ホルスタインの子牛の「顔の色」は白と黒の斑・・・

「顔色」というのは、そういう事ではなくて

子牛の表情、調子、健康の具合のことである。

子牛の下痢、という稟告で往診した酪農家の#さんから

点滴を打ってほしいという依頼を受けた。

BlogPaint「えっと、どの牛かな、これ?」

「いや、それは昨日まで点滴打ってもらって良くなったやつ、それはもういいと思んだけどな・・・」

「うんちも治って固まってるね。なるほど大丈夫そうだ。」

確かに、この子牛は下痢も固まって、平熱になり、元気がよく治癒にしてもよかった。

「えっと、そしたら、点滴打ってほしいやつは、これかな?」

BlogPaint「いや、それも大丈夫だと思んだ・・・それもピンピンしてっから・・・」

診察の結果、この子牛も平熱で、元気に逃げ回り、軟便ながら筋肉注射だけでよいことになった。

「じゃあ、今日初めて診るやつなの?」

「うん、こいつがちょっと、顔色が悪いんだよな・・・」

「顔色、かい・・・」

BlogPaint「あぁ、こいつは何だか顔がシワシワんなってきて、危ねんだよな・・・」

「そうなの?、俺にはどーも良くわかんないけど(笑)」

「いや、こういうやつを放っといて様子見してると、ぐったりきて馱目んなるんだ・・・」

診察の結果、この子牛も平熱で、逃げ回るのだが、水様の下痢をしていた。

「元気はまだあるようだけどね。」

「目の周りや頬っぺたのあたりがシワシワになってんだ・・・」

#さんは、この子牛だけ、モクシをかけて点滴の準備をしていた。

「脱水が始まってるのかもね。」

「あぁ、それに調子悪くなってく奴は、寝てることが多くなんだよな・・・」

子牛の顔色も大事だが

子牛が寝ている時間というもの大事な要素になっている。

ただ、寝てることが多いというのは重要な症状なのだが

脱水の初期の場合は

獣医師が近づくと嫌がって、立ち上がって逃げようとし

獣医師がそれを判断するのは、なかなか難しいものだ。

こういう時は、飼い主さんの稟告がものを言い

それが大方、的確であることが多い。

image私は、♯さんの話を信用し

言われるがままに

最後の1頭だけに、点滴を打った。

きっとこれが取り合えず

この時点の最良の治療であると思った。

子牛の顔色の微妙な変化は

毎日朝昼晩子牛の様子を見ている飼い主さんでないと

なかなか判らないのである。

まぁ・・・飼い主さんの見立ても

色々なのだけど・・・ 

 人気ブログランキング

IMG_2775左の写真の道具を使う

「牛のニコイチ捻転去勢法」

の動画を撮りました

興味のある方は

写真をクリック願います。