まさか、これほど早く記録が塗り替えられるとは

思ってもみなかった。

昨日、X線フィルムの現像に

隣町の東部支所の診療所へ行った時

O獣医師とS獣医師が

「安田さん・・・低カルシウム選手権、記録出ましたよ・・・」

と言ってカルテのコピーを出してくれた。

その中に記されていた血液検査結果が

IMG_6845これである。

血中カルシウム濃度

2.5(mg/dl)

「・・・おおー、これは!」

「2月4日初診なので、ひと月前です・・・」

「・・・すごい、新記録更新!・・・で牛は」

「元気になりましたよ・・・」

「・・・おおー、素晴らしい」

IMG_6845




カルテ病名は

腸炎・出血性腸症候群だった。

お産は昨年の10月28日だった。

産後の疾病ではなく

泌乳最盛期に多いHBSによる

腸管の吸収障害が原因と思われる症例だった。

そんな牛が今回

血中カルシウム濃度

2.5(mg/dl)

数字をマークしたのだった。

今回の新記録更新が

産後の乳熱ではなく

泌乳最盛期のHBS(出血性腸症候群)

の牛でなされた

ということが

とても興味深く

意味のあることのように思えた。

そういえば

前回の記録更新をした牛も

分娩直後の乳熱ではなく

腸管の異常による

吸収障害が疑われる症例で

カルテ病名は

腸炎だった。

この事実は・・・

乳牛の血中カルシウム濃度が

激しく低下するメカニズムの解明に

何かヒントを与えるものではないだろうか・・・

さらに症例が増えることを期待したい。

そしてさらに

このブログをご覧の獣医師の皆さん

もし

牛の血中カルシウム濃度が

今回の最低記録

2.5(mg/dl)

に肩を並べるか

それを下回る数値を

経験した方がいたら

引き続き

私の方へご一報をいただきたい!


低カルシウム選手権(1)

低カルシウム選手権(2)
  
低カルシウム選手権(3)


  ※     ※      ※


豆作の「のったり俳句ひねもーすチャンネル」

IMG_6056IMG_6058







句会の動画をアップしています♪

どうぞご覧ください!↓

YouTube動画「第1回くしろ元町フットパス句会」


よろしければ

チャンネル登録や評価なども

どうぞ、お願いします!(^^)