北海道のインスタント焼きそば界は、

マルちゃん(東洋水産)王国が依然続いているが、

そこへ数年前から、

関東地方に拠点を持つペヤング(まるか食品)が、

コンビニエンスストアーを中心に攻撃を仕掛けて、

あえなく退散したかと思えば、

再びまた新しい商品が上陸する、

ということが繰り返されている。

その経緯は

このシリーズでレポートしている通りである。


(1) 先陣は2年前の衝撃的な「納豆やきそば」

(2)「基本バージョン」の大手スーパー店頭での大量売り込み

(3) 数ヶ月前に見られた前代未聞の「カレー+納豆バージョン」

(4)巨大なペヤング「ソースやきそば」の「超大盛」バージョン

(5)エビ好きの日本人の心をくすぐる「海老」バージョン

(6)「たらこ」の戦い

(7)あっと驚く前代未聞の「スカルプD」やきそば

(8)北海道人の胃袋を鷲掴みにする「ジンギスカン」バージョン

(9)ガチで激突した「激辛」バージョン

(10)長期戦を挑んでいる「かきあげ」バージョン

(11)消費者に喧嘩を売るのか?!「超超・ギガマックス」

(12)マルちゃん側の勇み足

(13)さわやか南国の「沖縄MAXゴーヤ」バージョン

(14)世にも不思議な「ソース・ラーメン」!

(15)胸やけ必至の「豚脂」バージョン

(16)香り高き「黒ゴマMAX」バージョン

(17)「インスタント焼きそば戦国時代」に突入!!!

(18)これは前衛芸術だ!「アップルパイ味」!(◎_◎;)


シリーズ(17)でも触れたように

最近はペヤング執拗な攻撃を見て

勇気を得たのか

ペヤング以外の会社の製品が

様々な新しい焼きそばを考案しては

マルちゃん王国北海道の店頭に

その姿を並べ立てるようになった。

いまや「インスタント焼きそば戦国時代」である。

コロナ禍の巣ごもり需要が

この戦国時代の

後押ししているとも考えられる。

IMG_1093そんな中で

暗躍してキラリと光る刺客のような

ペヤングの新製品をご紹介したいと思う。

名付けて「BlaKSpicY SeaFood(ブラックスパイシーシーフード)」!

パッケージのデザインは

ホラー映画の字幕のような

お化けか妖怪が出てきそうな

ハロウインを意識しているわけではいだろうが

そんな雰囲気を醸し出している。

IMG_1094包装を解くと

色も麺もソースもかやくも

意外と普通である。

かやくを入れてお湯を入れて

湯切りをしてソースを入れてかき混ぜると

麺の色がほとんど変わらない

IMG_1095ベースは塩味である。

そこへふりかけをかけると

スパイスの香りがプーンと立ち上った。

鼻腔を刺激する良い香り。

ふりかけスパイスも軽く混ぜて

一口目を含んでみる。

IMG_1097「・・・あれ、普通・・・」

単なる塩味シーフードの

ありふれた味に感じて

二口目を箸に取った頃

「・・・おっ、キタ・・・」

スパイスの辛味が

脳の味覚野を直撃。

IMG_1098「・・・この辛味は、なんか違うぞ・・・旨い・・・」

今までの

ここの手の焼きそば群が追求してきた辛味というのは

まずほとんどすべてが

唐辛子の辛味であった。

いわゆる激辛タイプの辛味は

キムチ味に代表されるような

すべて赤唐辛子系の辛さだった。

ところが

この「BlaKSpicY SeaFood(ブラックスパイシーシーフード)」の辛味は

IMG_1099赤唐辛子ではなく

ホワイトペッパーとブラックペッパーという

洋食系の辛さである。

爽やかで意外に強い辛味と

数種類のシーフードが

程よくマッチングして

新しみを出している。

見た目は少し地味ながら

IMG_1100実際に食べた味が新鮮なのだ。

派手な見た目や

意外な取り合わせや

奇をてらったコンセプトの多い

ペヤングシリーズの中で

この「BlaKSpicY SeaFood(ブラックスパイシーシーフード)」は

しっかりと味で勝負している

ストレート勝負の

とても好感が持てる製品

と言えるだろう。


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