今からちょうど10年前の2013年2月、

私はこのブログにこんな記事を書いていた。

 『地産地消』と『弱肉強食』


というタイトルで、

そこに載せた写真が、

帯広市内にある十勝農協連ビルの、

駐車場の一角にある大きな立て看板だった。

その写真を

ここにもう一度アップしておきたい。

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これはTPP(環太平洋パートナーシップ協定)

に強く反対する声を代表する立て看板である。

8a7fac3d-s当時は十勝農協連をはじめ

多くの農家や我々のような関係団体が

TPPに強く反対していた。

しかし

そんな運動も虚しく

TPPは結局

日本の農業にとって

日本の酪農家にとって

不利な条件で

加盟することになった。

その後

日本の酪農は10年近く

TPPの不利をそれほど感じることなく

農政の方針に乗って

牛の飼料や資材や燃料などを

大量に海外から輸入して

経営規模を拡大してきた。

 そして今

世界情勢が変化して

日本の酪農が

かつてないほどの危機を迎えている。

もう一度

写真の看板の文字を

よく見ていただきたい。

「TPPで皆さんの食卓が大ピンチ」 

「食の安全✖️」 

「安定供給✖️」 

酪農に関して

IMG_4959 2これを具体的に言えば

乳製品の輸入の関税を下げられ

チーズなどの乳製品の

輸入が促進される。

IMG_4963自国の酪農が

これほど苦しんでいる

にもかかわらず

外国からの乳製品を

平気で安く買い入れて

IMG_5089外国の酪農を助けている

その原因になっているのが

10年前に

多くの酪農家の反対を押し切って

政府が加盟を決めた

TPPなのである。

当時の農水相

当時の農水省 

当時の農政を進めてきた方々は

今の現状を見て

どう思っているだろう。

少しは

責任を感じておられるのだろうか。 

 
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