9月28日(土)の午後から、

とかちプラザで第17回大とかち俳句賞全国俳句大会が開催された。

IMG_6120といっても、

当日に句会があるわけではない。

本大会の投句は今年の7月10日にすでに締め切られていて、

集まった句が多くの選者によって評価され、

その集計結果が本大会で発表される。

IMG_6121今年は課題句と雑詠句とも500句前後の投句を頂いた。

投句し参加していただいた皆さまには

あつく感謝申し上げたい。

大会当日は

入賞句の披講と

IMG_6114出席していただいた選者の皆さんによる

各特選句の句評

そして入賞者の表彰が行われた。

そして本大会の目玉は

約1時間の講演会である。

今年はその講師が五十嵐秀彦さん。

秀彦さんは今

北海道で最も活躍されている俳人であると思う。

その方の生の公演を聞くことが出来たのは

出席者として、司会者として

とても幸せなことだった。

題は「北海道俳句の未来」。

今年の春に催された北海道立文学館のテーマの

北海道魔俳句はどこからきたのか?

から始まる話は

秀彦さんの北海道俳句に対する深い洞察があった。

後半は北海道俳句の現在と今後の話

そこで圧巻だったのは

秀彦さん自身が立ち上げた俳句集団【itak】の誕生と

今後の北海道の俳句の行方と課題にまで話が及んだ所である。

インターネットの俳句会をいち早く実践し

その経験が俳句集団【itak】を立ち上げる動機になったこと。

さらに俳句集団【itak】は1つの社会実験であり

その先には今衰退の一途をたどっている俳句結社の役割を見据え

新しい俳句界がどうなってゆくのかを

IMG_6116独自の視点で語られた内容は

芸術分野での辺境という考え方や

ヨーロッパの北方詩学まで参考にしながら

まさに圧巻だった。

秀彦さんの話が魅力的なのは

話されている事のほとんどが

ご自身の体験と果敢な実践に裏付けられているからだ。

それが強い説得力を持って

我々の心に響いてくるのだ。

秀彦さんには心から感謝申し上げるとともに

今後もその飽くなき実践によって

我々を啓発し続けて欲しい

と思った。


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