北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

文芸論

リアルタイムな「新聞」はスリリングだ♪

北海道新聞の「新・北のうた暦」、

リレー連載が始まって、

1年と1ヶ月が経った。

私もその執筆陣の1人として、

楽しく書かせていただいている。

季節に合った俳句を選んで、

その鑑賞の文章を書くのは、

骨の折れることもあるけれど、

大体が好きなことなので、

楽しい作業だ。

書くのも楽しいけれど、

それが活字になったものを、

読むのもまた楽しい。

IMG_3608最近

確信を持って

思うことがある。

それは

新聞記事のレイアウト(割付)と

「新・北のうた暦」の内容が

呼応(コラボ)することが多い

ということだ。

先日もそうだった。

IMG_3607一昨日の私の文章は

桜の句だったのだが

その隣には

桜の写真と記事が載っていて

コラムと写真と記事と

一体となって読むことができる。

これは

道新の記事のレイアウト(割付)担当の方の

粋な計らいであろう♪

というか

プロの技なのだろう♪

IMG_3609昨日の

山田航さんのコラムも

桜の内容だったが

その時もまた

隣にはバッチリと

桜の視野新と記事が並んで掲載されて

コラボになっていた♪

俳句や短歌のコラム記事が

「新聞」に掲載されるとき

こういうリアルタイムで

スリリングな現象が起こる。

これは

「新聞」ならではの醍醐味であろう。

リアルタイム感の薄い「文芸誌」に

俳句や短歌が活字になるときは

こんなことはまずありえない。

これからは

新・北のうた暦の原稿を書くとき

その周りの新聞記事が

どんな記事になるのか

などと

想像しながら書くのも

また楽しいかもしれない

と思った。


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北の虚子忌in岩見沢

俳人・高浜虚子の忌日は、

4月8日で、

毎年この日には鎌倉で、

虚子忌の句会が行われる。

俳句結社ホトトギスをはじめ、

伝統俳句を愛し、

それを理想に日々俳句を作っている、

いわゆる伝統俳句系の人たちが、

F675FFC5-D079-448D-B4FE-E956E49AB1F2高浜虚子に敬意を表して、

虚子忌句会を開くのが恒例になっている。

ただ、北海道に住んでいると、

年1 回とは言え、

なかなかそのために鎌倉詣でをするのも大変なので、

北海道在住の俳人たち、

702E3BD9-F76B-4BB3-B2B3-67C6BBA6615D中でも空知の、

去年の11月に他界された依田明倫氏が中心となって、

岩見沢の阿弥陀寺というお寺で、

毎年4月の第4日曜日に、

「北の」虚子忌の法要と

句会が行われている。

今年は明倫翁が亡くなってからの

C034B87C-556E-47D6-89DE-235713411F86初めての「北の虚子忌」だった。

句会を取り仕切るのは

依田明倫翁の遺志を継いで

結社「夏至」の主宰となった

佐藤宣子氏である。

今年の虚子忌句会は

BE7BCFC6-B2B2-4877-AE93-A3D1ED5BC2E7佐藤宣子さんの人気の高さもあって

過去最高の54人が集まって

法要とその後の句会が行われた。

出席者の中には

ホトトギスや伝統俳句協会に

あまり縁のない方も名を連ねていた。

734DD730-3E87-4E18-A976-9FB5441AF185そんな句会に

私も出席し

さらに光栄なことに

今回初めて選者の1人として 

句会に参加させてもらった。

DF63E179-6E13-4703-A1C6-AA3019481090投句された句は

やはり虚子や明倫翁を偲ぶ句が多かったが

それにとどまらず

虚子の唱えた「花鳥諷詠」を

見事に実践している

素晴らしい俳句が沢山あり

BCD101F6-1BA0-4A38-B19F-12F84B9C0AB0私は選者をしていて

とても楽しく

1句1句を味わうことができた。

その1句1句は

作者に掲載許可をもらっていないので 

今ここに書くことができないが 

虚子の唱えた「花鳥諷詠」が実現されている

すなわち

「平明」にして「余韻」のある

素晴らしい俳句だった。

句会場になった岩見沢の阿弥陀寺の境内や

B2249ED5-7461-4550-8F34-35791D99EFF5その周りの

岩見沢市街には

辛夷(こぶし)の花がほころび

躑躅(つつじ)の咲きはじめ

足下をよく見ると

土筆(つくし)がたくさん生えていた。

9666452C-542C-4CBF-8C69-4DE153DC0B51法要と句会がすべて終了し

帰りの汽車の時間まで

北海道ホトトギスの大御所

A.A.さんと

しばしの懇親会。

ビールから始まって

IMG_3555熱燗を飲み過ぎないうちに

汽車の出発時間となったので

丁度よい酔い心地で

十勝まで

なんとか無事に

帰ってくることができた。


 一片の花を見送る静かな  虚子



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第29回日本伝統俳句協会賞〜受賞者の言葉

日本伝統俳句協会の機関紙、

IMG_3244「花鳥諷詠」の3月号に、

私の作品30句が、

そして、

「花鳥諷詠」の4月号に、

IMG_3445私の受賞者のことばが、

それぞれ掲載された。

手前味噌で恐縮だが、

私の素直な気持ちを書いたので、

読んでいただくと嬉しいです。


「日本伝統俳句協会賞受賞の言葉

                    安田豆作
 

いつものように往診先の牧場から次の牧場へと車で移動中、

胸のポケットの携帯電話が鳴り、

それが日本伝統俳句協会賞の受賞の知らせでした。

しばらくは半信半疑でしたが、

今こうして受賞の言葉を書いていると、

協会賞を本当にいただいたのだという実感が湧いて来て、

とても光栄に思います。
 

応募した三十句は全て、

私の仕事中の体験を元にしたものです。

牧場において獣医師が取り組むべき事の多くは、

その牧場の経済に関わる事ですが、

実際に牧場で経験する事はそればかりではありません。

経済の思考からしばし離れ、五感を澄ましていると、

牧場を包む大きな自然の力と四季の循環を感じます。

牧場の目先の経済的価値とは別の、

季題という悠久の価値がそこにあることに気づきます。

それらを詠んだ作品群に対して賞をいただけたというのは、

この上もない喜びです。
 

私に俳句を教えてくれた亡き祖父にまず報告し、

旧結社「みちのく」の皆様に感謝いたします。

現在は「ホトトギス」の皆様、

「桑海」の皆様、地元の結社「柏林」の皆様、

その他私と句座を共にして下さった方々に、

心から感謝を申し上げます。

この度は誠にありがとうございました。」


また、この文章には

IMG_3246まだ書き足りないことがあった。

それは

私の職場の皆さん

同僚の獣医師の皆さん 

IMG_3446往診先の牧場の皆さん

その他牧場や周辺で

私の俳句の素になってくれた皆さん

全てに

感謝の意を表すことだった。 

皆さん

どうもありがとうございました。


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ありがたい評価、ありがたい縁。

3月14日の北海道新聞の夕刊に、

五十嵐秀彦さんが、

私の日本伝統俳句協会賞のことを書いて下さった。

30句のうちの何句かを挙げて鑑賞してくれたばかりではなく、

それらの句がどういう風に生まれているのかなどを、

深く掘り下げて書いていただいた。

IMG_3299読んでいると、

内容がズバリと核心を突いているので、

自分のことながら、

何度も頷いてしまった。

客観写生を重視している私の作句姿勢についてまでも

的確に言及されていて

自分の普段の句作現場を見透かされているようで

なんだか怖いくらいだ(笑)

今回の30句はすべて私の「地声」であるという結びの言葉も

そう言われてみると全くその通りで

よくぞ言っていただいたと思う。

自分の作品について

一流の文芸評論を書いてもらうと

その評論の中の言葉が

また新しい発見になり

自分の俳句を見つめ直すきっかけになるのだと

あらためて思い

感謝の気持ちが湧いてくる。

また

さらに

もう1人

一流の方からの嬉しい評価をいただいた。

今年96歳になる深見けん二翁から

私の受賞作に対する感想のお手紙と

翁の上梓したばかりの句集が送られてきた。

深見けん二翁は

山口青邨の弟子であり

虚子の句会にも参加されていた

伝統俳句の重鎮である。

深見けん二翁には

直接お会いしたことはないのだが

じつは私の父の職場の先輩という縁があり

何かあるとこうしてお便りをいただく。

今回は私の受賞作を読んで下さったようで

IMG_3295その感想を手紙に書いて

翁の句集に添えて

送っていただいた。

そこには

「花鳥諷詠・客観写生の本道を行くものとしてうれしく存じます・・・」

という言葉があり

これまたありがたい事である。

ところで

五十嵐秀彦さんが取り上げてくれた私の句と

深見けん二翁が取り上げてくれた私の句の中に

どちらにも共通して取り上げられていた句があった。

それは


 ハンドルで秋山回し牛運ぶ

 雪食らふ犬たち牧に戯れて

 馬すべて売りたる牧舎春寒し


の3句

この3句は今回の30句の中でも

特に大切にしようと思った。

ちなみに

五十嵐秀彦さんの師匠の

黒田杏子「藍生」主宰は

山口青邨のお弟子さんであり

深見けん二翁も

山口青邨のお弟子さんである

という事実。

これにも

何やら縁を感じ

ありがたい事である。


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高木美帆さんが詠んだ一句

冬季オリンピックの真っ最中、

IMG_3130今や、

時の人になっている、

スピードスケートの高木美帆選手は、

私の住む北海道幕別町の出身だ。

実家のある札内地区の札内北小学校は、

彼女の出身小学校であり、

その小学校周辺は、

私の散歩コースでもある。

数年前のことだが

私がたまたま

札内北小学校の周りを散歩していて

校庭のフェンスに目をやると

児童たちの詠んだ標語が

たくさん並んでいた。

日本全国の小学校で

よく見られる風景である。 

並んでいる一句一句を

読みながら歩いていると

一つの短冊に目が止まった。

E8D276CE-BA6A-47BE-84C7-0C56EA426E97
 夜の道一人で帰らず友達と   

                                      四年二組 高木美帆



おお、これは

高木美帆選手が詠んだ一句に間違いない!

その内容は

「夜の道」という情景描写から始まり

中を八音で「一人で帰らず」とゆったりと無駄なく歌い

下五を「友達と」と言い放って

余韻もすばらしい

これはなかなかの

名句ではないか♪

IMG_3132将来は

オリンピックの

メダリストになるという

非凡な才能は

すでに

小学校四年生の時の

こんな一句の中にも

垣間見ることが

できるのだ(!?)



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「道新記事」と「新・北のうた暦」のコラボ

12日(月)の道新第2社会面の、

「新・北のうた暦」は私が担当。

札幌雪まつりがこの日で終了することに合わせて、

雪まつりの俳句を前もって選んでおいて、

5ABAB154-CD74-4A86-A0F2-86D095D15E43この日に掲載されるようにした。

この句を選んだのは去年の暮だった。

雪まつりの日程は知っていたので、

できるだけ時節に叶った俳句鑑賞をこころがけた。

ところが世間は冬季オリンピック(平昌)1色で、

紙面はオリンピックのことばかり(笑)。

今年の雪まつりは

話題として影が薄かったようだ。

さらに、まつりの後半は

札幌に暖気が入った影響で

崩れたら危険だという事で

雪像のいくつかが自主的に取り壊されたという。

雪まつりの話題は

いつになく冴えないものになったようだ。

そんな気持ちで自分のコラムを見ていたら

その左隣に

雪まつりの記事が

旨い具合にくっついていることを発見♪

C527CBCE-5FFC-4DC2-A177-8C8927CCFA39





私のコラムと雪まつりの記事とが

まるで1つの記事のように

まとまって掲載されていた。

こうしてみると

記事がコラムを引き立てているのか

コラムが記事を引き立てているのか

どちらでも良いけれども

なかなかに相乗効果が出ているのではないか

と嬉しくなった。

これは全く偶然のことなのだろうか?

それとも

記事の割付担当の人の計らいだったのだろうか?

計らいがあったとしたら

それはとてもありがたいことで

今後もどうか

こういう技を披露していただきたいと思う。

「新・北のうた暦」と

「他の社会記事」との

コラボレーションを

新たな楽しみにしたいと思う。


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元旦の新聞紙上のコラボ♪

今年の元旦は月曜日だった。

たまたま月曜日だったので、

北海道新聞にリレー連載をしている、

「新・北のうた暦」は、

IMG_2254私の番だった。

元旦にちなんで、

初日の出の句を選んで鑑賞した。


   烈風に朱のゆがみなく初日の出   大西順子


しかし

今年の元旦の朝はご存知の通り

全道的に雪で

初日の出が見られたところは

ごく限られた場所だけだったようだ(笑)

IMG_2253残念だが

せめてこの1句を鑑賞して

新聞紙上だけでも

初日の出を拝んでいただければ幸いである。

ただ

驚いたことに

私の記事の上には

なんと

天皇ご一家の記事があり

IMG_2252そこにはまさかの

天皇皇后両陛下の

詠まれた歌が活字になっていた。


天皇陛下の歌

    無花粉のたてやますぎを植ゑにけり患ふ人のなきを願ひて

  など5首


皇后さまの歌

 「父の国」と日本を語る人ら住む遠きベトナムを訪ひ来たり

  など3首


それらの歌が

私の俳句鑑賞文の

すぐ真上に

並んで活字になって

掲載されているのである。

これは全くの偶然とはいうものの

今上天皇はあと一年と数ヶ月で退位されるので

そんな天皇皇后両陛下と

私はちょっとご縁があった!?

天皇陛下の歌と私の俳句鑑賞文のコラボ!?

が新聞紙上で実現した!?

とも言えるわけで!?

なんだかとても光栄で

こんな事はもう二度と無い

有り難いことなのではないかと

新年早々

とても雅な

幸せな気持ちになった♪

今年は何か良いことがあるかも!?

みなさま

新年あけましておめでとうございます。

拙いブログですが

今年もどうぞ宜しく御願い致します。


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東北海道現代俳句交流句会in帯広(藤丸)

帯広の俳人、

粥川青猿さんが中心となって、

隔月で開かれる東北海道現代俳句交流句会。

今回は前日の夜から、

札幌の青山酔鳴さんが来帯し、

十勝の若手俳人の三品吏紀さん、金野克典さんらと

句会前夜から盛り上がる楽しいひと時を過ごした。

6716840A-CC5C-4F3B-96FB-1E22ACB1B2F6俳句関係で飲んだ時のお決まりコースの

俳人・山下敦マスターの店「PAGE1」で前夜を締めくくり、

やや2日酔い気味の身体で、

午前中は午後1時からの交流句会に出す俳句を、

しばし苦吟すること数時間。

IMG_2807なんとか提出用の俳句を書き上げて、

藤丸デパート8階で開かれる交流句会へ持ち込んだ。

出席者数12名、欠席投句者6名、という句会になった。

お題は「実」の字を入れた(入れなくても良い)3句提出、7句互選。

今回、私が出した中の1句


 母一人無実の罪に着ぶくれて   豆作


という句を、鎌田文子さんと青山酔鳴さんが

IMG_2812共鳴の◯をつけて採ってくれた。

この句の内容は

家庭の中で

母親というのは誰よりも献身的に

家族の支えになっている存在であるということ。

IMG_2813それは家族に何かトラブルが起きた時など

父親や子供にその原因があったとしても

その罪を自分が被って家族を守ろうとする母親の姿である。

しかも、それが

一度で終わらず二度三度

無実の罪を着せられて

無実の罪で着ぶくれてしまった母親の

滑稽な姿、を表現してみた。

そんな句の内容が

同じ句会の座で、鎌田文子さんと青山酔鳴さんの

2人に伝わって共鳴していただいたのは

とても嬉しいことだった。

実は・・・

この句ができた背景には

私の普段の仕事中の出来事があった。

句会の時は

それをしゃべる時間がなかったのだが

ある酪農家の牛が病気になり

私が往診に行った時

対応してくれたその家の奥さんが

旦那と息子に対して

愚痴をこぼしたのだ。

「『この牛が病気になったのはお前がちゃんとみてないからダッ』てうちのお父さんが言うの・・・息子は息子で何も言わないで外の用事に行っちゃうし・・・もーなんでも私のせいにするんだから!・・・」

そんな愚痴を

農家の奥さんから

こぼされた経験がある臨床獣医師は

私だけではないだろう(笑)


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「とかち文化まつり」開催中!

毎年「とかちプラザ」で行われる、

NPO十勝文化会議主催の「とかち文化まつり」が、

IMG_2151只今開催中で、

作品展示は11月15日まで、

また舞台芸術や講演会などは、

今日の12日にメイン会場のレインボーホールにて行われる。

IMG_2155お時間のある方はぜひ、

気軽に立ち寄っていただきたいと思う。

もちろん無料です(笑)

私も毎年

文芸部の俳句部門の一員として

展示会の方へ作品を出している。

IMG_2154今年の一句は

写真の通り・・・

「スピンにはスピンで応へみづすまし」

バックの黒い紙が

展示スペースからはみ出してしまって

なんともブサイクな感じだった。

IMG_2152昨日

私が展示会場の受付番をしている時

たまたま

書道の大家である八重柏冬雷先生が通りかかり

私の作品をご覧になっていたので

「なんとかなりませんか・・・」

と質問したところ

「後ろの黒い所だけ縦にしたらいいですよ、そうすると掛け軸風になる。」

とアドバイスしてくれた。

IMG_2157早速、その通りにしたのが

この写真・・・

なるほどスッキリと掛け軸風になった。

展示法を少し変えるだけで

随分違うものである。

書道の大先生からアドバイスをもらって

大変勉強になった。

内容はどうしようもないけれど(笑)

そんな作品でも

展示したからこそ

勉強することができたわけで

思わぬ収穫だった。

さて今日の12日は

舞台芸術部門の発表がある。

展示作品ばかりではなく

様々な文化活動を一堂に

「オールとかち」という括りの中で

参加したり鑑賞したりすることができるのが

この「総合芸術祭・とかち文化まつり」の

大きな魅力だ。

興味のある方はぜひ

立ち寄っていただきたいと思う。

パンフレットだけでも

読んで頂けたら嬉しいです。


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「牛の俳句を、もっと読みたい。」

今年の第63回角川俳句賞の、

未発表作品50句を、

今年も私は応募したのだが、

またもや予選落ちをしてしまった。

D74DD529-C20B-4390-9DC1-0C029258ED24しかし、

私の敬愛して止まぬ下川町の酪農家、

鈴木牛後さんが見事に予選を通過して、

さらに選考委員の1人の岸本尚毅さんから高評価を受け、

角川「俳句」誌に10句が掲載された。

牛後さんは昨年にひき続きの予選通過で

まことに素晴らしいことである。

牛後さんは今や全国に名の知れた俳人として

確固たる実力を証明していることに

C03153BC-53E4-4D71-9B7E-69D5D0546C43私はとても羨ましく

また嬉しく思っている。

掲載されている牛後さんの10句を

ここに転載させてもらうと


 この先に我棲む電柱に根開け

 土の春角になりたき牛の皮膚

 初蝶は音なく猫に食はれけり

 さへづりや牛の尿の黄金色

 芋虫踏む破裂音われに摩擦音

 鬼灯や人の死に村若がへる

 秋蝶あかるしトラックの下を出て

 一頭の病みて夜寒の牛の群

 雪晴や北を指す手の真直ぐなる

 凍砂に糞まる猫やちよつと震へ


以上10句の中で

私が特にすごいなと思ったのは

 初蝶は音なく猫に食はれけり

これは、芭蕉の

 道のべの木槿は馬に食はれけり

と同じような趣向で

実際に見た景を

ありのままに句している。

こんな猫の句は初めてだ。

また

 さへづりや牛の尿(ゆばり)の黄金色(こがねいろ)

という句は

鳥が囀る春の牧場で

牛が気持よく尿をしている姿が

リアルに描かれて居て

とても心惹かれる句だ。

やはり牛後さんが詠む牛の俳句は

すすごいな、とつくづく思う。

4人の選考委員のうちの1人である正木ゆう子さんが

「自分の強みをうんと前に出していってほしいです。

この人が自分で詠んでつまらないと思った句でも

牛の句ならいいんですよ。牛の句をもう少し増やしたらいい。

もっと読みたい。」

と、座談会でエールを送っている。

これは私も同感で

牛後さんにはもっと牛の俳句を詠んでもらいたい。

私もそれをもっと読んでみたいし

牛の俳句を全国に発信していただきたいと思う。

花や鳥の俳句が多くの俳人に詠まれているように

牛の俳句ももっと多くの俳人に詠まれてほしい。

そして私も負けずに

もっとたくさん牛の俳句を詠み

世の中へ発信したいと思っている。

牛の俳句を発信し続けることによって

人と牛の関係を

深めてゆきたい

それが私の願いである。

酪農家の牛後さんには

それができる俳人として

私は大きな期待を寄せている。


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第36回北の年尾忌句会in小樽

26BE398A-6619-4F76-8756-E19613E80A9710月の第2月曜日は、

毎年小樽ホトトギス会主催の、

北の年尾忌句会が開催され、

今年で36回目を迎える。

年尾忌というのは正確には、

高浜虚子の長男の高浜年尾の亡くなった10月26日であり、

その日には鎌倉の寿福寺で句会が行われる。

しかし道内のホトトギス俳人にとっては、

そこへ馳せ参じることも難しく、

その前の体育の日が祭日ということで

毎年この日に年尾忌句会が小樽で行われるようになった。

高浜年尾はご存知の通り

小樽商大(当時は小樽高商)時代に4年間小樽に暮らし

数年下の伊藤整や小林多喜二などとも交流があり

当時の北海道文学を盛り上げた小樽ゆかりの俳人である。

私は4年前にこの大会に初めて参加してから

以来毎年欠かさず出席するようになった。

その理由はいろいろ有るけれども

94C28CDE-6F3B-4032-B35B-A786C649D501やはり

ホトトギスを中心とした伝統系の俳人たちが

高浜年尾先生を偲びながら真摯な気持ちで集い

句会の場を設けて句を詠みあうという

身の引き締まる句会であるからだと思う。

「ホトトギスの俳句」

「高浜年尾の忌」

という旗印を堂々と掲げて開催する句会は

北海道ではこの句会だけである。

正直、私は

ホトトギスの俳句とはどういうものであるか

高浜年尾先生とはどういう人だったのか

まだまだ良くわかっていない。

しかし、だからこそ

北の年尾忌句会に毎年参加して

ホトトギス俳句とはどういうものかを

高浜年尾先生はどういう人だったのかを

勉強したいのである。

この句会に参加すると

高浜年尾の生前にお会いしたことのある人もまだ多くいて

年尾のいろいろなエピソードを聞くことができる。

そういう方たちの詠む句は

私にはとても詠めない心のこもった句である。

会場にはいつも遺影とお花が供えられ

その和やかな遺影の表情からは

年尾先生の人柄が偲ばれる。

99BD4F5D-3C2F-49F1-8396-3B0016F36FC7私は今年から

この句会の選者を仰せつかってしまった。

今年の選者は私の他には

荒舩青嶺、岡本清、工藤牧村、桂せい久、辻井靖之(大会長)、

というバリバリの「ホトトギス俳句」の選者の方々であり

私は初めてで大変緊張したが

なぜか

年尾先生の柔和な遺影を見たら気持ちが楽になり

気持ち良く選と句評をすることができた♪

9971EB44-FE1D-467F-82B8-2234B8CDE776今年は参加者58名で5句の投句

総句数290句から15句を選び

さらにその中の5句を特選として

句評をさせていただいた。

参加者の中には

ホトトギス系の俳人ばかりではなく

私のよく知る道内の俳人が幅広く集まり

年齢も20代から80代までと

幅広い層の参加者による句会であり

忌日の句会としてはおそらく道内最大規模

920E8B1A-DF82-4CB8-847E-AE7C9E490B0Eその伝統は今なお盛んに引き継がれている。

私もこの句会のために

微力ながら今後も精一杯

お手伝いさせていただきたいと思っている。


 小樽のみ晴れて年尾の忌のふしぎ   豆作



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町民文芸「まくべつ」33号

町民文芸誌「まくべつ」33号が届いた。

もうかれこれ20年以上、

私は、地元の図書館が発行しているこの文芸誌に、

IMG_2402俳句と川柳を投稿している。

かつては漢詩やエッセイなども投稿したことがあった。

地元の文芸誌は、

何物にも替え難い、

特別なものという思いが私にはある。

それはまるで自分の家族や町内会のご近所さんが有志で作った雑誌、

というようなアットホームな雰囲気がある。

編集委員の方々や執筆者の顔ぶれを拝見すると

近所へ買い物した時によくお目にかかる人や

仕事や子供のつながり等で知っている人などがいて

実に身近な雑誌なのである。

そういう人たちが意外な作品や文章を寄せていたりして

新鮮で誇らしく

また、ちょっと照れくさいような

独特の感興を覚えながら読む雑誌である。

今回の特集は「幕別台風災害2016」だった。

それに関連する記事は

将来貴重な記録として残ることだろう。

その他いろいろバラエティーに富む記事の中で

私の俳句と川柳も

毎度お粗末ながら掲載させていただいた。


まずは俳句


IMG_2403  孕みたる牛のよく飲む日永かな  

  牛の首撫でれば春の日の匂ひ

  助産せし牛に我が身に寒の湯気

  往診の夜道しばれる雨上がり

  純心な牛涼しげや放牧地


俳句の方はいつも

仕事中に詠んでいるものを

5句投句した。

最近、仕事中に詠む俳句は

変わり映えのしないワンパターになっているのかもしれない。

しかし、それでも

仕事中の出来事を詠みたいという気持ちは変わらない。

そんな気持ちがある以上は

ずっと詠み続けることになるだろう。

そのまま詠み続けているうちに

いつかまた新しいものが出てくるだろうと

たかをくくっている。

意識して新しみを求めて

自分の句風を変えてゆこうなどとは

思わない方が良いと思っている。

自分の句風というものは

変わる時には勝手に変わってゆくものだろう

と私は思っている。


つぎに川柳


IMG_2404 酒気帯びを逮捕したらばウチの部下

 過労死の牛にも欲しい労基法

 農協が農競となるFTA

 使えない豊洲に入れよ核のゴミ

 原発の上も飛びますオスプレイ



20代の頃

私は

川柳ばかり作っていた。

しかし

川柳ばかり作っていると心が荒んでしまうので

今の私は

川柳を作ることには全く力を入れていない。

それでも

世の中には腹立たしいことが起こるもので

そういう時は、つい

川柳を作ってしまう(苦笑)。

今回投句した川柳は

そんな作品である。

ヒマつぶしに読んでいただけれは

幸いである。


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第15回大とかち俳句賞全国俳句大会

NPO十勝文化会議と十勝毎日新聞社主催の、

第15回大とかち俳句賞全国俳句大会が、

IMG_2381先日の9月23日に開催された。 

全国大会と名乗っている以上、

全国的に著名な選者による選がなされる大会であり、

前回の第14回大会では、道外の特別選者として

金子兜太、水原春郎、嶋田一歩、の三氏が選をしていた。

しかし今年の道外の特別選者は

嶋田一歩氏1人だけとなった。

また、道内の選者も、前回選をした

佐藤冬彦、杉野一博、深谷雄大、依田明倫、各氏が引退した。

その代わりに、新たな選者として

竹内直治、石川青狼、十河宣洋、五十嵐秀彦、辻脇系一、の各氏が加わった。

今回の大会は

いつになく選者の世代交代が進んだ大会となった。

選者が変わって新しくなるということは

その大会に選ばれる俳句の傾向も

変わって新しくなるということである。

大とかち俳句大会も15回目を迎えて

転換期を迎えたようである。

主催者のNPOとかち文化会議の文芸部事務局の方もまた

今年からメンバーが変わり

全てが新しく生まれ変わったような大会だった。

事務局のスタッフが新しくなったのは

とても良いことではあるのだが

新しくなったスタッフの方と

地元の俳人の方々との「連携」が

若干薄くなってしまった感があることは否めない。

その表れとして

司会者の勝毎スタッフの方の

選者や俳人の名前(俳号)の読み誤りが多かった。

また、今回新たな選者になった方の中で

辻脇系一、五十嵐秀彦、の両氏が

本大会にわざわざ足を運び、出席してくれたのだが

その両氏の選の講評の場を設けていなかったのは

まことに惜しく、残念なことだった。

これは来年に向けての課題だと思った。

せっかく選者に迎えた著名な俳人が

遠路はるばる来ていただいているのだから

その選句の講評を生で聞き

今後の大とかち俳句賞の選の傾向を知るきっかけにしたかった。

その選の傾向というか、方向性が

本大会の特色や行く末に影響を与えるものだと思うからである。

大会の後は

十勝の俳人の各結社や

各自気の合うグループの方々が

とかちプラザの一階の喫茶店などで

アフター句会を楽しんでいた。

以前は主催者のNPO十勝文化会議のスタッフの音頭で

大きな懇親会があったのだが

それは数年前に無くなってしまった。

やはり、アフター句会はあった方が楽しい。

私の所属する俳句結社「柏林」の方々は7〜8人出席していたので

私はまずそのグループでお茶会をした。

さらにその後

札幌から来てくれた青山酔鳴、五十嵐秀彦、両氏を囲んで

十勝の若手俳人(!)である

三品吏紀、金野克典、鹿野英岳、吉岡簫子、そして私の7人が

帯広市のとある店に集合して食事会を楽しんだ。

IMG_2382やはり、お茶だけではなく飲み会があった方が良い(笑)。

その席ではなんと

この日が私の誕生日だったということで

バースディケーキのプレゼントをいただいた。

IMG_2384全く思いもよらぬサプライズだったので

とても嬉しかった♪

皆さんありがとうございました!

さらにその後

IMG_2385二次会は最近おきまりの

俳人マスター山下敦氏のジャズバー「PAGE1」へ。

ここでもまた最近おきまりになりつつある

袋回し句会が行われた。

IMG_2386朝から晩まで

俳句漬けの一日。

俳句大会の日は

こうあるべきなのだ(笑)


 秋分の句会となりし誕生日  豆作



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日本伝統俳句協会全国大会in群馬

日本伝統俳句協会の第28回の全国大会が、

IMG_22649月9.10日の2日間にわたり、

群馬県は榛名山麓の伊香保で開催された。

私がこの大会に出るのは、

4年前に札幌で行われた大会以来2回目だ。

群馬は私の所属俳句誌「桑海」の編集部があり

私の敬愛する俳人村上鬼城の活動した土地であり

IMG_2269私の娘の住むところでもあり

何かとご縁か深い場所。

娘に会うことや桑海の句友の皆さんと会うことなど

いろいろな理由を重ねて

職場から休みを頂いて

大会に参加して来た。

開催地は終日好天に恵まれ

たいへん気持ちの良い吟行をすることが出来た。

IMG_2272吟行の気持ち良さに加えて

会場の宿の温泉に浸かる心地よさと

懇親会のお酒のうまさも加わり

申し分なく楽しさを満喫することができた。

しかし

あまりにも心地の良い時間のなかで

当日、詠んだ俳句のほうは

全く成績が振るわなかった(笑)

そのような大会での

稲畑汀子会長の講評はいつものように

「選に入らなくても良いのです。こうして皆さんと俳句を作るという事が良いのです。」

IMG_2300という、優しい言葉を聞き

今回もそのお言葉に慰められることになった(笑)

いつまでもそんな事ではいけないのと思うのだが。

それでも我が花鳥諷詠の若干の進歩といえば

今大会の事前に行われる募集句の部において

IMG_2271稲畑汀子会長の選に

私の一句


 雨のまだ降り手にとどきさうな虹   豆作


が入ったこと。

当日は全然ダメでも募集句の方でなんとか

進歩を感じ得たのはちょっと嬉しかった。

さらに

大会の講演で

「西洋の詩と東洋の詩、特に日本の詩」

と題した有馬朗人(ありま・あきと)氏の講演が大変面白かった。

有馬朗人氏は国際俳句交流協会の会長さんで

俳句をユネスコの無形文化遺産に登録することを目指している方である。

俳句をそういう無形文化遺産というものに登録することについて

IMG_2301色々意見はあるようだが

私はそれも結構なことではないか

と思っている。

俳句を文化遺産に登録しようがしまいが

俳句という日本の文芸は揺らぐこと無く

この世界に生き続けるものであろうと思うからである。

歌舞伎や能、和食あるいはヨガなども

すでにユネスコの無形文化遺産に登録されているらしいが

それらと同様、俳句も揺らぐことはないだろう。

ユネスコの無形文化遺産のリストを見ると

そこに登録されているものの共通点は

「西洋人の知らない文化」

という西洋中心の考え方が根底にあるように思える。

歌舞伎や能は登録されているが

ミュージカルやオペラは登録されていない。

和食は登録されているが

フランス料理は登録されていない。

そういう西洋人の勝手に基づくユネスコの文化遺産運動など

俳句にとっては針小な事だと思う、が

西洋人に俳句というものを理解させる一助になるのであれば

それも結構なことだろう、と私は思う。

今回私は、有馬朗人氏の講演をはじめて拝聴したが

さすがに東大学長や文部大臣などを務めた方の話は

非常にわかりやすく、聞いていて飽きのこない楽しいものだった。

まさに講演のプロ、教壇に立つプロ、だと思った。

西洋の詩歌と東洋の詩歌を比較することでその違いが浮き彫りになり

だからこそユネスコの無形文化遺産に俳句を登録すべきではないか

という有馬氏の考え方は、とても明瞭でよく理解することが出来た。

ただ、有馬朗人氏はこの運動に積極的だが

稲畑汀子先生はこの運動に対しては

勝手におやりなさい

というスタンスに見えた。

ともあれ

今回の吟行会は

榛名湖畔の花野だったが

私にはもちろんはじめての経験だった。

その中で、私の収穫出来た事といえば、何と言っても

IMG_2289北海道ではなかなか体験することのできない「季題」との出会いであった。

すなわち、左の写真の上から順に

「ゆうすげ」

「松虫草」

IMG_2279「吾亦紅(ワレモコウ)」

「女郎花(オミナエシ)」

「藤袴(フジバカマ)」

などの秋の植物だ。

IMG_2283こういう北海道ではなかなか出会うことのできない季題を

生で体験できる機会は

北海道に住んでいる限り

そう多くはない。

IMG_2296インターネットで未知の季題の写真を見たり動画を見たりしても

それは視聴覚だけの刺激であり

大きさも拡大と縮小がなされており

本物の季題とは程遠く

IMG_2291結果、良い俳句を詠むことはできない。

未知なる季題と対面し

それを生で感じることが出来たのは

とても有意義なことだった。


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音羽紅子さんの俳句

道新・北のうた暦、

私の担当である6月26日(月)に、

登場してもらった俳人は、

IMG_1766音羽紅子(おとわべにこ)さん。 

掲載句は


 好きな木の切り倒されし夏野かな  紅子


好きだった木が

いつの間にやら伐採されて

この世から消えてしまう寂しさ。

実は、私も

同じような経験をしている

IMG_0342例えば

2014年に伐採されてしまった

幕別町錦町のハルニレ。

あるいは、また

IMG_59282016年に跡形もなく消えてしまった

帯広市のプラタナス。

私は

この句に出会ったとき

あのとき感じた寂しさと同じ寂しさを

作者もきっと感じていたに違いない

と思い

これは「うた暦」にぜひ取り上げたい一句だと思ったのだ。

IMG_1767紅子さんは北見市在住で、

「ゆきしづく」という俳句誌を主宰し

毎年発行されている。

子育ての忙しい時期にもかかわらず

IMG_1338このような立派な冊子を発行し続けていて

俳句に対する情熱が半端ではないのだ。

早大文学部時代には

北原白秋の研究をしていたという

紅子さんは筋金入りの本格俳人だ。

私と同じ日本伝統俳句協会の会員で

何度かお会いしているが

その俳句に対する熱い思いを聞いて

私はいつも感動し

私ももっと頑張ろう

という気にさせてくれる。

紅子さんは

これからの北海道の俳句界の

いや

これからの日本の俳句界の

若き担い手であることは

間違いがない。


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平成29年北海道俳句協会総会

北海道俳句協会の総会が6月4日、

札幌すみれホテルで開催された。

IMG_1641私はここ数年、

総会には毎年出席しているが、

今年は格別に嬉しい総会だった。

それは、

下川町で放牧酪農を営んでいる俳人、

鈴木牛後さんが、

昨年度の「北海道俳句協会賞」を受賞され、

その表彰式も行われたからである。

以下、牛後さんの受賞作「伸びて縮む」から


 牛の死に雪のつめたくあたたかく   


 餌を食ふ音わんわんと雪の牛舎   


 血の軍手春日に干してまた履きぬ


 草は風に干されて夜を鳴りとほす


 トラクターの影にわが影ある晩夏



こういう酪農家ならではの句に加えて


 初蝶は風のうらがはより来る 


 
ここここと牛乳注げば飛び散る春


 溺るる蜥蜴突として裏がへれば死


 倒木の白骨めいて夏野濃し


 芋虫の透けし腸ごと伸びて縮む


 ちちろ抱く拳もっともやはらかく


といった独特の詩情の句が

読む人の心を捉えて

授賞に結びついたのではないかと思う。

IMG_1646牛後さんに久しぶりに会って

祝意を伝えることができて

私はとても嬉しかった。

さらに

IMG_1648嬉しかったことは

この総会と同時に行われる

全道俳句大会において

私の一句

 牛飼の夫婦白息揃ひけり

が8位に入選したこと。

思いがけないことだったが

冬の往診中に詠んだこの一句が

牛後さんの受賞へのお祝い句にもなっているような

そんな気がして嬉しかった。

さらに良かったのは

NHKの俳句番組などでお馴染みの

櫂未知子さんの講演を聞くことが出来たことだ。

櫂未知子さんといえば

俳句選者として舌鋒鋭く俳句を批評し

実作では感性鋭い作品を次々と発表し

雑誌や新聞に味わい深いエッセイを連載し

現代を代表する俳句作家の一人だが

IMG_1652じつはこの方は

1960年生まれで私と同じ齢

しかも

生まれ月の9月まで一緒で

私と同じおとめ座で

勝手に強い親近感を抱かせてもらっている人である(笑)

超有名俳人なので

懇親会でも大勢の人に囲まれて

最初は近寄りがたいような雰囲気を感じ

隣席する機会がなかったが

二次会の席でようやく

櫂さんとお話をする機会を得た。

名刺を交換して

同世代ならではの話もすることができた♪

講演の壇上ではあまり見せなかった笑顔と

親しみのある声がとても印象的だった。


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獣医の仕事と俳句

何気ない気持ちで始めた、

乳検協会の冊子の記事シリーズが、

はからずも10回も続いてしまったので、

今月(5月)の記事はほとんどそれで終わってしまった。

獣医関係の記事を書くと、

有難いことにアクセス数が上がる。

特に今回のような、

コメントが多く寄せられた記事の時は、

コメンテーターの皆さんのお力によって、

アクセス数がぐんと上がり

今回の乳検シリーズでは、なんと

訪問者が1日500人以上の日がずっと続いてくれた。

これが本当に多いのか少ないのかわからないけれども

当ブログとしては最高記録になったことを

この場を借りで、読者の皆さんにお礼を言いたいと思う。

これからもどうぞ忌憚のないコメントをよろしくお願いいたします!

IMG_1547さて

私としては

仕事の話を続けるのも楽しいことなのだが

さすがにそればかりだと気持ちが疲れてくる。

心が仕事で飽和状態になりそうになった時

IMG_1602私を救ってくれるのが

そう

俳句である。

獣医師としての仕事の記事を書く時も楽しいけれど

じつは俳句関係の記事を書く時は

もっと楽しいのだ(笑)

IMG_1609ところが

俳句関係の記事をアップすると

どういうわけか

アクセス数がガタ落ちしてしまう(笑)

私の中では

獣医の仕事と俳句

というのは

ワンセットで表裏一体なのであるが

読者の方々にとっては

まだ俳句の方は

馴染みが薄いらしい。

IMG_1507ここはひとつ

読者の方々も

獣医の話ばかりではなく

俳句の話にも参加して

コメントをガンガン書き込んでいただきたいものだ。

IMG_1508写真は

日本伝統俳句協会の機関紙

「花鳥諷詠(かちょうふうえい)」

の、今年の五月号に載った

IMG_1478私の作品30句である。

興味のある方は

ぜひクリックして

私の最近作を見ていただけると嬉しい。

仕事をやりながら

あるいは仕事を休みながら
 
私はこういう俳句を詠み続けている。

仕事のモチベーションを上げるために

私は俳句を詠んでいると言っても良いし

また逆に

俳句のモチベーションを上げるために

私は仕事をしていると言っても良い。

そこは

どっちでも良いのである。 


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北海道獣医師会「文芸部」

北海道獣医師会誌の今月号に、

IMG_1371私の拙文が載った。

「支部リレー通信」という欄で、

今回は十勝支部の回り番になったようで、

先月、十勝獣医師会長のA部さんから

「何でもいいから、書いてくれ。」

と頼まれていたのだ。

支部の通信報告欄であるから

28年度の十勝支部の活動報告などを

簡潔に、さっと書くだけでいい

と、安易に引き受けたが

「何でもいいから、書いてくれ。」

などと言われると

書きたがり屋の虫がちょっと騒いで

つい、余計なことを

書き添えてしまった(笑)

書き添えた余計な事、とは

IMG_1372写真に撮った記事を

拡大して見て頂ければわかるのだが

文章の前半は

支部の活動報告。

その後に

蛇足として

余計なことの一つは

私と、敬愛する文芸派獣医師の頑黒和尚氏とで

毎年3月に札幌で開いている「575王国句会」についての宣伝と

その句会を発展させるために

北海道獣医師会「文芸部」の設立の

準備を始めたという事を書いておいた。

文芸部の設立準備などといっても

俳句や漢詩などの短詩文芸に興味を持っていそうな人の

自作品と連絡先を

メールで募集するだけである。

このブログ上でも、ついでに

俳句や漢詩などの短詩文芸に興味を持っていそうな

獣医師や獣医学生諸君にも

連絡先のメールアドレスを公開しておこうと思う


mocking@mint.ocn.ne.jp     安田豆作 宛て


でありますので

どうぞお気軽に作品を

豆作のほうへメールしていただきたいと思う。

どうぞ宜しく!

さらに

余計なことのもう一つは

IMG_11463月から始まった

北海道新聞紙上の

「新・うた暦」のコーナーの宣伝。

これは道内の俳人5人と歌人3人による

俳句と短歌の鑑賞文を

リレーで回すコラムのコーナーで

私はその執筆者の中の1人で

IMG_1249月曜日を担当している。

こちらのほうも

ぜひ、毎日

チェックしていただけると

とても嬉しいです!



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東北海道現代俳句交流会・帯広句会

最近、私が楽しみに通い始めた句会がある。

東北海道現代俳句交流会・帯広句会、

というもので、

偶数月の第2日曜日、

帯広市内の藤丸デパート8階・市民交流センター研修室、

午後1時から4時頃までの約3時間、

たっぷりと現代俳句を堪能できる句会である。

この句会が面白くて、

ちょっと病みつきになりそうなのである。

その訳は、

句会をする面子と、その内容である。

まず、この句会の代表の

png鈴木八駛郎
(やしろう)さんは

東北海道現代俳句会長で、金子兜太主宰「海程」同人。

また、この句会に必ず見えるのが

IMG_1369 3山陰進
さんで

北海道の現代俳句の草分け的な俳句雑誌「氷原帯」主宰。

そしてこの句会の世話人をされているのが

IMG_1370粥川青猿さんで、句集「冬の象」で道新俳句賞、十勝文化賞と

立て続けに受賞され、今北海道で最も注目されている俳人のひとりだ。

青猿さんは俳句雑誌「樺の芽」の主宰でもある。

この3名の先生方は

十勝の現代俳句のビッグ3と言える人たちだと思う。

IMG_1322この3人の方と一緒に

隔月で必ず句会ができるというのは

実はとても幸運なことで

こんなチャンスを

みすみす逃す手はないのである。

その句会の内容は当然

いわゆる花鳥風月には拘わらず

自由度の高い、なんでもありの

バリバリの現代俳句の句会である。

IMG_1366句会の進行も

披講(句の紹介)を簡単に済ませて

それぞれ互いに選句した後は

作者名の名乗りなどは後回しにして

その前に延々と

1句1句に対する鑑賞と批評

そして、それについてのディスカッション

に多くの時間が費やされる句会

というのもまた、刺激的である。

私がいつも出ている

伝統俳句系の句会とは

一と味も二た味も違う句会で

とても新鮮で勉強になる句会なのである。

先日、私がこの句会に投句して

そこそこの評価を受けた一句は


 春風に動き始めし池の中   豆作


お題「縦」では


 縦長に座る社員の春愁ひ   豆作


だった(笑)

私自身はもちろん

地元十勝の若い世代の

俳句に興味を抱いている方々にも

是非この句会に参加して

多くの刺激を受けて欲しいと思って

色々な人にお誘いの声を掛けているところだ。

先日は

帯広在住の30代の若き俳人

三品吏紀
さんも2度目の参加をしていた。

彼も、この句会の面白さに気づいているようだった♪

この記事をお読みの、あなたも

少しでも興味のある方は

私と一緒に

この句会に出てみませんか?

面白いですよー♪


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十勝ホトトギス俳句会

昨日の26日は、

帯広駅前のふじもり食堂で、

十勝ホトトギス俳句会の、

「新同人の誕生を祝う会」が開かれた。

IMG_1142およそ2〜3年に1度、

ホトトギス誌には社告が出て

同人が推挙される。

今年の1月に、

北海道からは19人の同人が推挙され、

十勝管内では伊林美惠子さんと私の名があった。

それを受けて昨日は、

十勝の同人のまとめ役である

IMG_1143高橋まさしさん、とも子さんご夫妻、をはじめ

ホトトギスの誌友と、俳誌柏林の誌友の方々が

総勢19人も集まって

我々2名の新同人のお祝いをしてくれた。

昼食前にまず句会。

その後昼食。

IMG_1144句会で少し緊張した喉を

昼食の生ビールが

心地よく潤してくれた。

正月の記事に書いたことの繰り返しになってしまうが

私は約25年間

自分なりに

色々な俳句を

ああでも無いこうでも無いと迷いながら

作句意欲が落ちた戻ったりしながら

作り続けて来た。

そのうちに

ホトトギスの俳句

すなわち「花鳥諷詠詩」というものが

心の中に大きな位置を占めるようになり

ホトトギスの俳句こそ

私が求め進むべき俳句の道であると思うようになった。

そして、ホトトギス誌に投句し始めて約5年

主宰から、私の投句する俳句が

とりあえず、一応

ホトトギスの俳句として認められた

ということなのだと思う。

IMG_1145昨日開いていただいた

十勝ホトトギスの会は

そんな私の俳句に対する思いを

再確認させてもらえる

良い機会だった。

新同人の名が掲載された、先月のホトトギス誌の社告には

こういう言葉が添えられている。

「ホトトギス同人とは権利も義務もございません。ただホトトギスの伝統を正しく理解して、立派な作品を作る努力をして頂きたいのでございます。ホトトギスの正しい発展のためにお力をおかしくださいませ。」

この言葉を忘れずに

これから又

俳句を作ってゆこうと思う。


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