北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

気候風土

台風21号

明け方3時ころ、

唸る様な音がして、

ふと目が覚めた。

台風21号の雨と風の音だった。 

いつもの雨風の音とは違って、

18090503遠くの地の果てから、

地鳴りがやってくる様な、

不気味な音だった。

それが数十秒間隔で

何度も繰り返してやって来た。

TYs-600台風の風が

息を継いでは 

何度も繰り返される

まるで大きな息をしている様だった。

北海道の西側を北上する台風のときは

いつもこのような大風が吹く。

201809050600-00十勝地方からは

その進路がかなり離れているので 

一昨年に直撃した台風と違って

大雨や洪水や土砂崩れの心配はない。

しかし

この大風によって

牛の飼料作物である

デントコーンの倒伏被害が心配である。

先程

部屋の窓を開けて

外を覗いたら

いつになく湿度の高い

生温い風が

あたりに充ち満ちていた。

台風が運んできた

南方の空気だった。


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北海道玉藻俳句大会in苫小牧

苫小牧へ日帰りの俳句の旅、

星野高士主宰の「玉藻」の北海道大会に出席してきた。

ゆっくりと一泊したかったのだが、

9月はいろいろと行事が目白押しで、

もちろん仕事もしなければならないので、

とんぼ帰りの汽車の旅だった。

しばらく続いていた雨も上がり

この日はすっきり爽やかな秋晴れとなった。

IMG_4159苫小牧駅に着くと

小樽の北嶋さくらさんと

札幌の岡本清さんにばったり会い

この日はそのまま3人でランチをし

句会の開始時間まで吟行(俳句散策)をする事にした。

俳句の仲間というのは

いきなり会っても直ぐに意気投合出来るのが良い。

苫小牧市民会館から海岸まで歩き

秋日和の海岸を約1時間ほど吟行して10句を得る。

IMG_415815時からの句会に5句を投句。

前日句会は出席者40名そこそこの句会だった。

私は互選の披講を担当し

高士・椿・両先生の選の披講は

玉藻編集長の阿部信(まこと)さん。

私の一句


  秋風に立ちて海へとなびく髪   豆作 



  海ばかり眺めし後の実玫瑰(み・はまなす)  豆作


が椿選に入選♪

IMG_4164どちらもさっき作ったばかりの句で

1句目は海を眺める北嶋さくらさんを詠んだものだった。

高士主宰選の披講になり

上記の2句が今度は特選に選ばれてしまった♪♪

玉藻の句会に出るのは初めてのことで

IMG_4162いきなり両先生の選に入ったのは

驚きと嬉しさの混ざり合った幸せだった。

やはり吟行はしてみるものだ

とつくづく思った。

句会のあとは大きなホテルの16階へ移動して

眺めのよいレストランで懇親会。

IMG_4161晴れていたので

苫小牧市と太平洋を一望できる

贅沢な眺めを満喫した。

懇親会では

星野高士先生に

IMG_4160お願いすることがあった。

それは

来年の「大とかち全国俳句大会」の

選者になって頂くというお願いだったが

気さくで陽気な高士先生は

二つ返事で快く引き受けて下さった。

これで「大とかち全国俳句大会」の

メインの選者は

 金子兜太→ 宮坂静生

 水原春郎→片山由美子

 島田一歩→星野高士

という3人の先生へと

世代交代をすることが出来た。

今年の募集はもう終了したが

来年からは

さらにフレッシュな充実した選者になるので

これを詠んでいる俳人のみなさま

どうぞふるって

「大とかち全国俳句大会」への

投句をお願いしておきたいと思う。

まだちょっと気が早いけど(笑)


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ふらりと気軽に、ばんえい競馬♪

一昨日の土曜日の午後、

ぽっかりと暇ができたので、

飲み友達のH田さんを誘って、

ばん馬を数レース観戦することにした。 

帯広市近郊に住んでいると、

IMG_4019暇ができたら、

ふらりと気軽にばん馬に行けるのは、

馬好きの私としては、

大変ありがたいことである♪

夏の夕暮れのナイター競馬場は暑さも和らぎ 

じつに気持ちの良い空気が漂っていた。

競馬新聞とビールを片手に

IMG_4001しばしの予想。

H田さんの姿は

スキンヘッドでアロハシャツ・・・

まるで◯◯◯な勢力の人たちだ・・・

和やかな競馬場の雰囲気から

ちょっと浮いてたかなー(笑)

IMG_4020さて

本日のメインレースの10Rは

第1回とかちえぞまつ特別。

ぐりぐりの本命馬は

3番キンメダル

IMG_40202だった。

パドックでこの馬の状態を見ると

艶があって気合十分。

馬体重は1101キロ、すなわち1トン以上の素晴らしい体格。

私はいつもの馬券作戦として

今日の天候と馬場の水分に着目した。

晴れ、水分は0.5%・・・

これは乾燥している。

乾燥しているということは

馬橇を曳く時の摩擦が大きくなり

ばん馬では重たい馬場ということになる。

したがって

今日はスピードの勝負ではなく

パワーの勝負になるはずだ。

パワーの勝負ということは

IMG_4007体重の重い馬が有利で

四肢の太い馬が有利で

蹄の大きな牡馬が有利になる。

つまりデカくて重い馬が有利になる。

そこで

私が対抗に選んだ馬は

2番ニシキエーカン(馬体重1151キロ・9才牡)と

9番カイシンゲキ(馬体重1143キロ・7才牡)。

このレースで最も体重の重い馬と

2番目に体重の重い、この2頭が

勝負に絡んでくるだろう

という読みである。

IMG_40032あらためて

パドックを見たとき

私はちょっとした異変に気付いた。

大本命馬の

3番キンメダルに、騎手が乗っていないのだ。

パドックの巡回が終わりに近づくと

IMG_4006普通はすべての馬に

騎手がまたがって

厩務員の曳き綱を外して

発馬ゲートまで移動してゆくのだが

3番キンメダルには、騎手が乗らず

しかも

厩務員が左右に2人も付いたままで

発馬ゲートまで移動してゆくのだった。

こんな光景を見るのは初めてだった。

ばん馬の騎手はレース中は

ソリに乗っているから

馬の背中に乗る必要はないが

パドックでは普通、背中に乗る。

ところが

騎手が背中に乗らない馬・・・

騎手を背中に乗せたがらない馬・・・

これはきっと、気性が荒いクセ馬に違いない・・・

と私は思った。

そんなクセ馬が大本命とは・・・

私はかなり気になったが

IMG_4008結局は3番キンメダルを絡めて

普段通りの予想で馬券を買った。

フアンファーレが鳴り

ゲートが開いた。

第二障害を真っ先に超えたのは

5番カゲホウトウだった。

先行逃げ切りが得意と新聞に書いてあった。

本命の3番キンメダルも逃げ切り脚質のはずだったが

馬群に沈んでそれっきり。

しかし

対抗馬に推した9番カイシンゲキ2番ニシキエーカン

IMG_4010障害を越えてやってきた。

5番カゲホウトウが粘る

そこに10番セイコークイン

砂煙をあげて猛然と差してきた。

ゴール前では9番カイシンゲキが頭1つリード

2着争いは微妙な団子状態となった。

レースが終わり

電光掲示板に注目してしばらくすると

結果が映し出された。

IMG_40111着9番カイシンゲキ

2着10番セイコークイン

3着5番カゲホウトウ

で決まり

馬券を買っていた2番ニシキエーカンは4着・・・

IMG_4016私がワイドで望みを託した

◆辞という馬券は

僅かの差で

紙切れとなってしまった・・・

それにしても

本命の3番キンメダル

どうしちやったの?(笑)


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鉄道馬車をひく馬たち

先日の俳句イベントで、

吟行した北海道開拓の森には、

鉄道馬車が走っていた。

この日私は、

開拓の森の農村部から回り、

鉄道馬車の終点付近へ出た。

ちょうどその時、

馬車が発車をする時間だったので、

馬車に乗り込んで

最初の入り口地点まで戻ることにした。

鉄道馬車に乗るのは初めてで

IMG_3934思ったほど揺れることもなく

大変良い乗り心地だった。

周囲の開拓時代の建物を見物しながら

進んで行くと

途中で線路が二股に分かれ

そのうちに進行方向から

もう一台の馬車がやって来た。

この鉄道馬車は二台あったのだ。

馬車が二台あれば

馬も二頭いる。

私の乗っている馬車の馬は

大変大人しく落ち着いていて

歩きもゆっくりだった。

IMG_3938それに対して

対向車の馬車をひく馬は

チャカチャカと早足で歩き

頭をフリフリ舌はペロペロと

いまいち落ち着きのない元気そうな馬だった。

一緒に吟行した俳人の方と

この馬たちはいったい何才くらいなのかと

馬の年齢の話になった。

私が乗った馬車の馬は落ち着いていたので

きっと年寄りだろう・・・

対向車の馬は落ち着きがなかったので

きっと若い馬だろう・・・

そう思って

馬の世話をしている馭者さんに尋ねたところ

私の乗った馬車馬は6才

後者はなんと20才

なのだそうだ。

馬の20才はもう高齢と言って良い。

が、そちらの馬の方が

落ち着きがなくて元気が良いのだった。

「そうなんですか、年齢よりも性格なんですかね・・・?」

「そうみたいだね。」

馭者さんは、笑って

そう答えてくれた。


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突然の帰省

90歳同志で、

老老介護状態の、

実家の父と母。

先日の朝、

父から突然の電話がかかってきた。

母が転んで大腿骨を骨折し

入院したと言う。

いつも頼りにしている兄は、

たまたまアメリカに居て、

すぐには帰って来られない。

残る息子は私一人。

私は急遽午後の飛行機で

実家の静岡へ向かった。

IMG_3959テレビの報道の通り

暑い!(◎_◎;)。

昭和一と桁生まれの父は

母に面倒を見てもらうことが多かったから

母が倒れたというのはちょっと大変だ。

父が倒れた方がまだマシだった・・・

などと言ったら親不孝者だろうか。

IMG_3947ケアマネージャーさんから

今後の父の生活の説明を受け

時間の許す限り

私なりにできるだけのことをして帰ろう

と思ったが

IMG_3948実家のどこに何があるやらよくわからず

結局

病院に居る母の指示を受けながらの

にわか老人支援をした。

洗濯物を実家で干すのは

IMG_3950何十年ぶりだったろうか。

暑いうえにヤブ蚊が多く

足に10箇所以上の痒みができた(笑)

母は毎日こんな所で洗濯物を干して居るのか・・・

そんな思いが胸をついた。

翌々日の昨日は

朝早く静岡を発ち

IMG_3960午後からの

札幌の会議に出席。

札幌は涼しいだろう

と期待したが

思ったほど涼しくなく

蒸し暑かった。

IMG_3962夕方の汽車で

帯広に帰ってきた。

帯広もこの日は

蒸し暑い日だったようだ。

いやはや

突然の

トンボ帰りの

慌ただしい週末だった。



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ばんえい競馬観戦記 2018.7.1.

青山酔鳴氏と三品リッキー氏と私という、

3人の俳句仲間による、

ばんえい競馬観戦が実現した。

実現したといっても

この日は『トリニテ』というバンドの北海道ツアーの、

帯広でのライブが夕方からあり、

それに参加することがメインだったので

それまでの時間つぶし(!?)ということで、

7月1日の第1レースだけを観戦することにしていた。

1日に10レースもある競馬開催で

初っ端の第1レースのみを観戦するという

まさに、1レースだけの「一発勝負」をするという粋な企画である。

帯広競馬場に隣接したレストランで

ゆっくりと食事をし

14時40分発走の第1レースに向けて

私は気持ちを集中させていった。

酔鳴、リッキー、両氏は

私のばんえい競馬についての薀蓄(!?)を

とても素直に聞いてくれるので

私は嬉しくなり

自分の競馬体験などを次々と話して

それが止まらなくなっていた。

「あ、14時過ぎたから・・・そろそろ場内に入りますか。」

私は2人を先導するように競馬場内に入り

IMG_3825競馬ブックを一冊購入。

たった1レースだけの勝負といえども

いや、だからこそ

自分の持っている予想力の全てをかけて

このレースの馬券を買いたい

と思ったのだ。

「パドックは見ないとね。」

と、私が言えば

「そーね、私はパドックでお馬さんの良し悪しを見たいのよ。」

と、酔鳴氏が応える。

梅雨のような雨が降る中で

私たちはパドックでしばし馬たちを観察した。

「あの2番の馬、いいんじゃない?」

と、酔鳴氏。

「いいねー、俺もそう思う!」

と、リッキー氏。

2人とも2番キタノサカエミントに心を惹かれた様子。

「おデコに白いお星様が可愛いよねー」

「うん!」

2人ともこの馬をいたく気に入ったようだった。

しかし私の目は、その馬よりも

9番カツラミライの落ち着き払った歩き方に惹かれていた。

「じゃあ、次は馬体重、見に行きますか。」

私たちは馬体重が掲示してある場所へ向かった。

このレースは2歳馬、すなわちまだ生後2年そこそこの若い馬たちのレースで

人で言えばまだ高校生のインターハイといったところ。

まだ成長期の馬たちのレースである。

馬体重表を見ると、ただ1頭

2番キタノサカエミントだけが2週間前の前走より体重を落としていた。

他のすべての馬たちは体重が増えていた。

「成長期の馬の馬体重は普通に増えているはず、よく食べて体重が増えた馬が勝負をかけている・・・」

私はここでもまた持論を展開。

それに従って、体重16Kg増の8番プリュネルと21Kg増の6番ツカサゴールドと12Kg増の1番メトーフクヒメに注目した。

そして私は、本命◎をパドックで好印象だった9番カツラミライ(この馬も12Kg増)とし

この馬から体重が順調に増えている上記3頭を絡める馬券を買うことにした。

IMG_3824馬券を買い終えて外へ出ると

降っていた雨は少し小降りになっていた。

第二障害の側で発走を待っていると

酔鳴氏とリッキー氏もやってきた。

馬券の発売締め切り時間が迫っているというアナウンスが流れた。

「私やっぱり、あの可愛かった2番の馬の馬券、買っておこうかしら・・・」

と、酔鳴氏は心残りの様子だった。

私はそれに応えるように

「でも結果は一つだから、そこは取捨選択したんだから。」

「そう・・・でもねー・・・」

「レース結果は1つしかない。馬券を3通り買ったら、もうその時点で2つは外れてる。」

「・・・でもねー・・・」

「手広く買えば買うほど、外れ馬券を無駄に増やして買うことになるよ。」

「・・・うーん・・・」

諦めきれない酔鳴氏とリッキー氏を前に

私はまた持論を展開。

この時点で私はなぜか

自分の買った馬がきっと来るだろうという自信があった。

馬券の発売が締め切られ

ファンファーレが鳴り

スタートが切られた

小雨の降る中

鈴を鳴らして馬達がやってきた。

勝負どころの第2障害に差し掛かった。

場内から声援が飛んだ。

真っ先に障害を越えたのは

2番キタノサカエミントだった。

私の買った馬達はなかなか障害を越えて来ない。

2番を先頭にして次々と馬が障害を越えて来る中で

9番カツラミライがようやく5番手で障害を越えた。

しかし、時すでに遅く

勝負の大勢は決まった。

2番キタノサカエミントは快調な足運びで1着でゴールイン。

2着には3番シマノルビーが入り

3着に9番カツラミライが入った。

私の買ったその他の馬達はみな馬群に沈んだ。

対抗馬として期待していた8番プリュネルに至っては

第2障害をまともに越えられず

障害の頂上でうずくまって失格に・・・

「・・・。」

私はしばらく呆然とその馬を見送っていた。

「・・・2番・・・来たのね・・・」

「・・・(笑)・・・」

酔鳴、リッキー、両氏は苦笑い。

配当は、単勝2番で7.9倍というおいしい馬券になった。

が、私たちは誰もその馬券を手にしてはいなかった。

IMG_3823場内の雨は

また強く降り始めた。

私たちはその雨の中を

やや速い足取りで競馬場を後にした。


(・・・2番の馬・・・買っておけばよかったネ・・・)



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小麦の花

「花は花でも、

小麦の花は、

いとけなきかな、

人知れず」

我が国の「麦」は、

「米」のようには守られていないので、

外国からの安い小麦の輸入攻撃により、

麦の生産は大打撃を受け、

小麦畑は激減してしまった。

しかし

北海道の十勝地方では

我が国の中では辛うじて

小麦の産地として

その面目を保っている。

TPPの合意によって

先行きの不安は増す一方であるけれど・・・。

IMG_3774本州ではどれくらい

小麦畑が残っているのだろう。

本州の小麦は

4月下旬から5月上旬にかけて開花期を迎えるらしいが

IMG_3772北海道の小麦は

6月中旬の今が

小麦の開花期である。

写真はここ数日の

小麦畑の

IMG_3771小麦の穂に

まるで白っぽい塵がついたような

いとけない花たちである。

現在作付けされている小麦は

北海道の気候に合うように改良された

IMG_3770「きたほなみ」という品種がその主流だ。

「きたほなみ」は主に麺類の原料になる。

もう一つ最近よく見かけるのが

「ゆめちから」という品種で

強力系の小麦でパンの原料になる。

IMG_3769いずれも

米に次ぐ重要な作物である。

歳時記を見ると

小麦に関する季題としては

麦の芽、麦の穂、麦秋

などがあるけれども

麦の花は載っていない。

それほどに

地味で

俳句の題材にもならなかった花である。

小麦の産地として

辛うじて生き残っている

十勝地方に

住んでいる俳句詠みの私としては

小麦の花を詠んだ俳句くらいは

詠んでおきたいものだ

と思うのだが・・・。


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リアルタイムな「新聞」はスリリングだ♪

北海道新聞の「新・北のうた暦」、

リレー連載が始まって、

1年と1ヶ月が経った。

私もその執筆陣の1人として、

楽しく書かせていただいている。

季節に合った俳句を選んで、

その鑑賞の文章を書くのは、

骨の折れることもあるけれど、

大体が好きなことなので、

楽しい作業だ。

書くのも楽しいけれど、

それが活字になったものを、

読むのもまた楽しい。

IMG_3608最近

確信を持って

思うことがある。

それは

新聞記事のレイアウト(割付)と

「新・北のうた暦」の内容が

呼応(コラボ)することが多い

ということだ。

先日もそうだった。

IMG_3607一昨日の私の文章は

桜の句だったのだが

その隣には

桜の写真と記事が載っていて

コラムと写真と記事と

一体となって読むことができる。

これは

道新の記事のレイアウト(割付)担当の方の

粋な計らいであろう♪

というか

プロの技なのだろう♪

IMG_3609昨日の

山田航さんのコラムも

桜の内容だったが

その時もまた

隣にはバッチリと

桜の視野新と記事が並んで掲載されて

コラボになっていた♪

俳句や短歌のコラム記事が

「新聞」に掲載されるとき

こういうリアルタイムで

スリリングな現象が起こる。

これは

「新聞」ならではの醍醐味であろう。

リアルタイム感の薄い「文芸誌」に

俳句や短歌が活字になるときは

こんなことはまずありえない。

これからは

新・北のうた暦の原稿を書くとき

その周りの新聞記事が

どんな記事になるのか

などと

想像しながら書くのも

また楽しいかもしれない

と思った。


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北の虚子忌in岩見沢

俳人・高浜虚子の忌日は、

4月8日で、

毎年この日には鎌倉で、

虚子忌の句会が行われる。

俳句結社ホトトギスをはじめ、

伝統俳句を愛し、

それを理想に日々俳句を作っている、

いわゆる伝統俳句系の人たちが、

F675FFC5-D079-448D-B4FE-E956E49AB1F2高浜虚子に敬意を表して、

虚子忌句会を開くのが恒例になっている。

ただ、北海道に住んでいると、

年1 回とは言え、

なかなかそのために鎌倉詣でをするのも大変なので、

北海道在住の俳人たち、

702E3BD9-F76B-4BB3-B2B3-67C6BBA6615D中でも空知の、

去年の11月に他界された依田明倫氏が中心となって、

岩見沢の阿弥陀寺というお寺で、

毎年4月の第4日曜日に、

「北の」虚子忌の法要と

句会が行われている。

今年は明倫翁が亡くなってからの

C034B87C-556E-47D6-89DE-235713411F86初めての「北の虚子忌」だった。

句会を取り仕切るのは

依田明倫翁の遺志を継いで

結社「夏至」の主宰となった

佐藤宣子氏である。

今年の虚子忌句会は

BE7BCFC6-B2B2-4877-AE93-A3D1ED5BC2E7佐藤宣子さんの人気の高さもあって

過去最高の54人が集まって

法要とその後の句会が行われた。

出席者の中には

ホトトギスや伝統俳句協会に

あまり縁のない方も名を連ねていた。

734DD730-3E87-4E18-A976-9FB5441AF185そんな句会に

私も出席し

さらに光栄なことに

今回初めて選者の1人として 

句会に参加させてもらった。

DF63E179-6E13-4703-A1C6-AA3019481090投句された句は

やはり虚子や明倫翁を偲ぶ句が多かったが

それにとどまらず

虚子の唱えた「花鳥諷詠」を

見事に実践している

素晴らしい俳句が沢山あり

BCD101F6-1BA0-4A38-B19F-12F84B9C0AB0私は選者をしていて

とても楽しく

1句1句を味わうことができた。

その1句1句は

作者に掲載許可をもらっていないので 

今ここに書くことができないが 

虚子の唱えた「花鳥諷詠」が実現されている

すなわち

「平明」にして「余韻」のある

素晴らしい俳句だった。

句会場になった岩見沢の阿弥陀寺の境内や

B2249ED5-7461-4550-8F34-35791D99EFF5その周りの

岩見沢市街には

辛夷(こぶし)の花がほころび

躑躅(つつじ)の咲きはじめ

足下をよく見ると

土筆(つくし)がたくさん生えていた。

9666452C-542C-4CBF-8C69-4DE153DC0B51法要と句会がすべて終了し

帰りの汽車の時間まで

北海道ホトトギスの大御所

A.A.さんと

しばしの懇親会。

ビールから始まって

IMG_3555熱燗を飲み過ぎないうちに

汽車の出発時間となったので

丁度よい酔い心地で

十勝まで

なんとか無事に

帰ってくることができた。


 一片の花を見送る静かな  虚子



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近道を選べば・・・

先日の往診の1軒目の、

沢沿いにあるЖさんの仔牛を診終わって、

2件目の高台にあるЧ牧場へ向かおうというとき、

ふと、

冬の間は通れなかった近道を行ってみようという考えが浮かんだ。

積雪期にЖさんからЧさんへ行くには、

登ってきた谷沿いの道を引き返して、

また別の谷沿いの道を登って行かなければならないのだが、

雪が解けて暖かくなったここ数日ならば、

沢に下りないで尾根づたいに行く道が使えるようになっているはずだ。

私はハンドルを山道のほうに切り

尾根づたいにЧ牧場へと向かい始めた。

途中いくつかのぬかるんだところは有るものの

道路をふさぐような残雪は全く無かった。

視界のよい場所へ出る少し前に

かなり深いぬかるみと轍が有った。

思ったよりスピードが出ていた私の車は

そこへ普通の速度で進入

・・・ガクン!・・・

前輪がわだちに入ってしまった。

あわててブレーキを踏んで停車。

これ以上前進したら立ち往生するのがわかったので

ギアをバックに入れて慎重に後進して

この場所から退散しようとしたその時

・・・ガクン!・・・

後輪も轍に入り込んでしまった。

アクセルをいくら踏んでも

シフトギアを変えていくら動かしても

車輪は空回りするばかりとなった。

・・・やってしまった・・・

918C0352-EF6F-4FD4-8121-584CEBBB39FF私はポケットの携帯を取り

「すぐ上の道で、ハマって動けなくなっちゃったんだけど・・・助けに来てくれる?」

私は1件目のЖさんの息子に、救助を要請した。

しばらくすると

Жさんの息子がトラクターで助けに来てくれた。

D413BE3C-D7F5-4BFB-AB96-0970F1F3C6CFワイヤーをかけて牽引。

診療車はめでたく

ぬかるみから脱出することができた。

「いやーどうも、ありがとう。行けると思ったんだけど・・・甘かった・・・」

8A7476AC-AA09-455C-868F-2ED6EE7D27DB「安田さん、この道はまだ駄目ですよ(笑)」

「申し訳ない・・・」

その後

沢伝いの道に戻って

Ч牧場へ着いて診療をしていると

Жさんからケータイに電話がかかってきた。

点滴中のЖさんの仔牛の

針が抜けてしまったという。

Ч牧場での仕事を終えて

再びЖさんに戻り

子牛の点滴の留置針を差しなおした。

「針の刺し方が甘かったんだろうか・・・」

「いや、仔牛がね、急に立ち上がって首が動いて抜けちゃったのさ。」

そこに居たのはЖさんの父さんだった。

「でも、針の刺し方も甘かったんだろうね、申し訳ない・・・」

「車は大丈夫かい?」

「お恥ずかしいけど、息子さんのおかげで助かったよ・・・」

「安田さん、上の道はまだ駄目だって(笑)」

「はい。申し訳ない・・・」


 近道を選べば春の泥深し   豆作



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第29回日本伝統俳句協会賞〜受賞者の言葉

日本伝統俳句協会の機関紙、

IMG_3244「花鳥諷詠」の3月号に、

私の作品30句が、

そして、

「花鳥諷詠」の4月号に、

IMG_3445私の受賞者のことばが、

それぞれ掲載された。

手前味噌で恐縮だが、

私の素直な気持ちを書いたので、

読んでいただくと嬉しいです。


「日本伝統俳句協会賞受賞の言葉

                    安田豆作
 

いつものように往診先の牧場から次の牧場へと車で移動中、

胸のポケットの携帯電話が鳴り、

それが日本伝統俳句協会賞の受賞の知らせでした。

しばらくは半信半疑でしたが、

今こうして受賞の言葉を書いていると、

協会賞を本当にいただいたのだという実感が湧いて来て、

とても光栄に思います。
 

応募した三十句は全て、

私の仕事中の体験を元にしたものです。

牧場において獣医師が取り組むべき事の多くは、

その牧場の経済に関わる事ですが、

実際に牧場で経験する事はそればかりではありません。

経済の思考からしばし離れ、五感を澄ましていると、

牧場を包む大きな自然の力と四季の循環を感じます。

牧場の目先の経済的価値とは別の、

季題という悠久の価値がそこにあることに気づきます。

それらを詠んだ作品群に対して賞をいただけたというのは、

この上もない喜びです。
 

私に俳句を教えてくれた亡き祖父にまず報告し、

旧結社「みちのく」の皆様に感謝いたします。

現在は「ホトトギス」の皆様、

「桑海」の皆様、地元の結社「柏林」の皆様、

その他私と句座を共にして下さった方々に、

心から感謝を申し上げます。

この度は誠にありがとうございました。」


また、この文章には

IMG_3246まだ書き足りないことがあった。

それは

私の職場の皆さん

同僚の獣医師の皆さん 

IMG_3446往診先の牧場の皆さん

その他牧場や周辺で

私の俳句の素になってくれた皆さん

全てに

感謝の意を表すことだった。 

皆さん

どうもありがとうございました。


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マルちゃんVSペヤング(3)

マルちゃん「やきそば弁当」と、

ペヤング「ソースやきそば」との、

全国的なシェア争いは、

ここ数年、

「ペヤング側の北海道上陸」、

という新たな展開によって、

激しさを増していることを、

私は何度か記事に書いてきた。

それは静かな戦いだが

物好きな私にとっては

目が離せない

熱い戦いに見える。

特に去年から盛んに始まっている

ペヤング側の動きには

要注意であろう。

その先陣は

衝撃的な「納豆やきそば」
に始まり

その半年後には

「基本バージョン」の

大手スーパー店頭での大量売り込み

さらに

数ヶ月前に見られた

前代未聞の「カレー+納豆バージョン」


そして

今度は

近所のコンビニに立ち寄った時に

やきそばコーナーを見ると

おお、なんと

巨大なペヤング「ソースやきそば」の

IMG_3297「超大盛」バージョン!

が置かれていた。

その姿は

下段に並んでいる

マルちゃん「やきそば弁当」シリーズの品々を

不敵に押さえ込むように

商品棚を占領するように

置かれているではないか!

私はもちろんペヤングの

IMG_3298「超大盛」の1つを手にとって買い物かごに入れた。

そして同時に

マルちゃんの「でっかい」バージョンの1つも買い物かごに入れた。

今回の両雄が

火花を散らしてのバトルは

「超大盛」VS「でっかい」

の戦いだった。

これはなかなか

見ごたえのある戦いである。

IMG_3303依然としてペヤング側の

執拗な攻めが続いている。

しかし

その攻めを受けて立つマルちゃん側にも

まだまだ全然余裕があるように見える。

ただ・・・

今回のデカ盛り対決は

あまりにもデカくて

量が多いので

私にはまだこの両者の封を開けて

食べる勇気が湧いてこない(笑)



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なんとなく輓馬(ばんば)♪

先日の日曜日、

午後から約半日、

ぽっかりと暇で何も予定が無かったので、

「ばん馬でも見に行くか・・・」と思いつき、

きっと暇にしているだろうと思われる、

飲み友達のH田さんにラインを入れたら、

予想通りのOKの返事(笑)。

っそく適当な時間に、

帯広競馬場へ行き、

好き勝手に馬をながめつつ、

適当に馬券を予想しつつ、

ゆるーく競馬を楽しむことになった。

帯広競馬場は、

札内の我が家から、

乗り換えの無いバスで約20分で行ける。

車で行かずにバスで行くのは、

もちろん飲むためだ。

H田さんは奥さんと二人で車でやってきた。

それもどちらかが飲むためだが

今日は私のお願いで奥さんが運転手になってくれた。

いつもはその逆が多いのだか(笑)

ともあれ

「飲んじゃったら、馬券予想が当たらない・・・」

などと言いつつも

「飲まないで予想したって、当たらないんだから・・・」

という事になり

「じゃあ、軽く・・・」

と、H田さんと私は

売店のカウンターでコップ酒を注文。

日の高いうちから喉を潤すのはいいものである♪

さらに愛すべきばん馬たちの息遣いが聴こえ

迫力のあるレースが至近距離でみられるのは

世界でただ一つ、この帯広競馬場だけ

と思うと、いっそう幸せな気分になってくる♪

インクの匂いも心地よい競馬新聞を開き

IMG_3319次のレースの記事を読む。

この日はゆるい北風が吹く天気のよい日だった。

馬場コースの水分は1%程度で乾燥していた。

ばんえい競馬の馬場は

普通の走る競馬と違って

馬場の水分が少ないほど重くなる。

馬場の砂が乾燥すればするほど

橇の滑りが悪くなるのだ。

IMG_3311水分の低い日のレースは

水分の多い日のレースよりも

パワーの勝負になる。

今日のレースのポイントは

「パワーのある馬」だ

と私は思った。

パワーのある馬とはどんな馬かといえば

体の大きな馬であり

体重の重い馬であり

太い四肢を持つ馬であり

水分の低い砂に負けない大きな蹄を持つ馬であろう。

さらに過去の成績で水分の低いレースを好走した馬は

パワーのある馬といってよいだろう。

IMG_3314実際に

パドックで馬たちの体の大きさ

四肢の太さ、蹄の大きさ、を見比べると

微妙な違いが見えてくる。

さらに新聞で

過去の成績と水分と馬体重をチェックすると

「パワーのありそうな馬」

が浮かび上がってくる。

さらに、その馬たちの

年齢や性別などをチェックすると

「7〜8才以上の牡馬」

が浮かび上がってくる。

今日は、つまり

体の大きな牡馬に有利な日だろう。

今日はデカくてゴツくて少し不器用でもいいから

力で押してゆくパワータイプの馬に有利な日だろう。

それは同時に

体の小さな牝馬には不利な日という事も言える。

パワーはそれほど無くても足が速くて器用な馬は

今日のような天気と馬場状態では

その長所が生かされないのではないか。

ほろ酔い気分の頭で考えた割には

今日の私の馬券作戦はなかなかのものだった。

この馬券戦術は功を奏し

初っ端の第6レースの連腹とワイドが的中!

IMG_3315第7、第8レースは外したが

第9レースのワイドが的中。

その内容を見ると

人気の牝馬が馬群に沈んでいる。

やはり今日はパワーのある牡馬の来る日なのだ。

そして迎えた本日のメインレース・陽炎特別

1D5FCB9C-D9E0-492A-9D06-3BD74F400A0Fぐりぐりの本命は

センゴクエース 牡6才

その相手として有力なのが

.▲汽劵螢絅Ε札ぁ_9才

▲札ぅ魁璽イン 牝8才

ぅサラキク 牝7才

Εンシャノココロ 牡7才

馬場の水分は0.9%に下がっていた。

この日最低の水分になっていた。

さて・・・

今日の私の馬券作戦で行けば

牝馬を捨てて牡馬を狙う

という事だったから

△鉢い量毒呂麓里討

から、,鉢Δ硫看呂鮖弔靴

1-3 1-6 3-6

の馬連とワイドを買う・・・

・・・べきだった。

実際このレースの結果は

1着センゴクエース 2着.▲汽劵螢絅Ε札ぁ3着▲札ぅ魁璽イン

で決まった。

牡馬のワンツーで決まったのだ。

私の今日の馬券作戦を

徹底していれば

大勝利・・・

・・・するはずだった。

ところが私は

このレースの直前のパドックで

ぅサラキク 牝7才の

あまりにも美しい姿に心を奪われてしまった。

鹿毛や栗毛や青毛という馬たちの中で

1頭だけ連銭芦毛の白く美しい姿。

IMG_3316しかも

ぅサラキクは

1月のヒロインズカップで

ぶっちぎりの1着になっており

その時私はこの牝馬の馬券を買っていて

良い思いをさせてもらっていた。

「キサラキクは外したくないなー・・・」

その一瞬、ほろ酔いの頭から

冷静な馬券戦術が消え去り

ぅサラキクからの馬券を

たくさん買ってしまった。

その結果は上記の通り・・・

このレースのぅサラキクは

水分の低い第2障害で止まってしまい

そこをなかなか越えられず取り残され

なんと、最下位・・・

たくさん買った馬券は紙切れに・・・

馬券に勝つには

「情」は禁物だ・・・

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ついに伐採、松並木

今から遡ること、

1年と8ヶ月前。

平成28年は3つの大型台風が、

太平洋から北海道を直撃したのだが、

その1つ目の8月に直撃した台風によって、

うちの診療所の裏にある松の木が倒された。、

その時の様子は

かつてのブログ記事として書いておいた。

私は、その大荒れの日の夜当番だった。

IMG_5962その翌朝の松並木の状態が

左の写真である。

この時はただ台風に裏の松の木が倒された

というだけで

それによって何かが潰されたとか電線が切られたとか

直接の被害は無かった。

ところがそれから10ヵ月後の

平成29年6月に大雨が降った。

その大雨の日は、また私が夜当番だった。

はげしく降った雨の重さと

倒されたままの松の木がだんだんと

診療所へ引く電線にのしかかり

電線がショートして

診療所が停電になった。

そのことについても

私は以前のブログ記事に書いた。

その夜の必死の復旧作業によって

次の日には停電も解消して

IMG_1637その後の診療所業務は

ずっと無事に行われており

倒れた木と松並木も

ずっとそのままの状態だった。

しかし

ついに先日

平成30年3月12日に

診療所の裏の松並木が

伐採されることになった。

当日は大型クレーンや伐採に関わる業者の人たちが

IMG_3284入れ替わり立ち代りやってきては

診療所の駐車場内が

物々しい雰囲気になった。

伐採はまず

1年8ヶ月前に倒れた問題の松を撤去することから始まった。

その後、伐採業者の人たちは

IMG_3286次々と松並木を切り倒して

枝を払い

駐車場に積み上げ

積み上げた後は

トラックがやってきて

IMG_3287荷台に手際よく積み込んでは

診療所から去っていった。

丸一日かけて行われた伐採作業が終わると

今まで松並木によって遮られていた

北側の空が一気に広がり

IMG_3300診療所からの幕別の町の景色が

筒抜けによく見えるようになった。

明るくて気持ちの良い景色だが

防風の役割をしていた松並木が消えたことで

風当たりは強くなるかもしれない。

IMG_3290伐採されたばかりの切り株のそばに行き

切り株の年輪を数えてみたら

35〜6年の年輪だった。

ここの松並木は

私がこの地に就職した頃に

植えられたもので

私の勤務年数と

ほぼ一致する年齢の松並木だった。


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ありがたい評価、ありがたい縁。

3月14日の北海道新聞の夕刊に、

五十嵐秀彦さんが、

私の日本伝統俳句協会賞のことを書いて下さった。

30句のうちの何句かを挙げて鑑賞してくれたばかりではなく、

それらの句がどういう風に生まれているのかなどを、

深く掘り下げて書いていただいた。

IMG_3299読んでいると、

内容がズバリと核心を突いているので、

自分のことながら、

何度も頷いてしまった。

客観写生を重視している私の作句姿勢についてまでも

的確に言及されていて

自分の普段の句作現場を見透かされているようで

なんだか怖いくらいだ(笑)

今回の30句はすべて私の「地声」であるという結びの言葉も

そう言われてみると全くその通りで

よくぞ言っていただいたと思う。

自分の作品について

一流の文芸評論を書いてもらうと

その評論の中の言葉が

また新しい発見になり

自分の俳句を見つめ直すきっかけになるのだと

あらためて思い

感謝の気持ちが湧いてくる。

また

さらに

もう1人

一流の方からの嬉しい評価をいただいた。

今年96歳になる深見けん二翁から

私の受賞作に対する感想のお手紙と

翁の上梓したばかりの句集が送られてきた。

深見けん二翁は

山口青邨の弟子であり

虚子の句会にも参加されていた

伝統俳句の重鎮である。

深見けん二翁には

直接お会いしたことはないのだが

じつは私の父の職場の先輩という縁があり

何かあるとこうしてお便りをいただく。

今回は私の受賞作を読んで下さったようで

IMG_3295その感想を手紙に書いて

翁の句集に添えて

送っていただいた。

そこには

「花鳥諷詠・客観写生の本道を行くものとしてうれしく存じます・・・」

という言葉があり

これまたありがたい事である。

ところで

五十嵐秀彦さんが取り上げてくれた私の句と

深見けん二翁が取り上げてくれた私の句の中に

どちらにも共通して取り上げられていた句があった。

それは


 ハンドルで秋山回し牛運ぶ

 雪食らふ犬たち牧に戯れて

 馬すべて売りたる牧舎春寒し


の3句

この3句は今回の30句の中でも

特に大切にしようと思った。

ちなみに

五十嵐秀彦さんの師匠の

黒田杏子「藍生」主宰は

山口青邨のお弟子さんであり

深見けん二翁も

山口青邨のお弟子さんである

という事実。

これにも

何やら縁を感じ

ありがたい事である。


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札幌2泊3日のはずが・・・

昨夜の雪に引き続いて、

外は強い雨音がしている。

今日から3日間、

休みをいただいて、

まず初日の3月9日(金)の夜に、

札幌で 、

敬愛する文芸派獣医師である頑黒和尚氏の主催する、 

IMG_3250「575王国句会」に出席して、

575、漢詩、都々逸、の座を、

心ゆくまで楽しもうという予定だった。

ところが

この雪と雨・・・

あいにくの悪天で

9日の帯広から札幌へ行く汽車は全て運休になってしまった。

都市間バスも全て満席で空きがなく

9日の内の札幌への移動ができなくなってしまった。

IMG_3248まことに残念だが

575王国句会は

欠席せざるを得なくなってしまった。

選句を 

頑黒和尚氏へ送付することにした。

翌日の3月10日(土)は

JRの汽車は

いちおう動く予定らしい。

そこで

朝イチのJR特急のチケットを再予約した。

それで札幌へ向かい

北海道立文学館で開催される

IMG_3251俳句集団【itak】のイベントと句会には

なんとか間に合いそうである。

この【itak】のイベントと句会には

最低でも年1回は参加したいと思っているので

汽車が順調にダイヤを回復してくれることを祈るのみである。

この日は夜の懇親会まで参加して1泊をする予定。

さらに

翌日の3月11日(日) は

同じく札幌で

IMG_3249「喜多流・謡と仕舞の研修会」 

というお能のイベントに参加をする予定である。 

帯広能楽同好会からは

私を含めて4人が

初めて

他所の能楽のお稽古会に

出稽古をする。

これは全く未知なる体験であり

緊張と期待が満載の出稽古で

今からワクワクしている。

大雨を降らせる春の低気圧の影響で

札幌2泊3日のつもりが

1泊2日になってしまったが

思う存分楽しんでこようと思っている。


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幕別町の知名度

冬季五輪スピードスケートのメダリスト、

高木姉妹の出身地として、

知名度が上がったわが幕別町には、

他にも有名なオリンピック選手、

陸上女子短距離の福島千里さんの出身地でもある。

また、知名度という点では、

高木姉妹や福島さんほどではないが、

マウンテンバイク日本最強のオリンピック選手、

山本幸平さんの出身地もまた幕別町である。

しかも

山本さんの実家は、高木姉妹の実家と

すぐご近所で同じ町内会であるというのは

まだあまり知られていないようだが

すごい町内会であると言えるのではなかろうか(笑)

ちなみに

山本幸平さんのお父さんは

私の同僚の獣医師である(それはどうでもいいか・笑)

一流の現役アスリートの皆さんのおかげで

一気に知名度の上がった幕別町だが

この町が北海道のどの辺にあるのか

分かっている方はまだまだ少ないだろうと思うので

この際、簡単に説明しておこうと思う。

北海道の東部の太平洋側の

十勝地方というのは

そこそこ知名度が高い。

その十勝地方の中心都市が

帯広市である。

その帯広市の

東側に隣接している町が

わが幕別町である。

幕別町にはJRの駅が二つあり

帯広から釧路行きの汽車に乗ると

IMG_3170一つめの駅が札内で

高木姉妹や山本幸平さんの実家の最寄駅。

二つめの駅が幕別で

福島千里さんの実家の最寄駅である。

私は

そんな幕別町内を

毎日診療車に乗って

畜産農家さんを回って仕事をしている。

二つの駅を結ぶ釧路本線という鉄道の

踏切りを何度も跨ぎながら

日々の仕事をこなしている。

IMG_2358最近

踏切りを跨ぐたびに

なんとなく気付いたのだが

踏切りに設置されている

警報機は

あるものにそっくりだ。

Unknownそれはあの怪獣

バルタン星人。

バルタン星人は

ウルトラマンが戦う怪獣の中で

もっともよく知られており

その知名度は

抜群である。


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ばんえいヒロインズカップ

昨日は飲み友達のH田さん達と、

ばんえい競馬へ。

IMG_2290メインレースは4才以上の牝馬の重賞G2、

第28回ヒロインズカップだった。 

その前の第9レースは、

競馬場に着いたばかりで、

ロクな予想もせず、

結果全く当たらなかったが、

IMG_2292次の第10レース、

メインレースくらいはちゃんと予想してみようと、

競馬ブックを買い、

しばし紙面とにらめっこをした。

このヒロインズカップというレースは、

荷物(引く橇の重量)は別定(夫々のハンデを定めた)戦だ。

過去の成績を見ると、

前走のレベルの高いレース(山羊座特別・オープン)に出た馬が3頭出場している。

.▲▲皀鵐疋札屮鵝

Εサラキク

┘札ぅ魁璽イン

この3頭の引く橇の重さはそれ以外の馬よりも重く

どうやら実力はこの3頭が抜けていることがわかる。

特にΕサラキクは荷物が790キロのトップハンデである。

この馬は1週間前の前走で1番人気だったにもかかわらず

第二障害でもたついて8着に敗れているのだが

負けた相手が力のある牡馬だったことを考えると

そこで1番人気だったというのだから

この牝馬は相当の実力を持っていると考えられる。

今回は重賞の牝馬限定戦だから

ここに勝負をかけていることは間違いがない

ということで軸にする馬はΕサラキクに決定。

相手(2着馬)はおそらく

同じ前走に出ていた.▲▲皀鵐疋札屮鵑鉢┘札ぅ魁璽インだろう

が、それ以外の穴馬も少し買っておきたい。

フェアリードールは豊頃町のKさんの生産馬で

その父親のサンデーブライアンは

幕別町のM畜産で長年種馬をしていて愛着がある馬だ。

ゥ劵ルナナヒメは音更町のKさんの生産馬で

重賞初制覇のかかっている谷厩舎の馬で、応援したい馬だ。

目を皿にしてさらに新聞を読んでゆくと

厩舎のコメントや馬の過去の成績が書いてあり

ゥ劵ルナナヒメはまだ若くて今回は勝ち目がなさそうに見えてきた。

そこで今回の穴馬にはフェアリードール1頭とすることにして

IMG_2293買った馬券は写真のごとく

Δら ↓、─△慘し

それぞれ連勝複式とワイドを200円ずつ6通りで計1200円を購入。

馬券を買い終わってから

売店でお酒をコップ一杯買ってグイッと飲み干し

いざ、寒風吹き荒ぶ屋外に出て

第二障害付近に立って馬達がやってくるのを待った。

スタートの合図とともに馬達が白い息を吐きながら近付いてきた。

第一障害を乗り越えて

第二障害の手前付近に来て

それぞれが力を溜めて何度も停止しながら

力勝負の第二障害越えが始まった。

IMG_2294もっとも気合の入る瞬間だ。

頭一つ飛び出して

真っ先に障害を超えたのはΕサラキクだった。

そして、次に障害を超えたのは

IMG_2295なんと、フェアリードール!

もしも、このままゴールまで行けば

私の買ったーΔ老蠻老瑤砲覆蟾眷枦が期待できる。

思わず拳に力が入った。

残りの馬達が次々と障害を乗り越えて来た。

乗り越えた後は直線コースの持久力勝負になる。

観戦している人たちは

直線勝負に入った馬達に声を掛けながら

ぞろぞろと馬を追いかけて歩いてゆく。

気合を掛ける人達の大声が夜空に響く。

Εサラキクは後続を引き離して圧勝の勢いだ。

しかしフェアリードールの足が遅い・・・

その向こう側で.▲▲皀鵐疋札屮鵑あっさりかわして2番手に上がった。

そして手前の8コースから┘札ぅ魁璽インが猛然とやって来て3番手に。

IMG_2296そのまま3頭はゴールラインを割った。

着順はΑ辞 辞─ΑΑ

穴馬にしたは来なかったが

それ以外は大方

私の予想は当たっていたようだ。

IMG_2297馬券のほうは・・・

連勝複式 辞Δ

ワイド 辞Α↓Α辞┐的中した♪

私は当り馬券を握りしめ

H田さん達に的中したことを自慢して

そそくさと払い戻しコーナーへゆき

どれだけの配当金になるのか

胸を膨らませて

当たり馬券を機械へ挿入した。

チャリン・・・

出て来たのは紙幣ではなく硬貨だけだった。

連複ーΔ3.8倍で、配当は740円

ワイドは 辞Δ1.8倍、Α辞┐2.7倍で

それぞれ360円、540円

合計で1640円。

馬券代が1200円だったから

差し引き440円のプラス。

低倍率のガチガチの本命馬券だった。

このレースは、じつは

多くの人が勝ち馬を予想できる

とても簡単な鉄板レースだったようだ(笑)


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牛が欲しがる寒の水

今年の二十四節気(にじゅうしせっき)の、

「小寒」が1月5日だったので、

その日から「寒の入り」となり、

「大寒」が1月20日、

すなわち今日からが、

1年のうちで最も寒くなり、

その寒さが2月3日の「立春」まで続き、

「寒の明け」を迎えることになる。

厳しい寒さの中で

春が最も待ち遠しく感じられる

「待春(たいしゅん)」の頃でもある。

この時期に

野外で仕事をする人々の代表として

私が筆頭として挙げたいのは

都市部では「ガソリンスタンド」であり

農村部ではやはり「畜産農家」である。

この2つの仕事は

どんなに寒い日であろうとも

室内だけで仕事を済ますことができない。

ガッツリと防寒服を着込んで

白い息を長々と吐きながら仕事をしている姿には

本当に頭が下がる。

特に、私の仕事相手の畜産農家さんは

身近な人たちなので

お寒い中、お仕事ご苦労様、と何度も言いたくなる。

そして、その畜産農家さん達の働く場所には

人よりももっと大きな白い息を吐く牛や馬たちがいる。

彼らにもご苦労様というほかはない。

その中でも特にご苦労様なのは、

毎日毎日乳を搾られながら働く乳牛である。

私には、寒中の乳牛こそ

最も尊敬に値する姿に見えてくる。

彼らは毎日毎日何十キロもの乳を搾られる。

乳汁の9割以上は水分である。

彼らはその水分を補給するために

泌乳量の何倍もの水を飲まなければならない。

何十頭何百頭の乳牛が

IMG_22781日に飲む水の量は相当なものだ。

それは夏でも冬でも変わらない。

しかし極寒の低温の中では

水は千切れるほど冷たくなり

凍結してしまうことも頻繁に起こる。

ぬるま湯にすると牛の飲水量が増し

泌乳量も増加するといわれるが

BlogPaint厳しい寒さの中で

常にぬるま湯を給与することは

至難の技である。

ぬるま湯どころか冷たい水さえも

凍ってしまえば

牛たちは飲むことができなくなり

BlogPaint一気に体調を崩し

泌乳量は激減する。

北海道の酪農家をはじめ

畜産農家の方々には

とてもたいへんな作業だとは思うが

どうか牛たちの飲む水には

細心の注意を払って頂いて

飲水量の落ちないよう

万全の注意を持って

対処して頂きたいと思う。


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故郷の初富士

1月13日から休みをいただいて、

ふるさと静岡へ行ってきた。

その目的の一つは、 

俳句誌「桑海」の須藤常央・副主宰の、

C5F89EC4-4B4D-4E6B-8046-E0E47C9F1F7B写生文集「虚子探訪」と、

同誌句友・堀谷詠子さんの、

句集「露草」の、

2つの本の出版記念句会に出席するため。 

もう一つの目的は、

まだなんとか2人で生活している、

後期高齢者後半の両親の、

顔を見てくる事だった。

帰省している間中

幸いなことに

天気がとても良かった。

静岡の天気が良いということは

すなわち富士山がよく見えるということである。

EAFB36EF-7FAF-4F94-9F95-1FF8AC3736BB1枚目の富士の写真は

1月14日の朝

静岡へ向かう新幹線の車窓の

小田原より手前の平塚付近からの富士。

まだ朝日の赤い色がほんのりと付いている。

2枚目の富士は

68CB3B6D-8743-40BB-87B3-FE6597952A58その新幹線が丹那トンネルを抜けて

三島の駅を過ぎたあたりの富士。

三島からの富士は

宝永山が正面に向き

富士のお腹の真ん中に

大きな丸い模様があるのが特徴だ。

827461C7-F2D8-4649-8D31-16A0A6AF984D3枚目の富士は

さらに進んで

富士市から見上げた富士。

新幹線の窓から見ると

このあたりの富士が最も美しいので

車内のあちこちで

携帯のシャッターを切る音がしていた。

IMG_22804枚目の富士は

翌日1月15日に

静岡県庁の21階の展望室からの富士。

静岡からの富士は裾野が最も広がって見え

宝永山は右横にちょこんと突出している。

両親を連れてこの景色をしばし楽しんだ。

5枚目の写真は

IMG_2281左から富士

愛鷹山(あしたかやま)

箱根の山

と見えている景。

5枚目の写真は

静岡市からさらに西の

焼津市へドライブして

IMG_2289石津浜公園からの富士。

焼津港を左手前に見て

富士と愛鷹山の間には

日本平の丘陵が横たわっている。

天気が良いと

静岡近郊には

富士山を中心とする良い景色を

楽しむ場所が沢山ある。

出版記念句会に投句した句も

そんな富士山にちなんだ句となり

評価もそこそこだった。

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 初富士の横顔もまた美しく   豆作





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