価格の優等生と言われ続けた「たまご」が、
鳥インフルエンザの蔓延によって、
とうとう優等生を返上して、
普通の食品と同じように、
値上がりし、
どうやらその値段は、
元に戻りそうにない。
消費者側からすれば
「たまごよ、お前もか・・・」
という嘆かわしい気持ちだろう。
しかし
生産者側からすれば
「値上げは当然・・・」
ではないかと思う。
鶏卵の生産は
コストを削りに削って
生産の効率化を追求して来た。
その努力は涙ぐましいものがあるが
数年前の
鶏卵会社の社長の
農水大臣への賄賂の発覚
などのニュースでもわかるように
アニマルウェルフェアを無視し
鶏という生物に対して
過剰な負担を強いる
生産体制を
長年の間
続けてきたという側面がある。
鳥インフルエンザによる
採卵鶏の大量の殺処分も
過度と言えるまで集約され
効率化が追求されてきた生産体制の
弱点が露呈し
足元をすくわれてしまった
と言って良い出来事だった。
先日の記事は
そんな大規模に集約されてきた生産体制を
見直さなければならないという内容だった。
スケール「メリット」を追求してきた鶏卵の生産が
スケール「デメリット」に遭遇し
方針変更を考え始めたのである。
この方向で生産体制の見直しが進めば
たまごの小売価格は
元のような値段には戻らないだろう。
私は
このことは
「たまご」に限った話ではない
と思っている。
すでに「牛乳」でも
値上がりが始まり
今後さらなる値上がりが懸念されている。
その根本は
スケール「メリット」を追求してきた
生乳の生産体制にあり
その弱点が
いま露呈しつつある。
私はそれを何年も前から
このブログで散々申し上げてきた。
このことは
「たまご」や「牛乳」
ばかりではなく
その他の畜産物で
いや
全ての農産物で
全く同様の危機が
訪れるだろう。
いま我が国の農業は
スケール「メリット」が
スケール「デメリット」へと
変わってゆく
曲がり角に来ているのだ。


YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
鳥インフルエンザの蔓延によって、
とうとう優等生を返上して、
普通の食品と同じように、
値上がりし、
どうやらその値段は、
元に戻りそうにない。
消費者側からすれば
「たまごよ、お前もか・・・」
という嘆かわしい気持ちだろう。
しかし
生産者側からすれば
「値上げは当然・・・」
ではないかと思う。
鶏卵の生産は
コストを削りに削って
生産の効率化を追求して来た。
その努力は涙ぐましいものがあるが
数年前の
鶏卵会社の社長の
農水大臣への賄賂の発覚
などのニュースでもわかるように
アニマルウェルフェアを無視し
鶏という生物に対して
過剰な負担を強いる
生産体制を
長年の間
続けてきたという側面がある。
鳥インフルエンザによる採卵鶏の大量の殺処分も
過度と言えるまで集約され
効率化が追求されてきた生産体制の
弱点が露呈し
足元をすくわれてしまった
と言って良い出来事だった。
先日の記事は
そんな大規模に集約されてきた生産体制を
見直さなければならないという内容だった。
スケール「メリット」を追求してきた鶏卵の生産が
スケール「デメリット」に遭遇し
方針変更を考え始めたのである。
この方向で生産体制の見直しが進めば
たまごの小売価格は
元のような値段には戻らないだろう。
私はこのことは
「たまご」に限った話ではない
と思っている。
すでに「牛乳」でも
値上がりが始まり今後さらなる値上がりが懸念されている。
その根本は
スケール「メリット」を追求してきた
生乳の生産体制にあり
その弱点が
いま露呈しつつある。
私はそれを何年も前から
このブログで散々申し上げてきた。
このことは「たまご」や「牛乳」
ばかりではなく
その他の畜産物で
いや
全ての農産物で
全く同様の危機が
訪れるだろう。
いま我が国の農業は
スケール「メリット」が
スケール「デメリット」へと
変わってゆく
曲がり角に来ているのだ。

YouTube「ポコペンチャンネル」のアーカイブ配信
ぜひご覧ください。
「ポコペンチャンネル」へチャンネル登録も
していただけると嬉しいです!
詳しくはFMウイングのHPへ。

左の写真の道具を使う
「牛のニコイチ捻転去勢法」
の動画をYouTubeにアップしています。
ここを→クリックして










ウェルフェアなんてロマンチズムなんてものではなく、あのレベルの感染力では制御できないくらい飼い過ぎたのではないですかね。
ヒトのCOVID2019もそういう感じだったのではないかと思います。
最後まで侵入が確認できなかった自治体ではあらゆるクラスターレベルで伝播しにくい人口密度が形成されていたのではないかと思います笑
円安で大豆や小麦も国産利用が増えているみたいです。
これは海外で大規模に作らせたほうが安いというスケールメリットの消失したせいなのでしょう。
しかし為替とか感染症のリスクに追い掛け回されてのおざなりな値上げでは品質がなおざりですね。
高付加価値を従前より追及してきた生産者にとってはもしかするとどこ吹く風、なのかも知れません。