北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

定点観測

大寒の朝の樹木

1月20日の大寒の日は休日だったが、

いつもの時間に起床して、

夜が明けてくる窓を何気なく眺めていたら、

我が家の周囲の木々が、

ずいぶんと白く、

いわゆる霧氷がたくさん付いていることに気がついた。

今朝は何か、いつもと違う異変が、

起こっているような軽い興奮を覚えた。

これはもしや・・・

私はいそいそと防寒着を着て

自動車のエンジンを掛け

暖気もそこそこに

札内川方面へ車を走らせた。

その目的は

いつも定点観測をしている

あの

楡の大木

の姿を見るためである。

途中・・・

国道周囲の樹木たちは

いつもと違う真っ白な霧氷に包まれて

どれもこれも、いつになく

荘厳な雰囲気を醸し出していた。

札内の国道の中央分離帯に設置された温度計をみると

IMG_0950マイナス17℃を表示していた。

大寒のこの時間の気温としては

特に低いわけではないが

大きく違ったのは

湿度だった。

湿度を示す表示はどこにもなかったけれど

周りの樹木の枝という枝が

真っ白になっているところを見ると

湿度は非常に高かったに違いない。

札内川を渡り

目的の、あの

楡の大木のそばに車を止めて

携帯のカメラとともに

車外へ出た

寒っ・・・

IMG_0960しかし

今日の楡の大木は

今までに見たことのないような姿で

朝日に光り輝いていた。

この瞬間の気象条件は

IMG_0964きっともう2度と起こらないかもしれない

千載一遇のシャッターチャンスかもしれない。

そんな楡の木を写真に収め

帰り道の札内川を渡っていると

周囲の樹木も

IMG_0970なんと美しく

真っ白な霧氷に覆われていることか。

橋の近くの駐車場に車を再び止めて

しばし、朝の霧氷の樹木たちを

IMG_0972あれこれと

シャッターに収めて回った。

霧氷の樹木たちは

朝日を浴びて

IMG_0975どれもこれも

いまだかつて見たこともないほどの

美しい姿で立っていた。

国道には

朝の通勤車が

IMG_0969途絶えることなく行き来していた。

車を走らせている人達は皆

仕事に向かっている人たちだろう。

そんな中で

たまたま休日をもらった私だけが

IMG_0965札内橋の袂で

ウロウロと

霧氷をまとって輝いている

樹木の写真を撮っている。

ああ、これはきっと

幸せなことなのだろう

と思った。



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すずかけの木よ、さようなら。

以前このブログで紹介した、

8fe81719帯広市内の一角に生えている、

大きな、すずかけの木(プラタナス) は、

私のお気に入りの木の一つだ。

ほどほどの背丈の割には、

幹が非常に太く、

98cf6ac0地面から力強くグイッと伸びていて、

私は、その太く力強い幹がとても好きだった。

特に、幹の太さの際立つ冬から春にけての

新芽の待ち遠しい季節には

この木の傍を通る度に

f401bd24その太い幹に触れては

トントンとたたいたりすると

不思議と心が癒された。

先日久しぶりに

すずかけの木に触れることの出来る

68084e39帯広市内の散歩コースを歩いて

その木の様子を伺ってみた

ところが・・・

「・・・?」

少し遠いところからでも

しっかりと見ることが出来る

いつものあの太い幹が

見当たらない。

「・・・。」

私はいやな予感がして

すずかけの木のある場所へ

歩みを急いだ。

すると・・・

IMG_5929「あぁ・・・、なんと・・・。」

悪い予感が的中した。

あの、お気に入りの木は

根本から伐られていた。

しかも

大きな木を伐った後には

切り株があってもよさそうなものだが

切り株さえもなく

完全に消えている。

よく地面を探してみると

IMG_5928平坦な地面に

大きなマンホールの蓋のような

木の伐り跡の丸い模様が残っていた。

「切り株さえも残らなかったのか・・・。」

私の好きだった

大きなすずかけの木は

この世から完全に

姿を消してしまったのだ。


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訪問者数のべ100万人・感謝!

3日に1度の更新を自らに課して続けてきた 、

この拙ブログ「北の(来たの?)獣医師」が、

IMG_3590いつの間にか10年を超えていた。

先日、事務所で同僚獣医師と

仔馬の鼠径ヘルニアの話になった時、

何気なく自分の過去に経験した症例を

このブログに書いた覚えがあったので、

IMG_3615探し当てて読んでいたら

その記事の日付が、2005年の記事だった。

そこで、初めて

あー、このブログも10年続いたんだなー

という感慨を感じた。

IMG_3689内容はご覧の通りの穴だらけの粗末なものであるが

自分の経験した症例が少しづつ溜ってきたので

それを検索して振り返りつつ

今後の自分の仕事や

同僚や後輩の仕事の役に立つのであれば

IMG_3742今後もまだやって行く価値はあるのかもしれない。 

記事のネタもソースも

それほどあるわけではなく

実にくだらない、つまらぬ記事も多いと思っているが

「事実に即して正直に書く」

IMG_3774という事だけは、心がけてきた。

自信を持って書いた記事が

全く低い程評価で無視されたり

また、自分の判断とは裏腹に

意外なところで評価される記事もあったりして

IMG_3869続けているとなかなか楽しみがあるものだ。

もっとも、楽しさが無くなってしまったら

やめるまでである。

しかし、それがなかなかやめられないのは

記事を書く楽しさ、もさることながら

IMG_3912その記事を書いた後に寄せていただく

読者の皆さんのコメントの

じつに多彩で

じつに鋭く的を得た内容で

時には厳しく

IMG_2843時には暖かく

私の記事をフォローしてくれる。

このコメントの効果が

何と言っても絶大なのだ。

私のブログは、このコメントでもっている

IMG_4023といってもよい。

コメントによって

記事が価値あるものに変わってゆくのだ。

ホントにありがたいことだ。

先ほど、記事の右側に出ている

「訪問者数」のカウンターをふと見たら

「1001000」とあり

延べ人数が、100万人を突破していた。

10年もやっていればその位は当たり前なのかもしれないけれど

なんとなく、嬉しい通過点でもある。

あらためて

こんな拙いブログを読み

コメントを寄せていただいている

読者の皆様方に感謝を申し上げたい。

「どうもありがとうございます!」



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2015年の初詣

今年の我が家の年越しは賑やかだった。

IMG_2668息子が地元に就職したこともあって

地元の息子の友人たちが、大晦日の夜から少しづつ集まり

午前零時に居間のテレビの前でカウントダウン

IMG_2673その数分後に、彼らはどやどやと立ち上がって

町内の神社へ初詣に出かけ、しばらくしてまた帰宅して

そのまま明るくなるまで酒盛りをしていた。

もちろん私は、そんなものに付き合っていては体が持たないので

眠くなるがままに就寝し、起床したが

元旦の朝の我が家の居間は

宴の後のゴロ寝軍団が占領していた(笑)

しばらくすると彼らは、一人、二人と起きては

私とねんごろに御慶(!?)を交わしつつ

それぞれの家路へ、あるいは仕事場へ、去っていった。

彼らは感心なことに、ゴミや洗い物をきちんと片付けてくれていた。

さて、ようやくやってきた正月の淑気(しゅくき)の中で

私は新年の酒と雑煮などをいただいて

賀状や新聞や俳句雑誌などを読みつつだらだらと過ごした。

元旦の夜には、息子は何処かへ飲みに消え

長女は帰省せず、次女は夜勤。

夕食は珍しく、妻と二人でテーブルを囲んだ。

とは言うものの、たいした会話もせずに

昨夜の宴の疲れを残したまま就寝。

翌朝(2日)は快晴だった。

私はここ数年、正月休みには

帯広神社へ初詣に行くことにしている。

我が家から帯広神社までは、歩いて約一時間半

その道のりを歩くことにしている。

もちろん妻子は同行せず、私一人

(・・・あたりまえか)

朝の9時に出発。

途中で俳句などを拾うことがてきたら

厳しい寒さもそれほど辛くはない。

IMG_2656国道38号線へ出て

札内橋を渡る。

札内川には氷が流れていた。

再び国道沿いを歩き

帯広神社に近づくと

一気に人が増えてくる。

IMG_2658鳥居をくぐって境内へ入り

先ず、御神馬に挨拶。

この馬は、以前にも書いた通り

立派な雄馬である

(・・・影になって見えないけれど)

IMG_2659そのあと手水場で手と口を清め

(・・・手を拭くタオルはガチガチに凍っていた)

門をくぐって更に奥へ向かい

神前に今年の無事と健康を祈願した。

そして、縁起物とおみくじを買い

(・・・ちなみに大吉だった)

IMG_2660焚き火のある所まで来て一休み。

そこで、持参した御神酒をいただく。

(・・・歩いてきたからこその幸せ)

そのあと、隣の護国神社でも手を合わせ

その境内にある、中城ふみ子の歌碑の前に行き

IMG_2661雪に隠れていた文字を手で払った。

 冬の皺よせゐる海よ
    今少し生きて己れの
          無惨を見むか   
                         ふみ子

齢を重ねてくると

年々この歌の意味が深く体に染み込んでくるようになった。

IMG_2663帰りは、もと来た道を帰るだけだが

般若湯に酔っているせいか、足取りが重く

途中のコンビニで、水分代謝をしながらの帰宅だった。

帰宅は12時30分、約3時間半の初詣だった。

IMG_2665途中、俳句を10句ほど拾うことができた♪

それは推敲して、どこかの句会に投句する予定。

今年の初詣は、こんな感じで

良い天気に恵まれて、ありがたく終了した。

しかし、ずいぶんと寒かった・・・

後でこの日の帯広の気温を調べてみた。

午前9時の気温は、−15.7℃

正午の気温は、−9.5℃

だったそうだ。

どおりで、寒かったわけだ・・・

さて

今日(3日)は

初仕事の日である。

新鮮な空の下で

気合を入れて働こうと思う。

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「数年に一度」のワンフレーズ

「数年に一度の猛吹雪」

このフレーズが、ここ数日の間

テレビのどのチャンネルを見ても 

どの新聞の見出しを見ても

大きく踊っていた数日間だった。

「数年に一度の猛吹雪」

気象庁が発表したこのフレーズで

北海道全域、いやもしかすると日本全国が

一つにまとまっていたように思う。

その数日前の衆議院選挙では感じられなかった雰囲気

盛り上がりがそこにはあったようだ。

十勝地方の我が家の周りでは

結局、蓋を開けてみると

猛吹雪とはならず

重く湿った雪が60センチ程度降り

昨日と一昨日は、雪かきに明け暮れた。

十勝地方は

「数年に一度の猛吹雪」というよりは

「数年に一度のドカ雪」という結果になった。

昨日は強い風が心配されたが、大したことはなく

今朝はもう、穏やかな空模様が戻りつつあるようだ。

IMG_2920



1枚目の写真は

「数年に一度」の低気圧が来る前の

往診途中の朝の道

遠くには日高山脈が見える。

IMG_2948





2枚目の写真は

「数年に一度」の低気圧が過ぎ去った後の

ほぼ同じ場所の景色

遠くには日高山脈が見える。

この日の往診中は

IMG_2956いくたびも

除雪車と

すれ違ったり追い抜いたり

十勝地方もついに

本格的な冬景色となった。

「数年に一度」の衆議院選挙も

今回の低気圧のごとく

あっという間に

過ぎ去ってしまった。

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あの楡の木がスリムになってしまった

帯広市内の木で私の一番のお気に入りの大木

国道38号線沿いの水光園向かいにどっしりと立っている

あの大きな楡の木が・・・

ずいぶんと枝を切り落とされて、スリムになってしまった。

先日、通りかかってみて気づいたので

思わずカメラを向けた。

IMG_23409月中旬に通りかかったときは

左の写真のように

その大きな枝先が

隣の電線の上に抜き出るように茂っていたのだ。

ところが先日、通りかかってみたら

その電線の上にかぶさっていた枝が

すべて切り落とされ

さらに他の向きの枝にも、大胆な剪定が施され

私のお気に入りの大木の姿は

IMG_2483二枚目の写真のように

すっかりスリムなって

おとなしい姿になってしまった。

かなり寂しい眺めになった。

でも・・・

今年の2月に

幕別町錦町の踏み切り前の

これもまた私のお気に入りの大楡の木が

根元からバッサリと切り倒されてしまった事に比べれば

(その時の記事はこちら)

今回の剪定はまだ救いようがある。

これで、この大きな楡の木も

今後数年は

もう剪定をされずに

ゆっくりと枝葉を伸ばすだろう。

そしてこの大楡の木が

まだまだ数十年、数百年

後の世まで生き永らえることを願っている。

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ちよっと気になる今年のハルニレ

帯広市内の国道沿いに立っている

私のお気に入りの楡の大木(ハルニレ)。

IMG_1475今年も5月の中旬には

写真のように明るい緑色の目立たぬ花を咲かせていた。

その後

花枝にはおびただしい数の薄くて小さな実がつき

四方八方にその小さな実を散らした。

毎年のことなのだが

今年の実の付き方は

ずいぶん沢山だったようで

5月の末には

IMG_1528二枚目の写真のように

実を散らした後の姿が

なんだか寂しくなってしまった。

去年はただ見落としていただけなのかもしれない

ただ、5月の末の若葉の盛んな頃だというのに

これだけ枝の葉が出ていないと

ちょっと心配になって来る。

環境の変化に耐えられず

いよいよ枯れ始めたのだろうか・・・

IMG_1584三枚目の写真は

昨日に撮ったもの。

実を落とした後の部分の枝に

若葉が復活しているように見えて

少しホッとした。

ハルニレの樹というのは

この時期は

毎年こういう変化をしているのだろうか?

ハルニレに詳しい方がいたら

教えていただきたいものである。

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初当番

今年初めての宿直当番は、3日の夜だった。

通常勤務時間の終了間際に

乳牛の難産が1件入って、ホル♀の過大児を介助娩出。

それが終了したのが18時半過ぎ。

晩飯の弁当を食べて

次に入った往診は、20時半頃。

産後の乳牛の起立不能。

終了して、宿直部屋の布団に入ったのが23時頃だった。 

翌日

目覚まし時計のセッティング通りに5時に起床。

睡眠時間は6時間以上で、ぐっすり静かに眠ることができた♪

image朝の5時に起きるのを習慣にして

もうかれこれ、6~7年になる。

この季節の朝の5時は

まだまだ真っ暗闇だ

しかし、我が国の酪農家の方々は

imageこの時間には、既に仕事に取りかかっている。

我々臨床の獣医師が、そんな酪農家の生活サイクルに合わせて

急患往診のスタンバイをしておくことは

当然と言えば当然のことである。

若い頃は、好きな時間に寝て、適当な時間に起き

image夜間当番の日も同様に、不規則な時間に寝起きしていたものだが

今はそうせずに、必ず5時には起きるようにしている。

だんだん体が言う事を利かなくなってきたこともある(苦笑)

急患対応に寝ぼけた声だったり

いきなりの力仕事に足腰を痛めたり

そういう事が重なるようになって

image私はちょっと反省したのだった。

もっとも

当直の日の早朝といっても

必ず朝の5時から往診に呼ばれるわけではもちろんなく

往診の全く来ない朝もけっこうあるのだ。

imageそういう日の朝は、いつもの日の朝と同じように

ストレッチを20分程度やりながら、本や雑誌を読み

そのあと、ゆっくりと朝の弁当を食べ

また本などを読む、という時間を過ごす♪

今年最初の当直も、結局

3日の夜に2件の往診があったものの

4日の早朝の往診は1件も無かった♪

事務所の前に待機している診療車に

だんだんと朝日が差してくるのを

経時的に写真に撮ったりして

暇つぶしをする余裕のある

そんな初当番だった。

 
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消えた老桜

去年(2012年)の11月29日。

十勝地方に大風が吹いて

当時の私の診療地区も、倒木などの被害が出たのを憶えているだろうか。

そのとき、H町N地区の国道沿いの

DVC00233一本の老いた桜の木も

強風に耐え切れずに

ポッキリと折れてしまった。

一枚目の写真はそのときに撮ったものだ。

この桜の木は、それ程大きな桜ではないのだが

毎年5月になると、美しい花をつけて

往診途中の私の目を愉しませてくれた。

それが強風で折れてしまったのだが

DVC00433写真のように、一部が辛うじて残り

樹皮一枚で何とかつながっていたので

こんな姿でも

また来年、春になれば

少しでも、花をつけてくれるのではなかろうか

DVC00436そんな期待があって

この木の前を通るたびに、写真を撮っていた。

4月に入って、私は勤務地が変ってしまったので

しばらくはこの桜の木の様子も

見ることができなくなっていたのだが

DVC00482先日久しぶりに、旧勤務地へ物を取りに行く用事ができたので

足を伸ばして、この桜の様子を見に行くことにした。

周囲の桜の木は、皆それぞれに花をつけていたので

この老桜も、折れた姿のままでも

きっと花をつているに違いない・・・

その感動的な姿を写真に収めよう・・・

老桜の生えている場所に近付くにつれて

そんな期待で胸が膨らんだ。

N地区の国道沿いをUターンして

H町からT町方向へゆっくりと走り

その老桜が生えている場所へ

辿り着いてみると・・・

「あれ・・・?・・・?」

折れたままの老いた桜が

その姿のままで、美しい花をつけ

感動的な状況がそこにある・・・はず・・だったのに

DVC00732「・・・さては・・・」

心中穏やかではなくなった私は

国道沿いに車をとめて

その老桜の生えていた辺りに向かって

DVC00734草を掻き分けて進んだ。

「・・・切られちゃった・・・」

そこには、無惨にも

数本の枯れた枝とともに

老いた桜の木の

切り株が遺されていた。

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夏の雪

5月6日の朝

いつものように5時に目が覚めたら

雨音が消えて、なんとなくあたりが静かになっているので

窓の外を見たら

雪が降り始めていた。

新聞を取りにおもてに出ると

大粒の湿った雪が降っている。

DVC00652我が家の桜の木は

まだ蕾ばかりだが

その木が

だんだんと

雪化粧を始めた。

もうあと1週間もすれば

花を沢山つけるであろう枝に

DVC00654みるみる雪が積もってゆく。

5時から8時までの間に

4枚の写真を撮ったが

あっという間の雪化粧だ。

昨日は5月5日の子供の日で

カレンダーには『立夏』とも書いてあった。

すなわち

DVC00657暦の上では

昨日からもう夏になっているのだ。

十勝地方の5月の上旬は

毎年必ずといっていいほど雪が降る。

夏に雪が降るのである。

ちなみに桜の花の開花時期も

毎年5月の10日頃であり

DVC00660暦の上では立夏を過ぎているので

夏に桜が咲くのである。

十勝では

それが当たり前なのである。

本州の季節感とはだいぶ違う季節感が

北海道十勝には随所に見られるが

この『夏の雪』は

その代表的なものの1つだろう。

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大楡の木

帯広市の国道38号線沿いの

東10条付近の

水光園の周辺には

交通量の多い国道沿いにもかかわらず

巨大な木が多く生えている。

その中でも

この大楡の木は

国道ぎりぎりに生えていて

人目を引いている。

DVC00590幹の太さは

直径が2メートル近くあるだろうか

樹齢

三百年くらいは

確実にあるだろう。

きっと江戸時代から

ずっと

この界隈を眺めつづけて

いまだに元気そうである。

DVC00591私は

この大楡の木が大好きなので

通りかかったときには必ず

携帯で写真をとることにしている。

写真がだいぶ溜まってきたので

ここにそれを公開したいと思う。

それぞれの写真の下に

撮った日付をつけておく。

DVC00336












1月9日

DVC00366












1月28日

DVC00441












3月2日

DVC00296












3月17日

DVC00965












4月28日

DVC00282












5月17日

DVC00430












5月31日

DVC00269












6月18日

DVC00249












7月28日

DVC00018












8月30日

DVC00027












9月4日

DVC00122












10月18日

DVC00145












10月27日

DVC00168












11月2日

DVC00173












11月8日

DVC00218












11月24日

DVC00299












12月17日


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おつかれさまです。

ここ数日、北海道を(爆弾?!)低気圧が通過した。

今回は特に、オホーツク地方が大変な吹雪だったようだ。

そんな中でも、毎日休まず

「屋外」で

仕事に励んでいる畜産農家さんと

その関係者の方々に

敬意を表したい。

DVC00386写真は先日往診途中で通りかかった

とある交差点。

「止まれ」の標識が

なんだかいつもよりも、短い感じがした。

しばらくたって

DVC00432また同じ交差点を通ってみると

その「止まれ」の標識が

グーッと伸びて

かなりの長さになっていた。

何回か前の積雪の、除雪時に

標識を巻き込んでしまったのだと思われる。

除雪車の運転も

なかなか大変そうである。


 除雪難道路標識あらぬ向き   豆作


おつかれさまでした。

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帯広駅前の温度計

今年の、暦の上の「寒の入り」は

1月5日の「小寒」の日から、という事になっている。

しかし、今年は寒に入るより遥かな前から

もう、去年のクリスマスの頃から

ずっと、寒い日が続いている。

帯広の測候所の朝の最低気温も

連日、−20℃以下をマークしている。

1月9日は、たまたま休日で

帯広駅前を通りかかった。

DVC00339写真の駅前の時計と温度計は

午前11時45分の時点で

−9℃を示していた。

この日の最高気温は

午後2時頃で、−6.9℃だった。

また、この日の帯広の朝の最低気温は

−22.7℃をマークしていた。

それから今日まで

連日の−20℃以下をマークし続けている。

十勝の冬将軍は、ここへ来て

ドーンと腰をすえて、長く居座り始めたようだ。

昨年の夏から秋にかけて

きびしい残暑に見舞われたのは

まだまだ記憶に新しい。

DVC000162枚目のこの写真は

去年の8月30日に撮った

帯広駅前の、同じ時計と温度計である。

午後3時50分の時点で、まだ

+34℃を示していて

大変な暑さだったので

私以外にも、この温度計の

わざわざ脚立に乗っかって

写真を撮っている人が写っている。

あれからまだ

半年も経っていないが

あんな残暑の厳しい日々に

今日この頃の

この連日の寒さを

いったい

誰が想像しただろうか・・・

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桜前線ゴールへ

DVC00945日本列島を北上してきた桜前線も

先日、我が家の上空を通過し

釧路地方へ向かい

無事に千島列島のほうへ抜けた模様である。

DVC00940沖縄から九州四国、本州西部に住んでおられる方々は

桜の花などはもうとっくの昔の

2ヶ月以上も前のことで

何をいまさら寝ぼけたことを

DVC00969と思われるかもしれないが

一枚目の写真が四月中旬

二枚目と三枚目が四月下旬のものである。

今年は雪解けが遅かった。

DVC00006桜の開花も遅れるのではないか

と、思われたが

ほぼ平年通りだった。

帯広市の満開は5月の13日頃だったようだ。

DVC00037この辺りの桜はソメイヨシノではなく

エゾヤマザクラである。

花が咲くと同時に

葉も開いてくるので

DVC00028ソメイヨシノに慣れていた若い頃は

あまり美しい桜だとは思わなかったのだが

我が家に植えたこの桜を毎年見ているうちに

エゾヤマザクラの野性味も

DVC00050なかなかいいな、と思うようになった。

桜の花の時期はあっという間だが

その後の葉桜の時期は長い

夏の間にじっくりと成長するのを見るのも

また楽しいのである。

 枝先に色の残りて花は葉に  豆作

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繁殖検診の点と線

「1点を通る直線の数は無数にあるが、2点を通る直線の数は1本である。」

そんな文言が、幾何学の教科書にあったかどうか

は定かではないけれど

「1本の直線は2点によって定まる。」 

というこの真理には、なかなか奥深いものがある。

   *     *     *

牛や馬の繁殖検診において

ある日、直腸検査によって1つの卵巣の所見を得たとする。

その所見が、これからどの様に変化してゆくかを推測し

授精の適期を探り、畜主にさまざまな助言をするのが、繁殖検診の目的である。

しかし

1回だけの卵巣所見から、その中で盛衰する卵胞や黄体の動きを推測するのは

なかなか至難の業である。

その所見が、今後どのように変化して行くかが

なかなか判らないからである。

そこで

数日あるいは十数日経過してから

もう1度、同じ個体の卵巣の所見を得ることが出来たならば

その個体の卵胞や黄体の動きが、たちまち具体的に、想像できる様になる。

すなわち、静止しているのか、正常周期で動いているのか、動きが異常であるのか

そういう変化が、2回目の所見を得ることによって、よく見えてくるのである。

つまり

卵巣の動きを、1回だけの「点」から

2回診ることによって、「線」でとらえることが出来るのである。

「点」には方向も長さもないが、「線」には方向があり長さがある。

その個体の卵巣が、どういう方向へ変化してゆこうとしているか

そして、どんな速度で、どのあたりまで進んだのか

同じ個体の所見を、日を置いて2回診ることによって

そんな卵巣の「動き」を、良く理解できるようになるのである。

かつて

私が駆け出しの頃

馬の発情鑑定法を身に付けるために

同じ個体を必ず、数日あけて2回以上、直腸検査させてもらったものである。

そうやって、卵巣を「線」で、すなわち「動き」で把握することに慣れてくると

別の個体を初めて診たときでも

1度診ただけで、その「動き」をある程度推測して、ものを言うことも可能になってくるのである。

   *      *      *

最近の牛馬の獣医師は、大変忙しい。

繁殖検診も、以前よりずっと忙しく

頭数ばかりをやたらと多くこなすようになったと感じている。

頭数の経験を積むことも大事だとは思うが

若い、経験の浅い獣医師諸君をみていると

一軒の農家の同じ個体を、何度もじっくりと診る

ということが、少なくなってきているのではないだろうか。

繁殖検診は

「点」の所見ばかりたくさん経験しても、それのみでは片手落ちであろう。

「線」でとらえた経験を、積み重ねることも、同時に大切なのである。

そのほうがきっと、上達も早いのではないか

と、私は思うのだ。

若い獣医師諸君は

1軒の農家の、同じ個体を記憶(記録)しておいて

それを何度も追いかけて検診してみていただきたい。

   *     *     *


DVC00960私のお気に入り徘徊散策コースには

柳の木が、あちらこちらに

無数といってよいほど生えている。

春の芽吹き時は、それらの「動き」が活発だ。

DVC009731つの柳の木の、同じ枝を

何日か後に又見ると

「動き」が良くわかり

この柳の木をよりよく理解できたような

そんな気がしてくる(笑)


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幸福の木

DVC00720我が家の居間にある観葉植物、「幸福の木」

学名はドラセナ・フラグランスという名前だそうだ。

DVC00722先月の上旬頃、そのてっぺんから花芽のようなものが現れて

日を追う毎にぐんぐんと伸び始め

DVC00732小さな花の蕾を互い違いにつけながら

さらに伸び

DVC00748全長が約50センチくらいになったところで伸びが止まった。

そのうちに、自らの花の重みで根元が曲がり

DVC00742花の穂が水平になった。

また数日すると、花が咲くようになった。

DVC00755花は日没と共に開き

夜な夜な、強い芳香が部屋に充満する。

DVC00769東の空が明るくなってくると、花は閉じ

強い芳香は日の出の頃にはおさまっている、そんな事をくり返した。

DVC00803芳香は南方の花らしい、トロピカルな香りだった。

花穂からは、透明な粘り気のある蜜のような液体もしたたり落ちた。

DVC00798花は次第に輝きを失って、枯れ始め

ベージュ色に枯れて縮れた花びらを床に落とすようになった。

DVC00794最後の写真は、妻が

枯れてみすぼらしくなったと言って

花穂を取ってしまったもの。

最初の写真(1月9日)から

最後の写真(2月8日)まで

およそ、1ヶ月間の出来事だった。

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お気に入りのプラタナス

帯広市内の私の散歩コース(と勝手に決めている)の所どころに

プ6お気に入りの樹が生えている。

帯広市東1条南13丁目付近に生えているプラタナスも、そんな樹の一つだ。

天気のよい時に、写真を撮っていたら

それがもう1年分溜まってきた。

プ71番上の写真は

6月の若葉の頃。

左隣の樹にやや押され気味だ(笑)。

2枚目は

プ8日射しの眩しい7月に撮ったもの。

3枚目は

鬱蒼とした緑陰の8月。

大きな独特の形の葉が満ち満ちている。

4枚目は

プ10天高く爽やかな10月。

少し黄葉が始まっている

5枚目は

枯葉のかなり散った11月。

プ11写真では解りづらいが、よく見ると

丸く可愛らしい実が

沢山ぶら下がっている。

さて

今は、どうなっているのだろう。

昨日からの冷たい雨で、残った葉もおそらく

すっかり落ちて、裸木となっているに違いない。

プ1最後のこの写真は

今年の1月に撮ったものだ。

今年も、もうすぐ師走。

あと1ヶ月もしないうちに

また雪が来て

私のお気に入りのプラタナスの樹も

再びこのような姿になるのであろう。

プラタナスの和名は、鈴懸(すずかけ)の木、という。

   旅の衣は鈴懸の〜

   旅の衣は鈴懸の〜

   露けき袖や〜しをるらん〜

   歌舞伎・勧進帳「安宅の関」


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紋別川

12日は一日中雨。

T町とH町の境界線を、紋別川という二級河川が流れている。

二級河川というのは一級河川よりも小さな流れらしいが

なかなかどうして、この日はすさまじい濁流が流れていた。

紋別川1紋別川に架かる橋には

濁流によって

根こそぎにされた大木が

橋に倒れ掛かっていて

道の一部を塞いでいた。

思わず車を停めて、携帯で写真を撮ったが

激しい濁流の音で、足がすくんだ。

そして

翌日、雨は止んだ。

昼からの往診で、また同じ道を通ったので

あの橋の、倒れた大木はどうなったかな、と思って車を停めた。

紋別川2道を塞いでいた部分は

橋の下流の法会押しやられていた。

自然にそうなったものか

道路管理の機械で押しやったのか

は不明だ。

濁流の水嵩は少し減っていたが

相変わらずの川音がすごくて、やはり足がすくんだ。

こんな大木が数本

根こそぎ削られて、川の中へ流れ出すくらいだから

きっと、数十年ぶりの水嵩だったのだろう。


  梅雨明の力みなぎる川の音   豆作

What is Japanese?

大学時代の教養課程の英語靴亮業。先生はマービン・ミラー先生というたいへん人気のある先生だった。

" What is Japanese ? "

この頃になって、ミラー先生の髭と眼鏡と講義のメインテーマだったこの言葉が、なぜかよく頭に浮かぶようになった。もう20年以上も経っているのにね。

授業では、国籍が日本でも白肌金髪碧眼の人はどうなるとか、東洋人の血液なのに外国籍の人はどうなるのかとか、味噌汁と御飯を愛する人こそJapaneseだとか、いろいろディスカッションさせられたものだ。

でも、結局結論は出なかったはず。ミラー先生も結論より、我々生徒がこのテーマを考え、議論するという事自体を目的に講義を進めていたのだと思う。

国際化社会、グローバリズムが進んだ日本。その流れの中で牛馬の獣医学もその恩恵をこうむり、大きな発展を遂げていることは喜ばしいことである。

獣医学と平行して、酪農や肉畜や馬産などの畜産業も同様に外国の高い技術を取り入れて、大きく発展してきた。これまた喜ばしいことである。

であるわけだけど・・・最近の牛乳の生産調整や、米国産牛肉の輸入解禁や、ばんえい競馬の経営不振、などのニュースを聞くにつけ、まだまだ日本の畜産業は本当に自分の足で立っているんだろうか。確固たる自信の上にこの産業とそれにまつわる文化が発展しているのだろうか。外国の畜産の形だけ真似して外国の環境や精神性の違いを十分理解しているのだろうか。といったような疑問がわいてくるのである。

What is Japanese  (           ) ?

括弧の中に、畜産関係のいろんな言葉を入れて、あれこれ考えて反省してみるのも時には必要ではないかなぁ。

そしてミラー先生は、まだお元気なのだろうか・・・

12月10日の札内川

12.10.12.10.一週間前とは、雪が覆っただけの違いですが・・・晴れて来た・・・このぶんで行くと、昨日の予報を覆して気温がプラスになりそうだ、お天道様のチカラは偉大である

午前10時2分、気温−2℃、水位33.08m

朝の樹々に乗った雪がとても美しかったので、写真だけ撮りに行って来ました、しかしこの時間と気温で、樹々の雪はあっという間に落ちてしまった

 美成在久。悪成不及改。  荘子

 美ノ成ルハ久シキニ在リ、悪ノ成ルハ改ムルニ及バズ

美しくなるには時間がかかる、悪くなるのはたちまちだ・・・

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