北の(来たの?)獣医師

北海道十勝地方で牛馬を相手に働く獣医師の最近考えていることを、 散文、韻文、漢詩 でつづったものです。

定点観測

「葉桜」in 十勝

北海道十勝地方も、

IMG_3703花の季節は、

あっという間に過ぎて、

一気に、

初夏の佇まいになって来た。

山は新緑の色となり

街の木々も遅速はあれど

皆それぞれに若葉を広げ始めている。

そんな新緑の中でも

北海道らしい美しい新樹といえば

白樺の新樹だろう。

白い幹に眩しい緑は

北の初夏の定番の風景だ。

ただし白樺は伸びるのが早く

IMG_3740大きくなる割には寿命が短く

街の中心部に生やすのは管理を含めて難しく

白樺並木はもっぱら郊外にあることが多い。

市街にあって目立つ新樹といえば

やはり桜だろうか。

IMG_3748桜は満開の後も

「余花」、「残花」、と愛され

花の時期が終わっても

「桜しべ」、「葉桜」、「桜んぼ」などの季題が

歳時記に載っている。

さらに秋になれば

IMG_3755「桜紅葉」は

季節の先駆けである。

桜の木というのは

他の木に比べて

変わってゆく姿が派手であり

抜群の存在感がある。

IMG_3770木の中で最も

「目立ちたがり屋」

の木なのではないか

と思えてくる。

我が家の桜の木の

「葉桜」になってゆく姿を

よく見ると

微妙な色の変化がある。

その変化を観るのも

なかなか楽しいものである。


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我が家の桜の春の雪

3月5日の昼を過ぎても、

十勝地方は青空が見えて、

薄日のさす暖かい午後だった。

それが夕方になると

あっという間に厚い雪雲が空を覆い

細かい雪が一斉に降り始め

その雪は密度を増やしながら

大粒の激しい雪となり

数時間の間に

10センチ以上の積雪になった。

午後8時頃になると

降りしきっていた雪の勢いが

急に弱まり

灰色だった空が

藍色に変わって

雪はあっさりと止んだ。

完全に止んだのを見計らって

家の周りの雪掻きを始めると

IMG_3420桜の木に積もった雪が

街路灯に照らされて

真っ白な枝を輝かせていた。

夜が明けて

空が白んでくると

靄が町を覆っていた。

風が弱いので

我が家の桜の枝に積もった雪も

ほとんど飛ばされることなく

IMG_3422昨夜の姿と同じように

白い枝に雪を抱いていた。

朝飯を食べて

出勤準備をしていると

家の窓が明るくなり

朝日が差してきた。

車のエンジンをかけて

出勤する時には

空はすっかり晴れて

6E67E4A9-CE61-4C56-B982-C52F1C48F88B抜けるような青空になっていた。

その時我が家の桜の木も

朝日を一杯に浴びて

気持ちよさそうに

枝に積もった雪を

輝かせていた。


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大楡の四季

国道38号線沿いの、

帯広市内の東端。

渡辺勝入植の地の傍の、

水光園への入り口付近に、

IMG_2057大きな楡の木が、

国道へはみ出しながら、

堂々と生えているのは、

帯広市周辺に住む人ならば

誰でも知っているのではないかと思う。

この大楡の木は

かなりの樹齢であり

幾たびか剪定されたり

IMG_2313割れそうな所が保護されたり

朽ち始めた部分が修復されたり

しているので

おそらく

公的機関が予算を出して

保存をしていると思われる。

しかし

帯広市街のもっと中心部にある

IMG_2813同じような大木には

「指定樹木」

の看板が添えられているのだが

この大楡の木には

そのような看板は添えられていないので

もしかすると

ちゃんと保護されている樹木ではない

のかもしれない。

IMG_3238生えている場所が

国道にかかってしまっているから

この大楡の木の所有権!?は

もしかすると

帯広市ではなく

国なのかもしれない。

先日話題にした

太平洋岸に点在する

戦時中のトーチカなどと同様に

歴史的な建造物や

樹齢の長い大木などは

それらにまつわる

所有権とか

管理責任者とか

その帰属のことが問題になる。

それは仕方がないことだが

そういう問題は

人間社会から見た場合の問題に過ぎないのであって

もともと

この大地に根を張って

何百年もの間

生き続けている

この大楡の木にとっては

ただ単に

迷惑な話

であるのかもしれない。

 
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朝顔

我が家の物置の裏は雑草だらけだったので、

春先にラウンドアップという除草剤を撒いて、

シバクサやタンポポやアカザなどを、

全て枯らしておいてすっきりとしていた。

ところが

その後6月の末頃から

朝顔の双葉が

あちこちにあらわれ

双葉のあとに本葉を出し

本葉を伴いながら長い蔓を伸ばし

狭い裏庭のあちこちをまさぐるようになった。

蔓が隣の株の蔓に絡まり

ぐちゃぐちゃになってきたので

蔓に巻きどころを作ってやろうと

細い竹竿を6本ほど立ててみた。

すると朝顔の蔓たちは

ここぞとばかりに竹竿に絡みはじめ

大きな本葉を広げながら

竹竿をぐんぐんと登ってきた。

竹竿を登りきった蔓の先が

また所在無く空をまさぐるようになったので

IMG_2561竹竿の先に紐をつけて

その紐を物置の屋根の部分まで到達させた。

すると蔓たちは喜ぶようにその紐に巻きつき

さらにぐんぐんと登っていった。

蔓の先が物置の屋根に達する

IMG_2576八月の下旬の頃

朝顔たちは毎朝

ピンクと紫の花をたくさん咲かせるようになった。

咲いた花たちは午後には萎れはじめ

夕方には完全に下を向いて凋んでしまうのだが

IMG_2583次の日の朝には

またたくさんの花が咲いていた。

そんな花の日々が

九月いっぱいまで続いた。

十月に入ると

IMG_2675朝が冷え込むようになり

花の勢いがなくなり

花の大きさが急激に小さくなった。

花の数も少なくなり

葉の色も黄色味がかってきた。

IMG_2746十月の中旬に

数日の長雨があった。

その雨が上がりそうになったある朝

裏庭の朝顔を見ると

花はもちろんのこと

IMG_2763葉がことごとく黒ずんで

雨に打たれて下向きになり

全ての葉が茹でたお浸しのように

蔓からぶら下がっている状態になった。

雨が完全に上がり

IMG_2766青空の下で

萎れた朝顔の蔓と葉を

カラカラに乾かすような

冷たい風が吹くようになった。

雨が降っては止み

IMG_2786空が晴れては風が吹き

朝顔の蔓と葉は

その繰り返しの中で

どんどん乾燥していった。

そして今朝

蔓をよく見ると

花の後の萼の中に

真っ黒な種を

宿していた。


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鰯雲(いわしぐも)・・・

先月の8月26日の夕方、

十勝地方の大空の一面を覆うように、

広大な鰯雲(いわしぐも)、

別名、鱗雲・鯖雲・ひつじ雲・巻積雲、

IMG_2502が出ていた。

ちょうど勤務時間の終了する頃だったので

診療車を車庫にしまうついでに

携帯を空に向けて

写真に撮っておいた。

この日の鰯雲はあまりにも大きくて綺麗だったので

IMG_2503十勝地方に住んでいる多くの人たちが

夕方の空を見上げて

写真を撮っていて

SNSなどで沢山アップされているが

私もその例外に漏れず

ここにその写真をアップして

記録を残しておこうと思う。


 鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨


IMG_2506石田波郷、中村草田男、と共に

「人間探求派」

と呼ばれた三大俳人の一人

加藤楸邨の一句を

実際に鰯雲を頭上に見ながら

味わっていると

様々な思いが交差してくる。

IMG_2507人に告げるべきではないこと

は誰の心の中にも

あるだろう。

告げたくても告げられないこと

言いたくても言えないこと

言ってはいけないこと

IMG_2508そのことが

なぜ

鰯雲なのか。

頭上に広がる鰯雲を見ていると

楸邨のような

多くの門弟を持ち

多くの人と付き合いのある俳人は

IMG_2509自分の発した言葉が

鰯雲のように

数えきれない人々の心に届き

感動を与えるばかりではなく

色々な影響を与えてしまうことを知り

ちょっと恐ろしいような

不安な心持ちを抱いたのだろうか。

美しい鰯雲に

無限の不安と自省と

悲しみさえも

感じさせる一句。


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お気に入りの白樺並木

我が町の糠内地区は、

AB8BE474-3CAE-4BA7-A1D4-B3A337307C1A盆地になっていて、

十勝管内でも有数の、

寒暖の差の激しいところである。

厳寒期には

十勝で最も気温の下がる陸別地区と

5A420F2A-43BD-4590-99D6-2AE8B7D68AA4肩を並べるほど気温が下がり

マイナス25℃を下回ることはザラである。

夏期には

逆に気温が上がり

プラス30℃以上になることはザラである。

そんないかにも十勝らしい場所の

BA8DE598-F415-4F04-B7A1-CB8F4807E927ど真ん中あたりに

私のお気に入りの

白樺並木がある。

中糠内地区のメインの通りを

南へ向かって走ると

向かって左側の

IMG_0440丘陵地帯へ伸びる砂利道が

背骨から分岐する肋骨のように

何本も左へ出ている。

そのちょうど中間あたりの

東へ伸びる砂利道沿いに

この白樺並木はある。

11361714-C592-4088-86DA-88DC3D015BCB天気の良い日も

天気の悪い日も

春夏秋冬

この白樺並木は

様々表情を見せて

往診が終わった後の

私の心を癒してくれていた。

0CACFD30-2C9B-4644-9577-AE8ADD40CDC8ところが

去年だっただろうか

いつものように何気なく

往診の帰りに

白樺並木のある場所へ差し掛かった時

なんとなく

いつもと違って

眺めが良過ぎて

なんとなく物足りないような気がした

と思って

西側へ入る砂利道の分岐で

ハンドルを切った。

すると

「あれっ、無い・・・。」

丘陵へ向かう砂利道の

左の路肩に並んでいる

私のお気に入りの白樺並木が

21D2247D-E392-413B-8E42-1FCB11A0BC44消えていた。

車を止めて

左の路肩を覗いてみると

そこには

等間隔で

白樺の切り株が

並んでいるばかりだった。

560740CD-B6FC-4F50-877B-2AEFD1754E1F毎年

雨の日も風の日も

春夏秋冬

私の目を楽しませてくれた

白樺並木が

全て伐採されていた。


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柏(かしわ)の木の目覚め

我が町の往診先の牧場や、

その途中の野山には、

人の心を奪うほどの、

みごとな樹木が、

いたるところに立っている。

その中の一つに

Ν牧場のチーズ工房の前に立つ

IMG_2131柏(槲・かしわ)の大木は

外すことはできない木である。

約一年前に

菅田将暉が主演した映画「糸」の

ロケにも使われた牧場の

ほぼ中心部に生えている。

IMG_2132おそらくこの木は

映画に出演(?!)

しているはずである。

そんな柏の大木が

ゆっくりと芽吹き

目立たぬ花を咲かせていた。

IMG_2133初夏の時期の

この木の姿を撮るのは

私は初めてだったが

盛夏の頃や

木枯しの頃や

根雪の頃に

Ν牧場へ往診に行った帰りなどに

IMG_5643ついつい心を奪われて

この木の前に車を止めて

そのみごとな枝振りの姿を

携帯カメラに収めていた。

それぞれの写真を

こうして並べてみると

IMG_4736この柏の大木が

毎日毎日

刻々と変わってゆく時の中で

自らもその姿を

少しづつ刻々と変えているのが良く分かる。

この柏の大木も

IMG_3204私も

同じ町内で

花を咲かせては落ち

風に吹かれては止み

雪に覆われては解け

少しづつ成長しては老いてゆく

と思うと

IMG_3147何やらこの大木が

とても親しく感じられる。

この大木の

樹齢は何年なのだろう?

数百年は生きながらえているはずだから

江戸時代の生まれだろうか?

IMG_1631そう思うと

この大木は

地上の生き物として

大先輩ということになる。

目の前に立つと

思わず

畏敬の念が

湧いて来るのだ。


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我が家の桜

最近は、

毎年書いているのかもしれないが、

我が家の桜が満開になった。

IMG_1998先週の土曜日(4/24)に、

帯広市の桜の開花宣言が発表された時

我が家の桜は

すでにこの写真のように

ほぼ満開に近い状態で咲いていた。

そして

その2日後の月曜日(4/26)には

IMG_2016さらに花を開き

朝の光を受けて

眩しく咲いて

通りがかりの

人の目を引いていた。

我が町の

幕別町札内地区では

おそらく

最も早く満開になる桜

として

知らるようになった。

我が家の桜が

満開になるのは

この季節の

私の

ひそやかな

楽しみである。


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桜紅葉(さくらもみじ)蔦紅葉(つたもみじ)

我が家の、

庭などとはとても言えぬ程の、

猫の額ほどのスペースに

20年ほど前に植えた桜の苗木が、

花を咲かせるようになったのは、

植えてから10年以上経ってからだった。

それから毎年

春になると花をたくさんつけて

4月の末からいち早く人の目を楽しませてくれる桜として

少しづつ伸びつつ太くなりつつ

生きながらえてきた桜の木。

IMG_1117そんな桜の木は

毎年秋になると

葉が紅葉(黄葉)して

どっさりと落ち葉になり

それが家の前に溜まりに溜まって

邪魔者扱いになっていた。

IMG_1118しかし

今年は

そんな邪魔者だった桜紅葉が

なかなか美しいものなのではないかと

気づかされる姿になった。

桜もみじ自体の色も良くなっているが

IMG_1121それに加えて

色を美しく演出しているのが

いつの間にか家の壁を這いはじめた

蔦(つた)の葉である。

ここ数日

朝の新聞を取りに

家の前に出ると

朝日に映えた桜紅葉と

蔦紅葉が

私の目を楽しませてくれている。

桜の木というのは

成長すると

まずは花こそ美しく

誰の目にも止まる存在になるが

夏を過ぎて

秋も深まると

また桜紅葉として

行く人の目を楽しませてくれる存在になる。

なかなかに

多芸な木であると

感心する

今日この頃である。


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2020年、10月3日(土)〜12月19(土)

毎週土曜日の19時〜YouTube「ポコペンチャンネル」生配信と

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「秋晴」は何処に?

今日は9月15日、

9月のど真ん中、

いつもの十勝地方であれば、

自慢の広い大空に、

爽やかな「秋晴」を仰ぐことのできる、

とても気持ちの良い季節である・・・はずなのだが、

今年は・・・いや、今年も、

十勝の空は

期待通りの天気になってくれないようだ。

9月に入ってから

30℃越えの猛暑が続き

空が晴れても蒸し暑く

「秋晴」とは言い難い

蒸し蒸しとした晴天だった。

IMG_0920台風がやってきても

その台風の

進路は大きく西へ逸れて

中国大陸で消滅してしまい

北海道の東海上へは到達しないものばかり。

そのおかげで

太平洋から湿気の強い暖気が

幾度も北海道までやってきた。

IMG_0919ところが

そんな日が

しばらく続いたと思いきや

今度は

秋雨前線が

北海道の南にかかり始め

北海道は何日も厚い雲に覆われ

日中の気温が一気に下がり

昨日の最高気温などは13℃だった。

IMG_0924今朝の空も

厚い雲が広い空を覆って

肌寒い朝を迎えている。

爽やかな「秋晴」

いったい何処へ行ってしまったのだろう?

あと1週間もすると

秋分の日を迎え

昼と夜の長さが逆転し

空の主役は夜へとシフトしてゆく。

さらに急に寒くなって

雪などが降らなければ良いのだが・・・


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静かだった、桜の季節

北海道に桜前線が北上してくるのは、

IMG_03004月の下旬。

十勝地方にそれがやってくるのは、

北海道の中では早い方である。

まずは渡島・檜山地方

次に胆振・日高地方

IMG_0314そして石狩・十勝地方

その後に上川・留萌地方

そしてオホーツク・宗谷地方

最後は釧路・根室地方

順番は毎年少し前後するようだが

IMG_0330概ねそのような流れで

桜の開花の季節が通り過ぎてゆく。

北海道の桜は主に

エゾヤマザクラであり

花が開くことわずかに遅れて

IMG_0346すぐ葉も出てきて

緑の葉桜に変わるスピードが早い。

花が散り終わる前に

あっという間に

葉桜になってゆく。

IMG_0382私が40年前に十勝へ移り住んだ時

そんなエゾヤマザクラの姿に

ちょっと違和感があったが

今ではそのエゾヤマザクラの

野性味のある咲きっぷりに

心から酔いしれるようになった。

今年の桜のシーズンは

新型コロナウイルスの影響で

いつになく

静かだった。

お花見も自粛されていた。

しかし

それが返って

いつもよりも

心を落ち着けて

桜の花を眺めることができた

と言えるのかもしれない。


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立夏の桜・こどもの日

今年の5月5日は「立夏」で、

かつ端午の節句「こどもの日」だった。

IMG_0295暦の上では

この日からが夏である。

十勝地方の桜(エゾヤマザクラ)は、

5月2日頃に開花宣言が出て、

5月5日頃にはほぼ満開となった。

我が家の桜は

前回の記事に書いたように

早咲きなので

5月5日にはそろそろ

葉が出て来て

花びらも少しずつ散り始めていた。

IMG_0300この日の朝は

空が抜けるような快晴だった。

しかし

寒冷前線の通過後だったので

気温はぐっと下がり

最高気温も15℃前後で

数日前の気温の30℃がウソのような

冷たい北風が

朝から吹き荒れていた。

北海道のゴールデンウイークの頃の気候は

寒暖差が激しく

安定しない日々が続く。

これが

北海道の十勝の立夏であり

北海道の十勝のこどもの日であり

北海道の十勝の桜なのだ。

本州の京都が基準と言われる

俳句の歳時記に照らし合わせてみると

かなり違った季節感かもしれないが

これも立派な現実であり

本物の季節感なのであり

日本のまことの季節感の1つなのである。

IMG_0304北海道の十勝の地で

そんな季節感を

私は毎年堪能している。

北海道のゴールデンウイークの頃の

外出や

屋外でのバーベキューは

いつも天気に翻弄され

安らかに過ごした記憶が少ないのだが

今年は

新型コロナウイルスの影響で

不要不急の外出を避けているので

天気が悪くても

さほど気にはならなかった。

5月5日の日中は

必要緊急の往診の仕事を何件か回り

午後から牛の四変の手術を1頭こなして

自宅に帰った頃には

強い風は止んでいた。

家に帰ると

息子夫婦宅での晩御飯の誘いがあり

息子が車で迎えに来てくれた。

IMG_0305今年のこどもの日は

特に外出もせず

我々夫婦は

息子夫婦の家に招かれて

ささやかな端午の節句の夕食となった。

IMG_0301写真は嫁さんが作ってくれた

鯉のぼりのお稲荷さん♪

海苔で作った小さな目がついていて

とても可愛らしい。

IMG_0302息子夫婦と孫といっしよに

嫁さんの手作りのご馳走をいただける

そんなこどもの日なんて

私たち夫婦にとっては

この上もなく幸せなことだった。


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我が町の「一番桜」

「桜の苗木、植えてみない?」

もう、かれこれ25年以上も前に、

地元の植木屋さんと酒を飲んでいるときに、

そう言われて、

何の気なしに植えてもらった一本の桜(エゾヤマザクラ)の木が、

我が家の狭い庭の片隅に生えている。

IMG_0260植えた当時は

南側が広い空き地だったので

とても日当たりがよく

さらに

北側と西側にある我が家の建物が

北風と西風を遮断してくれたので

IMG_0275この桜の木は

あたたかな環境ですくすくと育った。

あまりにもすくすくと育ったせいなのか

植えてから10年近くは

花がぱらぱらとしか咲かなかった。

「この桜って、花の少ない種類なんじゃないの?・・・」

IMG_0283などと、妻と話したこともあった。

花の乏しかった我が家の桜は

毎年春になっても

誰からも注目されず

ただひたすらに葉をつけて

幹を太め枝を増やして成長しているだけだった。

IMG_0286ところが

今から約10年ほど前

桜の木の背丈が家の屋根の高さほどまでになった年の春

我が家の桜が一斉に花をたくさんつけるようになった。

その年の感動は今でも忘れられない。

今までの桜の姿とは打って変わって

びっしりと満開に花をつけた桜は

IMG_0285昼も夜も明るく

朝には今まで聞いたこともないような鳥の声が聞こえ

昼には近くを散歩する保育所の子供たちが見物に来るようになり

夕には通りすがりの人たちがしばらく足を止めるようになり

夜は妖しい光を放つ夜桜になった。

この桜の木がどうしてそんなに注目されるのかというと

咲くのが早いからである。

今年も我が家の桜は

町内の桜の先陣を切って

まっ先に咲き始めた。

今日(5月3日)の新聞を見ると

IMG_0288帯広の桜の開花宣言は

5月2日だったそうだ。

この記事が出た日の

朝の我が家の桜は

写真のように

もうすでに8分咲きを超えて

ほぼ満開に近い。

IMG_0291我が幕別町札内地区は

帯広の東の隣町である。

我が家の桜は

帯広の一番桜と

ほぼ時を同じくして咲き始める。

札内地区の「一番桜」として

毎年咲いてくれる

この桜の木は

私のひそかな自慢なのである。

最近ちょっと

老いぼれてきた感じはするけれども・・・


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平成最後の日の出

4月29日の夜は当直だった。

3CF93BD5-E2E5-461D-A6D7-5AABD5E57612今日は4月30日。

宿直室でいつものように、

4時に目覚ましのアラームが鳴り、

しばらくウトウトした後、

布団を片付けて、

5F611828-67F5-44EA-A7FC-9315B3654474洗面所へ出てみると、

快晴の東の空から、

ちょうど日が出るところだった。

今日は4月30日

ということは

D9CB26DF-7333-49BC-A359-A1F7BBCEB497この日の出こそ

平成最後の日の出なのである。

おもむろに

携帯を取り出して

平成最後の日の出の写真を撮った。

FA72DF38-5785-43B8-AEC3-B43DC1656978しばらく眺めていると

それはだんだんと

地上から離れてゆく。

当たり前といえば全く当たり前なのだが

これが平成最後の日の出なのか

631A4B5C-6E9A-467F-BB92-56B3B54EB69Aと思うとなんとなく

ゆっくりと見納めようという気がして来た。

平成という時代が

今まさに最後の一日を迎えようとしている。

約30年間

3FA63543-37B0-4B9F-8AA3-516FF5CB03B3平成という時代は

色々災害も多かったけれど

その名の示す通り

激動の昭和の時代に比べれば

平らかで安らぎの多い時代だったかもしれない。

E3A2B2F7-59DC-4750-BE12-B43E93D1FA5B昭和から平成へ変わるときは

昭和天皇の崩御の知らせで

全国的に自粛ムードが漂い

暗くて重苦しい雰囲気だった。

しかし

114C7F61-17C9-41C4-9D0B-189B1AB839E6平成から令和へと変わりゆく今日

天皇がまだご健在なので

とても明るい雰囲気になっている。

これは大変喜ばしいことだ。

大きな節目を迎えた今日の

E3BCD8C7-EF31-420D-882A-58A55FF186F4平成最後の日の出を

快晴の宿直室の窓から

ゆっくりと眺めることができたのは

幸運だった。

眺めていて

思ったのは

時の流れだった。

太陽は常に明るく輝き

地球は常に一定の速さで

自転と公転をくりかえし

それは一瞬たりとも

止まることがないのだ。


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大寒の朝の樹木

1月20日の大寒の日は休日だったが、

いつもの時間に起床して、

夜が明けてくる窓を何気なく眺めていたら、

我が家の周囲の木々が、

ずいぶんと白く、

いわゆる霧氷がたくさん付いていることに気がついた。

今朝は何か、いつもと違う異変が、

起こっているような軽い興奮を覚えた。

これはもしや・・・

私はいそいそと防寒着を着て

自動車のエンジンを掛け

暖気もそこそこに

札内川方面へ車を走らせた。

その目的は

いつも定点観測をしている

あの

楡の大木

の姿を見るためである。

途中・・・

国道周囲の樹木たちは

いつもと違う真っ白な霧氷に包まれて

どれもこれも、いつになく

荘厳な雰囲気を醸し出していた。

札内の国道の中央分離帯に設置された温度計をみると

IMG_0950マイナス17℃を表示していた。

大寒のこの時間の気温としては

特に低いわけではないが

大きく違ったのは

湿度だった。

湿度を示す表示はどこにもなかったけれど

周りの樹木の枝という枝が

真っ白になっているところを見ると

湿度は非常に高かったに違いない。

札内川を渡り

目的の、あの

楡の大木のそばに車を止めて

携帯のカメラとともに

車外へ出た

寒っ・・・

IMG_0960しかし

今日の楡の大木は

今までに見たことのないような姿で

朝日に光り輝いていた。

この瞬間の気象条件は

IMG_0964きっともう2度と起こらないかもしれない

千載一遇のシャッターチャンスかもしれない。

そんな楡の木を写真に収め

帰り道の札内川を渡っていると

周囲の樹木も

IMG_0970なんと美しく

真っ白な霧氷に覆われていることか。

橋の近くの駐車場に車を再び止めて

しばし、朝の霧氷の樹木たちを

IMG_0972あれこれと

シャッターに収めて回った。

霧氷の樹木たちは

朝日を浴びて

IMG_0975どれもこれも

いまだかつて見たこともないほどの

美しい姿で立っていた。

国道には

朝の通勤車が

IMG_0969途絶えることなく行き来していた。

車を走らせている人達は皆

仕事に向かっている人たちだろう。

そんな中で

たまたま休日をもらった私だけが

IMG_0965札内橋の袂で

ウロウロと

霧氷をまとって輝いている

樹木の写真を撮っている。

ああ、これはきっと

幸せなことなのだろう

と思った。



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すずかけの木よ、さようなら。

以前このブログで紹介した、

8fe81719帯広市内の一角に生えている、

大きな、すずかけの木(プラタナス) は、

私のお気に入りの木の一つだ。

ほどほどの背丈の割には、

幹が非常に太く、

98cf6ac0地面から力強くグイッと伸びていて、

私は、その太く力強い幹がとても好きだった。

特に、幹の太さの際立つ冬から春にけての

新芽の待ち遠しい季節には

この木の傍を通る度に

f401bd24その太い幹に触れては

トントンとたたいたりすると

不思議と心が癒された。

先日久しぶりに

すずかけの木に触れることの出来る

68084e39帯広市内の散歩コースを歩いて

その木の様子を伺ってみた

ところが・・・

「・・・?」

少し遠いところからでも

しっかりと見ることが出来る

いつものあの太い幹が

見当たらない。

「・・・。」

私はいやな予感がして

すずかけの木のある場所へ

歩みを急いだ。

すると・・・

IMG_5929「あぁ・・・、なんと・・・。」

悪い予感が的中した。

あの、お気に入りの木は

根本から伐られていた。

しかも

大きな木を伐った後には

切り株があってもよさそうなものだが

切り株さえもなく

完全に消えている。

よく地面を探してみると

IMG_5928平坦な地面に

大きなマンホールの蓋のような

木の伐り跡の丸い模様が残っていた。

「切り株さえも残らなかったのか・・・。」

私の好きだった

大きなすずかけの木は

この世から完全に

姿を消してしまったのだ。


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訪問者数のべ100万人・感謝!

3日に1度の更新を自らに課して続けてきた 、

この拙ブログ「北の(来たの?)獣医師」が、

IMG_3590いつの間にか10年を超えていた。

先日、事務所で同僚獣医師と

仔馬の鼠径ヘルニアの話になった時、

何気なく自分の過去に経験した症例を

このブログに書いた覚えがあったので、

IMG_3615探し当てて読んでいたら

その記事の日付が、2005年の記事だった。

そこで、初めて

あー、このブログも10年続いたんだなー

という感慨を感じた。

IMG_3689内容はご覧の通りの穴だらけの粗末なものであるが

自分の経験した症例が少しづつ溜ってきたので

それを検索して振り返りつつ

今後の自分の仕事や

同僚や後輩の仕事の役に立つのであれば

IMG_3742今後もまだやって行く価値はあるのかもしれない。 

記事のネタもソースも

それほどあるわけではなく

実にくだらない、つまらぬ記事も多いと思っているが

「事実に即して正直に書く」

IMG_3774という事だけは、心がけてきた。

自信を持って書いた記事が

全く低い程評価で無視されたり

また、自分の判断とは裏腹に

意外なところで評価される記事もあったりして

IMG_3869続けているとなかなか楽しみがあるものだ。

もっとも、楽しさが無くなってしまったら

やめるまでである。

しかし、それがなかなかやめられないのは

記事を書く楽しさ、もさることながら

IMG_3912その記事を書いた後に寄せていただく

読者の皆さんのコメントの

じつに多彩で

じつに鋭く的を得た内容で

時には厳しく

IMG_2843時には暖かく

私の記事をフォローしてくれる。

このコメントの効果が

何と言っても絶大なのだ。

私のブログは、このコメントでもっている

IMG_4023といってもよい。

コメントによって

記事が価値あるものに変わってゆくのだ。

ホントにありがたいことだ。

先ほど、記事の右側に出ている

「訪問者数」のカウンターをふと見たら

「1001000」とあり

延べ人数が、100万人を突破していた。

10年もやっていればその位は当たり前なのかもしれないけれど

なんとなく、嬉しい通過点でもある。

あらためて

こんな拙いブログを読み

コメントを寄せていただいている

読者の皆様方に感謝を申し上げたい。

「どうもありがとうございます!」



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2015年の初詣

今年の我が家の年越しは賑やかだった。

IMG_2668息子が地元に就職したこともあって

地元の息子の友人たちが、大晦日の夜から少しづつ集まり

午前零時に居間のテレビの前でカウントダウン

IMG_2673その数分後に、彼らはどやどやと立ち上がって

町内の神社へ初詣に出かけ、しばらくしてまた帰宅して

そのまま明るくなるまで酒盛りをしていた。

もちろん私は、そんなものに付き合っていては体が持たないので

眠くなるがままに就寝し、起床したが

元旦の朝の我が家の居間は

宴の後のゴロ寝軍団が占領していた(笑)

しばらくすると彼らは、一人、二人と起きては

私とねんごろに御慶(!?)を交わしつつ

それぞれの家路へ、あるいは仕事場へ、去っていった。

彼らは感心なことに、ゴミや洗い物をきちんと片付けてくれていた。

さて、ようやくやってきた正月の淑気(しゅくき)の中で

私は新年の酒と雑煮などをいただいて

賀状や新聞や俳句雑誌などを読みつつだらだらと過ごした。

元旦の夜には、息子は何処かへ飲みに消え

長女は帰省せず、次女は夜勤。

夕食は珍しく、妻と二人でテーブルを囲んだ。

とは言うものの、たいした会話もせずに

昨夜の宴の疲れを残したまま就寝。

翌朝(2日)は快晴だった。

私はここ数年、正月休みには

帯広神社へ初詣に行くことにしている。

我が家から帯広神社までは、歩いて約一時間半

その道のりを歩くことにしている。

もちろん妻子は同行せず、私一人

(・・・あたりまえか)

朝の9時に出発。

途中で俳句などを拾うことがてきたら

厳しい寒さもそれほど辛くはない。

IMG_2656国道38号線へ出て

札内橋を渡る。

札内川には氷が流れていた。

再び国道沿いを歩き

帯広神社に近づくと

一気に人が増えてくる。

IMG_2658鳥居をくぐって境内へ入り

先ず、御神馬に挨拶。

この馬は、以前にも書いた通り

立派な雄馬である

(・・・影になって見えないけれど)

IMG_2659そのあと手水場で手と口を清め

(・・・手を拭くタオルはガチガチに凍っていた)

門をくぐって更に奥へ向かい

神前に今年の無事と健康を祈願した。

そして、縁起物とおみくじを買い

(・・・ちなみに大吉だった)

IMG_2660焚き火のある所まで来て一休み。

そこで、持参した御神酒をいただく。

(・・・歩いてきたからこその幸せ)

そのあと、隣の護国神社でも手を合わせ

その境内にある、中城ふみ子の歌碑の前に行き

IMG_2661雪に隠れていた文字を手で払った。

 冬の皺よせゐる海よ
    今少し生きて己れの
          無惨を見むか   
                         ふみ子

齢を重ねてくると

年々この歌の意味が深く体に染み込んでくるようになった。

IMG_2663帰りは、もと来た道を帰るだけだが

般若湯に酔っているせいか、足取りが重く

途中のコンビニで、水分代謝をしながらの帰宅だった。

帰宅は12時30分、約3時間半の初詣だった。

IMG_2665途中、俳句を10句ほど拾うことができた♪

それは推敲して、どこかの句会に投句する予定。

今年の初詣は、こんな感じで

良い天気に恵まれて、ありがたく終了した。

しかし、ずいぶんと寒かった・・・

後でこの日の帯広の気温を調べてみた。

午前9時の気温は、−15.7℃

正午の気温は、−9.5℃

だったそうだ。

どおりで、寒かったわけだ・・・

さて

今日(3日)は

初仕事の日である。

新鮮な空の下で

気合を入れて働こうと思う。

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「数年に一度」のワンフレーズ

「数年に一度の猛吹雪」

このフレーズが、ここ数日の間

テレビのどのチャンネルを見ても 

どの新聞の見出しを見ても

大きく踊っていた数日間だった。

「数年に一度の猛吹雪」

気象庁が発表したこのフレーズで

北海道全域、いやもしかすると日本全国が

一つにまとまっていたように思う。

その数日前の衆議院選挙では感じられなかった雰囲気

盛り上がりがそこにはあったようだ。

十勝地方の我が家の周りでは

結局、蓋を開けてみると

猛吹雪とはならず

重く湿った雪が60センチ程度降り

昨日と一昨日は、雪かきに明け暮れた。

十勝地方は

「数年に一度の猛吹雪」というよりは

「数年に一度のドカ雪」という結果になった。

昨日は強い風が心配されたが、大したことはなく

今朝はもう、穏やかな空模様が戻りつつあるようだ。

IMG_2920



1枚目の写真は

「数年に一度」の低気圧が来る前の

往診途中の朝の道

遠くには日高山脈が見える。

IMG_2948





2枚目の写真は

「数年に一度」の低気圧が過ぎ去った後の

ほぼ同じ場所の景色

遠くには日高山脈が見える。

この日の往診中は

IMG_2956いくたびも

除雪車と

すれ違ったり追い抜いたり

十勝地方もついに

本格的な冬景色となった。

「数年に一度」の衆議院選挙も

今回の低気圧のごとく

あっという間に

過ぎ去ってしまった。

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あの楡の木がスリムになってしまった

帯広市内の木で私の一番のお気に入りの大木

国道38号線沿いの水光園向かいにどっしりと立っている

あの大きな楡の木が・・・

ずいぶんと枝を切り落とされて、スリムになってしまった。

先日、通りかかってみて気づいたので

思わずカメラを向けた。

IMG_23409月中旬に通りかかったときは

左の写真のように

その大きな枝先が

隣の電線の上に抜き出るように茂っていたのだ。

ところが先日、通りかかってみたら

その電線の上にかぶさっていた枝が

すべて切り落とされ

さらに他の向きの枝にも、大胆な剪定が施され

私のお気に入りの大木の姿は

IMG_2483二枚目の写真のように

すっかりスリムなって

おとなしい姿になってしまった。

かなり寂しい眺めになった。

でも・・・

今年の2月に

幕別町錦町の踏み切り前の

これもまた私のお気に入りの大楡の木が

根元からバッサリと切り倒されてしまった事に比べれば

(その時の記事はこちら)

今回の剪定はまだ救いようがある。

これで、この大きな楡の木も

今後数年は

もう剪定をされずに

ゆっくりと枝葉を伸ばすだろう。

そしてこの大楡の木が

まだまだ数十年、数百年

後の世まで生き永らえることを願っている。

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