仕事中、とくに診療途中の車の中や、治療の準備をしているときなど、頭の中にはいろんなBGMが流れている。
そういう曲の中で、最近多いのは、妻が朝携帯の目覚ましに使っている曲(ジャニーズだったか・・・)とか、子供らがガンガン鳴らして聞いている曲(どこかのCMソングだったか・・・)とか、まるで私の趣味とはかけ離れたこの頃ののヒット曲が多くて、ちょっと戸惑っている。
頭の中で鳴り始めると、まるでシャックリのように、自分で意識して止めようとしてもなかなか止まらずに、ずーッとリピートしてしまうのだ。
でも気分の良い時は、そのBGMが、自分の好きだった曲になってることが多い。
今日はなぜか、昔大好きでよく聞いていたクルセイダーズのナンバーが頭から離れなくなって、楽しく仕事をこなすことができた。
もう20年以上も前のことを思い出す。
帯広の総合体育館でクルセイダーズのコンサートを聴きに行った時。後半の曲で盛り上がって、椅子に行儀よく座っていた聴衆がだんだんステージの下に集まって踊り始めたのだ。バリバリのロックでもない、ジャズ・フュージョンであんなに盛り上がったのは意外な事だった。
キーボードを演奏していたジョーサンプルが、メンバーにデッカイ目で合図を送ったりして、楽しそうな顔をしていたのを覚えている。
でもサックスのウイルトンフェルダーは、音色はすごかったけど、ずーっと無表情でボサーっとした顔をしていたなぁ・・・そういう姿も、ある意味カッコイイけどね。