先週の土曜日は寒波がやって来て、
雪が数センチ降った後の晴天になった。
この日はたまたま、
写真家と書家の方々と一緒に、
T.A.L.(Tokachi Art Links)のコラボ展のため、
太平洋沿岸のトーチカを見に行くことになっていた。
大樹町の旭浜に埋もれつつあるトーチカ数基と
広尾町の豊似川河口付近に崩れつつあるトーチカ数基の
来年に向けての取材である。
トーチカを見るのは
約2年ぶりだった。
寒冷前線が通過した後の
非常に寒い日だったが
新雪が程よく積もった後の
美しい日となった。
はじめに旭浜のトーチカを見て
その後
豊似川河口付近のトーチカを見に
車を走らせていると
トーチカのあるあたりの浜辺に
大きな鳥がたくさん飛んでいるのを見た。
鷲だった。
よく見ると
尾だけが白いオジロワシと
尾と肩が白いオオワシと
それぞれ番いで数組
浜辺から沖へと
舞い上がって去ってゆくのが見えた。
鷲たちを見送りながら
浜辺に埋もれたトーチカ数基の近くを歩いていると
狐の足跡とウサギの足跡に混じって
なにやら不思議な足跡があった。
鳥の足跡だった。
最初はカラスの足跡かと思ったが
それよりはずっと大きく豪快だった。
よく見ると
豪快な足跡の左と右に
数本の爪で引っ掻いたような筋があった
羽の跡だった。
豪快な足跡と
その左右の羽の跡が
連続して
波打ち際をめがけて進み
その先は海の波に消されていた。
これは鷲たちが
海へ向かって羽ばたいてゆく
助走の跡だった。
鷲たちの助走の跡が
新雪の上に
生々しく刻まれているのだった。
その時
ふと
なにやら生臭い匂いが鼻をついた。
その匂いの方を振り返って見ると
体長2メートルくらいの
黒くて長い物体が横たわっていた。
赤いあばら骨があらわになり
その先端は平たい尾鰭だった。
もう一方の先端をよく見ると
細い上下の顎に鋭い歯が並んでいた。
イルカだろうか?
と思っていると
同行の写真家の山下さんが
クジラではないだろうか?
と言った。
もし
海獣に詳しい方が
この写真をご覧になっていたら
教えていただきたいと思う。
鷲たちは
この海獣の死体を
食べていたのだ。


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雪が数センチ降った後の晴天になった。
この日はたまたま、
写真家と書家の方々と一緒に、
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太平洋沿岸のトーチカを見に行くことになっていた。
大樹町の旭浜に埋もれつつあるトーチカ数基と
広尾町の豊似川河口付近に崩れつつあるトーチカ数基の
来年に向けての取材である。トーチカを見るのは
約2年ぶりだった。
寒冷前線が通過した後の
非常に寒い日だったが
新雪が程よく積もった後の
美しい日となった。はじめに旭浜のトーチカを見て
その後
豊似川河口付近のトーチカを見に
車を走らせていると
トーチカのあるあたりの浜辺に
大きな鳥がたくさん飛んでいるのを見た。
鷲だった。よく見ると
尾だけが白いオジロワシと
尾と肩が白いオオワシと
それぞれ番いで数組
浜辺から沖へと
舞い上がって去ってゆくのが見えた。鷲たちを見送りながら
浜辺に埋もれたトーチカ数基の近くを歩いていると
狐の足跡とウサギの足跡に混じって
なにやら不思議な足跡があった。
鳥の足跡だった。
最初はカラスの足跡かと思ったが
それよりはずっと大きく豪快だった。
よく見ると豪快な足跡の左と右に
数本の爪で引っ掻いたような筋があった
羽の跡だった。
豪快な足跡と
その左右の羽の跡が
連続して波打ち際をめがけて進み
その先は海の波に消されていた。
これは鷲たちが
海へ向かって羽ばたいてゆく
助走の跡だった。
鷲たちの助走の跡が
新雪の上に生々しく刻まれているのだった。
その時
ふと
なにやら生臭い匂いが鼻をついた。
その匂いの方を振り返って見ると
体長2メートルくらいの
黒くて長い物体が横たわっていた。
赤いあばら骨があらわになり
その先端は平たい尾鰭だった。
もう一方の先端をよく見ると
細い上下の顎に鋭い歯が並んでいた。
イルカだろうか?と思っていると
同行の写真家の山下さんが
クジラではないだろうか?
と言った。
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鷲たちは
この海獣の死体を
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ミンククジラはひげクジラですから、やっぱりイルカなんじゃないですか?