北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

東と西

農水相インタビュー(5)

国土が狭く、

農地が全く無い、

という国がある。

シンガホールやバチカン、モナコ、バーレーンなど、

香港も、国ではないけれど、

中国本土から経済的には独立した国のようだ。

我が国の農産物の、

最大の輸出相手国は、

この香港である。

農地の全く無い国は

農産物の自給率は0%であるのは言うまでもない。

そういう国が

農産物を輸入して

国民を養うのは理解できる行為である。

IMG_4044香港の隣国である日本が

香港の人の需用に応じて

農産物を輸出するのも

理解できる行為である。

また

広い国土があっても

農地にならない土地を多く持つ国がある。

砂漠の中の国や酷寒の国などである。

そういう国が

農産物を輸入して

国民を養うのも理解できる行為である。

そういう国の

農産物の自給率が低いのは

仕方のないことであろう。

かえりみて

我が国の国土はどうだろう?

世界的に見ると

広い国土とは言えないが

美しい国土であり

温暖で肥沃で潤沢な農地があり

IMG_4028太古からそこで農業が営まれて来た。

自国の農業で身を立てて来た歴史を持つ

由緒のある国である。

そんな立派な農地のある我が国の

農産物の自給率が

相も変わらずに

IMG_4050毎年下がって行くというのは

一体どういうことなのだろう。

農水省のホームページには

いろいろなことが書いてあるが

IMG_4117あるページでは輸出を推進し

あるページでは地産地消を推進し

まるで一貫性の無い

言葉とデーターの

羅列のページである。

農水相のインタビューの記事を読んで

溜息が出てしまうのである。


(この記事おわり)



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農水相インタビュー(4)

農水省のデーターによると、

農産物の品目別輸入額の第1位は、

「豚肉」。

かつては小麦や大豆が占めていた1位の座に、

豚肉が座るようになったのだ。

この背景には、

かつて輸入したアメリカ産の牛肉のなかに

BSEの危険部位が何度も見つかり

アメリカ産の牛肉の輸入を禁止した時

その代替えとして豚肉の輸入が一気に増え

それが今でも続いている

ということがあるようだ。

アメリカ産の牛肉の輸入が再開するにつれて

アメリカ産の豚肉の輸入は減ってゆくのかと思われたが

そうではなく

今我が国のスーパーマーケットには

安いアメリカ産の豚肉も牛肉も

かつてないほどに幅を利かせて売られている。

近所のスーパーマーケットに行けば

それはすぐ確認することができるだろう。

EBAB6CB2-324B-490E-B0D0-E8530B6F8930日本がアメリカから

牛肉や豚肉を「買え」という圧力に

屈しつつあるのが

スーパーの肉コーナーを見ていると

よくわかるのである。

アメリカは国の戦略として

自国で食べきれないほどの牛や豚を飼い

その肉を他国に買わせて

金儲けをしている。

豚肉も牛肉も

日本より生産コストが安いので

安い価格になるのは当然だが

その生産の実態には色々な疑問な点がある。

アメリカの食肉生産現場での

ラクトパミンと呼ばれる肥育ホルモンの使用も

http://www.tsukishiro.com/html/2013/6-4.html

そんな疑問点の一つだ。

これは食品の安全性に関わる問題の一つだが

このことについて

わが農水相はどう思われているのだろう。

輸入の豚肉も牛肉も

増え続けている中で

そういう問題に有効な手を打たぬまま

我が国で生産した農産物

少なくともアメリカ産よりは安全安心な農作物を

海外に輸出せよと推進する

農水相の発言は

何か、おかしくないだろうか。

どこか、重要なことから

外れているような気がしてならない。


(この記事もうちょっと続く)

農水相インタビュー(3)

「自由貿易の推進はやむを得ない」

と発言する農水相は、

「今こそ輸出に力を」

と、盛んに仰っている。

では実際に、

農産物の貿易はどのくらい行われているのだろうか。

IMG_4056農水省の統計を見ると

2016年の農産物の

輸出実績は

4553億円

輸出相手国は香港が1位、台湾が2位、アメリカが3位。

輸入実績は

5兆8273億円

輸入相手国はアメリカが1位、中国が2位、オーストラリアが3位。

IMG_4055となっている。

品目別に見ると

輸出の1位は「ホタテ貝」。(水産物も統計に入っている)

輸入の1位は「豚肉」。

IMG_4054私の気になっている「牛肉」はどうかというと

輸出では10位にランクインしており

輸出量は2055トン

輸入では5位にランクインしており

輸入量は52万5694トン

となっている。

7152C5FE-4931-43B9-BA22-0A92C8F110B2「牛肉」で見ると

輸出量は輸入量の約250分の1

となっている。

農水層が言うような

「国内需要が減っている」

のならば

この輸入牛肉の量を減らせば良いだろうと思うのだが・・・

日本は人口が減ってきたから

食べる人が減ったのだから

その分の食料の輸入量を減らします

と相手国に言えばよいだろうと思うのだが・・・

ともあれ

農産物の自由貿易の実態は

牛肉だけを見ても

これだけの輸入過剰が見てとれる。

さらに我が国の

牛肉の生産量は

ここ5年間

前年比がことごとくマイナスである。

IMG_4050日本の牛肉の生産力

すなわち

日本の牛の畜産の生産力

が低下しているのだ。

この状況の中で

農水相は

輸入に歯止めをかけぬままに

「輸出に力を入れよう」

などと言っている。

日本の畜産に

そんな余力があるとは

到底思えないのだが・・・


(この記事続く)

農水相インタビュー(2)

「人口減少で国産農産物の国内需要が先細る中」、

「農産物の輸出に力を入れるべきだ」、

と農水相はインタビューで言ったそうだ。

だが、

国内需要の実態は、

「人口の減少」というよりは、

「輸入の増加」によって、

国内の農産物が輸入品の価格に負けて、

国産品の消費が伸びずに

需要が先細る

というのが本当のところである。

普通に考えれば、

国内の農産物の需要が減ったのであれば、

減った分の農産物の輸入を減らせば、

それで事足りるはずである。

農産物の輸入を減らせば、

我が国の食料の自給率は変わらず

自給率はむしろ向上する可能性がある。

「食料自給率の向上」は、

農林水産省の重要課題であったはずだ。

IMG_4027ところが

農水相は

「日本全体の将来を考えると、自由貿易の推進はやむを得ない。」

と言い

「貿易自由化を前進させながら、国内農業の競争力を高める政策が求められる。」

と言っている。

その政策の一環として

農産物の輸出の推進

という政策が

苦しまぎれに出てきたようである。

IMG_4028「食料自給率の向上」は

一体どこへ行ってしまったのだろう。

国産の農産物を海外に高く売り

外国産の農産物を安く買って

お金を回しつつ

日本国民を養おうというのが

農政の方針のようだ。

重要課題であった

「食料自給率の向上」

とは全く逆行する政策になっている。

IMG_4044このような農政では

食の安全への不安が拭えないばかりか

気候風土に根差した日本の農業の

様々な価値を

ニーズに応えるという商業的価値のみに矮小化して

農業を衰退させてしまうだろう。

農水相は

日本の農業の実態をどこまでご存知なのか

非常に疑わしい発言である。

IMG_4057かつて農水省が唱えていた

「地産地消」

という言葉も

一体どこへ行ってしまったのだろうか。

農水相は

十勝のナガイモや枝豆を引き合いに出して

輸出に力を入れよと言うが

ナガイモや枝豆は

毎日食べるような農産物ではない。

それよりももっと重要な

我々が毎日食べる農産物である

十勝の小麦(麺類・パン)、大豆(味噌・醤油)、乳製品などの生産基盤が

自由貿易によって危うくなっている

という問題に

もっと正面から

立ち向かってほしいものである。


(この記事続く)



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農水相インタビュー(1)

十勝毎日新聞の社長が東京へ出向き、

斎藤農水相とのインタビューをした記事が、

昨日の勝毎に大きく取り上げられていた。 

1面の見出しばかりではなく、

12面と13面にまで及ぶ記事だった。

その内容は、

日本の農水相が十勝の農業に対して、

大きな期待を寄せていることが解るもので、

それはとても有り難いことであると思う。

IMG_4021しかし

農水相が十勝の農業に寄せている

「期待」

の内容が

どうも気がかりだ。

記事の写真をクリックして

読んでいただければ解るが 

IMG_4024記事のいたるところに

「輸出」

の文字が踊っている。

農水相は十勝の農業に対して

「輸出産業としての期待」

を抱いていることが強調されている。

かつての十勝の農業の位置付けは

IMG_4023「日本の食糧基地」

だった。

それが変化してこれからは

「輸出食糧基地 」

と言っているような印象を受ける。

内容をもう少し見て見ると

「国内の農産物需要の減少を補うために『輸出が必要』と繰り返し強調した。」

とある。

そして

「国内の農産物の需要の減少」

した理由として

「人口の減少」

を挙げている。

だが

これは本当にそうなのだろうか?

日本人の人口減少は確かにある。

それによる農産物の需要の減少も

確かに少しはあるだろう。

しかし

「国内農産物の需要の減少」

の最も大きな理由は

「日本の人口の減少」

などではなく

「外国農産物の輸入」

であり

外国農産物の輸入が増えているから

「国内農産物の需要が減少」するのである。

外国産の安い農産物に

国産の高い農産物が負けるから

国内需要は外国産に食われて

「国内農産物の需要が減少」するのである。

日本の食糧自給率は

相も変わらず下がる一方である。

農水相のこの記事での発言は

国内の農産物の消費場所を

国内から外国へと移す狙いがあるようだ。

これは、何だか

おかしくはないだろうか?

国内の農産物の自給ができている国ならば

国民の食糧が自国の農産物で賄えている国であれば

その余力で農産物を輸出するというのは

納得できる行為である。

しかし

農産物の自給のままならない国が

農産物の輸入が増え続ける状態のまま

農産物の「輸出」に力を入れよ

と農水相が言っている。

外国から安い農産物を買って国民を養い

日本国内で作った農産物は外国で消費させる。

こんな農業を

十勝の農業に「期待」して

はたして良いのだろうか?


(この記事続く)



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能楽研修会in札幌

休日をいただいた3連休の、

前半は思いもよらぬ大荒れの天気で、

JRの帯広〜札幌がことごとく運休となり、

予定していた札幌での俳句のイベントには、

とうとう出席することができなかった。

しかし

最後の3月11日(日)だけは

なんとか交通手段を確保することができ

予定通りに

札幌の能楽研修会に参加をすることができた。

私を含めた帯広能楽同好会のメンバー4人は

喜多流能楽師の塩津圭介先生を帯広に迎え

早朝に帯広を出発し

圭介先生のお父様である

塩津哲生(あきお)先生の主催する

札幌哲門会の研修会に合流した。

大都市札幌には

さまざまな能楽の流派の

愛好家グループが存在しているが

喜多流の会はこの塩津哲門会ただ1つだという。

しかし1つの会としては最も人数が多く

IMG_3269高齢化の波が押し寄せる中で

若い会員も多い活気のある会と言われている。

場所は札幌大通りのテレビ塔のすぐそばの

12階建のビルの最上階。

その1フロアーが

大家さんの住宅になっており

IMG_3257その中に、なんと

能舞台がある。

こんなところに能舞台があることに驚いたが

札幌という大都市ならではのことと納得。

喜多流塩津哲門会は

IMG_3261札幌で60年も続いているという。

我々帯広能楽同好会は

発足してからまだ2年に満たない。

由緒ある大人の会に対して

我々の会は全く赤ん坊である。

IMG_3273演じられた曲目もその内容も

札幌の方々と我々との

実力の差は月とスッポンで

恥じ入るばかりだったが 

圭介先生曰く

「上手は下手の見本、下手は上手の見本」 

IMG_3278ということで

お互いにとって意味のある研修会だった

と、思えば救われたような気がしてくる(汗)

実際札幌の方々の舞台を拝見していると

とても勉強になったし

IMG_3279若い学生さんたちの先生への質問と

それに答える先生の言葉が

生の舞台稽古の後だけに

染み入るように解ったのは

大きな収穫だったかもしれない。

IMG_3280言葉では表すことのできない

深くて広い能楽の世界の

ほんの一端に触れているだけなのだが

実際に体を動かして

謡いと舞を大勢の方達と共に

IMG_3281体験することができたのは

帯広能楽同好会にとっても

私個人にとっても

大きな進歩だったのではないかと思う。 


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二つの国

 今仮に、ある二つの国の牛の畜産を比較してみたい。
牛の畜産とはすなわち、酪農業(牛乳生産)と肉畜業(牛肉生産)の二つである。たいへん大雑把だが、ごく簡単に比較してみたい。
 

 「N国」

IMG_4820

〇料費・・・牧草など約50%自給、輸入トウモロコシなど約30円/

燃料費・・・軽油で約90円/ℓ

人件費・・・最低で約300万円/年(多くは同国人)

さ蹐悗寮椶景・・・牛も人も自然の一部であり、同胞であるという神道や仏教に基づく自然観で接する。

牛乳の小売価格・・・約200円/ℓ

牛肉の小売価格・・・ステーキ約1000円/100g
 

  「A国」

IMG_4865

〇料費・・・牧草、トウモロコシなど100%自給

燃料費・・・軽油で約40円/ℓ

人件費・・・約150万円/年(移民外国人可)

牛への接し方・・・牛は神が人のために創造した、人とは全く違う生物であるというキリスト教に基づく自然観で接する。

牛乳の小売価格・・・約80円/ℓ

牛肉の小売価格・・・ステーキ約200円/100g
 

 さて、敵を知り己を知れば百戦危うからず、などという格言もあるが

エサ代について・・・
牧草や穀物を栽培し収穫できる国土の広ささでA国の圧倒的勝利。

燃料代について・・・
A国は自国やその周辺地域に豊富な原油やガスの埋蔵量があるにもかかわらず、遠く遥かな、産油のみが取り柄の国で覇権を争い、業界支配を目論んでいる。A国は人道的に問題がないのだろうか。N国もその傘下の子分であるが、責任というのは一般に親分の方が重い。

雇用の問題について・・・
の社長や親方というのは、伝統的に従業員らと一緒に飯を食べたり風呂に入ったり、家庭的な付き合いができるものだ。しかしA国はじめ欧米諸国の社長や管理職の連中は、そういうことは絶対にしない。従業員達と人種が違えばなおさらのことで、その心の裏には差別意識が垣間見える。

さ蹐箸いζ以への接し方について・・・
N国の自然観や美意識は、「もののあはれ」とか「花鳥風月」などという言葉に象徴的に現れている。牛と人は同胞であると考える。一方、A国の自然観は、人間以外の自然としての牛を「搾取」か「保護」かの対象でしか見ていない。
 

 今、そういう生産過程を経て出来上がった牛乳や牛肉が、とかという価格になって現われている。
 

 世界的な競争力を誇るA国の畜産物(食品)はこのように大変安価だが、どうしてそんなに安いのか、その価格差は一体どこから来るのか。畜産の科学的な技術の差などではない、色々な根の深い事情によって、この価格差が生まれているという事は少し考えてみれば、瞭然と理解できると思う。
 

 一部の牛の獣医師や牛の畜産コンサルタント等の中には、N国の畜産業もA国の畜産技術をもっと取り入れて、生産性を上げて生き残って行くべきだ、と論じる人たちが居る。しかし、これほどに違いのあるアンフェアな土俵を認識せず、表面的な技術のみを取り入れようと言うのは、あまりにも無知で安易な発言のように思われる。

(某雑誌に掲載される私の原稿より)


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帯広市民の馬

先日の昼からの休日に、

帯広市の中央公園(セントラルパーク?!)を徘徊していたら、

まったく偶然に、馬車が通過していった。

IMG_4025馬は、芦毛のミルキー君。

馬車には、二人の御者が乗っている以外、客の乗っていない空馬車だった。

しかし、人馬も馬車も、気持ちよさそうに

帯広市内の公道を、ゆっくりと駆け抜けていった。

どのようなスケジュールで、馬車が運行されるのか

私には、詳しいことはわからない。

土日にはいつも走っているのか

帯広平原まつりに備えての予行練習なのか

馬の運動のためなのか

馬車の経費は帯広市が持っているのか

いろいろ思い巡らせて

すべて定かでは無いのだが、いずれにせよ

街中を馬車が通って行く光景というのは、いいものである。

帯広の街が、文化の香り高いものになったような

なんだか由緒ある街並みに見えてくる。

何よりも、馬と人が一緒になって街を盛り上げていることが

私にはとても嬉しいのだった。 

IMG_3681約2ヶ月前の5月の始めの、帯広市内のグリーンパークで

花見のイベントが開かれた時、そこで馬車を引いていた馬は

黒鹿毛のリッキー君、だった。

今回の真夏の市内を練り歩く予定の馬は

IMG_4026その同僚の芦毛のミルキー君。

2頭とも、確か

「帯広市民 」のばすである。

人間以外の市民が住んでいる帯広市

素晴らしいと思う♪ 


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コンプライアンス

憲法というのは、法律の中でも、

最も大切な、法治国家の根幹をなすものであり、

まさに法律の中の法律。

どんな法律よりも、大切なもので、

憲法を持つ国の国民は、それに従わなければならない。

私はそう思っている。

ものごころの付いた子供の頃から

そのように教えられ、

ずっとそう思ってきた。

しかし

どうもそんな思いが

くつがえされしてしまうようなニュースを

最近、よく聞くようになった。

半年前の、選挙における

一票の格差問題は、記憶に新しい。

一票に格差がありすぎることを

最高裁判所は、違憲である(違憲状態である)としていたはずだが

それが解消されたという具体的な事実が未だに報道されていない。

そんな状態のままに

今度は、集団的自衛権を認める安保法案が

諮問された法学者達が皆そろって、違憲だ、と言っているにもかかわらず

今日の衆議院の委員会で、あっさりと可決された。

憲法に違反していると指摘された事実や法案が

多数派の国会議員の賛成多数の採決で

いとも簡単に承認された。

法律の中の法律である憲法。

その憲法が

違憲状態で行われた選挙で選ばれた国会議員らの手によって

いとも簡単に破られて、無視されてしまった。


_SX298_BO1,204,203,200_私はいつも、仕事をする中で

獣医師法や薬事法などの法律を必ず守るようにと

職場から常に言われながら

仕事をしてきた。

コンプライアンス(法令遵守)という言葉を

繰り返し、言われ、研修し

それを実践するように努めてきた。

獣医師法や薬事法などの法律には、絶対に従い

それを破ることのないように努めてきた。

ところが

それらの法律の上に立っている大きな法律

すなわち、憲法、を

国民の代表である国会議員の先生方が

コンプライアンス(法令遵守)することなく

このような形であっさりと憲法を破り

平気な顔で無視しているのを目の当たりにすると

一国民である私が努力してきたコンプライアンス(法令遵守)とは

一体何だったのだろうか、という気持ちにもなる。

だからと言って、私が

獣医師法や薬事法に従うことをやめて

それらの法律を無視して

多数決だからといって、好き勝手に物事を進めれば

職場や世間からは、たちまち信頼を失い

大変なことになってしまうから

私は

職場のコンプライアンス(法令遵守)を破ろうとは思わないが・・・(笑)

我々国民の代表である国会議員の先生方は

堂々と職場のコンプライアンス(法令遵守)を破っている・・・(呆)

それはいったい

なぜなのだろう?

   
         法治国家

   違憲判定多数人
   安保法案強行進
   主権者理解程遠
   法令遵守風前塵 





   
〽︎ したい時には
      なかなかできず
     したくない時
        する選挙 〽︎




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ホルスタインは和牛よりもバカなのか???

オランダ原産のホルスタイン種と

日本原産の黒毛和種とを比較して

色々違いを感じることは多々あると思う。

そんな出来事の一つとして

以前の記事にも書いた通り

IMG_3102町内の*牧場で

砂利や小石のたくさん混ざったコーンサイレージを

ホルスタインの初妊牛群に与えていたら

IMG_3104そのサイレージをきれいに平らげたうちの1頭が

ひどい第四胃食滞を起こして緊急手術になり

危ないところで助かったという出来事があった。

IMG_3107上から

3枚目までの写真は

その時のものである。 

昨日

たまたま

その*牧場の

今度は、和牛の繁殖牛の牛舎へ

牛を診に行く機会があった。 

そこの飼槽を覗いてみると

なんと

砂利や小石が

写真のごとくズラリと残されていた。 

IMG_3525「これって・・・」

「あ、これですか(笑)」 

「もしかして・・・」

「はい、このあいだ手術してもらったホルにやってたサイレージなんですよ。」

「和牛にはまだやってるんだ。」 

「ええ。こいつらはちゃんとこうやって、きれいに残して食べるから、大丈夫なんですよ。」

「へー、和牛は大丈夫なんだ・・・ホルには・・・」 

「もちろん、もうやってないですよ(笑)」 

「ホルスタインは・・・」 

「あいつらは小石とかあっても、バカ食いして、全部平らげちゃうんで(笑)」 

「和牛よりバカなのかねー(笑)」

バカとか言ってしまうと 

語弊があるかもしれないが

少なくとも 

ホルスタインは

和牛よりも

食事に関するデリカシーが欠けている

ということは

間違いなく言えるだろうと思う

そんな出来事なのであった。 

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馬魂慰霊祭

先月、まだ大雪に見舞われる前の日に

往診から帰ってきたら

向かいの農協畜産部の駐車場内にある

IMG_3281馬の慰霊碑の前に

人が集まっていた。

よく見ると

その中心に神主さんがいて

今ちょうど祝詞をあげ始めたところだった。

IMG_3282私は以前から

この馬の慰霊碑が気になっていて

いつかお参りしなければいけないと思っていた。

慌てて車を置いて

往診の格好のままで失礼ながらも

IMG_3284参列者の最後に並び

神主さんの祝詞をきき終えてから

馬の慰霊碑に向かって

柏手を打って礼をさせてもらった。

参列の方々は

IMG_3283JA畜産部の職員さんたちと

町の馬事振興会の会員の生産者さんたちと

その役員の方たちだった。

馬事振興会長の挨拶の中で

「わが町の開拓と発展は、かつては2000頭以上居たという馬たちの活躍無しでは成し得なかった。」

「今はそれがトラクターに取って代わって久しいが、かつての馬たちへの感謝の気持ちをもって慰霊祭をいたします。」

「馬たちはきっと何処かで見守ってくれているでしょう。今年も無事に農作業ができるよう、祈願したいと思います。」

ということを言っていた。

こういうことを、農業関係者の一人一人の個人の心の中ばかりではなく

馬事振興会という一つの集団の式典として取り行っているということは

地域の文化が生きているという意味でも

たいへん素晴らしいことではないか

と私は思うのだった。

慰霊碑に捧げた供物のうち

林檎ひとつと蜜柑ひとつを

おすそ分けにいただいて

事務所に戻ったのだった。

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時事ネタ・都々逸

えー・・・牛の病気で

「第四胃右方変位(ウホーヘンイ)」っていうのがありましてね

牛の四つある胃袋の中の、いちばん後ろの四番目の胃袋が

お腹の中で、だんだん右の方に行っちゃって

そりゃあもう大変なことになる病気なんですけれども
 
こないだ、それをネタに川柳を一句詠んでみたんです

 
 選挙終え右方変位の国になり  豆作


・・・どーもね、これ

畜産関係以外の人にはね

あんまり、わかってもらえないかもなー

数年前から

何だかどーも、この国もね

キナ臭い国に変ってきちゃったみたいで

だんだん右の方に行っちゃってね

いんですかね、そんなんで

でもね、こないだの北海道新聞 

IMG_1713あれは愉快だったなぁ

欧米の、あんな・・・

どぎつい風刺画なんかに比べて

こういう日本の、四コマ漫画

このほうが、ね、ずっといいですよ

やっぱり世の中ってぇものは

平和なのがいい



時事ネタ・都々逸

ととのいましたー

三味線よろしく〽︎

ヨッ〽︎


 〽︎マスコミは〜

  〽︎味方がやるのは

    空爆だけど

     敵がやるのは

      テロと言う〽︎


 〽︎表現の〜

  〽︎ペンの自由で

    死人が出たよ

     シャレになること

      ならぬこと〽︎


 〽︎改憲し〜

  〽︎勝った戦も

    いつかは負ける

     常に勝つとは

      限らない〽︎


誰か三味線で

生で唄ってほしいなー

って、無理か(笑) 


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俳句の「英語化」は「国際化」ではない

「このお茶のペットポトルに書いてある英語の俳句って、なんか変じゃなでいすか? 訳した句のほうも字余りだし。」

うちの診療所に来ていた実習生がそんな事を言いだした。

最近は職場の同僚からも、俳句を詠む奴として知られてきた私は

コメントを求められたので

「うーん、面白い詩だけど、ちゃんと575になってないしねぇ・・・俳句としてはまだ未完成じゃないのかねー。」

などと答えておいた。

伊藤園のお茶ボトルのラベルにはいつも、新俳句というものが書いてあって楽しませてくれる。
 
そこに、このごろは英語の俳句なるものが登場することがある。

思い浮かんだ詩心を、短い英語のフレーズで詠んであり

その隣には、日本語に訳した句が添えられている。

内容は、花鳥風月の四季を詠んでいるようであり

それを、英語の俳句と名付けて載せているようだ。

これは大変面白い試みであると私は思った。

「英語俳句」?!というものが 、新しい短詩としてこれから盛んになるのかもしれない。

imageただ

この伊藤園のお茶ボトルにあるような「英語俳句」?!をもって

俳句が世界へ広まりつつあるとか、俳句が国際化しているとか

そのように考えるのは

大きな勘違いではないのかな、と私は思っている。

英語を使って俳句を詠もうとする試みは面白いが

それはただ、俳句を「英語化」しているというだけであり

決して、俳句を「国際化」したことにはなっていない。

そもそも、俳句を英語化(英訳)する事は非常に難しく

いわんや、俳句を英語で詠むなどというのは、大変な無理がある。

英語では575の調べにはならないだろうし

英語の季題(季語)という共通認識はどこにも無い。

英語の歳時記というものも、一般に認められたものは無い。

英語で俳句を詠もうとする試みは

たちどころにそんな壁に突き当たるはずだ。

それでも、あえて 

その壁を破ろうとして作ったならば

その作品はもはや俳句ではなく

新しい英語詩であろう。 

俳句を「英語化」した新しい英語詩の誕生は

それはそれで大変結構だと思う、が

それは、俳句の「国際化」とは全く違うものである。

俳句の進化・発展の可能性は、なにも「英語化」ばかりではない。

俳句を「中国語化」したり「ロシア語化」したり「フランス語化」したりして

新しい中国語詩や、ロシア語詩や、フランス語詩が生まれるのも、また面白いと思う。

しかしそれらも全て、新しい外国語詩の誕生ではあるけれども

それは、俳句の「国際化」とは全く違うものである。

では

俳句の「国際化」とは何か。

それはきっと

「日本の俳句を愛し、理解した外国人が

日本語を学び、日本語で俳句を詠む」

という事だと思う。

アメリカ人や中国人やロシア人やフランス人がもっと日本にやってきて、日本語を学び

彼らが、我々と同じように日本語で俳句を詠み

我々の開く句会に参加して、日本語で句座を囲んだり

それぞれの母国に戻って、日本語で句会を開くようになれば

それが本当の俳句の「国際化」である

と、私は思う。 

俳句は、日本語による文芸であり

日本語で詠まなければ俳句ではない

と、私は思うのである。 

 
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ひな祭り

今日は3月3日。

IMG_0330我が家には三人の子供がおり、上の二人が女である。

それぞれ生まれてからもう26年と24年になった。

二人目が生まれた頃

爺と婆は我が家にお雛様を買ってくれた。 

それが、写真のような

IMG_0331なかなかちゃんとしたもので

ずいぶん奮発してくれたものだと今になって思うのである。

しかし、もらった当時は正直のところ

箱から出して 並べるのが大変で

めんどくさいなぁ・・・

IMG_0332などと罰当たりな事を考えながら並べていたものである。

毎年出して並べているのであるが

子供が小さかった頃の、ひな祭りの記憶がほとんどない。

当時は今よりもきっと慌ただしくて

ゆっくりとお雛様を眺めたりはしていなかったのだろうと思う。

IMG_0333娘が二人とも社会人になって、家に住まなくなってからも

毎年お雛様は飾っている。

今年も約半月前にお雛様を出して並べた。

今年は、このお雛様をゆっくり眺める時間がある。

よく見てみると

これは結婚式なのである。

三官女が手に持っている大きな柄杓のようなものは

正式には何という名前なのかは知らないが

以前、姪の結婚式のときに

巫女さんが全く同じものを

同じように顔の前に掲げて持っていたので

よく憶えている。

うちの二人の娘も

そろそろの年齢にさしかかって来たのだが

どうなのだろう・・・

今はもう、適齢期などという言葉は聞かなくなってしまったし

結婚をしない人たちも増えているようだ。

妻などは

娘達に向かって、結婚なんてしなくていい・・・とか

いつでも別れられるように、手に職を付けておきなさい・・・などと

何度も繰り返し言っている・・・(苦笑)

でも私は

正直、私の気持ちとしては 

良いご縁に導かれて

幸せな結婚をして

孫の顔でも見せてほしいものだ

と、思っている。

 
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農民票

  参院選

     規模の拡大

        戸数を減らす

            農民票は

                どこ行った


ほんのしばらく前までの日本人の一般庶民には

親の実家や親戚の誰かに、農業をやっている人が必ずいたものである。

それが最近の、規模拡大化、戸数の減少で

親の実家はもちろん、親戚の誰を探しても

全く農業からは無縁・・・

日本の農業などというものは全く他人事・・・

そんな日本人たちが多くなっている。

今年の参院選の、いわゆる農民票というのは

過去最低の数だろう・・・


  参院選

   古いコンロに

      ケトルを置いて

          お茶が沸きます

               ティーピーピー


安倍総理が北海道へ演説に来たらしいが

TPPについては多くを語らなかった。

というか、語れなかったに違いない。

自民党はいまや、かつてのように

農民票に頼る政党ではなくなったようだ。

日本の農業の将来を

どういう姿にしたいのか

何も語らず、何も考えぬまま

選挙に圧勝する勢いだ。


  国際化

   牛を飼う人

       だんだん減って

           今日も食べてる

                輸入肉


日本の農業の大規模化は

この先もまだ続くのだろうか。

農場従業員の農民票

というものは存在するかも知れない。

しかし、外国人の労働者使う農場も増えてきた今

農場従業員の票はあまりあてにならない、というか

外国人労働者は、そもそも有権者ではない。

農場の現場を実感している人たちの声が

一票として、今後ますます

政治には、反映されなくなってゆく

それも大規模化の1つの側面であることを

忘れてはならないだろう・・・

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中国語と韓国語

じつに30年以上も会っていなかった高校時代の部活の後輩H君と

一昨日の夜再会して、妻と三人で食事をした。

聞けばここ数年、十勝には毎年やってきて

渓流のフライフィッシングを楽しんでいるのだという。

H君は北大を出て大手電気メーカーに勤め

約20年間、東南アジアや中国や韓国で家電製品の販売に携わり

DVC00823その後独立して

女性専用の外国語スクールを開業したという。

教えている外国語は

彼のキャリアを生かしたもので

中国語と韓国語の2つだけなのだそうだ。

最近、この2つの国と我が国の間には

政治的にいろいろと、物議をかもす事態が生じている。

H君の事業はその影響を大きく受けているらしい。

中国語のほうは

尖閣諸島の問題が大きく報道されるようになってから

受講希望者が、パッタリと来なくなってしまったそうだ。

それに対して

韓国語のほうは

韓流ドラマの人気が益々好調なのを背景に

受講希望者が後を絶たず、大人気なのだそうだ。

韓流ドラマにハマっている女性をターゲットにした

なかなか鋭い商売をしているH君なのだ。

一緒に食事をした私の妻は

知らぬ間にずいぶんと韓流ドラマに入れ込んでいたらしく

H君と2人で、韓流スターの話題で大盛り上がり

私は、ただポカンとそれを聞いているだけだった(笑)

妻もそのうちなんだか、韓国語を習って韓国へ行きたい!

なんて言い出しそうな雰囲気だった。

私は、ハングル文字は全く読めないし

むしろ古代中国の漢詩などが好きなので

韓国語よりは

中国語のほうが

ずっと興味があるんだけどナー・・・


    異文化

 伝聞外国獣医長
 飼犬溺愛仕事中
 往診同伴公用車
 所内徘徊足元嗅


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牛乳生産世界一の国は?

昨夜開かれた、M町の酪農家有志でつくる

DP(デイリープロジェクト)21の講演会で出た話。

世界で一番、たくさん牛乳を生産している国は、どこか?

答えは、インド。

講師の酪農コンサルタントのT氏が

毎年聴きに行っているという北米の酪農協議会(デイリーカンファレンス)からの情報である。

ある農業統計会社の資料によれば

インドの牛乳生産量(ミルク・プロダクション)は

135(ミリオン・トン)で、ダントツの1位なのだという。

2位はアメリカで、84(ミリオン・トン)。

3位がパキスタン、4位中国、5位ブラジル・・・と意外な国が続き

6位以下にドイツ、フランス、オランダなどのヨーロッパ諸国が続く。

さて日本は・・・

20位以内にも入っていないそうだ。

何故、インドが世界一なのかというと

この統計資料は、ホルスタインばかりではなく

牛という牛を全て考慮に入れたもので

インドは、水牛などをはじめとして

国内の牛の数が世界中のどこよりも多い

という事実から、こういう数字になるのだという。

2位のアメリカはなんとなく理解できるが

3位がパキスタンというのも、また意外である。

インドとパキスタンは、ヒンズー教の国で

神の使者として牛が町中にあふれているからなのかもしれない。

また莫大な生産量に見合うだけの消費量を考えてみて

何が思い当たるかというと

彼の国の飲み物として、チャイがある。

インドやパキスタンでは

紅茶を牛乳で煮出したチャイが普段の飲み物として

国民の間に広く普及している。

日本のお茶のような感覚で、チャイが振舞われる。

ヒンズー教とチャイ・・・

そう考えて想像してみると

インドの1位と、パキスタンの3位というのが

なんとなく解るような気もする。

世界は広いねぇ・・・

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『地産地消』と『弱肉強食』

『地産地消』という言葉がある。

食べ物についていわれる言葉だ。

食べ物は地元で収穫したものを、そのまま地元で消費するのが

いちばん美味しく、それが最も良い、という意味が込められている。

それは正しいことだと思う。

それなのに

それは贅沢なことなのだろうか?

それは手のとどかぬ理想なのだろうか?

DVC00356『地産地消』という言葉が、最近

経済界などでは、「絵に描いた餅」になリつつあるようだ。


  地産地消の絵筆をおいて

         TPPの箸をとる

  
     (写真は十勝農協連ビル前)


『弱肉強食』という言葉がある。

弱いものは強いものの餌食になる、という意味だ。

生物学で使われている言葉だが

最近は、経済社会の場面で使われることが多くなってきた。

悲しく哀れな言葉だと思う。

「弱いものいじめ」を肯定している言葉だから。

経済の『弱肉強食』が、最近

国際的に自由に行われるようになってきた。

我が国の経済もその流れに乗って

自分より強い国からされたことを、そのまま

自分より弱い国に向かってやろうとしている。

DVC00357   
   原発輸出決方針

   健康心配外国人

   食糧輸入決方針

   健康心配日本人


     (写真は十勝農協連ビル前)

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霊魂、soul 、お盆の頃

8月15日。

この日は、日本国民の心の中に

先祖の霊魂なるものが、最も意識される日

であることは、間違いないと思う。

それが、単に仏教国の一仏事に止まらないのは

この日が、終戦(敗戦)の日である事にも因るのだろう。

先祖の霊、死者の霊・・・

それらを迎え、それらを送る・・・

さて

生きて死ぬのは、人ばかりではない。

ヒト以外の生き物も、また、生きて死ぬ。

家族の一員として生きてきた犬や猫などのペット達の霊は

8月のお盆の頃、やはり人々の心の中に迎えられ、お盆を過ごすのであろうか。

51d192ac[1]帯広近郊のペット霊園には、

きっとお参りの人が来て、花を供えているに違いない。

写真は今年の春の彼岸のものだが

e366aeb2[2]その時も花がたくさん供えられていた。

犬や猫などのペット以外の生き物も

また当然のように、生きて死ぬ。

e0e95c80-s[1]牛や馬も、もちろん同様だ。

彼らに霊魂というものがあるとすれば

8月のお盆の頃には

きっと戻って来ているに違いない。

今までに死んだ牛や馬たちが

今生きている牛馬たちの先祖の霊となって

お盆の頃にやって来る・・・のである・・・(笑)

彼らは体が大きかったから

なんだか・・・圧迫感が・・・(笑)

94c390f2-s[1]しかし、我々畜産関係者は

彼らの生死に直接かかわり

その恩恵を受けて生きてきた。

お盆の頃に、彼らの霊がやって来るのならば

d3110420-s[1]真摯に迎え入れ、共にお盆を過ごし

また真摯に、その霊を送り出す。

そんな心を

我々畜産関係者は

持っていてもよいのではないだろうか。

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牛の感情と知性

だいぶ前のデイリージャパン誌に、英国の雑誌の論文が紹介されていた。

それによると

人と動物の関係(HAR)の研究誌「Anthrozoos」Vol.22,Number1,2009年3月号に、516戸の酪農場でHARを調べたところ、90%以上が、「牛は感情を持っている」と回答し、78%が「知性を持っている」と回答したという報告が載っている。

このデーターで私が驚いたのは

英国の「酪農家」約10%は、「牛は感情を持っていない」と回答していること

さらに

「酪農家」の22%が「知性を持っていない」と回答していること

である。

都会に住む人たちならともかく

毎日牛にエサをやり搾乳している英国の「酪農家」がそう思っているのである。

これに対して、日本の「酪農家」は、どうだろう。

「牛は感情を持っていない」と答える酪農家は、日本にいるだろうか。

「牛は知性を持っていない」と答える酪農家も、日本では英国よりはきっと少ないだろうと思う。
 
DVC00636最近、往診中の牛の目がとても気になるようになった。

彼らの目は

じつに様々な表情を浮かべるので

DVC00638飽きることがない。

さまざまな目の表情を撮ろうとしているのだが

カメラを向けたときの彼らの目は

おおむね、緊張している。

DVC00607獣医に対しては、無理もないか(苦笑)・・・


多くの牛達が涙を流すことも、以前に書いた。

その時の彼らの目の表情は

たいへん悲しそうである。
DVC00602
悲しいだけではなく

その目には恐怖感もあるように見える。

悲しみや恐怖だけではなく

注射針に刺された時の痛みなのか

その目が痛みをこらえて

震えるように見えるときもある。

「牛には感情や知性がない。」

という発言をする英国の「酪農家」は

いったい牛のどこを見ているのだろうか、と思う。

私はもちろん

牛に感情や知性は

「あるに決まっている。」と思っている。

そんな話を

昨日の往診で、注射の最中にしていたら

聞いていた酪農家の◎さん曰く

「あんまり牛の感情とかわかっちゃうとさ、・・・やりづらいぞ(笑)。」

なるほど確かに・・・

それはそうかもしれないけど・・・(笑)。

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