乳牛の仔牛の角(つの)を取り除く、
いわゆる除角作業は、
獣医師にとって
あまり気持ちの良い仕事ではない。
飼主の酪農家にとっても
可愛がって育てて来た仔牛に
痛く辛い思いをさせるので
しばらくは飼主を警戒して
寄り付かなくなることもあるというから
きっと嫌な仕事であるに違いない。
我が町の一部の酪農家は
有志で除角チームを作って
年に何回か各家を巡回して
の仔牛の除角を
一気にやってしまうというシステムを作っている。
一件ごとでは負担の大きい嫌な仕事も
チームで済ませれば効率が良というわけだ。
そんな折
新聞にこんな記事が出ていた。
ジェネティクス北海道が
無角牛の精液の販売を開始した
という。
2頭の種牛の写真が載っていて
「エクセルシア GH カイザー ET」
の仔牛は必ず無角になり
「ディベロップ ミスターP ET」
の仔牛は50%の確率で無角になる
という。
牛の遺伝子の改良もここまで来たか
という感じである。
これは
酪農家にとって朗報だろうと思う。
獣医師にとっても
気持ちのよくない仕事が減るというのは
悪いことではないと思う。
牛の立場から考えても
痛い思いをする事がなくなるので
有り難いのかもしれない
だが
牛という生物の自己防衛の武器である
角が生えてこないのは
牛という動物種にとって
侘しく悲しいことかもしれない。
欧州の動物福祉の観点から考えれば
こういう精液の登場は
好ましいことなのだと思う。
しかし
南アジアのヒンズー教の観点から考えたら
こういう精液の登場は
神に手を加える行為として
好ましく思われないかもしれない。
日本に住む
私個人としては
「種なしスイカ」と同じように
「角なし牛」が出回るのかな
という感じである。


YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
いわゆる除角作業は、
獣医師にとって
あまり気持ちの良い仕事ではない。
飼主の酪農家にとっても可愛がって育てて来た仔牛に
痛く辛い思いをさせるので
しばらくは飼主を警戒して
寄り付かなくなることもあるというから
きっと嫌な仕事であるに違いない。
我が町の一部の酪農家は有志で除角チームを作って
年に何回か各家を巡回して
の仔牛の除角を
一気にやってしまうというシステムを作っている。
一件ごとでは負担の大きい嫌な仕事も
チームで済ませれば効率が良というわけだ。
そんな折
新聞にこんな記事が出ていた。
ジェネティクス北海道が無角牛の精液の販売を開始した
という。
2頭の種牛の写真が載っていて
「エクセルシア GH カイザー ET」
の仔牛は必ず無角になり
「ディベロップ ミスターP ET」
の仔牛は50%の確率で無角になる
という。
牛の遺伝子の改良もここまで来たか
という感じである。
これは
酪農家にとって朗報だろうと思う。
獣医師にとっても
気持ちのよくない仕事が減るというのは
悪いことではないと思う。
牛の立場から考えても
痛い思いをする事がなくなるので
有り難いのかもしれない
だが
牛という生物の自己防衛の武器である
角が生えてこないのは
牛という動物種にとって
侘しく悲しいことかもしれない。
欧州の動物福祉の観点から考えれば
こういう精液の登場は
好ましいことなのだと思う。
しかし
南アジアのヒンズー教の観点から考えたら
こういう精液の登場は
神に手を加える行為として
好ましく思われないかもしれない。
日本に住む
私個人としては
「種なしスイカ」と同じように
「角なし牛」が出回るのかな
という感じである。

YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
「ポコペンチャンネル」へチャンネル登録も
していただけると嬉しいです!
詳しくはFMウイングのHPへ。

左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして










今の我が家は、10年近く前の農業新聞の記事を参考に、獣医師に依頼して、立位鎮静、局所麻酔を実施して除角しています。
独りよがりかもしれませんが、牛への負担、人の精神への負担は相当量減ったと思います。