北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

気候風土

俳句で知る「猫の妊娠期間」

毎日、

町内の牛舎巡りの仕事をしていると、

最近、

少しづつ、

IMG_1152牛舎の猫たちの行動が 、

活発になってきたことに気づく。

春は、

猫の恋の季節である。

歳時記の二月(早春)の項には

「猫の恋」という季題(季語)があり

その傍題として

「恋猫」「うかれ猫」「春の猫」「猫の妻」「猫の夫(つま)」「孕(はらみ)猫」 

などの言葉が載っている。


IMG_1154 濡縁に戸開くを待てり猫の夫    星野立子


また

さらにページをめくってゆくと

歳時記の四月(晩春)の項には

「子猫」という季題(季語)があり

その傍題として

「親猫」「猫の子」

などの言葉が載っている。


IMG_1153 紙とんでゐしにはあらず子猫かな   星野立子


この二つの季題

「猫の恋」(二月・早春)

から

「子猫」(四月・晩春)

まで

約2ヶ月の開きがあるのだが

この2ヶ月間という時間は

すなわち

猫の妊娠期間の2ヶ月間

ということになる。

古人は

IMG_1155「恋猫」から「子猫」へと

日々変化してゆく

猫という動物を観察し

それを俳句に詠み

文芸を楽しみながら

知らず知らずに

ほぼ正確に

猫の妊娠期間を言い当てている。

歳時記から読み取ることのできる

古人の感性と

観察力の鋭さに

あらためて

感心してしまった。



人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

 
 




 

リスの出る日

「今日は、リスをよく見る日だったなぁ・・・」

と、先輩獣医師のSさんが、

カルテを書き終えて、そう言った。

「このあいだ急に暖かくなった時、冬眠から覚めたんだろうか・・・」

それを聞いた、同じく先輩のKさんが、

「エゾリスは、冬眠しないんですよ。」

「そうなの・・・」

「ええ。シマリスは冬眠しますけどね。」

「エゾリスはそうなんだ・・・」

それを聞いていた私。

「じつは、俺も今日、リス見ましたよ、エゾリス。」

「やっぱり、よく出る日なのかな・・・」

「そんな日、あるんですかね。」

「今日はほんとに・・・車に轢かれてたのも見ちゃったよ・・・」

車にはねられて死んでしまったのは可哀相だが、

私が今日見たりスも、ちょっと変で、

いつもとは違った場所で見かけたのだった。

1才馬の過敏症の治療で行った*さん宅

IMG_1093馬を出した後の馬小屋に

たまた目を向けると

馬柵捧の上になにやら動くものがいた。

鳥にしてはちょっと変だなと思ったら

エゾリスが

IMG_1089馬柵捧にとまる様に立っていた。

少し近づいて

携帯写真を撮ったら

馬小屋の奥へ隠れるように入っていった。

私が今までエゾリスをよく見かけたのは

IMG_1089ほとんどが林の中で

その多くが松の木で

松の木を渡り歩いている姿ばかりだったので

今日の、まさかの馬小屋での

エゾリスの出現にはちょっと驚いた。

IMG_1090そして

往診から帰ってきたら

先輩獣医師たちが、また

エゾリスの話をしていたというわけだ。

これは単なる偶然なのだろうか。

それともやはり

今日は

特別に

リスの出る日なのだろうか。


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

 
 




大寒の朝の樹木

1月20日の大寒の日は休日だったが、

いつもの時間に起床して、

夜が明けてくる窓を何気なく眺めていたら、

我が家の周囲の木々が、

ずいぶんと白く、

いわゆる霧氷がたくさん付いていることに気がついた。

今朝は何か、いつもと違う異変が、

起こっているような軽い興奮を覚えた。

これはもしや・・・

私はいそいそと防寒着を着て

自動車のエンジンを掛け

暖気もそこそこに

札内川方面へ車を走らせた。

その目的は

いつも定点観測をしている

あの

楡の大木

の姿を見るためである。

途中・・・

国道周囲の樹木たちは

いつもと違う真っ白な霧氷に包まれて

どれもこれも、いつになく

荘厳な雰囲気を醸し出していた。

札内の国道の中央分離帯に設置された温度計をみると

IMG_0950マイナス17℃を表示していた。

大寒のこの時間の気温としては

特に低いわけではないが

大きく違ったのは

湿度だった。

湿度を示す表示はどこにもなかったけれど

周りの樹木の枝という枝が

真っ白になっているところを見ると

湿度は非常に高かったに違いない。

札内川を渡り

目的の、あの

楡の大木のそばに車を止めて

携帯のカメラとともに

車外へ出た

寒っ・・・

IMG_0960しかし

今日の楡の大木は

今までに見たことのないような姿で

朝日に光り輝いていた。

この瞬間の気象条件は

IMG_0964きっともう2度と起こらないかもしれない

千載一遇のシャッターチャンスかもしれない。

そんな楡の木を写真に収め

帰り道の札内川を渡っていると

周囲の樹木も

IMG_0970なんと美しく

真っ白な霧氷に覆われていることか。

橋の近くの駐車場に車を再び止めて

しばし、朝の霧氷の樹木たちを

IMG_0972あれこれと

シャッターに収めて回った。

霧氷の樹木たちは

朝日を浴びて

IMG_0975どれもこれも

いまだかつて見たこともないほどの

美しい姿で立っていた。

国道には

朝の通勤車が

IMG_0969途絶えることなく行き来していた。

車を走らせている人達は皆

仕事に向かっている人たちだろう。

そんな中で

たまたま休日をもらった私だけが

IMG_0965札内橋の袂で

ウロウロと

霧氷をまとって輝いている

樹木の写真を撮っている。

ああ、これはきっと

幸せなことなのだろう

と思った。



人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして




北海道人・気質

我が地元の、

かたくり俳句会の初句会は、

IMG_0930普段は午後からの句会だが、

年の初めだけはいつも午前中から始まり、

昼食を皆さんで囲み、

食後は恒例の、

百人一首の歌留多取りが行われる。

北海道の百人一首は

本州の「紙」の百人一首とは違って

IMG_0931「木」の札である。

木の札に、墨で

毛筆の下の句が書かれている。

誰が最初にこういう札を作ったのかは知らないが

北海道開拓時代の名残が感じられる

実に北海道らしい

とても興味深い百人一首である。

遊び方も

読み手は普通、上の句を読まずに

下の句だけを読み

取り手は、下の句だけを聞いて

下の句の札を取り合う方法が普及しているようで

これもまた実に

勇ましく

流暢なことはしない

北海道人の気質がよく出ている遊び方である。

しかし

我々地元の俳句会の人たちは

IMG_0933読み手は、下の句ばかりではなく

上の句から全部読み上げることにしている。

下の句ばかりで遊ぶよりも

上の句から歌の全体の意味を味わいながら遊んだ方が

ずっと奥ゆかしく

読み上げを聞いている時の

歌の調べもすばらしく

とても気持ちの良い歌留多遊びになるということを

いつ頃か気づき

それを楽しむようになった。

北海道の百人一首の

一歩進んだ新しい遊び方だと思って

私はとても気に入っている。

さすがに

文芸好きの人たちの集まりだと思う♪


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして


 

寒月と札幌2往復

1月8日の夜は事務所に宿直し、

9日の夕方帰宅したその夜、

妻と息子と3人で、

道東道を千歳まで移動して、

亡くなった義兄の家で焼香して、

その夜は千歳のホテル泊。

翌10日の午前中は

私1人JRで札幌へ行き

かでる2・7での北海道ホトトギス同人会に出席した後

午後の伝統俳句協会新年句会に投句だけを済ませ

再びJRで千歳まで戻った。

千歳シティホールで義兄のお通夜

この夜は悲しい酒になった。 

翌日の葬式と法要を終えて

妻と息子と3人で道東道を帰宅。


 高々と寒月葬の帰り道  


翌11日の朝は

再び1人JRで札幌へ行き 

IMG_0927午後からの

北海道俳句協会賞選考会に出席し

続く俳句協会合同委員会

さらに続く新年交流会に参加。

今年の北海道俳句協会賞は

私のイチ押しの人の作品が受賞することになったので 

この夜は嬉しい酒になった。 

翌12日は 

昼から札幌駅北のエルプラザで

荒舩青嶺さんらとのライラック句会

その後JRで帯広へ

帰宅したのは夜更けだった。


 我が顔の上に寒月汽車の窓


 
人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

淑気?、粛気!満つ。

今年は元旦と二日が勤務の日だった。

本年初めての往診1件目は、

◉さんの和牛の治療だった。

治療を終えて車に乗ろうとすると、

◉さんが隣のD型牛舎の入り口で、

私に向かって手招きをしている。

何かなと思って、

D型牛舎のそばまで行くと

「先生、今ね、隼が来てるんですよ。」 

「ハヤブサ・・・?」 

「そう。めちゃくちゃ緊張してますよ。」 

「緊張・・・?」 

「ええ。いつもこのD型には鳩や雀の鳴き声がすごくうるさいんですけど、今日はもう・・・」 

「今日は・・・?」

「しーんと、静まり返ってるでしょう。」 

「あ・・・そう言われれば、そうだね。」

「今この中、めちゃくちゃに張り詰めてますよ。」

◉さんはそう言って

D型牛舎の入り口を細く開けて

そぉーっと、中に入って行った。

私も◉さんの後について

そぉーっと、足を踏み入れた。

「あそこらへんに、やられた鳩の死骸が落ちてるはずなんですけど。」 

「隼にやられたの・・・?」

「はい。たしかこの辺に・・・あれっ?、無いな、おかしいな・・・」

「・・・?」

「そうか、きっと猫が持って行っちゃったんだな。」

IMG_0876「・・・。」

「でも、ほら!、ここに鳩の羽根が散らかってるでしょ・・・」

「あっ、本当だ。」

IMG_0878「この上に、いるんですよ。隼が、ほら!、あそこの簗に、止まってるでしょ・・・」

「あっ、本当だ。」

「隼って、意外に小さいんですよ。」

IMG_0877「ほんとだ・・・、鷹とか鳶よりも小さいんだね。」

「でも凄く速いですよ。」

「だろうねー・・・」

「鳩なんて、今日はもうビビりまくってますよ。」

「・・・うん。」

「雀もたくさんいるのに、簗のかげに隠れてて、1羽も見えないですから。」

「ほんと全然見えないね・・・いないみたいだけど。」

「でもいるんですよ。あ、・・・あそこに鳩がいますね。」

「あっ、本当だ。」

IMG_0879「首だけ出して、様子を伺ってる。」

「ずいぶん首長くしてるね。」

「いつも鳩と雀でうるさい牛舎が、こんなに静か。」

「面白いもんだねー。」

「しばらく隼を逃さないで、こうしておこうと思って(笑)」

元旦の朝の牛舎に

淑気(しゅくき)満つ、ではなく

静粛なる恐怖に満ちた

粛気(しゅくき)満つ、である。

1件目の初仕事の家で

初夢の縁起物の

鷹ではないけれども

同じ猛禽類の

隼を見ることができたのは

何か縁起が良い知らせ!?

と、いう事にしておこう

と思った。


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。
 
 

雪を掻いて、餅を搗いて

先日の雪は、

北海道全体を覆う大雪になった。

十勝地方も、約50cmの雪が積もった。

我が家の前も、

もちろん50cm程度の雪が積もったのだが、

実はこの日は、

午前中から、

飲み友達のH田さん宅で、

恒例の野外餅つきをすることになっていた。

毎年、朝10時過ぎから餅を搗き始めることになっていた。

ところが今年は、

その時間はまだ家の雪掻きをしていた。

雪掻きをなかなか終わらせることが出来ず、

やっとの思いで玄関前と駐車場の雪を掻き終えたときには

昼の12時を回っていた。

私はちょっと不安になった。

こんな状態で、今日は餅つきなんてできるのだろうか

雪掻きを終えた私は

H田さんにラインを書き入れた。

「これから行きますが・・・」

すると即刻返事が来た。

「お疲れ様です(^O^)待ってます。」

我ら呑ん兵衛仲間のH田さんは

大雪にもめげずに

IMG_0853薪ストーブに火を入れて

石臼と杵を所定の位置に据えて

恒例の餅つき会場を

完璧にセットして

我々の訪れを待っていてくれたのだった。

一晩水に浸したもち米と

ゆでた黒豆と

餡子にした小豆と

酒一升を抱えて

私がH田家に到着したときは

同じ呑み仲間のF野さんとI君と

さらに、若者2名の餅の搗き手が

すでに餅つきを開始しているところだった。

IMG_0848私は毎年の恒例の餅つきに

なんとか今年も無事に参加することが出来たのだった。

用意されていた熱燗を一杯

ぐいっと飲み込んだら

午前中の雪掻きの疲れが

すーっと消えてゆくような心地になった。

IMG_0851私は自分の役目である

雑煮の汁の調理に取り掛かった。

雑煮の汁を作っている間に

若者たちが威勢よく餅を搗いて

それに納豆や黒豆を絡めたものが

目の前に出される。

IMG_0839それを酒のつまみとして食べるのも

これがまた格別な味で

熱燗がさらに進んでしまうのだった。

あー今年も

いよいよ年の暮れになったのだなぁー

IMG_0852そんなことを実感しつつ

今年一年なんとか無事に過ごせたことを

感謝しつつ

また酒のぐい呑みに手を伸ばす

楽しく幸せな

野外餅つきなのであった。


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。
 
 


成長ホルモン

近所のどこのスーパーマーケットも、

ここ数ヶ月の間に、

外国産肉の占める割合が、

急に増えたような気がする。

特に、

アメリカ産の豚肉の占める割合が急増した。

アメリカの豚肉が、

以前よりずっと多く輸入され始めたようだ。 

何か大きな変化が、

どこかであったような気がしてならない。

IMG_0771アメリカ産の豚肉は、

ご覧のように

国産よりもずいぶん安い。

牛肉は以前からそうだったけれど

豚肉についても

アメリカ産の肉が

激しく攻勢をかけて来たように感じるのは

きっと、私だけではないと思う。

こうしてだんだんと

静かに

アメリカの豚肉が

スーパーマーケットの肉コーナー増えて

それが知らず識らずのうちに

当たり前になってしまうのだろう。

そうして

日本の養豚が

衰退してしまうのだろう。

十勝には

豚丼という名物がある。

十勝のご当地グルメである。

その名物の豚丼の肉が

アメリカ産の豚肉になってしまうとしたら

興ざめ、だよなー。 


 〽︎アメリカの

   成長ホルモン

    豚肉焼けば

     これが本当の

      ホルモン焼〽︎ 



人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。
 
 

客を呼ぶ客

我が町のM別家畜診療所と、

隣町のI田家畜診療所とは、

互いに何かと色々お世話になったりなられたりの関係にある。

診療の人員不足の時の応援、

予防注射や採血の応援、

手術室が使えない時に貸したり借りたりもする。

ただ最近は、

うちの診療所の方が、

人員の手薄な状態が続いており、

こちらからお願いすることばかり多くなっている。

十勝NOSAIという大きな組織の中では

そういう場面は想定内のことで 

これからもそれはずっと続いてゆくだろうと思われる。

かつて各町村が合併てし十勝NOSAIになった時

獣医診療技術の「高位平準化」

などという言葉が飛び交わされたが

あれから15年以上経った今

それが実現しているのかどうか・・・

その当事者の1人である私自身にも

課題はたくさん残っているように思われる。

ただ、十勝NOSAIという大きな括りの中で

獣医師同志の交流の輪は

間違いなく広がっていると思う。

もっともそれは

各々の獣医師の個性に依るところが大きいと思うが・・・

そんな状況の中で

IMG_0779一昨日の晩

隣町のI田診療所のK獣医師が

うちの妻の店に飲みに来てくれた♪

K獣医師は2年前にS追診療所から転勤して来た人だが

当時の同僚だったT獣医師とH獣医師も一緒に連れて来てくれた♪

うちの妻の店は毎日は営業しておらず

予約を受けて開けるシステムなので

IMG_0781お客はきっと3人だけで

ゆっくりと話をしながら飲めるだろう

と思っていたら

灯っている看板を見たのか

予期せぬ通りすがりのお客さんが

1人、またしばらくして1人、また1人・・・

とお客さんが店に入って来て

ちょっとビックリしてしまった。

「私、お客を呼ぶ人なんですよ。」

K獣医師は

そう言って笑っていた。

IMG_0782客を呼ぶお客さんはいるものだと

妻も以前から言っていたが

こういう事実を目の当たりにすると

忘年会シーズンとはいえ

私もそれを信じざるを得なかった。

獣医師の同僚が3人も飲みに来てくれたのに

別のお客さんの相手もしながらの飲み会になってしまって

ちょっと申し訳なかったけれど

K獣医師をはじめ皆さんには

これからもまた

是非とも

うちの店に飲みに来てください。

妻の売り上げのためにも、ね(笑)


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。
 
 

十勝文化まつり・2016

11月11日〜16日まで、

IMG_0471NPO十勝文化会議の主催による、

「総合芸術祭・第14回十勝文化まつり 」、

が開催されている。

この団体の文芸部に所属している私は、

IMG_0466今年もまた、俳句作品を展示した。

帯広駅前の十勝プラザ1階展示会場に

俳句や短歌、詩や川柳、などの文芸に限らず、

写真、絵画、書道、華道、の作品や

IMG_0472それらのコラボレーションの作品なども展示されている。

展示作品ばかりではなく

総合芸術祭という名の通り

研究発表、舞台発表、などの部門もあり

IMG_0452幅広い文化・芸術の祭典となっている。

興味のある方は、

ぜひ見に来ていただきたいと思う。

開会前夜の、11月10日の開会式には

IMG_0457貴重な体験をすることができた。

アイヌ民族舞踊保存会の方達による

ムックリの生演奏と

民族舞踊が披露されたのだ。


十勝プラザ1階の大ホールに

アイヌの民族楽器ムックリの音が鳴り始めると

十勝平野の開拓以前の

地鳴りのような音が

会場に響き渡り

私は思わず

携帯を演奏者に向けて

動画のスイッチを入れた。


引き続き

今度はアイヌ民族舞踊の

狩の踊りが披露された。

開会式に

このようなデモンストレーションがあるとはつゆ知らず

思わぬ感動をいただいた。

そのあとは

各部会有志の交流会(懇親会)が

隣のレストランで開催された。

今年の交流会には

文芸部にも新しく、私より年の若い俳人が

2名参加してくれて

いつになく楽しい懇親会となった。

最後の2枚の写真は

私の今年の作品と

新しく今年から参加してくれた

30代の若い俳人

金野克典さんの作品♪

IMG_0450私の作品はいつものように

仕事の合間などに

十勝の四季風景を写真に撮って

俳句をつけたもの。

克典さんの作品は

おわかりでしょうか・・・?!

IMG_0451江戸怪談・七不思議

「置いてけ堀り」「送り提灯」「片葉の葦」

「灯り無し蕎麦」「足洗い邸」

「狸囃子」「送り拍子木」

をそれぞれイメージした

俳句7句だそうである♪

克典氏は高校生時代から俳句を作っていて

今は現代俳句系の句会や雑誌に

作品を発表し続けている

将来とても楽しみな

十勝の俳人である♪


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。
 
 




 

デントコーンの不作

今年の十勝地方の天候不順で、

デントコーンの収穫は大幅に遅れていたが

ようやく、ここ数日好天が続き、

収穫作業がはかどって、

やっと終りが見えてきたようだ。

IMG_0295しかし、

往診先の酪農家が

今年のデントコーンの出来について語る内容は

さえない事ばかりである。

「収量6割くらいかな。」

「いやー、ほとんど半作だね。」

「全然細くて、小さいっすよ。」

「ほとんど倒れてて、刈るのに時間もカネもかかる。」

「バンガー1本少ない。」

「もう根っこまで枯れちゃってますよ。」

・・・などと

ぼやく声ばかりである。

IMG_0294やはり

夏期の日照不足と

秋はじめの台風の直撃と

その後の長雨の影響が

思いのほかひどかったようだ。

今年の十勝の畑作物は

ほとんどの作物で出来が良くないらしいが

デントコーンもその例外ではなかったのだ。

私がいつも往診に巡るときに見かける

多くのデントコーン畑の全てが

IMG_0296今年は元気がなかった。

台風によって倒された。

長雨でいつまでも放置された。

そのまま

茎が細く

倒伏から曲がりつつ穂を出し

茎や葉が茶色や紅葉したまま

枯れてしまっているのも多く見られた。

IMG_0301そんなデントコーンを

サイレージにすれば

収量が少ないばかりではなく

品質も悪いであろう事は

容易に想像できる。

やっとの思いで収穫したデントコーンの

バンガーサイロの蓋が開く来年には

どんなコーンサイレージが出来ているのだろうか。

IMG_0299牛を診る獣医師として

そこは非常に気になるところである。

今年はデントコーンと同じく

二番牧草も

同様の理由で

収穫量は少なく

品質も悪いようなので

来年の牛たちが食べる餌は

いったいどうなってしまうのだろうかと心配になるのである。

デントコーンサイレージと二番牧草は

一番牧草と並んで

牛たちにとって非常に重要な粗飼料

すなわち主食になる。

それが不味く

たくさん食べられず

また、食べても栄養価が低い

ということになれば

来年の

牛たちの

健康状態は

今年よりもいっそう

悪化するのが

目に見えているではないか・・・


  人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。











むしむし天国

例年になく湿っぽく、

長々と雨が降り、

たまに晴れても蒸し暑い、

そんな今年の夏がようやく終わりを告げつつあるような、

今日の晴天である。

爽やかな秋空をやっと仰ぐことができた。

そんな日の休日は、

歳時記とノートと俳句雑誌などを鞄に詰めて、

自宅の近所の公園などを徘徊し、

俳句を拾って歩く吟行をするのが

近頃の私の休日の過ごし方になっている。

公園の野外ベンチと机のある場所に

静かに座って俳句をまとめていると

心が癒されてくる。

IMG_0128野外でゆっくり本を読んだり俳句を書いたりできる日は

1年のうちでもなかなか遭遇しないものだ。

この日はまさにそんな日だ。

充実のひと時

と、思っていたら・・・

腕や首がなにやらチクチク・・・

そのあとがなにやら痒くなってきた・・・

・・・!

蚊がぷーんとやって来て

刺してゆくのだった。

よく見ると

腕にはすでに、3〜4箇所

首や顔も、痒くなってきた。

そうなるともうあちこちが痒く感じてきて

なんとも落ち着かない気分になってきた。

まいったナーこれは・・・

IMG_0129今年の夏は雨ばかりで

雨が上がって晴れたとしても

晴れの日が続かずに

再び雨が降る。

あちこちに水たまりが沢山できて

それが乾いてゆく暇もない。

そんな無数の水たまりに

蚊が卵を産み

ボウフラが湧き

かが発生するのは

自然の成り行きだろう。

今年は例年になく

あちこちでよく蚊にお目にかかる。

そういえば我が家でも

今年は例年になく

妻が頻繁に蚊取り線香を焚いている。

「ぼうふら」や「蚊」は夏の季題である。

鬱陶しく、憎たらしい存在だが

私は、そんな蚊の出現に

本州の夏の

子供時代を思い出して

懐かしさも感じる。

蒸し暑く湿っぽい本州のようにになってしまったような

今年の北海道の気候は

昆虫たちにとっては

願ってもない

繁殖を謳歌できる

良い気候なのだろう。


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。

出張中止!

「この雨はヤバいな・・・」

そんなことを思いながら、

8月31日の朝、

私は旭川出張の荷物をカバンに詰め込んで、

早めの朝食を食べ、

よそ行きの服に着替えて待機していた。

そこへ、所長から電話が入った。

旭川行きのバスが出ないので、出張は明日に延期。

今日(31日)は、通常に出勤することになった。

早めに家を出ると、

夜一度通行止めとなったという国道の札内橋方面からは

通勤の車が沢山来ていたので

私は野次馬根性を出して国道を札内橋方面へ走らせた。

札内橋を渡る車は普通に流れていたが

橋の下を流れる札内川の姿は

今まで見たこともない驚きの姿だった。

IMG_0057川幅は堤防いっぱいに膨らみ

轟音と濁流が

堤外上流のテニスコート、サッカー場ソフトポールと野球場を

堤外下流のパークゴルフ場、ゴルフの練習場を

IMG_0062全て飲み込んで

そこに生えている楡や槐や柳の大木だけが

濁流の中で必死に立っている姿だった。

あまりの凄さに、

IMG_0070言葉を失った。

札内橋を往復してから

通常の通勤ルートに戻り

診療所へ向かうと

IMG_0079途中の旧国道で通行止めに遭った。

旧国道が通れないときは国道へ

といういつものバターンで国道へ出ると

国道が渋滞して長い車の列ができていた。

そこで所長からの携帯が鳴った。

IMG_0086国道の猿別川を渡る止若橋の西側が冠水し

通行止めになったという。

幕別市内の診療所へ行くためには

大きく迂回しなければならなくなった。

止む無く引き返し

南方の高台の山道を大きく迂回して

下流から数えて3番目の橋で猿別川を渡り

ようやく診療所にたどり着いたときは

出勤時間を15分ほど遅刻していた。

その日はほぼ普通に仕事をこなし

夕方、カルテを書いていると

本所から所長に電話が入った。

「出張は中止だそうです・・・。」

なんと!

バスもJRも高速道路も

十勝管内から札幌や旭川方面へ行くルートは

全て寸断されたという。

今までの北海道獣医師大会と三学会でも

季節柄、台風の襲来に何度も見舞われて

交通手段に影響が出たことはよくあった。

だがその度になんとか手段を変更したりして

目的地までたどり着けたのだったが

今回の出張中止は

そんな前例を覆す異常なものだった。

旭川で会おうと思っていた友人に

中止で行けなくなった事を伝え

IMG_0095落胆して帰宅し

郵便受けに刺さっていた十勝毎日新聞を

広げてみて驚いた。

想像以上の被害の写真が

IMG_0097紙面を埋め尽くしていた。

避難者は数千人を超えたようだ。

車ごと流された行方不明者が3名も出たようだ。

「これではとても・・・一晩待ったくらいでは復旧しないな。」

IMG_0098JR石勝線は1ヶ月以上不通になるらしい。

これではどうしようもない。

翌日

いつもの旧国道を通って出勤しようとしたが

旧国道はまだ通行止めだったので、国道へ

ところが国道はまた大渋滞。

そこでまた南方の山道を迂回して診療所に着いた。

その日の仕事内容もほぼ通常だったが

交わす会話は台風被害の事ばかりだった。

あちらこちらで数えきれぬほど

崖が崩れ、木が倒れ、畑が冠水していた。

未だに道路や家が冠水している地域へ

ようやく車で近づけるようになっていた。

IMG_0111その日の夕方

国道の札内橋を渡った。

警戒水域を超える増水と濁流が

丸1日続いた札内川の水位も

IMG_0114ようやく下がって

堤外の広大な平地が姿を見せていた。

しかし、その姿は・・・

見るも無残な

テニスコート、サッカー場、野球場、パークゴルフ場

IMG_0122などの姿があった。

跡形もなく流され、崩され

その上に大きな倒木が流れ着き

その倒木が、生き残った立木に凭れ掛かり

そこに中小の流木が引っかかって止まっていた。

IMG_0123芝生はいたるところで裂けて土がむき出し

大量の砂利と、大量の土が

運び込まれて、流れの姿を残し

あちこちに大きな穴と裂け目が出来

泥水を貯めていた。

IMG_0124札内川堤外の憩いの場である

運動公園の施設は

全て破壊され

札内川は

太古の時代の

河原の姿に戻りつつあった。


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。





 

旭川出張

8月31から9月3日まで、

IMG_0043旭川へ出張します。

平成28年度北海道地区学会と、第67回北海道獣医師大会に、

出席参加します。

8月31日(水)は昼から、プロダクションメディスン研究フォーラム2016にも参加し傾聴します。

IMG_00429月1日(木)は、地区学会を傾聴します。

同日の夕方には獣医師大会に出席し、そこで私は、

我が町内の犬猫病院長のO橋先生の代わりに、

代理で表彰状を受け取る役目をおおせつかってしまいました。

IMG_0037これは全く初めての経験なので、正直照れ臭いです(笑)。

その後のパーティーには、もちろん出席します。

パーティー会場で豆作を見つけたら、

どうぞ気軽にお声を掛けてください!

IMG_00389月2日(金)は産業動物部門の第2会場で、

私は本名で(当たり前か・・・)発表をします。

エントリーNoは78番なので、時間は11時20分頃になる予定です。

久しぶりの発表なので、照れと緊張と懐かしさを今から感じています。

IMG_0039演題は「腹腔洗浄によって回復したミニチュアホースの腹膜炎の1症例」

興味のある方は、どうぞ聴きに来てください。

そして、遠慮なくガンガン質問していただけると嬉しいです。

馬の研究発表の会場に組み込まれたので

IMG_0040我が敬愛する同窓のドクターhig先生の発表なども同じ会場で

興味深い発表が沢山拝聴できそうで、楽しみです。

その夜もまた旭川市内のホテルに宿泊し

9月3日(土)の朝出発するノースライナー(都市間バス)で帰る予定です。

できるだけ多くの学術情報を吸収し

できるだけ沢山の人との出会いを求め

充実した楽しい3泊4日の出張の旅をしてこようと思っています。

IMG_0044ただ・・・

非常に気がかりなのは・・・

今、家の外で荒れ狂っている風と雨・・・

台風10号による暴風雨が十勝地方を襲っている・・・

半端ではない、すごい音がしている・・・

我が街を流れる札内川の上流の雨量がヤバく・・・

札内川の水位は警戒水域を超えたらしい・・・

札内川の河川敷に近い町内会には避難勧告が出されたようだ・・・

うちの町内会はまだ大丈夫だが・・・

明日(31日)の朝、無事に

旭川行きのバスが出てくれるといいのだが・・・


※十勝毎日新聞電子版からの情報

台風10号の接近に伴う大雨の影響で、帯広市は31日午前2時20分、災害対策本部を設置。同2時半、十勝川と札内川に氾濫の恐れがあるとして約1万6730世帯、約3万2110人に避難勧告を出した。

帯広開発建設部と釧路地方気象台は31日午前3時20分、十勝川に氾濫危険情報を発表した。氾濫危険水位に達し、氾濫の恐れが高まっている。

 浸水想定地区は、帯広、清水、芽室、音更、幕別、池田、豊頃、浦幌


これは、もうダメだな・・・(泣)


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。


 

食料自給率1000%の十勝の「凶作」

今年初めて北海道を直撃した台風7号から始まって、

IMG_212610日間の間に、

台風11号と、台風9号と、

間髪入れずに、

北海道上空を通過していった。

IMG_2128台風が1年に3回も北海道に上陸するのは、

観測史上も非常に稀なことらしい。

北海道がこれだけ台風に好かれると、

土砂災害はもちろんのこと

IMG_2131農作物にとって

良いわけがない。

昨日の十勝毎日新聞の一面は

JAなどの農業団体が

気象災害の対策本部を立ち上げた

IMG_2135と報じていた。

十勝の農業団体が

このようなことをするのは

冷害だった1993年以来

ということは、24年ぶり 

という大災害によって

十勝地方の農作物が凶作になる恐れが出てきたということだ。 

十勝地方は我が国指折りの

大農業地帯である。

日本の食料の大供給基地である。

十勝地方の食料自給率は

カロリーベースで1000%を軽く越えると言われていて

それを我々十勝の人間は

自慢の種のひとつにしている。

1000%以上の自給率ということは

収穫した農作物の9割以上を

十勝以外の地域へ運んで消費していることになる。

十勝に住む人の9倍以上の他所の人たちが

十勝で収穫される農産物に頼って生活していることになる。

日本中、あるいは外国も含めて

十勝の農産物に頼って生活している人たちには

とても心配すべき事態になったと言えるだろう。 

天気予報は今日からまた雨が降るという予報のようだ

天気図を見ると

日本の南海上にずっと停滞していた

大型の台風10号の進路が

北東の方向を向き始めたようだ。 


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけま

再び台風直撃か、と思いきや

台風7号の直撃を受けてから、

まだ1週間も経っていないのに、

北海道の十勝地方はまた、

台風の直撃を受けるのか!?

と、昨日の夕方は不安げに空を見上げていたのだが、

どうやらそれは回避できたらしい。

1611-00今は8月22日の早朝、

家の外は静かで

雨風の音は一切ない。

今度の台風11号は

襟裳岬には上陸せず

その東の海上を

釧路方面へ向かっていったようだ。

今度は釧路地方を直撃だ。

気象庁の台風情報を確認すると 

釧路に上陸し

そこから根室方面を北上して

網走からオホーツク海へ出たようだ。

今回の台風は十勝地方のわが町に

被害はもたらさなかったが

隣の釧路地方

さらに根室、網走地方の

雨風の害が心配だ。

なんとか無事であることを祈るしかない。

それに加えて

IR-FL_P3-600mまたまた今度は

台風9号がやって来た! 

情報を見ると

早くも関東地方に上陸をする模様。

気象衛星の写真を見ると

先にやってきた11号よりも

雲の渦巻きがずっと大きくて強い台風のようだ 。

今度は直撃は避けられたようだが

直撃を受ける関東、東海地方に

雨風の被害がないことを 

祈るしかない。 


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。





台風直撃!

日本にやってくる台風の進路は、

必ずと言っていいほど「く」の字型のカーブを描いて北上してくるので、

日本列島に上陸する台風のほとんどは、

まず、本州のどこかに上陸し、

いったん勢力を弱めてから北海道に再上陸する、

というパターンが多い。

ところが、昨日やってきた台風7号は、

関東地方に上陸するかと思っていたら、

房総沖で進路を変えて、福島沖、三陸海岸沿いを北上し、

狙い定めたように、襟裳岬を直撃した。

その後日高山脈南部から十勝平野を通り

オホーツク地方へ達したところで温帯低気圧に変わった。

IMG_5943私はその晩

ちょうど当直の夜間当番だった。

17日の夕方から

風雨が急に激しくなり 

普段とは明らかに違う、生ぬるい南東の風と雨が

事務所の駐車場にある私の診療車にうちつけるようになった。

IMG_5949事務所の窓や玄関のドアも

いつもとは違う隙間風によって変な音を立てるようになっていた。

東を向いている玄関のドアの隙間から

横殴りの雨が吹き込んでフロアーに水が侵入してきた。

モップでしばらく拭いていたがとても追いつかないので

そのまま諦めて二階に上がったら

二階のフロアーも同じように雨水が侵入していた。

これはやばいかなと思っていたら

風雨はその後数時間で、すーっとおさまり 

薄雲から夜空がのぞく程度になった。

台風はどうやら、速いスピードで

十勝地方を駆け抜けていったらしい。

その晩、夜中の往診依頼は

幸いなことに一軒もなかった。

IMG_5951翌朝は

青空が見えていた。

往診を何軒か持って

いつものように町内を巡っていると

あちらこちらに

IMG_5953台風の爪痕が残っていた。

土砂の流出や小さな崖崩れが

いつも通る道の様相を少し変えていた。

往診先の牧場では

大きな木が倒れていているところがあった。

よく見ると小さな木も結構倒れていた。

IMG_5955同僚の獣医師の往診には

倒れた木の下敷きになって

死んだ牛の検案が一軒あったようだ。

畑の作物では

台風に一番影響を受けやすい作物は

背の高いトウモロコシである。

その中でも、台風にやられ易いのが

牛の飼料に使われるデントコーンである。

往診途中のデントコーン畑を見ると

IMG_5960ほとんどの畑で倒伏が見られた。

デントコーンが倒伏すると

刈り取りに手間と燃料が多くかかるばかりでなく

深く刈り取らなければならないので

土や石ころが混入し

コーンサイレージの品質が低下してしまう。

台風の仕業だからどうしようもないことだが

刈り取りをする時期までに

もうこれ以上の倒伏がないように祈るしかない。

IMG_5952すべての往診を終えて

事務所に帰ってきて

カルテを書き終え

汚れた玄関を掃除して

車を片付けようと

車庫の方をふと見ると

なんと

車庫の裏の松の木が

IMG_5962一本倒れていた。

朝は気が付かなかったのだが

事務所の裏という身近なところでも

木が倒されていたのだった。

この松の木が

もし

車庫の向こうの道路側へ倒れていたら

電線を切断して停電していたかもしれないし

もし

車庫のある手前側へ倒れてきていたら

車庫と車がぐしゃりとつぶされていたかもしれない

危ないところだった・・・


  人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけま








 

十勝にカブトムシが・・・

3日前くらいから、

十勝地方の気候が、

ぐっと湿っぽくなったように思う。

「紙が、しっとり、してますよね・・・(笑)」 

同僚のS獣医師も、

その違いに気づいていたようだ。

カッパを着て、

繁殖の診療をすると、

いままでにないほどの汗が、

額から溢れ出てくるようになった。

明らかに、湿度が上昇している。

空には雨雲が立ち込め

青空がほとんど見えない。

そんな日がここ3日程続いており

今後もさらにジメジメした日が数日続くらしい。

IMG_5879往診から事務所に戻って

長靴を洗っていると

かたわらに、なんと

カブトムシがいた!

IMG_5880この辺りは夏になると

よくクワガタが出てくるが

この日はクワガタではなくカブトムシだった。

カブトムシが出てきたのは初めての事だった。

「珍しいですね・・・」

「カブトムシって、十勝にはいなかったんじゃないの?」

十勝地方の生態系も

温暖化の影響なのか

平均湿度の変化なのか

変わってきたのかもしれない。

道東方面に在住の方で

野生のカブトムシを見る人は

それほどいないのではないか、と思われるが

最近は、きっと増えているに違いない。

「カブトムシといえば、夏休みの匂いですよね・・・」

「匂い?(笑)、そっかー、そう言われれば、カブトムシの匂いってあるね。」

「懐かしい匂いですよね・・・」

「たしかに、なつかしいね。」

S獣医師は面白い事を言う。

「カブトムシの匂いと、コオロギの匂いと、スズムシの匂い・・・」

「え?、コオロギとスズムシも?」

「みんな違うんですよ、匂いが・・・」

「ほんとに?、俺はそこまではわかんないなー」

「嗅ぎ分けられるんですよ・・・」

「ほんとに?、すごいね、それは。」

「私、変な子だったんです・・・(笑)」

「いや、すごいよ、それは。」


 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。




 

食料自給率1000%の十勝・・・今年は?

田んぼがほとんど無い、

image十勝地方は畑作王国である。

特に、十勝の中央部では畑作が盛んである。

畑作よりも酪農が盛んなのは、

十勝北部の高原地帯や、

十勝南部の海岸地帯であり、

十勝中央部の肥沃な大地は、

image酪農の牧草地よりも、

畑作地のほうが圧倒的に多い。

十勝の中央に位置するわがM町の診療区域も

その例外ではなく

ばりばりの畑作地帯である。

image毎年この時期になると

あらゆる畑作物が

一気呵成に成育してくる。

土の見えていた畑の畝が

生長した作物によって

あっという間に隠されて

さまざまな作物の葉の色に染まった

巨大なパッチワークのような大地となる。

まさに万緑。

この十勝の畑作物の勢いを毎年見る度に

私はとても豊かな気持ちになる。

十勝の食糧自給率1000%を実感する一瞬である。

こんな大地に暮らしていれば

飢え死にする事はないだろうと思う。

imageしかし

そうは言っても

農業は天候に左右されるという宿命にある。

今年の我が町の畑をよく見て歩いていると

なんとなく

いつものような勢いが感じられない部分が見える。

image6月の2週間以上にわたる低温高湿度の影が見える。

ジャガイモの花がいつもより少ない気がする。

ビートの畝の土が葉に隠れていない部分が多い気がする。

豆の生育が遅く雑草が多いような気がする。

さらに

先日の烈しい雷雨と雹(ひょう)は

image我が町でもっとも肥沃な

十勝川沿いの畑作地帯を襲った。

小麦の大規模な倒伏があちこちに見られる。

ジャガイモの畝が泥流に崩れているところがある。

豆の葉が破れて土をかぶっているところが多く見られる。

私は今年の畑は、いつもより元気がないと感じている。

image「なんか、今年は、よくないんじゃないの?」

「・・・どーだかな。」

畑作と肉牛兼業のЭさんの父さんはそう言った。

「このあいだの大雨と雹もすごかったし。小麦がだいぶ倒れているね。」

「・・・あっちのほうはひどいって言ってたな。」

image「この辺はそれ程でもないみたいだけど。この辺は去年もよかったでしょ。」

「・・・いや、この辺も機械を入れてみないとわからんよ。」

「豆の葉も小さいし、ビートの畝もまだ見えてるし。」

「・・・まぁ、いつでも蒔けば取れるってもんじゃない。何年もやってたら、そんなもんだ。」

「なるほど・・・。」

「・・・若い衆らは、それをまだ、よくわかってないんだ。」

imageベテランの畑屋さんの父さんは

静観の構えだ。

長年のキャリアを感じる

重みのある言葉だった。

 人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。


 

地元の世界的アスリート

人口2万7千人程度の我が町には、

牛が1万5千頭ほど飼育されている。

そんな、ありふれた、

北海道の一つの町である。

だが

オリンピックイヤーが来ると、いつも思うのは、

世界的アスリートのよく出る町なのではないか、

ということだ。

今年もまた、

往診の途中のN地区の一角に

横断幕が出ていた。

IMG_5738日本一速い女!

陸上短距離の

福島千里さんの

オリンピック応援の横断幕だ♪

圧倒的な強さを誇るアスリートゆえに

横断幕も、その都度何度も使えるように

あまり余計なことが書いてない(笑)

地元の中の地元、N地区の公区の皆さんの

気持ちと苦労がにじみ出るような横断幕だ。

2枚目の写真は

わが町の役場の支所に張られた横断幕。

こちらは新しく立派な、普通のもの。

IMG_5740福島千里さんの他にも

わが町出身のアスリートが

今年もオリンピック出場を決めている。

女子ラグビーの

桑井亜乃さん(初出場♪)と

マウンテンバイクの

山本幸平さんの2名。

山本さんのお父さんは獣医師で私の同僚だった人

北京オリンピックから続いて

今年もリオデジャネイロまで応援に行くのだろう。

実に羨ましい話だ♪

同じ町民として

楽しみなオリンピックになるが

テレビの生中継では

福島さんくらいしか見れないだろうなー


人気ブログランキング


IMG_2775
左の写真の道具を使う


「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画をYouTubeにアップしています。

ここを→クリックして

ご覧いただけます。



 
Profile
ギャラリー
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • ぺヤングがまたやってきた!
  • 牛の捻転式去勢の比較
  • 牛の捻転式去勢の比較
蓄 積
1日1回クリック宜しく!

願援助為自己満足
livedoor 天気
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

感 謝
牛馬語の俳句

  • ライブドアブログ