北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

よのなか

新婦の父として

3日間の休みをいただき、

次女の婚礼に出席した。

コロナウイルスの影響で、

どうなってしまうのかと思っていたが、

道内に住んでいる親戚と身内だけの

ごく少数の細やかな婚礼を

なんとか予定通りに行うことができた。

IMG_1153GoToキャンペーンのおかげもあって

宿泊したホテルも

ずいぶん安く使うことができた。

札幌は

時雨混じりの好天だった。

婚礼を行った場所は

西の山間の小高い場所にある教会で

夜になると

夜景の美しい所だった。

無事に婚礼が終わり

親戚身内は

そのまま

麓の小さなレストランに行き

これもまた細やかな

アットホームなパーティが用意されていた。

今回

新婦の父しとして

婚礼と披露宴に参加するのは

初めてのことだった。

新郎の父としては

2年前に経験をして

その時はコロナ禍もなく

大勢の出席者の前で一言喋るという緊張があったが

今度は

新婦の父としての全く違った緊張があった。

何かと色々な緊張感と

IMG_1171美味しい食事と 

綺麗な景色と

楽しい演出と

IMG_1159時の流れが

頭の中を駆け巡って

新婦の父というのはこういうものなのか

という経験をさせてもらった。

IMG_1161何よりも

一同に集まっていただいた皆さんと

婚礼と披露宴を企画した新郎新婦と

今の平穏な世の中に

感謝の気持ちで

いっぱいである。


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2020年、10月3日(土)〜12月19(土)

毎週土曜日の19時〜YouTube「ポコペンチャンネル」生配信と

その後のアーカイブ配信をぜひご覧ください。

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していただけると嬉しいです!

詳しくはFMウイングのHPへ。


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「牛のニコイチ捻転去勢法」

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メディアリテラシー

最近よく聞かれる言葉に、

「メディアリテラシー(Media Literacy)」、

というのがある。

これを日本語でやさしく言えば、

「情報の適切な取り扱い」、

となる。

どんな情報も

情報を発信する方も

情報を受け取る方も

その取り扱い方によって

本来の情報が色々と変化してしまうことに対して

注意を喚起するために

最近多くの場面で使われている言葉のようだ。

新聞や雑誌

テレビやラジオ

そしてSNSなどの電子媒体の情報。

現代は未だかつてないほど

多くの情報に溢れているといえるから

「メディアリテラシー(情報の適切な取り扱い)」

は今後ますます重要な言葉になるに違いない。

さて

我々畜産関係の情報について

その「メディアリテラシー」は機能しているだろうか?

その情報の中で

やはり影響力のある

新聞記事を例にとってみたい。

最近出たこの新聞記事

IMG_0999














「今年の牛の熱射病が大きく減少した」

という内容。

「牛の熱射病」についての記事は

年に一度

毎年出る記事である。

この記事のデーターの出所は

家畜保健衛生所である。

そして

家畜保健衛生所に

現場のデーターを入れているのは

主にNOSAIの我々臨床獣医師である。

毎年夏になると

家畜保健所から定期的に数回

電話がかかってきて

「牛の熱射病」

の発生頭数を聞かれるのである。

その時

カルテの第1病名に「熱射病」とした牛の数のみ

を聞かれるのである。

ここで毎年気になっていることがある。

純粋に「熱射病」のみを患う牛

というのは

実際にはほとんどいないのだ。

暑熱環境でダメージを受ける牛というのは

何らかの病気をすでに患っている場合がほとんどで

例えば「乳房炎」や「肺炎」や「蹄病」や「産褥熱」

などを患っている牛は

健康な牛よりも暑さに弱くなっているので

いち早く「熱射病」にもなるのである。

「熱射病」という病名は

「第1」病名、「主」病名、にはならず

「第2」病名、「副」病名、になる場合がほとんどなのである。

したがって現場の獣医師は

牛が「熱射病」になったとしても

その前の基礎疾患である別の「主病名」でカルテを作っている。

「熱射病」という病名は

「副病名」なので表に出てこないだけなのだ。

そういう現場の姿を

上の新聞記事は

全く伝えておらず

おかしな方向での結論づけを

しているように見える。

牛の「熱射病」は大きく減少したのではなく

牛の「熱射病」という病名を

最近の獣医師が主病名として付けづらくなってきた

というのが真相ではないかと思われる。

「メディアリテラシー(情報の適切な取り扱い)」

を求めたい一例である。


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2020年、10月3日(土)〜12月19(土)

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YouTube配信「とかちクルチョな句会」登場!

最近お世話になっている、

帯広市民ラジオ・FMウイングから配信している、

YouTubeの「ポコペンチャンネル」に、

「とかちクルチョな句会」という番組が登場した。

「クルチョ」というのは

「クールチョイス」の略で

「クールチョイス」というのは

CO2排出削減のための「賢い選択」

という意味である。

そんな意味を込めた

「とかちクルチョな句会」

というYouTube配信の番組への

IMG_0988「俳句」&「川柳」&「標語」

すなわち

「クールチョイスな575」

の募集が

今月から始まった。

毎週木曜日が締め切りで

投稿していただいた句を私が選をして

その週の土曜日の19時からの

YouTube生配信番組「とかちクルチョな句会」にて

結果を発表する。

という

私にとっては全く未知なる世界へ

足を踏み入れることになった。

これもFMウイングのスタッフの皆さんや

撮影する画像クリエイターさん達が

企画から制作・編集と

力を注いでくださったおかげである。

IMG_0987実際、私はただ

投稿されて来る

「クーチョイスな575」の作品を

選んで鑑賞させていただいているだけである。

それだけなのだが

今まで自分の単なる趣味として続けてきた

俳句や川柳というものが

このような形で

社会貢献できるものになった

という風に考えると

とても光栄なことであり

とても嬉しいことである。

「とかちクルチョな句会」

10月3日(土)〜12月19日(土)までの開催で

その後は

YouTubeのアーカイブ上に

継続配信されるという

始まったばかりの句会である。

このブログをお読みの皆さんも

ぜひ

「とかちクルチョな句会」

まで

「クールチョイスな575」の作品を

どしどし送っていただくと嬉しいです!

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そして

毎週土曜日の19時からの

YouTube「ポコペンチャンネル」生配信と

その後のアーカイブ配信も

ぜひご覧になってみてください。

その際は「ポコペンチャンネル」への

チャンネル登録もどうぞお忘れなく!

詳しくは

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マルちゃんVSペヤング(18)

「安田さん、ペヤングの新製品が出たの知ってます?」

「・・・え、ホント?」

「アップルパイ味だそうですよ。」

「・・・へー、すごいね!」

「今朝、テレビで言ってたんです(笑)」

同僚のC獣医師からそう言われて、

早速ネットで調べてみた。

十勝地方には上陸していない新製品のようだ。

私は事あるごとにインスタントやきそばの、

ペヤングVSマルちゃん、

という視点からの食レポを書いている。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

(16)香り高き「黒ゴマMAX」バージョン

(17)「インスタント焼きそば戦国時代」に突入!!!


今回のペヤングの新製品

「ペヤング Apple Pie (アップルバイ)」

は、やきそばというジャンルを大きく超えて

他社製品をあざ笑うような

ペヤングならではの独創的な製品だった。

独創的かつ独走的な

これはもう「やきそば」ではなく

「ペヤング」というジャンルが確立したといってよいだろう。

IMG_1049今回ばかりは

十勝地方のコンビニの店頭に出るのを待っていられずに

ネットの購入サイトで18個入りの箱買いをしてしまった。

そして

箱をそのまま職場へ持ち込み

「アップルパイ味」を教えてくれたC獣医師をはじめ

IMG_1035他の職員にも食べてもらって

大試食会を開催することにしてしまった。

診療所の同僚の皆さんは

皆このペヤングを完食!

私ももちろんひとつ食べて見みた。

IMG_1037具にはフリーズドライのリンゴ

タレをかけてかき混ぜると

あまーいアップルパイの香りに包まれ

麺を一口含むと

甘さと塩味が絶妙なバランスで

IMG_1047舌を喜ばせてくれる。

もうこれは

何と表現すればよいのだろう(笑)

食べた人でないと絶対にわからない

IMG_1040新しい体験という他はない

未知なる体験という他はない

そんな世界へ導いてくれる

ペヤング「アップルバイ味」

なのであった。

IMG_1036





IMG_1041IMG_1042IMG_1046










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還暦

手前味噌で恐縮だが、

令和2年9月23日で私は60歳になった。

単なる通過点ではあるけれど、

世の中はこれを「還暦」と呼んで、

おめでたいということになっている。

還暦の「還」は

一回りして同じ「暦」に還(かえ)るという意味。

何が一回りかというと

いわゆる「十二支(じゅうにし)」(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)

と「十干(じっかん)」(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)

との組み合わせのパターン

例えばよく知られている「丙午(ひのえうま)」など

の「暦」の組み合わせが60種類あり

それが一回りするのに60年かかる

ということで「還暦」なのだ。

今年は「庚子(かのえね)」というパターンの年で

私が生まれた60年前の子年も

同じ「庚子(かのえね)」だったというわけである。

ちなみに

私の祖父は西暦1900年生まれで

私とちょうど60歳違いなので

私が生まれた1960年に還暦を迎え

同じ「庚子(かのえね)」だった。

今年はそれから60年一回りした「庚子(かのえね)」にあたる。

IMG_0894ちなみに

今年は孫が生まれて

その子が「庚子(かのえね)」で

私はその年に還暦を迎えた。

祖父は俳句が好きで

私は祖父の影響で俳句を始めた。

IMG_0857
私も今後

俳句を続けてゆけば

孫も

私の影響で

俳句を詠むようになるかも・・・!?

そうなったら

嬉しいのだけれど(笑)


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4連休のナイタイ高原牧場

4連休の2日目は休みを頂いたので、

本別町にある我が家の菩提寺に、

一足早くお彼岸のお参りをした。

お参りを終えて

まだ午前中だったので、

せっかくの好天気でもあり、

プチドライブをすることにした。

来た道を戻らずに

気ままに進路を北東へ向けて

どこへ行こうかと考えているうちに 

頭の中に

上士幌町のナイタイ高原牧場がふと浮かんだ。 

芽登坂を登って上士幌町へ出ると

国道の交通量がだんだんと増してきた。

上士幌町の道の駅は駐車場が満車になっていた。

そこからさらに進路を北東へ向けて

音更川を渡りさらに行くと 

全農のETセンターの手前に大きな看板があった。

「⇦ナイタイ・テラス、4月末〜10月末まで」 

ここからがナイタイ高原牧場の道らしい。

私は約30年前に来たことがあるだけだったので

牧場内の道は砂利道で悪路なのだろうと覚悟したが

IMG_0939その予想は全く外れてしまった。 

アスファルトで舗装された綺麗なな二車線の道路が

広大な牧場の奥の奥まで続き

ドライブしているだけで

IMG_0941気分が爽快になって来た。

最終地点には新しく出来た「ナイタイ・テラス」という

展望台とレストランを兼ねた新しい観光施設が立っていた。

駐車場はほぼ満杯。

IMG_0937連休のど真ん中の好天気であれば

これは当然なのかもしれない。

しかも今までの長雨と

コロナ禍の自粛生活の後ともなれば

IMG_0942今日は絶好の行楽日和であり

ここぞとばかりにストレス発散したいと思うのは

誰でも思うところだろう。 

人気のない高原で俳句でも詠もうか

IMG_0944と思っていた私の思惑は打ち砕かれたが

あまりにも爽快な風景に

心まで晴れやかになることができた。

帰りの道中は車を止めて

IMG_0945広大な牧場を眺めながら降りて来た。

牧場には遥か彼方に

ゴマ粒のような牛の群れが見えるだけだった。

町営の牛馬の育成牧場として発展した牧場だろうが

IMG_0946今は採草地としての機能と

観光施設としての美しさを保つことの方に

主な力を入れているように感じられた。

いずれにせよ

素晴らしい牧場であることに変わりはない。 

上士幌町から帯広へ進路を向けて

国道を走っていると

さすがに腹が空いてきた。 

ナイタイ・テラスでは食事に長い行列ができていたので

何も食べずに戻ってきたせいである。

途中の士幌の道の駅に立ち寄り

そこで行列の短いブースを見つけ

IMG_0951なんとか食事にありついていたら

その隣で

なんと

「猿回し」が始まるという。

IMG_0950猿を操るのは

まだ若いお姉さんだった。

テイクアウトの軽い食事を頬張りながら

しばし

猿回しの見物をして

プチドライブを終了した(笑)


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マルちゃんVSペヤング(17)

とりあえずまた、

インスタントやきそばにおける熱い闘いの、

過去を振り返ってみたい。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

(16)香り高き「黒ゴマMAX」バージョン

東日本を拠点にもつ

まるか食品の「ペヤング」の攻めと

北海道で王国を築いている

東洋水産の「マルちゃん」の守りという

終ることのない激烈なシェア争いが

今、繰り広げられている。

最近は

それに絡むように

「UFO」あるいは「一平ちゃん」などといった

様々な会社のインスタントやきそばも

スキあらば漁夫の利を得ようと

新しいバージョンで店頭に参入するなど

事態は複雑化の様相を呈している。

これはまさに

「インスタントやきそばの戦国時代」

に突入したと言って良いだろう。

IMG_0842私たち現代人は

好むと好まざるに関わりなく

そんな戦国時代の渦の中に

呑み込まれざるを得ない状況になっている。

インスタントやきそば好きの私としては

スーパーやコンビニへ行くたびに

新しいバージョンのやきそばに出会い

心を躍らせてついつい買ってしまい

家の中がインスタントやきそばで溢れる

という危険な状況になってきた。 

どんどん食レポを書いて

溜まったやきそばを消費して行きたいのだが

自分の歳と体力と健康を考えると

なかなか前に・・・

進めなくなってきた・・・

IMG_0845それほどに

最近のインスタントやきそば界の

ニューバージョン攻勢が

激烈化し

泥沼化の様相を

呈し始めている。

IMG_0893今回は

攻めのペヤングに対する

守りのマルちゃんの新しい戦略と

それ以外の各種メーカーの

例えば日清UFOの変貌ぶり等を

写真と

新聞記事とで

紹介するにとどめておきたい。

もー食べきれませーん!(◎_◎;)


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「ねえ・ぴよちゃん」

北海道新聞の最後から1つ前のページ、

第一社会面の四コマ漫画は、

いつも秀逸で楽しませてくれる。

ここ数年連載されている

青沼貴子さんの「ねぇ・ぴよちゃん」

は特に、私のツボにはまっている。

花乃家で飼われている猫ながら

野良猫界からも尊敬されている

IMG_0426 2オス猫の又吉は

何でもできるスーパーキャットである。

しゃべる言葉が

なぜか関西弁。

先日その又吉が

月に向かって

俳句を詠んでいた。

子分のハチに邪魔されてしまったので

どういう一句かは判らないが

今の季節の月を詠んでいたようだ。

ねぇ・ぴよちゃんの中で

さらに

毎朝楽しみにしているのは

ぴよちゃんの友達の

ひみこちゃんである。

お金持ちの家の一人っ子で

お高くとまっているのだが

本当は寂しがりやで情に篤く

ぴよちゃんのことが

大好きなのである。

IMG_0881しかし

そんな自分を

素直に表に出すことができず

可笑しなことばかりしてしまう。

そこにリアリティがあって

とてもいじらしく

たまらなく可愛いのである。

ひみこちゃんのファンは

もしかすると

ぴよちゃんや又吉ファンよりも

多いかもしれない

と思う(笑)



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映画「糸」のチーズ工房、じつは・・・

とても久しぶりに、

unnamed映画館で映画を見た。

菅田将暉・小松菜奈・主演「糸」、

最近封切りになった話題の映画なので、

どなたもご存知だろうと思う。

その内容については、

映画に詳しい方々がたくさん書いているので

多くは触れないけれども

とにかく良い役者さんが沢山出ていて

その俳優さんたちの迫真の演技で

どのシーンも見応えがあって惹き込まれ

その度に目頭が熱くなってしまう

感動の物語だった。

IMG_0849その舞台の中心的な存在として

主人公が働くチーズ工房が出てくる。

そのチーズ工房は

北海道の上富良野町にある

という設定になっている。

IMG_0848しかし

このチーズ工房「NEEDS」というのは

実際には

北海道十勝地方の幕別町にある。

IMG_0850そして

そのチーズ工房に隣接して

新田牧場という酪農場がある。

その酪農場へは

うちの家畜診療所の獣医師たちが

IMG_0851毎日のように通っているのである。

先日

映画「糸」を見た翌日

新田牧場から往診の依頼があり

私はいつものように車を走らせて

IMG_0852そこの牛を診療した後

チーズ工房「NEEDS」の外観をカメラに収めてきた。

じつは、この牧場は

ロケーションがとても良く

過去にも映画のロケ地になったことがあるところなのだ。

今回の映画「糸」で

また新田牧場と

チーズ工房「NEEDS」はその名が宣伝されて

観光客がやってくるようになるのだろう。

その時

「十勝NOSAI」の白い車を見かけたら

それはうちの診療所の車。

乗っているのが私のようだったら

声をかけてくださいね(笑)

IMG_0868映画を見た翌日は

とても暑い日で

最高気温が34℃もあった。

ところが

その3日後の昨日は

IMG_0865上空に秋雨前線がかかってきて

雨がしとしとと降り始めて

最高気温が16℃で

とても寒い1日だった。

なんという気温の変化だろう。

IMG_0863チーズ工房「NEEDS」に

遊びに来られる方は

今日もまた

雨でとても寒いので

体調の管理には

十分お気をつけください!


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「爽やかな風」

今日の十勝地方の、

帯広の予想最高気温は34℃だという。

お盆を過ぎたにもかかわらず、

この予想気温はちょっと高過ぎのような気がする。

IMG_0826しかし、

日中いくら気温が高かろうと、

夜間にはしっかりと気温が下がってくれる、

というのが

十勝地方の良いところである。

IMG_0825今朝の帯広の気温は 

現在18.9℃。

今日の日中に

予報通りに34℃になるとするならば 

その気温の差は15℃もある。

連日ニュースで

「危険な暑さ」

と報じられている本州では

夜でも25℃以下にならない熱帯夜なのに比べて

IMG_0824十勝地方の暑さは

「安全な暑さ」

なのである。

昨夜から今朝にかけても

夜には

「爽やかな風」

が吹いて

気持ちよく眠ることができた。

そんな夜に

故郷の静岡の危険な暑さの中で

一人暮らしをしている母や

親戚や友人たちのことを思うと

ちょっと申し訳ないような気持ちにもなる。

ともあれ

今年の十勝地方の夏も

なんだかんだ言われながらも

お盆を過ぎた頃から

少しづつ涼しくなって

「爽やか風」が吹くようになって

短い北の夏は

去って行くのだろう。

「爽やかな風」

といえば

今年の全国高校野球の

甲子園の交流試合。

北海道からは

十勝の

帯広農業と白樺学園の

IMG_0827史上初の2校

が出場し

危険な暑さの中で

甲子園から

IMG_0828北海道に

そして十勝地方に

「爽やかな風」

を送ってくれた。

特に

帯広農業(農高)の

甲子園初勝利は

歴史的な快挙だった。


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マルちゃんVSペヤング(16)

まずは一度、

インスタントやきそばにおける熱い闘いの、

過去を振り返ってみたい。

(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

ここ数年間

東日本を拠点にもつ

まるか食品の「ペヤング」が

北海道で王国を築いている

東洋水産の「マルちゃん」と

いつ終ることのない

激烈なシェア争いが

繰り広げられている。

その構図は

ペヤング側の執拗な攻めと

マルちゃん側の頑固な守り

を基本としているが

最近は

それに絡むように

「UFO」あるいは「一平ちゃん」などといった

様々な会社のインスタントやきそばが

スキあらば漁夫の利を得ようと

新しいバージョンで店頭に参入するなどの戦略も垣間見られ

事態は複雑化の様相を呈している。

これはまさに

「インスタントやきそばの戦国時代」

に突入したと言って良いだろう。

私たち現代人は

好むと好まざるに関わりなく

まさに

そんな戦国時代の中に

呑み込まれざるを得ない状況になっていると言えるだろう。

今回紹介する

ペヤングの「北海道攻め」に使われたやきそばは

IMG_0687「黒ゴマMAX」!

という真っ黒いパッケージに包まれた代物。

なんの衒いもない真っ黒な外貌が

内に秘めた強い破壊力を想像させて

買う人の心を震わせる。

さっそく即買いして

IMG_0688高ぶる心を抑えつつ

パッケージを開けると

ソースとかやくの存在を消してしまいそうな

大量の黒ゴマの袋が入っていた。

かやくを入れてお湯を注いで

IMG_06893分後に湯を切り

ソースを入れた後

大量の黒ゴマをかけると

ゴマの香りが立ち上って来た。

それを箸で混ぜると

香りはさらに立ちのぼり

食欲が最高潮に達したところで

ひと口含んでみる・・・

「・・・すごい香り・・・!」

IMG_0690とにかく芳醇なゴマの香りが

口の中いっぱいに広がり

ソースの香りはほとんどない。

麺をかみしめると

ようやくいつもの旨味がやって来て

黒ゴマの独特の香りと麺の味との

ハーモニーが完成する。

ゴマの細粒も歯に心地よい。

後味も、コクがあって良い!

後味にもゴマ風味がマックスであり

その後味をしばし噛みしめていると

IMG_0691「ん・・・この後味は・・・そうだ!」

これはまるで

南部せんべいの

ゴマバージョンの後味と

非常に近いものがあるような気がして来た。

このやきそばと南部せんべいは

どちらも

黒ゴマと小麦

で出来ているから

後味が似ているのも頷ける。

そして

南部せんべいを食べ出すと止まらないように

この黒ゴマMAXやきそばも

食べ出すと止まらなくなった。

IMG_0692そのまま止まることなく

あっという間に完食!

なかなか完成度の高い

見事なペヤングやきそばの世界に

しばし我を忘れつつ

空腹を満たすことができた。

ベヤングソースやきそばシリーズは

今や

ソースやきそぱというカテゴリーを

大きく凌駕して

「ペヤング」

という名の

ひとつの

「食べ物ジャンル」

を作り上げていると言って良いだろう。


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「南から目線」

北海道十勝地方も、

連日で最高気温が35℃前後、

IMG_0743という猛暑の日が続いている。

続いているのだけれど、

日中にいくら猛暑となっても、

夜間はしっかりと気温が下がってくれるのが、

十勝地方のありがたいところでもある。

IMG_0741日中は確かに暑い。

しかし

夜はとても過ごしやすい。

夜通し猛暑で熱帯夜の続く本州・四国・九州の暑さとは

そこが全く違うのだ。

IMG_0742だから私は

十勝でいくら暑い日があろうとも

暑い暑いと大騒ぎする気にはならない。

私は

本州・四国・九州の夏を

生後から18年間過ごして育った身である。

北海道十勝の夏は

19歳から今年の59歳まで

40年間経験してきたけれども

生まれ育った環境の影響の方がはるかに大きく

北海道十勝の夏は

どんなに暑くとも

過ごしやすくて爽やかな夏なのである。

そして

北海道十勝の夏は

どんなに暑くても

本州・四国・九州の夏の暑さには及ばない。

今年の暑さくらいで

暑い暑いと大騒ぎしている

北海道生まれの人たちに

私は口を合わせているけれども

心のどこかで

こんな暑さなど大した事ないよな

という気持ちが残っている。

これはきっと

東京で雪が10センチ以上積もって

大雪だ交通マヒだと騒いでいる人たちをニュースで見て

あんな雪など大した事ないよな

と鼻で笑っている北海道人の

「北から目線」

の真逆の目線

すなわち

「南から目線」

であるのかもしれない。

高浜虚子の句で


 伊予に生れ相模に老いて更衣  


というのがあるが

私も1句


  暑き夜の駿河に生まれ蝦夷に老ゆ    豆作



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PictureThis(撮ったら判る-1秒植物図鑑)

「この花、何ていう花なんだろう?」

春から夏、

さらに秋にかけて、

仕事中、あるいは休日、

名前のわからない草花に出会うことは、

誰にもあることだ。

その時、

いちいち図鑑などをひもといて

その名前を確かめる人は少ないだろう。

私もそうである。

第一面倒くさいのだ。

しかし

俳句の吟行などを頻繁にするようになると

いつまでも

草花の名前を知らないままに

うやむやにしておくことに

ストレスが溜まるようになる。

そのストレスを

見事に解消してくれる

スマホのアプリを発見した。

IMG_0735名付けて

Picture This (撮ったら判る-1秒植物図鑑)

このアプリをダウンロードして

名前の判らない草花に向けて

写真のシャッターを切ると

その名前と学名と

その植物に関わる様々な情報が

一瞬にして画面に表示される。

それはまるで

分厚い植物図鑑が

自分のケータイ電話に入っているようなものである。

植物に対する好奇心をいっぺんに解決してくれる

IMG_0732たいへん優れたアプリである。

ただし・・・

そんな優れた知識が詰まったアプリであるから

無料ではない・・・

2900円 ・・・

なかなかいい値段がするのだ。

しかも

年間で!2900円・・・ 

ということは

毎年この金額が加算されてゆくことになるので

長く持っていると

結構高い買い物になる可能性がある。

それでも

私はこのアプリのすごさに魅了されていて

草花の生育が盛んなシーズンには

このアプリを活躍させて

身近に生えている草花の

名前をかなり覚えることができた。

興味のある方には・・・オススメです(笑)

さらに

驚いたことに

この手の図鑑アプリには

植物ばかりではなく

昆虫や魚や鳥獣のバージョン

も販売されている。

IMG_0733それも手に入れたなら

私は一瞬のうちに

大博物学者になれるのであるが

でも・・・

それぞれに値段が高いので

さすがに躊躇している。

たいへん便利で楽しいアプリだけれども

インストールするには

それなりの覚悟が必要だということだ。

興味のある方には・・・オススメです(笑)


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店頭から消えそうもない牛乳

およそひと月前の新聞記事に、

IMG_0603今年の7月〜8月の生乳の供給が、

一転して不足になり、

牛乳や乳製品が、

「店頭から消えるのではないか?!」

とささやかれていると書いてあった。

しかし、

IMG_5636今スーパーに買い物に出かけて

乳製品のコーナーをみても

牛乳パックをはじめ

乳製品が店頭から消える気配は

ない(写真は去年のもの)。
IMG_5633
あれほど

生乳が余っていた

という状況のすぐ後に

一転して不足になるとか

IMG_2359店頭から消えるとか

新聞に報じられて

我が国の生乳の流通は

一体どうなってしまったのだろう

と、心配して居たのだが

どうやらそれは

杞憂に終わったようである。

生乳の流通は

政府の舵取りが自由化へ向いていることで

不安定要素が増えたと言われている。

だが

今回のコロナ騒ぎでは

多少のダブつきは経験したものの

その反動の逼迫状態には

どうやらなりそうもない。

我が国の生乳の安定供給のシステムは

まだなんとか機能しているようである。

ところで

IMG_4234「店頭から消えた牛乳」

というのなら

3年前に起こった北海道の震災後の

ブラックアウトの後の数週間

IMG_4235スーパーの店頭から

乳製品がことごとく消えたのは

まだ記憶に新しい(写真は当時のもの)。

それに比べれば

IMG_4236コロナ騒ぎによる

生乳の流通の乱れなどは

可愛いものであると言えるだろう。

今後も

IMG_4237毎日牛乳が飲めるありがたさを

忘れずに

暮らしてゆこうと思う。

最後の写真は

診療所で仕事の後

いただいたお茶のペットボトルに囲まれて

IMG_0623 2抹茶アイスを食べる私。

牛乳ではこうはゆかない・・・

ちなみに

いつも思うのだが

お茶はお手軽すぎ、である。

しかも

お茶のペットボトルって

牛乳パックに比べて

値段が

ずいぶん

高すぎませんか?

牛乳パック500mlが100円程度ならば

お茶のペットボトル500mlは30円程度で

良いと思いませんか?


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仔山羊(やぎ)の去勢(2)

「・・・でかい・・・。」

身体のわりに、

大きな精巣を持つ山羊(やぎ)。

仔牛の去勢しか経験したことの無い、

我々3人の獣医師が、 

まだ3ヵ月齢そこそこの仔山羊の去勢をしようと、

鎮静剤を効かせて仔山羊を寝かせたときの、

IMG_0580驚きの言葉は、

3人口をそろえて

「・・・でかい・・・。」

だったが

その言葉の中には

「・・・これなら、仔牛と同じ方法で去勢ができる・・・。」

という

安堵感もあった。

仔山羊の身体は仔牛の5分の1程度なのに

ついている陰嚢は仔牛のよりも1回りも2回りも大きな

立派なものだった。

我々3人の去勢チームは

といっても

私は単なるカメラマン&年長の責任者に過ぎなかったが

執刀はC獣医師

助手は新人のT獣医師

で、この仔山羊の去勢術が始まった。

IMG_0583術式は

仔牛の場合と全く同じであった。

陰嚢の切開部をヨーチンで消毒し

安全カミソリで

陰嚢の皮膚の先端部の約分3の1を

水平に輪切りに切皮して

2つの精巣の遠位部を同時に露出させる。

IMG_0584手で結合組織をはがしながら

2つの精巣をさらに露出させ

2本の精索まで完全に露出させる。

露出させた2本の精索に

捻転去勢棒のフックをかける。

フックにかけた2本の精索を

いっぺんにぐるぐると捻転させて

IMG_0587精巣をねじり取る。

いわゆるこれが

ニコイチ捻転去勢法である。

精索からの出血は

捻転させているので皆無。

およそ20回転で精巣が外れ

IMG_0589術野にヨーチンを吹き付け

抗生物質を注射し

結んだ四肢を解いて

鎮静剤の拮抗薬を投与すると

ほぼ数分で

仔山羊は元気に立ち上がった。

パドックへ戻された仔山羊は

IMG_0592一目散に母親の元へ駆け寄り

母山羊と一緒に

奥の小屋へと引きこもり

こちらの様子を伺って居た。

それはびっくり仰天だっただろう。

だがその仕草は

親子の絆を感じさせる

可愛い行動だった。

かくして

初めての経験だった我々の

仔山羊の去勢は

無事に終了した。

(この記事終わり)


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仔山羊(ヤギ)の去勢(1)

「仔山羊(ヤギ)の去勢をしてほしいのですが・・・。」

普段はほとんど往診の依頼がない、

☆農場からの電話だった。

それを受けた我々獣医師は

「・・・山羊ですか?」

「・・・やったこと、ある?」

「・・・ない(笑)。」

「・・・ないよね。」

「・・・大丈夫?」

「・・・さぁ??(笑)」

皆、顔を見合わせて

誰がこの仕事をするのか

おたがいの腹の探り合いが始まった。

しばらくして

我が診療所の最長老のS獣医師が帰ってきた。

「・・・山羊かい?、去勢なら学生の時やったことあるよ。」

「ほんとですか!」

「・・・なんも、牛とおんなじだよ。」

「うるさくないですか。」

「・・・どうだったかな、もうだいぶ前のことだから忘れちゃったな(笑)。」

☆農場から電話を受けた獣医師をはじめ

我々、山羊去勢が未体験の獣医師たちは

この仕事を

まさか最長老のS先生に押し付けるわけにもゆかず

色々協議の結果

私を含めて

3人の獣医師が

物々しく☆農場へ出向き

去勢を行うことななった。

さて

去勢チームの3人の獣医師の中で

私が1番年上だたので

私が今回の仕事の責任者にならざるを得なかった。

獣医師の仕事というのは

その対象動物からして

多種多様である。

未だかつて経験したことのない仕事が

頻繁に舞い込んでくるものである。

今回もまさにその典型だった。

そういう場合の常套手段として

施術する動物種に最も近い品種の動物での

経験を参考にする。

今回の場合

仔山羊に最も近い品種の動物での経験といえば

仔牛の去勢である。

仔牛の去勢であれば

毎月数頭は必ずやっていて

その方法は

言わずと知れた

特製の去勢器具を用いた

ニコイチ捻転法である。

今回は

3ヶ月齢の仔山羊の去勢

ということで

牛用の器具では大きすぎるのではないかと

心配と不安を抱えたまま

我々3人の去勢チームは

☆農場へ向かった。

☆農場へ着くと

山羊たちが飼われているパドックへ案内された。

パドックには

年老いた雄山羊が1頭と

比較的若い雄山羊と雌山羊のつがいと

可愛らしい仔山羊が1頭

飼われていた。

飼い主の☆さんの奥さんが

仔山羊を捕まえると

仔山羊は大きな声で鳴いて嫌がった。

仔山羊を抱きながらなだめて

パドックから仔山羊を抱きかかえて

IMG_0578外へ持ち出し

おとなしくなった所で

我がチームのC獣医師が

頸静脈に鎮静剤を投与した。

体重は約20kgという計算で

鎮静剤を投与された仔山羊は

あっという間におとなしくなり

IMG_0579されるがままに

我々獣医師の前に横たわった。

そして足を縛り

陰嚢を見ると

「・・・おぉ、デカイっすね。」

「・・・ほんとだ、デカっ。」

「・・・これで3ヶ月齢ですか、デカイですね。」

IMG_0580雄の仔山羊というのは

体の割に

随分と大きな精巣の持ち主なのだった。

「・・・これなら、ニコイチで行けますね。」

我々は早速

仔牛の去勢をするのと同じように

ニコイチ捻転去勢法に取り掛かった。

ふと、パドックの方を見ると

パドックの中から

IMG_0590父さん山羊と

母さん山羊が

2頭そろって

その様子を

心配そうに見つめていた。

(この記事続く)


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牛用・スピードワゴン?!

先日の夜間当番の早朝、

4時半過ぎに枕元のケータイが鳴った。

「子宮捻転みたいなんですけど・・・」

Ω牧場の従業員君だった。

「・・・了解、直ぐ行きます。」

到着して

牛の陰部に手を入れると

膣がしっかりと捻じれて

胎児に触れることができないほどだった。

「昨日の夜から産気づいていて、今朝まだだったので、手を入れたら・・・」

「・・・あー、これは間違いなく捻転だね。」

私はとりあえず

用手整復を試みようと

手を奥に入れたが

胎児はずいぶん遠くにあり

手が届くのがやっとだった。

胎児の蹄は大きく

頭部まで手が届かない。

この時点で

用手整復法は諦めざるを得なかった。

従業員君によれば

この分娩は予定日からは数日遅れている。

用手法が通用しない子宮捻転では

次の一手はローリング法である。

しかし、ローリング法は

胎児を100%娩出できる方法ではない。

もし、ローリング法が通用しなかった場合は

最後の手段の帝王切開となる・・・

私はしばし考えた。

ローリング法を省略してこのまますぐに帝王切開すれば

朝の就業開始時間までに余裕でこの仕事を終えることができる。

ローリング法を選択して成功すればさらに早く終わることができる

だが、もし、ローリング法が通用しなくて、結局帝王切開になった場合は

朝の就業開始時間に間に合わなくなる可能性が高い。

その場合

ローリング法に費やした時間が無駄になってしまうのだ。

「・・・帝王切開しよう。」

私は、ローリング法を省略して

即刻の帝王切開を選択した。

こういうのは

ケースバイケース

なのであるが・・・

私はそのまま診療所に帰り

674D7858-398A-4C09-8D12-9A70275A6BD0新人のT獣医師に助手を頼み

牛を連れて来たΩさんを迎えて

帝王切開に取り掛かった。

手術はほとんど教科書通りの展開で

9594B2F7-466A-4F3A-B732-2CB5F46390F7難関の子宮の探索と切開と胎児の摘出も

スムーズにおこなわれ

大きな♀のホル胎児を

無事に摘出することができた。

牛の切開部を縫い終わった時

517B2D7A-A742-4B86-885B-07EC49F48637診療所には職員が

ぼちぼちと出勤し始めていた。

牛とΩさんをを見送って

手術室を片付け終わったら

就業の開始時刻が迫っていた。

今回

一番面白かったのは

牛を運んできたΩ牧場のワゴンであった。

その中に

帝王切開を終えた親子牛を載せて

トラクターに曳かれて帰ってゆくのは

牛用のロースピードのワゴンだった。


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五七五3兄弟!

今日は連休の最終日、

かねてから予定していた、

地元の幕別町百年記念ホールで、

小学生と父母の皆さんを対象とした、

IMG_0503「夏のチャレンジ講座」

「豆作先生の俳句道場」

というものを、

14時から開催する予定。

講座名がちょっと照れくさい(笑)けれど

小学生ばかりではなく

父母の皆さんも

スタッフの皆さんも

「全員で句会」

をやろうと思っている。

初めてのことなので

どんなことになるのか

IMG_0674全く未知数で

今からワクワク。

まずは「俳句」の簡単な説明をして

それからもう

IMG_0675いきなり屋外へ出て

五七五を作ってもらって

それで句会をしちゃおうと(笑)

そして自分自身も思い切り楽しんでしまおう

と思っている。

参加人数にまだ空きがあるということなので

飛び入り参加もOK。

IMG_0677参加者全員に

日本伝統俳句協会の句帳も

もれなくプレゼント!

 午後から時間のある方は

どうぞご参加ください。

連絡先は

0155-56-8600

幕別町百年記念ホール

担当・三石、酒森、まで


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久々の「PAGE1」

先週の金曜日、

FMウイングのゲスト出演を終えて家に帰ったら、

妻が女子会で飲みに出かけるらしく、

私はぽっかりとヒマになった。

「久しぶりに飲みにでも行くか・・・」

と思ってふらっと帯広の街へ出ることにした。

1人で当てもなく飲みに出るなんて

何年振りだろうか。

なんという開放感!!(笑)

IMG_0630帯広駅を降り立って

繁華街へ向かう途中

いつもの看板がもう灯っていた。

「PAGE1」

は、飲んだ後の最後に行こうと思っていたが

久々だったので

足が自然に店の階段に吸い込まれていった。

ドアを開けると

まだ誰もいない店内の奥で

マスターの山下敦さんが迎えてくれた。

一杯ビールを飲みながら

半年振りで積もった世間話やら

コロナの話やらをして

飲み物がバーボンに移る頃

自然に話は俳句とジャズの話へ。

IMG_0629そこで

マスターが取り出してきたのは

一冊の本だった。

「日本JAZZ地図」 交通新聞社・刊

という本で

日本全国のジャズBARを紹介する本だった。

IMG_0627手触りの良い紙で

写真の豊富な本

その最初の方に北海道のJAZZ・BARが数件紹介されており

そのトップを飾るように

「PAGE1」が紹介されていた。

帯広ではもう知らない人はいないという店だから

全国版のこういう本に紹介されるのは

IMG_0628当然のことだろう。

北海道ではPAGE1以外には

札幌のJAMAICAなども紹介されていて

それもまた懐かしかった。

この本によれば

PAGE1は1988年に開店したというから

今年で32年目

まさに筋金入りのジャズBARである。

様々な荒波を乗り越えて

帯広という街に

抜群の存在感であり続ける

ジャズBAR「PAGE1」は

私の、そして十勝の人達の

心のオアシスである。

このブログをお読みの皆様

今度は一緒に

飲みに行きましょう。


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生乳の廃棄は「もったいない」(3)

まだひと月も経っていない、

つい先日のこと。

IMG_0639JA畜産部経由で、

バターのブロックをいただいた。

重量450グラムの

よつ葉乳業の加塩バター。

包装紙をよく見ると

IMG_0640「業務用」

の文字。

我が町の乳業関係団体の

職員の全てに配給されたらしく

うちの家畜診療所の職員全員も

このバターの恩恵に預かった。

こんな事態になったのを

想像するのは容易である。

きっと

コロナウイルスの影響で

業務用バターの需要が

急激に落ち込み

よつ葉乳業の在庫が溢れて

冷蔵庫に収容しきれなくなり

消費期限の近いバターから

処分せざるを得なくなったのだろう。

それが

乳業関係団体の人々に配られたのだ。

「なつかしいな・・・」

私は

いただいたバターを見ながらそう思った。

まだ若い頃

もう25年くらい前だろうか

農協経由で

バターをタダで貰うことがしばしばあった。

当時は今と比べて

乳製品の加工技術や

貯蔵量も少なかっただろうから

生乳の生産量が過剰になると

直ぐに在庫しきれなくなり

何回もバターをもらったものだ。

その度に

酪農家へ往診に行った時などに

もらったバターの話題になり

「困ったもんだ・・・」

などと言い合っていたものだ。

今回の業務用バターのブロックを見て

そんな時代を思い出した。

あれから

酪農業界は

生乳の需要と供給が変化するたびに

さまざまな苦労をしながら

その波を乗り越えてきた。

時には

JAが酪農家に対して

厳しい生産調整を迫る場面もあった。

「生乳の買取方法を酪農家に選択させる」

とか

「初妊の乳牛を屠殺することに奨励金を出す」

などという事業があったことは

今でも忘れられない。

そんな血の滲むような

業界の努力と

酪農家の苦悩と

それに翻弄されてきた乳牛たちの姿

を思い出して

先日いただいたバターを

IMG_0639手に乗せて眺めて

「なつかしいな・・・」

と思っていた。

ところが

なんと

その数週後に

北海道新聞に

こんな記事が出た。

「牛乳一転『足りない』」

IMG_0603という見出しである。

いただいたバターはまだ

うちの冷蔵庫に

手をつけずに入っている

そんな矢先に

こんな新聞記事!

乳業業界は

一体どうなっているのだろう?

いただいたバターは

全く

我が身には

「もったいない」

代物である。


(この記事終わり)


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