜の苗木、植えてみない?」

もう、かれこれ25年以上も前に、

地元の植木屋さんと酒を飲んでいるときに、

そう言われて、

何の気なしに植えてもらった一本の桜(エゾヤマザクラ)の木が、

我が家の狭い庭の片隅に生えている。

IMG_0260植えた当時は

南側が広い空き地だったので

とても日当たりがよく

さらに

北側と西側にある我が家の建物が

北風と西風を遮断してくれたので

IMG_0275この桜の木は

あたたかな環境ですくすくと育った。

あまりにもすくすくと育ったせいなのか

植えてから10年近くは

花がぱらぱらとしか咲かなかった。

「この桜って、花の少ない種類なんじゃないの?・・・」

IMG_0283などと、妻と話したこともあった。

花の乏しかった我が家の桜は

毎年春になっても

誰からも注目されず

ただひたすらに葉をつけて

幹を太め枝を増やして成長しているだけだった。

IMG_0286ところが

今から約10年ほど前

桜の木の背丈が家の屋根の高さほどまでになった年の春

我が家の桜が一斉に花をたくさんつけるようになった。

その年の感動は今でも忘れられない。

今までの桜の姿とは打って変わって

びっしりと満開に花をつけた桜は

IMG_0285昼も夜も明るく

朝には今まで聞いたこともないような鳥の声が聞こえ

昼には近くを散歩する保育所の子供たちが見物に来るようになり

夕には通りすがりの人たちがしばらく足を止めるようになり

夜は妖しい光を放つ夜桜になった。

この桜の木がどうしてそんなに注目されるのかというと

咲くのが早いからである。

今年も我が家の桜は

町内の桜の先陣を切って

まっ先に咲き始めた。

今日(5月3日)の新聞を見ると

IMG_0288帯広の桜の開花宣言は

5月2日だったそうだ。

この記事が出た日の

朝の我が家の桜は

写真のように

もうすでに8分咲きを超えて

ほぼ満開に近い。

IMG_0291我が幕別町札内地区は

帯広の東の隣町である。

我が家の桜は

帯広の一番桜と

ほぼ時を同じくして咲き始める。

札内地区の「一番桜」として

毎年咲いてくれる

この桜の木は

私のひそかな自慢なのである。

最近ちょっと

老いぼれてきた感じはするけれども・・・


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ばん馬の尻尾が筆になった♪

十勝在住の前衛書家、

八重柏冬雷先生から、

「ばんえい競馬の馬の毛で筆をつくりたい。」

という話を聞いたのが数年前。

「私なら、ばん馬の毛を提供できるかもしれない。」

と、その時私は答えていた。

最初は、

知り合いの調教師さんに話を持って行き、

少しづつ鬣(たてがみ)などを集めてもらっていた。

しかし、ばん馬の厩舎の昔からの習慣で

馬の毛を切り取ったりする事は

あまり縁起のよくない事とされているらしく

なかなか思うようには集まらなかった。

今でもその調教師さんにはお世話になっているのだが

そんな中で

約2年前に

私の診療地区の重種馬の生産牧場で

繁殖牝馬が突然死亡した。

ほとんど何も治療をせずに

病名は心不全として処理をした。

IMG_4151その時

「筆にしたいので、この馬の毛をいただけないだろうか。」

と、飼主さんに話を持ちかけると

飼主の◎さんはうなずいて

その栗毛の馬の尻尾の毛を鎌でザックリと切り取って

私に提供してくれた。

IMG_4152それから尻尾を洗剤で洗い

日陰で干して

八重柏冬雷先生にお渡しした。

それから約1年半後

筆が完成した♪

馬の毛が

広島の筆作り職人の手で

書道の筆になったのだ。

詳しくは八重柏先生のブログを見て頂きたいが

safe_image.phpこの筆の長さは

80cmもあるのだとか!

毛の部分がおそろしく長い

まるでばん馬の尾そのままのような

すごい筆が出来上がった。

ばん馬の尻尾から

筆を作ったというのは

おそらく前代未聞の事だろうと思う。

そんな筆が

十勝の前衛書家の第1人者である

八重柏冬雷先生の手に委ねられた。

これから

どんな文字が

この筆から生まれてくるのか

考えるだけでワクワクしてくる。

十勝ならではの

すごい作品が誕生することだろう。


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春の「十勝晴れ」

快晴の日が多い十勝地方の、

快晴の大空は、

「十勝晴れ」

という名前で親しまれている。

十勝人の自慢の大空である。

空が自慢できる土地柄なんて、

素敵なことだと思う。 

「十勝晴れ」は

一年中見られるけれども

春夏秋冬それぞれの表情がある。

冬の十勝晴れは美しいが

人を拒絶する様な厳しさがある。

それに比べて

春の十勝晴れは穏やかで

人を優しく包んでくれる様な暖かさがある。

IMG_0224






昨日の空は

まさにそんな十勝晴れだった。

麦畑は青々と色づき

平野部の雪が消えて

はるかに望む山脈の白さが際立つ。

あと2週間もすれば

あちらこちらに桜の花が咲き始め

緑と白と桜色の

誰もが美しいと愛でる

春の定番の景色となるだろう。

往診の途中で

眺めの良い高台があり

そこで車を止めて

しばしの観望。

癒される大景。

風が心地よかった。

大空が春になれば

大地も春になる。

IMG_0219昨日の往診先で

ギョウジャニンニクをもらった。

そういう日の仕事は

テンションが上がり気分がいい。

その日の晩に

早速、料理をして

IMG_0220今年初の

春の山菜を

ビールと共に

堪能させて頂いた。

IMG_0223春の十勝の

ささやかな幸せ。

山菜の栄養分で

特に今年は

「免疫力アップ」

も念頭に。


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春の雲

「春の雲」と言われたら、

どんな雲を想像するだろう。

IMG_0158

形のない霞のような雲や、

渡り鳥が帰ってゆく時に見える雲や、

ぽっかりとやさしく浮かんでいる雲など、

想像が人によって大きく違うのではないかと思う。

これが

「夏の雲」と言われれば

猛り狂う巨大な入道雲を想像するだろう。

「秋の雲」と言われれば

高々と漂う芸術的な絹雲や鰯雲を想像するだろう。

「冬の雲」と言われれば

頭上に迫り来るような凍雲や雪雲を想像するだろう。

IMG_0161ところが

「春の雲」・・・

というのは

イメージとしてはやさしく柔らかで

1年のうちで最も親しみの持てる雲であることは

どんな人でも感じているのだろうが

IMG_0160その具体的な「形」は

他の季節の雲のようにハッキリとは

想像しにくいのではなかろうか。

霞のようにたなびいて低く薄かったり(たなびき系?!)

積雲のようにぽっかりと浮かんでいたり(ぽっかり系?!)

IMG_0159先日の雲は

春の雲の中でも

どちらかといえば「ぽっかり系」の積雲だった。

だがこの日の午後には

積雲の底辺に不穏な濁りの影が生じて

それらの雲が西の方から頭上に迫って来て

ポツリポツリと雨が降り始めたかと思いきや

それが霰に変わってあたりに降りしきり

しばらくするとまた

日が差して来るという

不安定な空模様になった。

これもまた春の雲の

掴みどころのない姿の一つ

なのだろうと思った。

今日の天気予報では

春の雪が降るらしい。


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だぶつく生乳の処理

生乳の需要の落ち込みによる、

生乳のだぶつきは、

新型コロナウイルスによる学校給食の需要低下ばかりではなく、

いろいろな原因によって、

じわじわと押し寄せいてる事は、

間違いないようだ。

生乳の流通システムが

そのような生乳のだぶつきを

無理なく公平に解消できるようなシステムであれば

酪農家は安定して生乳を出荷することができる。

だが

IMG_0154現実はどうも

そうではないらしい。

長期保存の効かない生乳が余ってくると

それを保存するために

チーズやバターや粉乳に加工するシステムがあるが

それも限界に達した時

止むを得ず

生乳を廃棄するという

まことに痛ましい最悪の事態が起こる。

だぶついて

加工さえできなくなった生乳を

誰が

どのように

処理して

その手間と費用を

誰が

どのように

負担するのか

という事は

誰もが納得できるような決め事として

しっかりと決めておかなければならない事だと思う。

ところが

IMG_0154現実はどうも

そうではないらしい。

私が数ヶ月前に

ある酪農家から

乳質について相談を受けたという事実は

それを物語っていたのだと思う。

酪農家にとって

自分が搾っている生乳の

乳質の検査方法が突然変わり

その検査の結果

突然集荷されなくなり

廃棄せざるを得なくなるというのは

酪農家とそこで働く牛にとって

大変つらい事で

屈辱でもあるだろう。

だぶついた生乳の処理が

個々の酪農家に押し付けられ

一部の酪農家とその牛たちに

経済的な負担のしわ寄せが来るという

冷酷で非道な事態。

そんな事態にならぬよう

酪農家と

生乳卸業と

生乳加工業と

そして何よりも

農政が

法の整備をして

この問題を

早急に

解決すべきだと思う。


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象のナナが残したもの。

いくら象の知能が高いといっても、

子象の時から北海道に憧れて、

北海道に住みたい、

などとは夢にも思っていなかっただろう。

子象のナナは人の手によって、

生地から遠い北海道へ強制的に連れられてやって来た。

それから58年間、

十勝おびひろ動物園の象として生きた。

58年間も生きていれば

周りの環境や人々の考え方も

446ADC15-8B27-469D-A8E5-51B66EF59E15大きく変わってゆく。

動物園の存在意義も変わり

動物福祉の考え方も広がり

今後もそれはさらに変わってゆくだろう。

その中で

ナナは一時代を生き抜いた貴重な象である。

私が帯広畜産大学の学生だった時

16921D73-9479-47A1-B659-3D79E013227A同級生がナナに嵌まり

動物園へ通い詰める友人がいた。

今その友人は

野生動物学の先生になって

人と野生動物の関係を説く人になっている。

新聞記事によれば

おびひろ動物園の野生動物の

BAD143EF-2926-43C9-A1A7-4E0B16D7A2EB飼育方法について

動物愛護団体などから

最近は批判的な意見が相次いでいるようだ。

しかし

この地球上で

象という動物の存在は

人間の思考と行動だけで

どうこうできるものではない

と私は思う。

象の体は人間よりはるかに大きい。

象の足は人間よりはるかに太い。

象の鼻は人間よりはるかに進化している。

象の妊娠期間は人間よりはるかに長い。

象が怒り出したら人間は手に負えない。

そんな象という動物は

人間よりもスケールか大きい。

地球には人間よりもスケールの大きな動物種が

多く存在している。

その代表格が

象だと言えるのではなかろうか。

象のナナの姿に見惚れ

象のナナを好きななり

象のナナを愛し

象のナナの死を悼む人たちは

象のナナのスケールの大きさに気づいた人たちだと思う。

と同時に

自分のスケールの小ささに気づかされた人たちだと思う。

我々人間は

自分よりもスケールの大きな動物の存在に気づき

それらの動物たちに

もっと尊敬の念を持って

接してゆくべきだろう。

象のナナの死をきっかけに

新聞紙上には様々な記事が書かれた。

その中で

十勝毎日新聞の

上・中・下の3回にわたる特集記事は出色で

B7DBA067-1CCB-458E-AB5C-E5D4F0B1C4AF素晴らしい内容だと思った。

象のナナの事をずっと取材し

記事の中で

多くの問題提起をしてくれている。

全て写真に撮って

このページに貼り付けたので

クリックしてぜひ読んでいただきたいと思う。

記事を書き続けた松田亜弓さんという記者と

私は面識がないけれど

私は最後に

松田記者に

心から敬意を表したいと思う。


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帯広市民芸術祭も中止に

毎年ゴールデンウイークに、

帯広市民文化ホールで行われる、

帯広市民芸術祭。

今年のコロナウイルス騒ぎで、

開催準備委員会の会議が、

延期を重ねていたのだが、

昨日また主催者から通知が届き、

IMG_0113その内容は「中止」だった。

延期の噂は前々からあったのだが

結局は延期も目処が立たずに

中止となった。

今の北海道ばかりではなく

日本の、いや世界の情勢を考えれば

仕方のないことである。

私は毎年(と言っても一昨年からだけれど)

この市民芸術祭の舞台部門に

帯広能楽同好会として参加して

仕舞(しまい)と謡(うたい)を発表している。

喜多流の塩津圭介先生のご指導のもと

IMG_0096初心者ながらも

毎年少しづづ会員を増やし

そのお稽古の成果を確認する場として

ちょうど良い舞台だったのだが

残念ながら今年は

中止になってしまった。

いつもその時

帯広能楽同好会のチラシを配ったりして

当会のアナウンスの場としても

ちようど良い場所だったのだが

IMG_0114今年は残念ながら

中止になってしまった。

とても残念なので

せめて

このブログの記事に書いて

帯広能楽同好会の存在を

少しアピールしておこうかと思う(笑)

能楽に興味のある方は

ぜひ私の方へご連絡ください!


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「集乳停止」と「生産調整」

お湯の代わりに牛乳でカップ麺を作ったところで、

どれだけ牛乳の消費が伸びるかはわからないが、

そんなことをまた考えるような事態になってしまった。

コロナウイルスの影響で、

学校給食の牛乳の消費がなくなり、

生乳がダブついている。

冬期はもともと

そんな緊急事態にならずとも

生乳の消費が落ち込むらしい。

昨年の暮れあたりから

我々業界の間では

農協系統以外の生乳卸業者

いわゆるアウトサイダーへ出荷している酪農家の間で

不思議な現象が起こっていた。

ある日突然

出荷する乳汁の品質が不適合とされ

買ってもらえなくなってしまうのだ。

我が診療地区にも何軒かの

アウトサイダーへ出荷している酪農家がいて

突然の乳汁の品質低下に驚き

その相談を受けていた。

突然の乳汁の品質低下は

餌や環境などの変化によって起こることがある。

相談を受けてから色々と原因を探った。

ところが

今回は、その原因が全く特定できず

不思議な感じを拭い去ることができなかった。

そうこうしているうちに

IMG_0097昨日の

北海道新聞と

十勝毎日新聞に

そろってこんな記事が出た。

「MMJ生乳集荷一部停止」

「MMJが集乳停止」

という見出しが

IMG_0098第1面に掲載された。

生乳卸業者が

「集乳停止」すれば

酪農家は「収入停止」となる。

我が診療地域の

アウトサイダーへ出荷している酪農家は

みな頭を抱えていたのだが

不思議だったのは

品質が悪いとされた酪農家と

問題なしとされた酪農家があり

その違いが不明だったこと。

MMJの品質検査では差が出たらしいのだが

これを疑問に思った酪農家が

独自で検査したら

全て品質には問題がなかったというのである。

私は検査には立ち会っていないけれども

そういう噂を聞くたびに

これは品質の問題ではなく

単なる生産調整ではなかろうか

と思うようになっていた。

生乳の「生産調整」という言葉は

酪農業界では

過去に何回も取りざたされた言葉である。

生産の調整が難しい生乳を生産する酪農業界が

最も悩まされるのがこの「生産調整」である。

かつて

農協(ホクレン)系の生乳卸業と

生産者(各酪農家)の間で

この「生産調整」をめぐって

どれだけ苦労をして

問題をクリアしてきたか

その記憶はまだ

私の頭の中にも生々しく残っている。

当時の酪農家の方々の嘆きを

私はどれほと聞かされたかわからない。

そんな気持ちで私は昨日の新聞記事を読んでいた。

今こそ

アウトサイダーの生乳卸業者は

この事態の責任を

酪農家に全ておしつけるようなことをせず

真摯に問題の解決にあたってほしいものである。


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旅行中止の代わりに「森のレストラン」へ

予定していた旅行は、

関東ホトトギス大会という俳句のイベントで、

群馬県の伊香保温泉に行き、

桐生に住む長女に会うはずだった。

ところが

新型コロナウイルスの流行で

思いもよらぬ事態になって

全て中止・・・。

職場からもらっている連休はそのままなので

かえって自宅でゆっくりと

くつろぐことが出来た。

昨日の日曜日は

息子夫婦も同様に休日だった。

そこで

我々夫婦と

息子夫婦と孫とそろって

息子の親友が経営をしている

「森のレストラン」へ

食事に出かけることにした。

息子夫婦と我々夫婦で

そろって

昼間からゆっくりと

外食(ランチ)に行くなどという事は

思えば今まで全くなかった。

コロナウイルスで

経済が回らず大変な事態になり

多くの方々が苦しんでいる。

特に飲食店や

接客などのサービス業や

交通機関の仕事に携わる方々は

直接のダメージが大きいようだ。

IMG_0081先が見えない状態が

まだまだ続くようなので

なんとも心苦しい。

そんな中で

思いもよらぬ休息と

美味しい御馳走を

身内だけで

IMG_0090いただけるというのは

幸せな事だった。

「森のレストランTOBACHI」の

ドアを開けてみると

お客さんが結構入っていた。

息子の親友の店主によれば

IMG_0091一時は誰も来なくて大変ったが

最近ようやく

お客さんが戻ってくるようになり

今日は特別な客の入りなのだそうだ。

我々一家は

店の隅のテーブルを占領して

IMG_0087午後2時過ぎ頃から

閉店時間の4時半過ぎまで

御馳走を堪能させてもらった。

ステーキやハンバーグはもちろん

おすすめメニューのポークチャップの

厚さが数センチもある地元産の豚肉にも感動。

IMG_0086息子夫婦が車の運転をしてくれたので

妻と私は

日の高いうちから

ワインを開けて飲むことが出来た。

「森のレストランTOBACHI」は

IMG_0084ワインの店というわけではないので

ハーフボトルしか置いていなかったのだが

何品もの美味しいお皿とともに

そのハーフボトルを飲んでいるうちに

ボトルの追加注文が止まらなくなって

IMG_0089テーブルには

ワインの空き瓶が

何本も並ぶという有様に(笑)

閉店時間が過ぎ

お客は我々だけになり

息子の親友の店主のT君には

すっかりお世話になってしまった。

帰りの車の助手席から

IMG_0094十勝平野の

西の地平に沈む

夕日が

とても綺麗に見えた。


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お疲れ様!象のナナ、やすらかに。

おびひろ動物園の、

象のナナが亡くなった

「亡くなった」あるいは、

「死亡した」
という言葉は、

テレビ・ラジオや新聞などでは、

人間だけに使われる言葉らしく、

象のナナが亡くなった事は、

IMG_0049新聞では

「象のナナ、死ぬ。」

と表現されていた。

しかし当ブログでは

そのような業界の言葉の縛りはないので

象のナナの死をどう表現するかというのは

私の一存で決めることができる。

私の気持ちに一番近い言葉は

「亡くなった。」

なのである。

IMG_6926享年59歳。

この「享年」という言葉も

テレビ・ラジオや新聞などでは

人間だけに使われるらしく

象のナナが死んでも

「推定59歳。」

IMG_6986とだけ書かれており

「享年」の文字はない。

しかし当ブログでは

業界用語の縛りも何もないので

象のナナの死亡時の年齢については

「享年59歳。」

と書かせていただく。

IMG_7014





その方が

私の気持ちとして

しっくり来るのである。

IMG_0004象のナナは

私と同世代であり

今の私と同じだけの時間を

この世に生きてきた。

自分と同じ年の動物に出会うと

特別な感情がが湧いて来るものである。

おびひろ動物園の象のナナは

そんな存在だった。

IMG_0054そして

今後のおびひろ動物園で

そのような存在の動物が飼育されることは

もう無いだろう。

何かもう胸がいっぱいで

書きたいことが書けなくなってきているのだが

IMG_0053ひとつだけ

書いておきたいことがある。

それは

ナナが立てなくなったのが、1月19日。

亡くなったのは、3月4日。

その間

45日間もの間

寝たきりで生きていた。

この事実は

「象が起立不能になったら自らの内臓の重みで数日で死んでしまう」

IMG_0058という既成の見解を覆した。

看病した飼育スタッフの方々の努力と

象のナナ自身の生きる力によって

この事実が

打ち立てられたのだ。

お疲れ様!象のナナ

どうぞ

やすらかに。



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十勝っ子気質

北海道の中でも、

十勝地方はどちらかと言えば雪の少ない地方、

ではないかと思われる。

65C8B1A5-2A1B-47FF-8114-720FBA312F5Cただし、

トータルの積雪量が少なくても、

ひとたび降り始めると、

まる1日から2日程度かけて、

どっさり降るのが十勝地方の特徴である。

95D4645B-A43C-4A9F-B809-445D52F89F5F雪ばかりではなく

雨の降り方も全く同じで

降りはじめると

数日間いやというほど降る。

その原因は

東北地方の太平洋側を

急激に発達しながら北上してくる

爆弾低気圧であることが多い。

十勝地方はこの爆弾低気圧の影響を

非常に受けやすい地域のようである。

爆弾低気圧ばかりではなく

数年前

北海道への台風の直撃によって

十勝地方が最もダメージを受けたのも

まだ記憶に新しいところである。

12B9565F-63BD-44F1-8427-CCD870DCC2A9そのダメージの受け方は

「ほどほど」とか「いいかげん」

ということがなく

「とことん」「ていっぱい」

にやられるのが

十勝地方の気候風土のような気がする。

それは

十勝地方に住む人たち

451373D6-CE71-4893-BCC7-76DF50F6D7EBすなわち

十勝っ子気質にも

現われているのではないかと思う。

十勝っ子気質というのは

中途半端なことを嫌い

何事にも徹底的なのである。

私は40年以上十勝に住んでいるので

そんな十勝っ子気質を

よく理解しているつもりである。

だが

我が身を振り返ってみると

温暖な本州の東海地方で育った私は

何事も甘くて中途半端なところが多く

本物の十勝っ子気質は

おそらく持ち合わせていないのである。

そんな私に比べて

十勝で生まれ

十勝で育った妻や子供たち

あるいはその親戚や友人たちを見ていると

腹が座っているというのか

やるかやらないかの

態度がはっきりしていて

中途半端なことを言わず

中途半端なことをせず

何事にも徹底している。

そんな

十勝っ子気質が

ありありと感じられるのである。

私はそんな

自分にはない

本物の十勝っ子気質が

大好きなのだが

それは私の

あこがれでもある。


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風呂あがりのビン牛乳

銭湯や温泉へ日帰り入浴へ行ったときに、

風呂あがりに飲む定番の飲み物といえば、

牛乳である。

しかもそれは

ビン入りの牛乳であり

硬いビンの口から程よく冷えた牛乳をゴクリと飲む。

紙パックの牛乳をストローでチューチュー飲むのではダメなのである。

風呂あがりの牛乳は

根強い人気があるらしく

温泉の日帰り入浴コーナーでは

必ずと言ってよいほど

ビン牛乳の自動販売機がある。

白い牛乳を中心に

コーヒー牛乳と

フルーツ牛乳が並んでいる

どこか懐かしいビン牛乳である。

IMG_7050先日

実家の静岡へ帰省して

日帰り温泉に行ったときも

ビン牛乳の自動販売機を見つけ

嬉しくなった。

早速飲もうとして

IMG_7051その値段を見て

ちよっと驚いた。

1本100円!

なのである。

確か十勝の家の近くの温泉では

同じビン牛乳が

1本140円で売っていたはずなので

4割も安いビン牛乳には驚きだった。

IMG_7052静岡のビン牛乳の販売メーカーは

森永乳業だった。

十勝のビン牛乳の販売メーカーは

雪印メグミルクだったはず。

この40円もの差は

どこから来るのだろう?

私は以前から

実家の静岡に帰ったときに飲む牛乳が

なんとなく味が薄くて馴染めなかった。

静岡の乳業関係者には申し訳ないが

十勝の牛乳は

静岡の牛乳よりも

味が濃くてうまいと思っている。

したがって

日帰り入浴の自動販売機の

ビン牛乳の値段が

静岡では100円

十勝では140円

であることも

その味の違いであり

クオリティーの違いなのであろう

という考えに至り

自分なりに勝手な想像をして

納得していた。

IMG_0023そして先日

十勝に戻って日帰り入浴へ行ったとき

ビン牛乳を飲み

その値段を確かめたら

やはり1本140円だった。

飲んでみると

IMG_0024その味はいつもの

濃厚な牛乳の味で

とてもうまかった。

やはり北海道十勝の牛乳は

うまいから

値段も静岡の牛乳よりも

40円も高いけれど

仕方のないことなのだろう

などと

勝手に思いつつ

そのビン牛乳のラベル書いてある

製造所在地と製造元を見て

驚いた。

北海道十勝の

日帰り温泉の自動販売機で売られている

IMG_0025雪印メグミルクの

ビン牛乳の

製造所在地は

茨城県水戸市笠原町1414番地

製造者は

いばらく乳業株式会社

だった。

なんと

北海道十勝の牛乳ではなかったのだ。

雪印メグミルクは

茨城で製造したビン牛乳を

茨城の乳業会社から仕入れて

十勝で

1本140円で売っているのだった。


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実家近くの神社

静岡から十勝へ帰ってきたら、

春のような陽気から、

真っ白な銀世界へ、

その違いを目の当たりにして、

あらためて南北に長い日本の国土を実感。

それでも、

世界的には日本程度の広さの国は沢山あり、

長く大きな国はいっぱいあるから

この程度の事で驚いていては

視野が狭い

と言われるかも知れないけれど。

驚きのついでに

地理的な違いばかりではなく

精神風土的な違いを感じたことがあった。

IMG_7029それは

神社である。

私の実家から

歩いて5分のところに

「伊河麻(いかま)神社」

という小さな神社がある。

普段は素通りしてしまうとても小さな神社なのだが

先日その境内でひと休みして

この神社のいわれを読んでみて驚いた。

IMG_7031「白鳳四年建立」

白鳳という元号を調べてみたら

西暦672〜675年。

飛鳥時代の後期である。

大化の改新(645年)からわずか30年後

奈良の都の平城京(710年)よりも30年以上前に

私の実家の近くの「伊河麻神社」は創建されていたのだ。

IMG_7034今年は2020年だから

2020 − 675 =1347

今から1300年以上も前に建てられた神社だった。

その間に何度建て替えられたのか知らないけれども

神社の境内に生えている

大きな樟(クスノキ)は

樹齢数百年は間違いのない大木で

IMG_7035小さな神社ながら

その古さを物語っているようだ。

実家の静岡には

こんな古い神社が何気なく

方々に散らばっている。

飛鳥時代の神社ばかりではなく

それよりもさらに昔の

古墳時代の古墳もいたるところにある。

そんな場所から

飛行機に乗って

今住んでいる十勝へ帰ってくると

アイヌの聖地である十勝(トカプチ)

という場所へ帰ってくると

気候の違いもさることながら

精神風土の違いということも

しみじみと

実感してしまうのである。


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積もったものと溜まったものと

2月13日木曜日から2月18日の今日まで、

IMG_7053休みを頂いて故郷の静岡で、

妻と息子と共に父の葬式を済ませ、

その他諸々のことを兄夫婦にまかせ、

故郷を後にした。

静岡に雨を降らせた低気圧は北上し、

十勝に雪を降らせている、

という情報を気にしながら、

雨上がりの静岡を発ち、

IMG_7054新幹線で富士山の側を通った。

東海地方の気温は20℃近くあり

清々しい西風が吹いていた。

羽田空港も快晴で

大きな夕日が落ちる頃

IMG_7055到着の遅れた飛行機に乗り

そのまま出発の遅れた飛行機で

夜のとかち帯広空港に着陸。

十勝はまだ雪の中だった。

空港に駐車していた息子の車は

30儖幣紊寮磴琶い錣譴討い拭

IMG_7059幕別の我が家もまた

30冂度の雪で覆われていた。

自宅の居間で溜まっていた新聞などを読んで

部屋に戻ってパソコンを開くと

メールが300通近く溜まっていた。

メールをチェックしていると

IMG_7060仕事関係や

俳句関係の

しなければならないことが

たくさん溜まっていた。

積もった雪と

溜まった原稿が

いま私の目の前に

山になっている。

今日の最後の休日は

これらの積もったものと溜まったものを

片付けてゆかねばならない。

一晩ぐっすりと寝て

精神の疲れは抜けてきたが

今日は体力を消耗しそうだ。


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父の死

今年93才になる父が昇天したので、

急遽休みを頂いて実家の静岡に帰ってきた。

1CE5F45A-B367-4C4B-85DC-1C8EF67EEB92ここ数年、

出来るだけ実家に帰って、

顔を見せようとはしていたものの、

道楽(主に俳句)の予定が先に立ち、

それにかこつけてのものばかりだったので、

本当に親の為になる帰省ではなかった。

今回はさすがに

純粋な帰省だが

こういう形でしか

ちゃんと帰省できないのは

不肖の息子と言わざるを得ない。

C2464EF3-70B4-4299-BE53-FCAE651D5E3E葬儀はキリスト教会で行われた。

昨日でとりあえず無事に終了し

今日は兄夫婦と母と

私達一家が

静岡の小さな家に残り

諸々の事後処理に当たっている。

これらの事も

兄が中心となってやってくれているので

次男の私はそれに従うだけで良い。

お気楽な次男坊というのは

生まれた時からそうであり

これもまた

不肖の息子たるべき姿であろう。

静岡の天気は曇り

気温は現在15℃くらいのようだ。

家の窓を開けて空気を入れ替えているので

外気温と部屋の気温はまったく同じという

D710C870-7A24-4EB4-B35A-513285492C91温暖な静岡ならではの

冬の過ごし方である。

しばらくしたら

さすがに寒くなってきたので

窓を閉めて暖房を入れ

ようやく身体が落ち着いてきた。

私の体は完全に北海道仕様になっているので

こういう暮らしは中々きついものがある(笑)

15CEFE90-237D-4C95-9BAF-FE7D9D7F5E97庭にでると

梅の木に花が残っていた。

その隣には

椿が蕾をたくさん付けていた。

近所のドラッグストアーに買い物に出掛けると

道路ぎわに見慣れぬ花が咲いていた

099663C4-EA24-43D6-B0FF-78F17D434982写真を撮って

アプリで調べてみると

なんとこの花は

七変化(しちへんげ)らしい。

七変化というのは

9EAFA990-BA55-4C4F-A79D-C527C57BFD87歳時記には紫陽花(あじさい)の別名として出ているが

この携帯アプリ辞典によると

似て非なるもののようである。

花の大きさは

紫陽花よりもずっと小さいし

葉の大きさもずっと小さい。

4C36F7B5-F1F4-4602-A963-6B875D06D1F6ただ

全体の雰囲気は

なんとなく紫陽花っぽくて

七変化という多年草には

ミニ紫陽花

という渾名をつけたくなった。





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気候の変わり目は、なぜ緊急往診が多い???

昨日までの厳しい寒さが、

うって変わって、

今日は暖かな春の陽気になるらしい。

寒気団が去り

暖気団が上空を覆うらしい。

昨日から今日にかけて

そんな

気候の変わり目の空の下。

こういう時は

なぜだか知らないけれども 

追加の往診や緊急往診が増える。

昨日は

朝受け付けた往診に加えて 

昼までに2件の追加があり

それを終えて

午後からカルテを書いていると

16時近くに

£牧場から難産の往診依頼が入った。

£牧場へ向かっている途中で

〓牧場の和牛の仔牛が熱発という連絡。

さらに£牧場に着く直前に

◎の和牛の仔牛が調子悪いという連絡。

£牧場の難産は初産で産道が狭く

経膣分娩不能と判断して

18時から帝王切開をすることになつた。

18時までの約1時間半の間に

〓牧場の和牛の熱発と

◎牧場の和牛の往診を済ませ

事務所へ向かって車を走らせていると

※牧場の仔牛がぐったりして立てないという連絡。

※牧場の仔牛に点滴をセットして

IMG_7007事務所に戻ると

手術室の前には£牧場の家畜車が到着していた。

ヘルプで頼んだH獣医師とともに

そのまま帝王切開を開始。

初産なのに満3才で肥満の牛の帝王切開は

肉厚で子宮が深く

思ったより困難で

胎児も残念ながら死亡していた。

帝王切開を終えて手術室を片付け終わったら

時計の針は20時を回っていた。

腹が空いたので

事務所に買い置きしてあるカップ焼きそばを食べて

IMG_7008カルテを書いていると

◯牧場から和牛の難産の往診依頼が来た。

陣痛微弱で産道の開きが悪いという。

◯牧場の難産は無事に介助できて

再び事務所に戻って

カルテを書き終えて時計を見ると

IMG_700923時近くになっていた。

忙しかった往診もこれで終わりかな

と思ったところで

▽ファームの従業員から電穂がかかって来た。

搾乳パーラーから出た牛が立てなくなったという。

IMG_7012最後の〆の往診は

▽ファームの夜中の搾乳中のトラブル。

最近はこのパターンが続いている。

昨日はとにかく

昼間から夜まで

ずっと追加の緊急往診が続いた。

気団の入れ替わるような

こういう気候の変わり目の空模様の下では

IMG_7011なぜだか知らないが

追加の往診が増え

夜もそれが続く。

何十年も臨床獣医師をしていて

いまだに理由がわからない

この現象。

いったい何故なの???


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