北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

東と西

父の日に

6月20日は父の日だった。

6月の父の日は、

5月の母の日に比べて、

歴史も薄く影も薄い。

常識的に考えて

人は誰にも父と母がいるが

母から受ける愛情の方が大きいのが普通だから

それは当然と言える。

我が家も

当然それが当てはまっていて

毎年

母の日には

妻が子供達から色々感謝の贈り物が届けられ

私も実家の自分の母にささやかな感謝の意を届けている。

父の日には

母の日ほどの贈り物はなく

私も実家の父に父の日の贈り物などしたことがなかった。

それが当たり前だと思っていたので

別に何も感じなかった。

ところが

今年は

なんと父の日の数日前に

IMG_2208長女から

高価なサンダルを貰った。

さらに昨日には

IMG_2226長女の彼氏から

高価な日本酒をいただいた。

さらに

息子夫婦からも

IMG_2227高価な日本酒をいただいた。

さらに

次女夫婦からは

「豆作」と言う名前が彫ってある

日本酒を飲むための枡をいただいた。

IMG_2222父の日に

子供たちから

これほどの贈り物をもらったことなど

未だかつてなかった私は

非常に嬉しく

それを通り越して

なんだか申し訳なく

恐縮してしまうほどである。

この場を借りて

もう一度

「ありがとう」

と言わせてもらいたい。

冷静に考えれば

それだけ我が子たちも大人になったと言うことか。

それに比べて私は

実父の生前には何もしておらず

時代の雰囲気の差はあるにせよ

私は我が子達よりも大人になっていないようである。

ともあれ

三人の我が子達から

揃って父の日の贈り物をいただくなんて

思ってもみなかったので

この度の感謝感激の気持ちを忘れず

自分の家族を

子供達家族を

より一層大切にしてゆかなければならない

と思った。



<追記>

先日聴いていたラジオ(FMウイング)で

親父を喜ばせる言葉の「さしすせそ」

というのを紹介していた。

「さすがですね」

「知らなかったー」

「すごーい」

「センスありますね」

「そーなんだー」

全くその通り。

全然嘘でも良いから

この言葉をいただければ

私はとても嬉しいのです。


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CIDR(シダー)の「欧米仕様」と「日本仕様」

「このCIDR(シダー)、使ってもらえますか?」

繁殖検診に行った麕匸譴離繊璽佞痢君が持ってきたのは、

数年前に麕匸譴亮卍垢、

カナダで買ってきたというシダーだった。

シダーすなわち膣内留置型黄体ホルモン製剤である。

そんなシダーを使うことに

全く問題はないので

IMG_2209了解してパッケージを見ると

包装の袋には「Pfizer(ファイザー)」のロゴが。

世界最大王手製薬会社のファイザーの

動物部門であるファイザーアニマルヘルス製だった。

繁殖検診を始めて

シダープログラムをしようと

パッケージを開けて

アプリケータ(挿入器)に装着しようとした時

いつもと違う感覚がした。

このフアイザー製の欧米仕様のシダーの

羽の部分が薄っぺらくて折りやすかった。

IMG_2213その羽の部分をよく見ると

羽の先端部だけが太くなっていて

手でその羽を折り曲げる時に滑らないように

ストッパーの役割をするようになっていた。

「これ、ちよっと形が違ってるね。折りやすいようになってる。」

「そうなんですか。」

「俺たちがいつも使ってるやつは、こんな形になってないよ。」

「そうなんですか。」

ちよっと興味が湧いてきたので

繁殖検診が終わった後に

自分がいつも使っている日本仕様のシダーを出して

欧米仕様のシダーと比べて見た。

我々がいつも使っている日本仕様のシダーは

IMG_2212Pfizer(ファイザー)のロゴではなく

zoetis(ゾエティス)のロゴがついていた。

ゾエティスはファイザーから動物薬部門で独立した会社のはずだが

薬屋さんというのは数年経つと

名前も組織もくっ付いたり離れたり

しょっちゅう変化し続けるので

いちいち覚えていられない。

ともあれ

欧米仕様のシダーと

日本仕様のシダーに

形の上での違いのあることに気づいたのだ。

IMG_2211その形をよく比較すると

日本仕様の方がシンプルで原始的だ。

欧米仕様は日本仕様に改良を加えて

変化させたと見るのが自然で

IMG_2210形に色々手を加えてあるのだ。

おそらく使っている欧米人の意見や要望を聞き

それを参考にして形状を変えているに違いない。

日本仕様の方は

使っている我々日本人が

シダーの形に対してあまり文句を言わないので

その形状がシンプルな昔のままで済んでいるのだろう。

今私は

実際に欧米仕様と日本仕様を使い比べてみて

思ったのは

欧米仕様の方が確かに手にフイット感が高いが

日本仕様に慣れているせいもあり

この両者の形状の違いが

私の仕事の効率には全く影響は出ないだろう

ということであった。

おそらく

私以外の日本の獣医師たちも

きっと同じような感想を持つに違いない

と思った。

結論として

言えることは

「我々日本の獣医師は

手先が器用でかつ控えめなので

シダーの形くらいではいちいち文句を言わず

どんな形のものでも難なく使いこなせてしまう」

のであろう。

それに対して

「欧米の獣医師は

不器用でかつ自己主張が強いので

シダーの形にもいちいち注文をつけて

自分の使いやすいように形を変えさせないと仕事ができない」

のであろう。

という結論に

しておこう(笑)


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「やる理由 」VS 「やめる理由」

緊急事態宣言が延長されることになりそうだ。

新型コロナウイルスの感染者数は、

なかなか減少傾向にならず、

IMG_2125そのような中で、

緊急事態を「解除する理由」が

見当たらないからだろう。

一方で

新型コロナウイルスの感染者数を

増加させるリスクの高い

東京オリンピック・パラリンピックは

開催する方向で進められている。

オリンピックを開催する「やる理由」と

オリンピックを中止または延期する「やめる理由」との

葛藤が続いている。

このままで行くと

緊急事態宣言の下で

東京オリンピックが開催される

ということになりそうである。

なんとも不思議な

異例の光景になりそうだ。

IMG_2120海外のメディアからも

様々な意見が出ているようだ。

かつて

日本政府は

「政治的な理由」で

モスクワオリンピックへの参加をボイコットしたことがあった。

今回は

諸外国の参加国の中から

新型コロナウイルスの蔓延防止を理由に

東京オリンピックへの参加をボイコットする国は現われないのだろうか!?

政治的な「やめる理由」と

医学的な「やめる理由」では

意味が異なるから

そこまでの強硬な姿勢を見せる国はいないのだろうが・・・。

ともあれ

数ヶ月前まで

日本政府は

経済を活性化させるためのGOTOキャンペーンを

なかなか「やめよう」としななかった。

しかし

結局、世論に負けた形で

GOTOキャンペーンを凍結した。

GOTOキャンペーンを「やる理由」と

GOTOキャンペーンを「やめる理由」との

葛藤の中で

「やめる理由」の方がまさったからである。

今、緊急事態宣言が延長され

オリンピック中止論が増加しているようだが

日本政府は東京オリンピックをやめるとは言わない。

IOCのバッハ会長も東京オリンピックをやめるとは言わない。

「やる理由」と

「やめる理由」との

葛藤の中で

「やる理由」の方が

緊急事態の中でさえも

まだ

まさっているからなのだろう。


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IOC・政府・組織委員会の「不穏な雰囲気」

「こんな不穏な雰囲気は、戦時中以来だ。」

最近のコロナウイルス禍の世の中について、

80歳を過ぎた先輩の俳人の発言である。

そう言われてみて初めて、

私は太平洋戦争中の不穏な雰囲気が、

今のコロナ禍の不穏な雰囲気と、

共通するものがあるということを、

何となく肌で感じることができた気がする。

この老俳人の発言は

「貴重な発言だ・・・」

と思った。

そうこうしているうちに

IMG_2087また北海道にも

緊急事態宣言が発令された。

当初政府は

緊急事態宣言の要請を見送るつもりだったらしいが

IMG_2089専門家の意見がその認識を覆し

一転宣言することになったようだ。

昨日は追加で

沖縄県にも緊急事態宣言が発令された。

この宣言も遅きに失した感がある。

政府のコロナ禍に対する認識は

IMG_2113甘いのか

甘くないのか

は、その後に生じる事実によって判る。

感染拡大が収束しないという事実を見せられれば

甘いと思わざるを得ないだろう。

そんな雰囲気の中で

外国人選手が多数日本へやってくる

東京オリンピック・パラリンピックが

開催する方向で進められている。

医療機関の専門家や

世間の論調は

開催について否定的な意見が増えているが

IMG_2115政府や大会組織委員会は

開催する方向で物事を進めている。

バッハ会長が率いる

オリンピックの主催者であるIOCが

「中止を選択肢から除外している。」

ということで

政府や大会組織委員会は

それに従って動かざるを得ないようだ。

尾身茂・コロナウイルス感染対策分科会会長は

IMG_2111この動きに対して

「やる、やらない、も含めて、これは開催者(オーガナイザー)の責任だ。」

と発言し、開催可否判断を促している。

また

山口香・JOC理事は、IOCと政府と組織委員会の態度を批判し

IMG_2107「もう時期を逸した。中止の準備をする時間はない。やめることすらできない状況に追い込まれている。」

と発言し

「やるも地獄、やらぬも地獄。」

とまで言っている。

今、単純に

開催した場合と

中止した場合とで

コロナウイルスによる日本国民の

死亡者数を推測すれば

どちらが多いかは

言うまでもないだろう。

「やる地獄」による死亡者数と

「やらぬ地獄」による死亡者数とを

単純に比較推測することは容易なことだ。

IMG_211480歳を超えた

先輩俳人の

「こんな不穏な雰囲気は、戦時中以来だ。」

という言葉が

ジワリと心に突き刺さってくる

今日この頃である。


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参加する事に意義あり

昨年はコロナの緊急事態宣言の中で、

中止になってしまった「帯広市民芸術祭」。

今年も開催が危ぶまれるほどの、

コロナ禍の中だったが、

主催者の皆さんの努力で、

準備段階から感染防止措置を徹底し、

IMG_2080開催できる事になった。

私は4年前に

たまたま新聞記事で

「帯広能楽同好会」

という能楽の会を知り

IMG_2081喜多流の謡(うたい)と仕舞(しまい)の

稽古をするようになった。

なかなか人前で披露できるようなものにはならないのだが

自分の中では欠け替えのないものになっている。

今回の市民芸術祭への参加は

IMG_20763人の出演で

 少し寂しかったけれども

市民文化ホールの立派な舞台と

金屏風その他の立派なセットを

使わせてもらいながら

楽しんで謡い舞うことができた。

私以外の参加者の方の参加動機には

いろいろあると思うが

それが「1つの舞台」という形となって

実現する事に喜びがある。

少なくとも

金屏風や松飾りなどの舞台道具を

毎年舞台に上げて披露すれば

道具の虫干しをすることができる(笑)

まさに

「参加する事に意義あり」

という帯広能楽同好会の

帯広市民芸術祭への

参加理由である。

興味のある方は

どうぞご連絡を!

「帯広能楽同好会」のFacebookページもあるので

グループページヘ参加していただけば

動画もご覧になれます。 


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Facebookのブックカバーチャレンジ(5)

5回目のブックカバーチャレンジは、

ジュール・ルナール 著 「博物誌 」。

IMG_0341








このエッセイ集は、

どこか歳時記的な風味があり、

日本の俳句にも通じるものがあるのかなと思い、

若い頃に注目して読んだ。

読んでいるうちに、

原書でも読んでみたくなった。

とはいえ

フランス語はまるでダメ(笑)だけど

翻訳本と辞書を片手に読むのは

けっこう楽しかった。 

ともあれ

写真は

左がフランス語のペーパーバック

右が岩波文庫の翻訳本 

この表紙に注目してほしい。

淡くてシンプルな岩波の表紙絵に比べ

ペーパーバックの表紙絵の 

なんとグロテスクなこと!

このような絵が

「博物誌」のイメージなのか・・・

こういう絵の中に

フランス人の自然観が

垣間見られるとすれば

日本人の自然観とは

おそろしく違ったイメージだと

ビックリ仰天してしまう

そんな表紙である。 


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安いクラフトのチーズ

ダノンのヨーグルトと同じように、

クラフトのチーズというのも、

我が国のスーパーマーケットの、

IMG_5644乳製品売り場に、

とても安い価格で並んでいる。 

「クラフト」(KRAFT)・・・?

という会社名は耳に馴染んでいる感があるが

いったいどこの会社なのだろう。

ネットで検索してみると

クラフト・ハインツ・カンパニー

という

アメリカ資本のグローバル食品会社だった。

「明治」でもなく

「森永」でもなく

「雪印」でもなく

「よつ葉」でもない

アメリカの食品会社のチーズが

日本のスーパーマーケットの

乳製品コーナーを賑わしているのだ。

クラフト(KRAFT)のチーズの

原料については

ホームページには全く書かれていなかった。

ただ、少し調べてみると

クラフト(KRAFT)のチーズは

神奈川県に本社のある

「エムケーチーズ」という会社で製造されているらしく

エムケーチーズは輸入チーズを専門に扱う会社で

森永乳業の子会社だという。

「クラフト」は「森永」と提携して

日本国内の輸入チーズの製造販売を展開しているのだ。

IMG_5641なるほど「エムケー」というのは

森永の「M」と

クラフトの「K」である。

我が国の

輸入の乳製品の中で

チーズの占める割合は

現在は約7割だという。

チーズは今後ますます需要が増える食品だが

その需要を賄うために

輸入チーズの量も割合もますます増えているようだ。

000237739農水省のデーターを見ても

それは明らかである。

平成に入ってから

乳製品の輸入量はぐっと伸びて

自給率がどんどん下がっている。

我が国の

特に北海道の酪農家が搾る牛乳は

飲用よりも加工原料の牛乳として出荷されているが

クラフトのチーズのような

輸入チーズとの関係は

いったいどうなってゆくのだろう。


「食料は武器であって、日本が標的だ。直接食べる食料だけでなく、畜産用のエサとなる穀物をアメリカが全部供給すれば、日本を完全にコントロールできる。これがうまくいけば、さらに世界に広げてゆくのが、アメリカの食料戦略なのだ。君たちはそのために頑張って生産してほしい」


これは

アメリカの名門公立大学である

ウイスコンシン大学の

農家の子弟の多い講義を担当する教授の発言だそうである。

その出所は

今年の1月4日の

十勝毎日新聞の1面のコラム(編集余禄)に

畑作農家で歌人の時田則雄さんが書いている文章の中にある。


IMG_4945








クラフトのチーズを買って食べる時

いま一度

この文章を

読んで考えてみるのも

良いかもしれない。



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安いダノンのヨーグルト

乳製品の中でも、

最近特に人気が高く、

スーパーマーケットの棚を大きく使って売られているのが、

ヨーグルトである。

バターやチーズなどに比べて、

長持ちはしないが、

ヨーグルトの乳酸菌が体に良い、

という健康志向の波に乗って、

色々なヨーグルトが売られるようになった。

IMG_3691そのヨーグルトの中でも

ひときわ値段が安く

その安さに

ついつい手を出したくなるヨーグルトが

「ダノン」

のヨーグルトである。

ダノン・・・?

一体どこの会社なのか。

ネットで検索してみると

フランスのパリに本社があり

乳製品を中心に売るグローバル企業である。

「明治」でもなく

「森永」でもなく

「雪印」でもなく

「よつ葉」でもない

フランスに本社があるグローバル乳業会社が

IMG_5633格安のヨーグルトを

日本のスーパーマーケットで売り始めて

何年くらい経つのだろう。

気になるのは

そのヨーグルト製品の

「原料」が

どこの国で生産されたものかである。

HPを覗いてみると

生乳に限っては日本産を使っているようだが

乳製品はドイツ、スウェーデン、オーストラリア産のものを使っているようだ。

日本産の乳製品も使っていると書いてあるが

その割合は書かれていない。

割合が書かれていないのは

ほとんどわずかしか使っていないと読む事もできる。

ダノンのヨーグルトは

原料のほとんどを外国産にすることによって

安い価格で売る事ができるのだろう。

ダノンのヨーグルトを買えば

日本の酪農家の牛乳ではなく

ドイツ、スウェーデン、オーストラリアの酪農家の牛乳が

消費されることになる。

今、日本の乳製品は

国産の原料が不足しているらしいから

ダノンの安いヨーグルトは

明治、森永、雪印、よつ葉のヨーグルトに比べて

今後いっそう

より安いヨーグルトとして

売られるようになりそうだ。

今後の乳製品の

輸入攻勢が気になるところである。

そこで回文を一句


   ダノン様の輸入購乳飲まさんのだ     

  (だのんさまのゆにうこうにゆのまさんのだ)



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「食料」は「武器」

「食料は武器であって、日本が標的だ。直接食べる食料だけでなく、畜産用のエサとなる穀物をアメリカが全部供給すれば、日本を完全にコントロールできる。これがうまくいけば、さらに世界に広げてゆくのが、アメリカの食料戦略なのだ。君たちはそのために頑張って生産してほしい」

これは

アメリカの名門公立大学である

ウイスコンシン大学の

農家の子弟の多い講義を担当する教授の発言だそうである。

今年の1月4日の

十勝毎日新聞の1面のコラム(編集余禄)に

畑作農家で歌人の時田則雄さんが書いているものを抜粋した。

IMG_4945







すぐに読めるので

ぜひクリックして全文を読んで頂きたいと思う。

その内容は

十勝の畑作農家の親父さんの言い分である

と同時に

一流歌人の発言でもある。

歌人の眼は鋭い。

この一文を

我々農畜産業の関係者ばかりではなく

全ての日本人が

心に刻むべきだろう。

アメリカで作った

日本向けの「食料」は

「武器」なのである。


アメリカの名門公立大学である

ウイスコンシン大学では

農家の子弟の多い講義で

毎年こういう教えをしているわけである。

では

日本の名門公立大学である

北海道大学や帯広畜産大学の

農家の子弟の多い講義では

どのような教えをしているのだろうか?

「・・・、君達はそのために頑張って生産してほしい」

と教える講義はあるのだろうか?

日本の大学で同様の講義がもしあるとすれば

「・・・、」

の部分には何が入るのだろう?

日本でも食料は武器だと教えるのだろうか?

食料は命の糧であり

安心かつ安全であるべき物である。

安心かつ安全な「食料」はあっても

安心かつ安全な「武器」などあろうはずがない。


「食料」を「武器」と考えたときから

それは危険物になる。


「食料」は「武器」だと言い放つ

アメリカの大学教育と食料戦略の中身を

見抜かなければならない。

今、我が国の

家畜用のエサの穀物は

もうすでに

ほとんどが

アメリカ産である。


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農水相インタビュー(5)

国土が狭く、

農地が全く無い、

という国がある。

シンガホールやバチカン、モナコ、バーレーンなど、

香港も、国ではないけれど、

中国本土から経済的には独立した国のようだ。

我が国の農産物の、

最大の輸出相手国は、

この香港である。

農地の全く無い国は

農産物の自給率は0%であるのは言うまでもない。

そういう国が

農産物を輸入して

国民を養うのは理解できる行為である。

IMG_4044香港の隣国である日本が

香港の人の需用に応じて

農産物を輸出するのも

理解できる行為である。

また

広い国土があっても

農地にならない土地を多く持つ国がある。

砂漠の中の国や酷寒の国などである。

そういう国が

農産物を輸入して

国民を養うのも理解できる行為である。

そういう国の

農産物の自給率が低いのは

仕方のないことであろう。

かえりみて

我が国の国土はどうだろう?

世界的に見ると

広い国土とは言えないが

美しい国土であり

温暖で肥沃で潤沢な農地があり

IMG_4028太古からそこで農業が営まれて来た。

自国の農業で身を立てて来た歴史を持つ

由緒のある国である。

そんな立派な農地のある我が国の

農産物の自給率が

相も変わらずに

IMG_4050毎年下がって行くというのは

一体どういうことなのだろう。

農水省のホームページには

いろいろなことが書いてあるが

IMG_4117あるページでは輸出を推進し

あるページでは地産地消を推進し

まるで一貫性の無い

言葉とデーターの

羅列のページである。

農水相のインタビューの記事を読んで

溜息が出てしまうのである。


(この記事おわり)



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農水相インタビュー(4)

農水省のデーターによると、

農産物の品目別輸入額の第1位は、

「豚肉」。

かつては小麦や大豆が占めていた1位の座に、

豚肉が座るようになったのだ。

この背景には、

かつて輸入したアメリカ産の牛肉のなかに

BSEの危険部位が何度も見つかり

アメリカ産の牛肉の輸入を禁止した時

その代替えとして豚肉の輸入が一気に増え

それが今でも続いている

ということがあるようだ。

アメリカ産の牛肉の輸入が再開するにつれて

アメリカ産の豚肉の輸入は減ってゆくのかと思われたが

そうではなく

今我が国のスーパーマーケットには

安いアメリカ産の豚肉も牛肉も

かつてないほどに幅を利かせて売られている。

近所のスーパーマーケットに行けば

それはすぐ確認することができるだろう。

EBAB6CB2-324B-490E-B0D0-E8530B6F8930日本がアメリカから

牛肉や豚肉を「買え」という圧力に

屈しつつあるのが

スーパーの肉コーナーを見ていると

よくわかるのである。

アメリカは国の戦略として

自国で食べきれないほどの牛や豚を飼い

その肉を他国に買わせて

金儲けをしている。

豚肉も牛肉も

日本より生産コストが安いので

安い価格になるのは当然だが

その生産の実態には色々な疑問な点がある。

アメリカの食肉生産現場での

ラクトパミンと呼ばれる肥育ホルモンの使用も

http://www.tsukishiro.com/html/2013/6-4.html

そんな疑問点の一つだ。

これは食品の安全性に関わる問題の一つだが

このことについて

わが農水相はどう思われているのだろう。

輸入の豚肉も牛肉も

増え続けている中で

そういう問題に有効な手を打たぬまま

我が国で生産した農産物

少なくともアメリカ産よりは安全安心な農作物を

海外に輸出せよと推進する

農水相の発言は

何か、おかしくないだろうか。

どこか、重要なことから

外れているような気がしてならない。


(この記事もうちょっと続く)

農水相インタビュー(3)

「自由貿易の推進はやむを得ない」

と発言する農水相は、

「今こそ輸出に力を」

と、盛んに仰っている。

では実際に、

農産物の貿易はどのくらい行われているのだろうか。

IMG_4056農水省の統計を見ると

2016年の農産物の

輸出実績は

4553億円

輸出相手国は香港が1位、台湾が2位、アメリカが3位。

輸入実績は

5兆8273億円

輸入相手国はアメリカが1位、中国が2位、オーストラリアが3位。

IMG_4055となっている。

品目別に見ると

輸出の1位は「ホタテ貝」。(水産物も統計に入っている)

輸入の1位は「豚肉」。

IMG_4054私の気になっている「牛肉」はどうかというと

輸出では10位にランクインしており

輸出量は2055トン

輸入では5位にランクインしており

輸入量は52万5694トン

となっている。

7152C5FE-4931-43B9-BA22-0A92C8F110B2「牛肉」で見ると

輸出量は輸入量の約250分の1

となっている。

農水層が言うような

「国内需要が減っている」

のならば

この輸入牛肉の量を減らせば良いだろうと思うのだが・・・

日本は人口が減ってきたから

食べる人が減ったのだから

その分の食料の輸入量を減らします

と相手国に言えばよいだろうと思うのだが・・・

ともあれ

農産物の自由貿易の実態は

牛肉だけを見ても

これだけの輸入過剰が見てとれる。

さらに我が国の

牛肉の生産量は

ここ5年間

前年比がことごとくマイナスである。

IMG_4050日本の牛肉の生産力

すなわち

日本の牛の畜産の生産力

が低下しているのだ。

この状況の中で

農水相は

輸入に歯止めをかけぬままに

「輸出に力を入れよう」

などと言っている。

日本の畜産に

そんな余力があるとは

到底思えないのだが・・・


(この記事続く)

農水相インタビュー(2)

「人口減少で国産農産物の国内需要が先細る中」、

「農産物の輸出に力を入れるべきだ」、

と農水相はインタビューで言ったそうだ。

だが、

国内需要の実態は、

「人口の減少」というよりは、

「輸入の増加」によって、

国内の農産物が輸入品の価格に負けて、

国産品の消費が伸びずに

需要が先細る

というのが本当のところである。

普通に考えれば、

国内の農産物の需要が減ったのであれば、

減った分の農産物の輸入を減らせば、

それで事足りるはずである。

農産物の輸入を減らせば、

我が国の食料の自給率は変わらず

自給率はむしろ向上する可能性がある。

「食料自給率の向上」は、

農林水産省の重要課題であったはずだ。

IMG_4027ところが

農水相は

「日本全体の将来を考えると、自由貿易の推進はやむを得ない。」

と言い

「貿易自由化を前進させながら、国内農業の競争力を高める政策が求められる。」

と言っている。

その政策の一環として

農産物の輸出の推進

という政策が

苦しまぎれに出てきたようである。

IMG_4028「食料自給率の向上」は

一体どこへ行ってしまったのだろう。

国産の農産物を海外に高く売り

外国産の農産物を安く買って

お金を回しつつ

日本国民を養おうというのが

農政の方針のようだ。

重要課題であった

「食料自給率の向上」

とは全く逆行する政策になっている。

IMG_4044このような農政では

食の安全への不安が拭えないばかりか

気候風土に根差した日本の農業の

様々な価値を

ニーズに応えるという商業的価値のみに矮小化して

農業を衰退させてしまうだろう。

農水相は

日本の農業の実態をどこまでご存知なのか

非常に疑わしい発言である。

IMG_4057かつて農水省が唱えていた

「地産地消」

という言葉も

一体どこへ行ってしまったのだろうか。

農水相は

十勝のナガイモや枝豆を引き合いに出して

輸出に力を入れよと言うが

ナガイモや枝豆は

毎日食べるような農産物ではない。

それよりももっと重要な

我々が毎日食べる農産物である

十勝の小麦(麺類・パン)、大豆(味噌・醤油)、乳製品などの生産基盤が

自由貿易によって危うくなっている

という問題に

もっと正面から

立ち向かってほしいものである。


(この記事続く)



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農水相インタビュー(1)

十勝毎日新聞の社長が東京へ出向き、

斎藤農水相とのインタビューをした記事が、

昨日の勝毎に大きく取り上げられていた。 

1面の見出しばかりではなく、

12面と13面にまで及ぶ記事だった。

その内容は、

日本の農水相が十勝の農業に対して、

大きな期待を寄せていることが解るもので、

それはとても有り難いことであると思う。

IMG_4021しかし

農水相が十勝の農業に寄せている

「期待」

の内容が

どうも気がかりだ。

記事の写真をクリックして

読んでいただければ解るが 

IMG_4024記事のいたるところに

「輸出」

の文字が踊っている。

農水相は十勝の農業に対して

「輸出産業としての期待」

を抱いていることが強調されている。

かつての十勝の農業の位置付けは

IMG_4023「日本の食糧基地」

だった。

それが変化してこれからは

「輸出食糧基地 」

と言っているような印象を受ける。

内容をもう少し見て見ると

「国内の農産物需要の減少を補うために『輸出が必要』と繰り返し強調した。」

とある。

そして

「国内の農産物の需要の減少」

した理由として

「人口の減少」

を挙げている。

だが

これは本当にそうなのだろうか?

日本人の人口減少は確かにある。

それによる農産物の需要の減少も

確かに少しはあるだろう。

しかし

「国内農産物の需要の減少」

の最も大きな理由は

「日本の人口の減少」

などではなく

「外国農産物の輸入」

であり

外国農産物の輸入が増えているから

「国内農産物の需要が減少」するのである。

外国産の安い農産物に

国産の高い農産物が負けるから

国内需要は外国産に食われて

「国内農産物の需要が減少」するのである。

日本の食糧自給率は

相も変わらず下がる一方である。

農水相のこの記事での発言は

国内の農産物の消費場所を

国内から外国へと移す狙いがあるようだ。

これは、何だか

おかしくはないだろうか?

国内の農産物の自給ができている国ならば

国民の食糧が自国の農産物で賄えている国であれば

その余力で農産物を輸出するというのは

納得できる行為である。

しかし

農産物の自給のままならない国が

農産物の輸入が増え続ける状態のまま

農産物の「輸出」に力を入れよ

と農水相が言っている。

外国から安い農産物を買って国民を養い

日本国内で作った農産物は外国で消費させる。

こんな農業を

十勝の農業に「期待」して

はたして良いのだろうか?


(この記事続く)



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能楽研修会in札幌

休日をいただいた3連休の、

前半は思いもよらぬ大荒れの天気で、

JRの帯広〜札幌がことごとく運休となり、

予定していた札幌での俳句のイベントには、

とうとう出席することができなかった。

しかし

最後の3月11日(日)だけは

なんとか交通手段を確保することができ

予定通りに

札幌の能楽研修会に参加をすることができた。

私を含めた帯広能楽同好会のメンバー4人は

喜多流能楽師の塩津圭介先生を帯広に迎え

早朝に帯広を出発し

圭介先生のお父様である

塩津哲生(あきお)先生の主催する

札幌哲門会の研修会に合流した。

大都市札幌には

さまざまな能楽の流派の

愛好家グループが存在しているが

喜多流の会はこの塩津哲門会ただ1つだという。

しかし1つの会としては最も人数が多く

IMG_3269高齢化の波が押し寄せる中で

若い会員も多い活気のある会と言われている。

場所は札幌大通りのテレビ塔のすぐそばの

12階建のビルの最上階。

その1フロアーが

大家さんの住宅になっており

IMG_3257その中に、なんと

能舞台がある。

こんなところに能舞台があることに驚いたが

札幌という大都市ならではのことと納得。

喜多流塩津哲門会は

IMG_3261札幌で60年も続いているという。

我々帯広能楽同好会は

発足してからまだ2年に満たない。

由緒ある大人の会に対して

我々の会は全く赤ん坊である。

IMG_3273演じられた曲目もその内容も

札幌の方々と我々との

実力の差は月とスッポンで

恥じ入るばかりだったが 

圭介先生曰く

「上手は下手の見本、下手は上手の見本」 

IMG_3278ということで

お互いにとって意味のある研修会だった

と、思えば救われたような気がしてくる(汗)

実際札幌の方々の舞台を拝見していると

とても勉強になったし

IMG_3279若い学生さんたちの先生への質問と

それに答える先生の言葉が

生の舞台稽古の後だけに

染み入るように解ったのは

大きな収穫だったかもしれない。

IMG_3280言葉では表すことのできない

深くて広い能楽の世界の

ほんの一端に触れているだけなのだが

実際に体を動かして

謡いと舞を大勢の方達と共に

IMG_3281体験することができたのは

帯広能楽同好会にとっても

私個人にとっても

大きな進歩だったのではないかと思う。 


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二つの国

 今仮に、ある二つの国の牛の畜産を比較してみたい。
牛の畜産とはすなわち、酪農業(牛乳生産)と肉畜業(牛肉生産)の二つである。たいへん大雑把だが、ごく簡単に比較してみたい。
 

 「N国」

IMG_4820

〇料費・・・牧草など約50%自給、輸入トウモロコシなど約30円/

燃料費・・・軽油で約90円/ℓ

人件費・・・最低で約300万円/年(多くは同国人)

さ蹐悗寮椶景・・・牛も人も自然の一部であり、同胞であるという神道や仏教に基づく自然観で接する。

牛乳の小売価格・・・約200円/ℓ

牛肉の小売価格・・・ステーキ約1000円/100g
 

  「A国」

IMG_4865

〇料費・・・牧草、トウモロコシなど100%自給

燃料費・・・軽油で約40円/ℓ

人件費・・・約150万円/年(移民外国人可)

牛への接し方・・・牛は神が人のために創造した、人とは全く違う生物であるというキリスト教に基づく自然観で接する。

牛乳の小売価格・・・約80円/ℓ

牛肉の小売価格・・・ステーキ約200円/100g
 

 さて、敵を知り己を知れば百戦危うからず、などという格言もあるが

エサ代について・・・
牧草や穀物を栽培し収穫できる国土の広ささでA国の圧倒的勝利。

燃料代について・・・
A国は自国やその周辺地域に豊富な原油やガスの埋蔵量があるにもかかわらず、遠く遥かな、産油のみが取り柄の国で覇権を争い、業界支配を目論んでいる。A国は人道的に問題がないのだろうか。N国もその傘下の子分であるが、責任というのは一般に親分の方が重い。

雇用の問題について・・・
の社長や親方というのは、伝統的に従業員らと一緒に飯を食べたり風呂に入ったり、家庭的な付き合いができるものだ。しかしA国はじめ欧米諸国の社長や管理職の連中は、そういうことは絶対にしない。従業員達と人種が違えばなおさらのことで、その心の裏には差別意識が垣間見える。

さ蹐箸いζ以への接し方について・・・
N国の自然観や美意識は、「もののあはれ」とか「花鳥風月」などという言葉に象徴的に現れている。牛と人は同胞であると考える。一方、A国の自然観は、人間以外の自然としての牛を「搾取」か「保護」かの対象でしか見ていない。
 

 今、そういう生産過程を経て出来上がった牛乳や牛肉が、とかという価格になって現われている。
 

 世界的な競争力を誇るA国の畜産物(食品)はこのように大変安価だが、どうしてそんなに安いのか、その価格差は一体どこから来るのか。畜産の科学的な技術の差などではない、色々な根の深い事情によって、この価格差が生まれているという事は少し考えてみれば、瞭然と理解できると思う。
 

 一部の牛の獣医師や牛の畜産コンサルタント等の中には、N国の畜産業もA国の畜産技術をもっと取り入れて、生産性を上げて生き残って行くべきだ、と論じる人たちが居る。しかし、これほどに違いのあるアンフェアな土俵を認識せず、表面的な技術のみを取り入れようと言うのは、あまりにも無知で安易な発言のように思われる。

(某雑誌に掲載される私の原稿より)


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帯広市民の馬

先日の昼からの休日に、

帯広市の中央公園(セントラルパーク?!)を徘徊していたら、

まったく偶然に、馬車が通過していった。

IMG_4025馬は、芦毛のミルキー君。

馬車には、二人の御者が乗っている以外、客の乗っていない空馬車だった。

しかし、人馬も馬車も、気持ちよさそうに

帯広市内の公道を、ゆっくりと駆け抜けていった。

どのようなスケジュールで、馬車が運行されるのか

私には、詳しいことはわからない。

土日にはいつも走っているのか

帯広平原まつりに備えての予行練習なのか

馬の運動のためなのか

馬車の経費は帯広市が持っているのか

いろいろ思い巡らせて

すべて定かでは無いのだが、いずれにせよ

街中を馬車が通って行く光景というのは、いいものである。

帯広の街が、文化の香り高いものになったような

なんだか由緒ある街並みに見えてくる。

何よりも、馬と人が一緒になって街を盛り上げていることが

私にはとても嬉しいのだった。 

IMG_3681約2ヶ月前の5月の始めの、帯広市内のグリーンパークで

花見のイベントが開かれた時、そこで馬車を引いていた馬は

黒鹿毛のリッキー君、だった。

今回の真夏の市内を練り歩く予定の馬は

IMG_4026その同僚の芦毛のミルキー君。

2頭とも、確か

「帯広市民 」のばすである。

人間以外の市民が住んでいる帯広市

素晴らしいと思う♪ 


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コンプライアンス

憲法というのは、法律の中でも、

最も大切な、法治国家の根幹をなすものであり、

まさに法律の中の法律。

どんな法律よりも、大切なもので、

憲法を持つ国の国民は、それに従わなければならない。

私はそう思っている。

ものごころの付いた子供の頃から

そのように教えられ、

ずっとそう思ってきた。

しかし

どうもそんな思いが

くつがえされしてしまうようなニュースを

最近、よく聞くようになった。

半年前の、選挙における

一票の格差問題は、記憶に新しい。

一票に格差がありすぎることを

最高裁判所は、違憲である(違憲状態である)としていたはずだが

それが解消されたという具体的な事実が未だに報道されていない。

そんな状態のままに

今度は、集団的自衛権を認める安保法案が

諮問された法学者達が皆そろって、違憲だ、と言っているにもかかわらず

今日の衆議院の委員会で、あっさりと可決された。

憲法に違反していると指摘された事実や法案が

多数派の国会議員の賛成多数の採決で

いとも簡単に承認された。

法律の中の法律である憲法。

その憲法が

違憲状態で行われた選挙で選ばれた国会議員らの手によって

いとも簡単に破られて、無視されてしまった。


_SX298_BO1,204,203,200_私はいつも、仕事をする中で

獣医師法や薬事法などの法律を必ず守るようにと

職場から常に言われながら

仕事をしてきた。

コンプライアンス(法令遵守)という言葉を

繰り返し、言われ、研修し

それを実践するように努めてきた。

獣医師法や薬事法などの法律には、絶対に従い

それを破ることのないように努めてきた。

ところが

それらの法律の上に立っている大きな法律

すなわち、憲法、を

国民の代表である国会議員の先生方が

コンプライアンス(法令遵守)することなく

このような形であっさりと憲法を破り

平気な顔で無視しているのを目の当たりにすると

一国民である私が努力してきたコンプライアンス(法令遵守)とは

一体何だったのだろうか、という気持ちにもなる。

だからと言って、私が

獣医師法や薬事法に従うことをやめて

それらの法律を無視して

多数決だからといって、好き勝手に物事を進めれば

職場や世間からは、たちまち信頼を失い

大変なことになってしまうから

私は

職場のコンプライアンス(法令遵守)を破ろうとは思わないが・・・(笑)

我々国民の代表である国会議員の先生方は

堂々と職場のコンプライアンス(法令遵守)を破っている・・・(呆)

それはいったい

なぜなのだろう?

   
         法治国家

   違憲判定多数人
   安保法案強行進
   主権者理解程遠
   法令遵守風前塵 





   
〽︎ したい時には
      なかなかできず
     したくない時
        する選挙 〽︎




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ホルスタインは和牛よりもバカなのか???

オランダ原産のホルスタイン種と

日本原産の黒毛和種とを比較して

色々違いを感じることは多々あると思う。

そんな出来事の一つとして

以前の記事にも書いた通り

IMG_3102町内の*牧場で

砂利や小石のたくさん混ざったコーンサイレージを

ホルスタインの初妊牛群に与えていたら

IMG_3104そのサイレージをきれいに平らげたうちの1頭が

ひどい第四胃食滞を起こして緊急手術になり

危ないところで助かったという出来事があった。

IMG_3107上から

3枚目までの写真は

その時のものである。 

昨日

たまたま

その*牧場の

今度は、和牛の繁殖牛の牛舎へ

牛を診に行く機会があった。 

そこの飼槽を覗いてみると

なんと

砂利や小石が

写真のごとくズラリと残されていた。 

IMG_3525「これって・・・」

「あ、これですか(笑)」 

「もしかして・・・」

「はい、このあいだ手術してもらったホルにやってたサイレージなんですよ。」

「和牛にはまだやってるんだ。」 

「ええ。こいつらはちゃんとこうやって、きれいに残して食べるから、大丈夫なんですよ。」

「へー、和牛は大丈夫なんだ・・・ホルには・・・」 

「もちろん、もうやってないですよ(笑)」 

「ホルスタインは・・・」 

「あいつらは小石とかあっても、バカ食いして、全部平らげちゃうんで(笑)」 

「和牛よりバカなのかねー(笑)」

バカとか言ってしまうと 

語弊があるかもしれないが

少なくとも 

ホルスタインは

和牛よりも

食事に関するデリカシーが欠けている

ということは

間違いなく言えるだろうと思う

そんな出来事なのであった。 

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馬魂慰霊祭

先月、まだ大雪に見舞われる前の日に

往診から帰ってきたら

向かいの農協畜産部の駐車場内にある

IMG_3281馬の慰霊碑の前に

人が集まっていた。

よく見ると

その中心に神主さんがいて

今ちょうど祝詞をあげ始めたところだった。

IMG_3282私は以前から

この馬の慰霊碑が気になっていて

いつかお参りしなければいけないと思っていた。

慌てて車を置いて

往診の格好のままで失礼ながらも

IMG_3284参列者の最後に並び

神主さんの祝詞をきき終えてから

馬の慰霊碑に向かって

柏手を打って礼をさせてもらった。

参列の方々は

IMG_3283JA畜産部の職員さんたちと

町の馬事振興会の会員の生産者さんたちと

その役員の方たちだった。

馬事振興会長の挨拶の中で

「わが町の開拓と発展は、かつては2000頭以上居たという馬たちの活躍無しでは成し得なかった。」

「今はそれがトラクターに取って代わって久しいが、かつての馬たちへの感謝の気持ちをもって慰霊祭をいたします。」

「馬たちはきっと何処かで見守ってくれているでしょう。今年も無事に農作業ができるよう、祈願したいと思います。」

ということを言っていた。

こういうことを、農業関係者の一人一人の個人の心の中ばかりではなく

馬事振興会という一つの集団の式典として取り行っているということは

地域の文化が生きているという意味でも

たいへん素晴らしいことではないか

と私は思うのだった。

慰霊碑に捧げた供物のうち

林檎ひとつと蜜柑ひとつを

おすそ分けにいただいて

事務所に戻ったのだった。

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